魔法学のすゝめ!

蒔望輝(まきのぞみ)

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CHAPTER_02 バカなチカラは使いよう ~what’s the strength on my mind~

(06) 道場破り ~tradition~

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 さびれたカラテ道場――
 その真ん中で、2人の男女が拳を交わす。

 タケル、それに黒髪に染めたリオラの姿が道場にある。

「――はっ!」

 道場に響き渡るリオラの声――
 実践さながらの拳が相手目掛けて勢いよく飛び出した。
 タケルは表情1つ変えず、ギリギリのところでその拳をかわす。

 体制を崩したリオラはすぐさま振り返り、あきらめずに拳を振るう。

「届くか? その拳――」

 精一杯の力でタケルを狙う。
 それでも、タケルの体には届かなかった。

 タケルは、何もしてこない。

「――りゃああっ!」

 そこからは、ヤケクソだった。
 ただガムシャラにタケルに突っ込み、ガムシャラに拳を振るう。
 その結果は、言わずもがなであった――


「くそ~ どうして勝てないんだ」

 道場の地べたに倒れこむリオラは、悔しそうにつぶやいた。
 タケルは、汗一つかかず着ている道着を整える。

「魔法を使えば勝てるかもしれないぞ」

 汗だくのリオラに、タケルは手をそっと差し伸べる。

「……それで勝っても、嬉しくないんだよ」

 リオラは仕方なくその手を掴み、起き上がる。

「――2人とも、道場ここにおったか」

 リオラが立ち上がったところで、道場に1人の老人が入ってくる。顔は老け、腰は曲がり、はかなくて弱々しい老人が重い足取りで2人に近づいた。
 2人とも、無表情でその老人を見守った。

「じーちゃん、どうしたんだよ」

 老人はリオラの祖父であり、この道場の師範だった。2人にカラテを教え込み、2人を優秀なカラテ家にまで育てあげた人物でもある。
 武術に見入られ、武術を愛し、長年この道場を支えてきた武術の第1人者だ。

 その面影は、もう感じられない。

「……少し、よいか?」

 道場の真ん中にたつ老人を前に、2人は並んで正座する。
 師範は、ゆっくりと話し出した。

「武術とは、いったいなんであろうか」

 それは、2人に対する問いかけだった。
 師範は黙り込み、2人とも考え込む。

 道場には、すきま風の音だけが響く。

「……そりゃあ、相手をやっつけるためのもんだろ」

「起源としてはまた、1つの正解であろう。しかし、世では自衛と戦争以外で武術を振るえば罰せられる対象となる」

「もしものときの、ってことだな」

 師範は、ゆっくりと頷いた。
 続いてタケルが口を開く。

「演武――人々を魅了し、きつけるものでしょうか」

「それもまた、1つの正解であろうな」

 師範は、ゆっくりと道場の床に正座する。
 目をつぶったまま、静かに話を続ける。

「この道場を、閉めることにした」

「……」

 2人は、何も答えない。
 今では道場の門下生は、タケルとリオラの2人だけ――
 予感はしていたし、予感していながら門下生である2人には何もできなかった。練習に励み、ひたすらに武術を極めることしかできなかった。

「武術とは、ときには人をあやめる武器・・となり、ときには人を魅せる武芸・・となる――」

 2人は何も発さない。
 ただ黙って、師範の話を聞く――

徒手としゅで始まった武術は、やがて剣を用い、弓を用い、馬を用い……そして、今では魔法を用いる」

 師範は、決して目を開けない。

「その中で、力のない武術は淘汰とうたされる」

 師範の覚悟が顔に表れていた。

「……リオラ、タケル」

『はい』

 2人は、同時に返事する。

「力とは、一体なんであろうな」

 再び考え込む。
 だが、今度は答えが出ることはなかった。
 その場にふさわしい答えが考えつくことはなかった。

 そうなることを、師範も分かっていた。

「――きっと答えは出ない」

 師範は目を開け、2人の顔をジッと見据える。

「――答えは出ない。だが、答えを考えることはやめてはならない。それが力の原動力になる」

 そのときの師範の目を、2人はいつまでも忘れない。

「これが最後の教えだ。願わくば、伝統武術の再興を2人に――」

 こうして、道場最後の稽古が終了した。

 座ったままの師範に会釈えしゃくを済ませ、静かに道場をあとにする。道場には長いことお世話になった。
 それが嬉しくも悲しくもなく、タケルもリオラもただ呆然とする。

「……結局、じーちゃんは何が言いたかったんだ」

 先に口を開いたのは、リオラであった。
 その疑問に、タケル自身満足行く答えを持ち合わせていなかった。

「タケルはどうするんだ? これから――」

「……さあな」

 タケルには、師範の伝えたかった内容は理解できない。きっとそれは、リオラも同じだった。

 以来、リオラと会うことは無くなった。「ユーデリカ大陸へと渡った」というウワサを聞き、それ以上の情報を耳にしていない。
 一方のタケルはモヤモヤしたまま平凡に働き、たまに地域の子どもにカラテを教える当たりさわりのない毎日を過ごす。
 ただ何もせず、時間ばかりが過ぎていく――

 過ぎていく時間の中で、師範の言葉が繰り返される。


 ――力とは、一体………?


 いくら考えても答えは出ない。
 そもそも答えはあるのだろうか。
 力が足りなかっただけだ。力が足りないから、道場はつぶれてしまった。


 力があれば、力さえあれば、きっと――


 日々、腐っていくだけのタケル――
 自分でもそのにおいに嫌気が差し始めた頃、赤髪・・の少年が現れた。

「――力が欲しいかい?」

 少年から受け取った赤黒いダイヤ――

 効果は、想像を絶していた。
 内からミナギる膨大な力、これこそ力だった。

 この力があれば、この力さえあれば、きっと――




「――次は、ここか……」

 山の中にたたずむ小綺麗な道場――
 周囲は自然にあふれ、都心からのアクセスもいい。門下生も数多い人気の魔法カラテ道場だった。

 タケルは、手の中に収めた赤黒いダイヤを握りこむ。

 これで3件目――この調子で魔法武術の道場を潰す。
 ケガ人も出るが、プライドの高い魔法武術家の連中は大ごとにしない。所詮しょせんは魔法が無ければ無力な武術であることを分からせてやる。
 すべての魔法道場を潰したとき、魔法を使わない本来のカラテ・・・が見直されることだろう。

 そのためなら、多少の犠牲もいとわない――

 タケルは扉に手をかけ、堂々と足を踏み入れる。
 高くに位置する照明から照らされる道場内には、誰もいなかった。

「なんだ……?」

 あまりの静かさに気づかなかったが、道場の真ん中に1人――制服姿の女の子が1人、背を向けていた。

「……リオラ――」

 タケルは、リオラに近づいていく。
 久しぶりの再会に、感動も覚えていた。

「リオラ、その制服……」

 近づけば分かる、この大陸では有名すぎる学園の制服だ。

「リオラ、やはりお前には才能が――」

「タケル、何がしたいんだ」

 リオラは冷たく、厳しく言い放つ。
 何を考えているかは、表情からは読み取れない。

「見ての通りだ。力を示している」

「……こんなの・・・・がタケルの言う力か?」

「そうだ」

 リオラは鼻で笑う。
 魔法武術家の連中が伝統カラテと対峙したときの笑い方――
 わざとかもしれないが、タケルにとっては不愉快ふゆかい極まりない。

「何がおかしい?」

「弱いぜ、タケル――」

 リオラは腰に力を入れ、両手を構える。
 伝統的な本来のカラテの構え――

「その弱さを自覚して、とっととアルシアに帰りな」

「……正気だな? リオラ――」

 タケルも同じ構えをする。
 ジリジリと見つめ合い、2人のが空間を支配する。

 動き出したのは、同時だった――


『――りゃあああっ!』


 離れていながら交わる拳――
 ≪衝撃魔術ウェイトブレイカ≫がぶつかり合う。
 その≪衝撃≫が周囲に響き渡る。室内を明るく照らしていた天井高くの電球がすべて割れ、建物全体が大きく揺れる。

 お互いが後ろに飛ばされるが、リオラは同時に受け身を取り、お互いが距離を詰め合った。

「こんなことしてっ――」

 リオラは強烈なキックをタケルに向かって差し込んだ。≪衝撃≫が足の先からも放たれる。

「なんになるんだ、よっ!」

 タケルは首を曲げ、軽々と避けて見せる。リオラはすかさず回転して、さらに廻し蹴りを入れる。
 ≪防壁≫を繰り出して防ぐも、リオラの強力な≪衝撃≫がタケルを吹き飛ばす。

 タケルは後ろの壁まで吹き飛び、ぶつかった壁にはヒビが入った。

「もう一度聞く――何がしたいんだ、タケル」

 ポロポロと壁が崩れる中、タケルはのそりと立ち上がる。

「さすがリオラだ……今までのとはケタ違いだ」

 勢いよく吹っ飛んだ割に、タケルの体には傷一つなく羽織る道着も汚れていない。
 ただただ、楽しそうだった。
 笑みを浮かべ、タケルは再び両手を構える。

「リオラ、どうして俺らの道場はすたれたと思う」

 リオラは何も答えない。
 姿勢を崩さず、最大限に警戒する。嫌な予感がした。

「……力が、足りなかったんだ」

 タケルは、拳を強く握る。
 握った右手からは、石が拳に喰い込んで血があふれ出し、同時に拳の隙間から赤黒い光が漏れ出した。

「結局、どれだけ努力しても、素手で魔法には勝てない――」

 拳の前に浮かぶ、怪しく光る赤黒い魔法陣――
 タケルの血がにじんでいるようにも見える。

「だから俺は、魔法チカラって魔法チカラを制すっ――」

 タケルの正面、地面が数メートルにまたいで魔法によってエグられる。
 エグられた地面の破片が空中を舞う。

「――くそっ!」

 破片が邪魔でタケルの姿をハッキリと捉えられない。タケルは、破片の中を猛スピードで突き進む。

「ふんっ!」

 気づけばタケルの拳がリオラの目の前に迫る。今度はリオラが≪防壁≫で防いだ。
 後ろに飛ばされながらも、リオラは何とか持ちこたえる。
 タケルは、すぐさま追撃にかかる。
 リオラは、追撃を避けては≪防壁≫を繰り出した。
 しかし、タケルの魔法チカラは想像以上だった。簡単に≪防壁≫を突き破り、リオラ目掛けて伸びてくる拳を何とか避ける。

「弱いなタケル!」

 防戦一方に見えたリオラだったが、避けている間にも≪防壁≫を空中に繰り出していた。
 魔法陣に足を乗せ、≪衝撃≫を加えることで一気に空中に舞い上がる。

「昔のお前のほうが――」

 空中でも≪防壁≫を繰り出し、タケルに向かって傾ける。そして足を置く。

「――強かった、よっ!」

 そのまま≪衝撃≫を加え、リオラは≪防壁≫ごとタケルに飛び込んだ。

「変わらないな、リオラ――」

 なんでもかんでも一直線に突っ走るリオラ――
 昔から何も変わらない。

 タケルは、流れるように拳を繰り出す。決して大きな力ではなく、必要十分な力でリオラの体を受け流す。
 リオラは、体ごと思い切り地面に突っ込んだ。

「――どうかなっ!」

 リオラは、すぐに立ち上がる。
 地面を割った破片と大量の砂ぼこりで目をくらまし、リオラはあらぬ方向から奇襲をかける。
 その拳は、確かにタケルの体を捉えた――つもりだった。

「変わってないさ、なにも――」

 リオラの拳が貫いたのは、タケルの道着だった。
 タケルは、リオラの背後に立ち構えていた。

「――っう゛ぐ!!」

 リオラの横腹に、タケルの拳が深くめり込んだ。
 魔法陣は見えない。それでもリオラの体は1メートルほど吹き飛び、地べたに倒れこんでしまう。

「――んぐふっ! ――ふっ、ふっ……」

 胃液が口から飛び出す。息が思うようにできない。
 リオラは、もうろうとする意識の中で近づいてくるタケルをにらみつける。

「はぁ、はぁ……」

「リオラ……これが、俺の答えだ――」

 リオラの目に振りかざされる手刀が映る。
 直後、目の前は真っ暗になる――
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