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第五稿
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どっかのそれっぽいTV番組で言いそうなセリフを吐きましたね。ポッター君。このガキはハリーポッターでは飽き足らず、心霊とか超能力とか、超常現象とかの番組を見過ぎでこんな姿になったのだろうか。これを許してる親ってどうなの?それとも親に内緒でやってんのかとか、こいつの事を色々想像してしまった。今まで俺はそんな話は一切信じていない。ウチは元々無宗教だし、宗教心はそれぞれで探して持てばいい。10人いれば10人の考え方があるわけだし、これを信じれば救われるとか、信じなさいとか上からものを言う奴も好きではない。俺が思う人生の達人というのは、人を殺めてはいけないとか、人の物を取ってはいけないとか、人として最低限のルールを守ったとして、自分と他人の距離の取り方とか幸せとは何かを真剣に考えてる奴で普通に構える事もなく自然に生きていける人間。この世界で何かに属して生きて行きたいという欲求や生きる事の意味を一人ではなく皆で考えたいという欲求から、宗教団体に入る者もいれば、正月は神社仏閣に行くのに結婚式は教会でなんていう意味不明でとんちんかんな行動を取る人間もこの国にはいる。信仰心の強い外国の人達からすれば、酷く滑稽に映る事だろう。そいつにとって無知は恥ではないようだが、海外から見れば日本人はなんてマヌケでいい加減な人間と見なされても、仕方がないだろう。この俺の目の前にいるコスプレ少年とスーツを着た30男。これは一種のコメディーだ。この構図は恐らく、海の向こうの人間が見たら、ひどく滑稽に見えるだろう。俺だって、これを俯瞰で見てる自分を想像してるだけで、今にも噴出しそうになっているのだから。お気楽極楽な日本人独特の宗教観を持ってる奴ら。そいつの根っこがいい奴なら、俺は差別も区別もしない。後、何かの宗教団体とかに入ってる奴らもそう。だってもし、そいつが俺に入れって勧めて来たら“俺そういうの興味ないから、俺の前でそういう話はすんな”って言えばいいし、それでもしつこいようなら、そいつとは一方的に距離を置けばいい。仮に俺がそいつの話に共感したら、それはそれで考えて行動すればいいだけの話。簡単な事だ。大事なのは、善悪の判断とその時の自分の気持ち。だから、今このガキを前にしてこのガキを傷つけてまで、大人らしくない行動は取りたくないので、とりあえずは話だけでも聞いてみようと思った。俺って結構そういうの好きだし。それだから旅行屋やってるってのもある。
「じゃあ、何でもいいので、ハリーおっいやなんでもない。じゃあ君が俺を見て、何でもいいから見えた事を伝えて下さい」
こうやさしく言ったのに、このガキはおもむろに目を瞑りしばらく沈黙した。そして、少し、俺が長くねえかと思い始めた頃に彼は目を開けた。そして
「あなたは子供の頃から、こういった話には興味が無かった。そうですね」
「はい、興味無しですね。残念ながら」
まあ、このくらいは適当に言っても当たるだろ。ただの世間話だ。
「でもあなたのお姉さんは、興味がおありのようですね。部屋には、これは何かな、映画のグッズか何かでしょうか。魔法の本とかも見えます」
「姉がですか。それは当たってますけど。何で魔法の本まで。見えるんですか?姉の部屋が。それに俺、姉がいるって言いましたっけ」
確かに俺には姉がいる。姉はポッタリアン。フォグワーツ魔法学校があれば、マジで入学したいって言っていた。それも半分冗談で半分本気の顔で。
「それから、あなたのおばあさんも霊感が強い。戦争中もその能力のお陰で生き抜いてこられたみたいで、人も助けた事もあるはずです」
「マジっすか」
確かにその話を死んだばあちゃんから聞かされた事があった。空襲が始まる前には必ず悪寒がして、それがある意味。天気予報みたいな働きをしていたって。それがかなりの高い確率で色んな事が当たり、自分の周りの人を随分それで助けたって、生前言っていた。こいつ、それを適当に言って当たったのか、本とに見えていたのか。どっちだ。うーん。じゃあ、今度はこっちから具体的にリクエストしようかな。
「じゃあ」
「女の子の話が聞きたいの?あなたは、二十歳前後の時は、適当に女の子と興味本位で付き合って、その後25歳くらいでまっすぐな恋愛をして、でも結局最後は浮気されて、それがトラウマになって今に来てる。そうですね?」
「何でそこまで、分かるんだ。君は一体何なんだ」
俺だって恋はした。彼女の口は俺にイエスと言ったけど、心はずっとノーのままだった。最後まで一方通行でその恋は終わった。
この不思議を帯びているガキは、俺の顔を見ては全てお見通しだよと言わんばかりに、次から次へ俺についてまたその周りの人間についてピタリと当てていった。不思議だなと思う前に、ちょっと恐怖すら覚えます。今までその手の話しにはてんで興味がなかったのに。TVとかでオカルトチックな番組、霊がどうたらこうたらとかやっていても、見る気にはならなかった。死んだらどうなるとかより、今を楽しんでやろうという思いが強く、日々を充実させてやろうという考えを優先してるからだ。
「あなたは、今まで死について、考える事がそんなになかった。ある種の哲学は持っているにも関わらず。そして今30を向かえて、少し変わって来た。どう生きて行こうか、自分はこのままでいいのか、それとも他にもっと自分にとってふさわしい道があるのかと迷いの時期に入っています」
するどいなあ。このガキ。本とに霊能力とかその類の力があったりして。マンガとか映画に出てきそうな力。
「確かにそんな事も考えていますけど、そうですねえ。じゃあ、結婚とかってどうですか。何が見えます?恋愛も含めて、今気になってるんですけど」
「そうですね。今あなたが一番気になってるのは、その事でしょうね。結婚に恐れはないが、したいとも思わない。あなたが前に付き合っていた女性に結婚してとせがまれたが、あなたはどうしても一歩踏み込めなかった。その優柔不断の間に浮気された」
女って怖いとその時に思ったんだ。女の直感は、男の愚行をことごとく打ち破る力を持っているから。
「えっそれも見えたんですか」
「そして、それがあなたのトラウマになってる。Hだけなら、そういうお店で楽しめばいいとさえ思ってしまってる。そうですよね」
このガキ。その手の話しはお前には早すぎるだろ。このエロガキ。まあ、大方当たってるけど。でもここは否定はしないで置こう。
「いや、そこまでは思ってません」
「いや、絶対思ってるでしょう」
「うーん、どうでしょうか」
本とのところは思いっきり当たってます。おー怖っ
「じゃあ、百歩譲って僕がそう思ってるとして、じゃあそれをどういう方向に持っていけば、幸せになれるんですかねえ」
それは、全て心の持ちようだと思うが、そもそも男と女の問いに正解なんてあるのだろうか。君と僕。両方が幸せになるにはどうしたらいいのか。結局人間なんて自分の心を満たす為に他人さえも利用する生き物で、所詮人間はそれに終始して終りを迎えるのでないだろうかと思ってしまう。“私はこんなにあなたを愛してるのに、何であなたは私と同じくらい、私の事を思ってくれないの。そんなのって酷いわ”みたいな。所詮、恋愛はゲームで終わるのか。
「あなたは、恋愛をゲームか何かとと勘違いしてるんではないでしょうか。そういう節がありますよね。心当たりあるでしょう」
「だとしたらどうでしょう」
ポッター君。何か言うてみい。
「あなには大切な事が見えていない。人間はそれぞれに宿題があり、愛の力を得て、初めてその宿題に挑めるんです」
「どういう事ですか?」
そんな抽象的な言い方されても、困るっつうの。ガキのくせに。そんなムカつく言い方されても。だって上からじゃんか。その口調。
「人は愛が善の最高峰に来なくてならない。愛の無い人生は自分を苦しめる。全てはそこから始めなくてはならない」
「はあ」
「まあ、いいでしょう。あなたが、今日ここに来る事はあちらの世界では既に決まっていました。私がここでこの話をする事も、そして」
もういいっす。それにしても、あちらの世界って、もしかしてあの世の事ですか?ポッター。いやポッター様。
「はい、分かりました。もう結構です。俺はそういう話はちょっと」
「それもわかっていました」
「何をですか、このタイミングで俺が帰ると言い出すところをですか?」
ちょっとキレ気味に言ってしまう。大人気ないけど。もうたくさんだ。ガキはこっちを見て笑みさえ浮かべている。俺が半分怒ってる感じを出してるのにも関わらず。
「帰る前にあなたにお渡ししたい物があります。これです」
「何ですか、それ」
「これは、あなたにとって為になる薬です。これをあなたに差し上げます。あなたが必要だと感じた時に処方して下さい」
何、何なん?処方って何だよって思いながら黙ってそれを受け取った。
何をくれたのかと思えば、袋が透けていて思いっきりチョコレートだと判る重さと色をしていた。そういえば、今日は2月14日。バレンタインデー。何かしかのキャンペーンをするのには、最適な日だ。よくあるパターンで、これはバレンタインデーのキャンペーンの一環か何かだろう。
「遠慮なく頂きます。どうも」
ガキはそう言うとまた微笑んだ。
「じゃあ、何でもいいので、ハリーおっいやなんでもない。じゃあ君が俺を見て、何でもいいから見えた事を伝えて下さい」
こうやさしく言ったのに、このガキはおもむろに目を瞑りしばらく沈黙した。そして、少し、俺が長くねえかと思い始めた頃に彼は目を開けた。そして
「あなたは子供の頃から、こういった話には興味が無かった。そうですね」
「はい、興味無しですね。残念ながら」
まあ、このくらいは適当に言っても当たるだろ。ただの世間話だ。
「でもあなたのお姉さんは、興味がおありのようですね。部屋には、これは何かな、映画のグッズか何かでしょうか。魔法の本とかも見えます」
「姉がですか。それは当たってますけど。何で魔法の本まで。見えるんですか?姉の部屋が。それに俺、姉がいるって言いましたっけ」
確かに俺には姉がいる。姉はポッタリアン。フォグワーツ魔法学校があれば、マジで入学したいって言っていた。それも半分冗談で半分本気の顔で。
「それから、あなたのおばあさんも霊感が強い。戦争中もその能力のお陰で生き抜いてこられたみたいで、人も助けた事もあるはずです」
「マジっすか」
確かにその話を死んだばあちゃんから聞かされた事があった。空襲が始まる前には必ず悪寒がして、それがある意味。天気予報みたいな働きをしていたって。それがかなりの高い確率で色んな事が当たり、自分の周りの人を随分それで助けたって、生前言っていた。こいつ、それを適当に言って当たったのか、本とに見えていたのか。どっちだ。うーん。じゃあ、今度はこっちから具体的にリクエストしようかな。
「じゃあ」
「女の子の話が聞きたいの?あなたは、二十歳前後の時は、適当に女の子と興味本位で付き合って、その後25歳くらいでまっすぐな恋愛をして、でも結局最後は浮気されて、それがトラウマになって今に来てる。そうですね?」
「何でそこまで、分かるんだ。君は一体何なんだ」
俺だって恋はした。彼女の口は俺にイエスと言ったけど、心はずっとノーのままだった。最後まで一方通行でその恋は終わった。
この不思議を帯びているガキは、俺の顔を見ては全てお見通しだよと言わんばかりに、次から次へ俺についてまたその周りの人間についてピタリと当てていった。不思議だなと思う前に、ちょっと恐怖すら覚えます。今までその手の話しにはてんで興味がなかったのに。TVとかでオカルトチックな番組、霊がどうたらこうたらとかやっていても、見る気にはならなかった。死んだらどうなるとかより、今を楽しんでやろうという思いが強く、日々を充実させてやろうという考えを優先してるからだ。
「あなたは、今まで死について、考える事がそんなになかった。ある種の哲学は持っているにも関わらず。そして今30を向かえて、少し変わって来た。どう生きて行こうか、自分はこのままでいいのか、それとも他にもっと自分にとってふさわしい道があるのかと迷いの時期に入っています」
するどいなあ。このガキ。本とに霊能力とかその類の力があったりして。マンガとか映画に出てきそうな力。
「確かにそんな事も考えていますけど、そうですねえ。じゃあ、結婚とかってどうですか。何が見えます?恋愛も含めて、今気になってるんですけど」
「そうですね。今あなたが一番気になってるのは、その事でしょうね。結婚に恐れはないが、したいとも思わない。あなたが前に付き合っていた女性に結婚してとせがまれたが、あなたはどうしても一歩踏み込めなかった。その優柔不断の間に浮気された」
女って怖いとその時に思ったんだ。女の直感は、男の愚行をことごとく打ち破る力を持っているから。
「えっそれも見えたんですか」
「そして、それがあなたのトラウマになってる。Hだけなら、そういうお店で楽しめばいいとさえ思ってしまってる。そうですよね」
このガキ。その手の話しはお前には早すぎるだろ。このエロガキ。まあ、大方当たってるけど。でもここは否定はしないで置こう。
「いや、そこまでは思ってません」
「いや、絶対思ってるでしょう」
「うーん、どうでしょうか」
本とのところは思いっきり当たってます。おー怖っ
「じゃあ、百歩譲って僕がそう思ってるとして、じゃあそれをどういう方向に持っていけば、幸せになれるんですかねえ」
それは、全て心の持ちようだと思うが、そもそも男と女の問いに正解なんてあるのだろうか。君と僕。両方が幸せになるにはどうしたらいいのか。結局人間なんて自分の心を満たす為に他人さえも利用する生き物で、所詮人間はそれに終始して終りを迎えるのでないだろうかと思ってしまう。“私はこんなにあなたを愛してるのに、何であなたは私と同じくらい、私の事を思ってくれないの。そんなのって酷いわ”みたいな。所詮、恋愛はゲームで終わるのか。
「あなたは、恋愛をゲームか何かとと勘違いしてるんではないでしょうか。そういう節がありますよね。心当たりあるでしょう」
「だとしたらどうでしょう」
ポッター君。何か言うてみい。
「あなには大切な事が見えていない。人間はそれぞれに宿題があり、愛の力を得て、初めてその宿題に挑めるんです」
「どういう事ですか?」
そんな抽象的な言い方されても、困るっつうの。ガキのくせに。そんなムカつく言い方されても。だって上からじゃんか。その口調。
「人は愛が善の最高峰に来なくてならない。愛の無い人生は自分を苦しめる。全てはそこから始めなくてはならない」
「はあ」
「まあ、いいでしょう。あなたが、今日ここに来る事はあちらの世界では既に決まっていました。私がここでこの話をする事も、そして」
もういいっす。それにしても、あちらの世界って、もしかしてあの世の事ですか?ポッター。いやポッター様。
「はい、分かりました。もう結構です。俺はそういう話はちょっと」
「それもわかっていました」
「何をですか、このタイミングで俺が帰ると言い出すところをですか?」
ちょっとキレ気味に言ってしまう。大人気ないけど。もうたくさんだ。ガキはこっちを見て笑みさえ浮かべている。俺が半分怒ってる感じを出してるのにも関わらず。
「帰る前にあなたにお渡ししたい物があります。これです」
「何ですか、それ」
「これは、あなたにとって為になる薬です。これをあなたに差し上げます。あなたが必要だと感じた時に処方して下さい」
何、何なん?処方って何だよって思いながら黙ってそれを受け取った。
何をくれたのかと思えば、袋が透けていて思いっきりチョコレートだと判る重さと色をしていた。そういえば、今日は2月14日。バレンタインデー。何かしかのキャンペーンをするのには、最適な日だ。よくあるパターンで、これはバレンタインデーのキャンペーンの一環か何かだろう。
「遠慮なく頂きます。どうも」
ガキはそう言うとまた微笑んだ。
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