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第5章 新たなるステージ

62話 犬猫戦争

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「ねぇねぇ夏兄」
「どうかしたか真冬?」

リビングにあるソファーに腰掛けテレビを見て居ると、いきなり後ろから俺の首に手を回して話しかけて来た。

「最近よく遊びに行ってるけど何してるの?」
「最近?」

そう言って考えた所俺の頭の中に、例のゴスロリが思い浮かんだ。

「ああ、変な格好の友人と勝負をして居るんだ」
「変な格好?」
「そうそうそれも痛い奴な」
「そうなんだ」

そう言って、うんうんと頷いて居る真冬に俺は聞いた。

「それで?本当の用はなんだ?」

いつも俺に対して優しい真冬だが、とは言え今の様に何の用もなくベタベタとする事は稀なので、もしかしたら他に何か用があるのか?と思った俺は真冬に質問した。

そう聞かれた真冬は少し何か言いたげな表情をして、もじもじとしながら話し始めた。

「夏兄!実は私猫を飼いたいの!」
「よし乗ったァ!」

俺は真冬のその宣言に速攻で乗った。

何でも今真冬の通って居る中学では、絶賛猫ブームが来ており、真冬の友人も何人かは猫を飼ったらしく、その画像を見せてもらったりしてるうちに、真冬もだんだんと猫を飼いたい気持ちになって来たらしく、父さんと母さんに話す前に俺に話して来たらしい。

そうして相談をして来た真冬以上にやる気になった俺と真冬は、父さんと母さんが帰ってくるのを待ち、帰ってきた2人に猫の事を相談した。

だが話しはそう簡単には進まなかった。

父さんも母さんも何かペットを飼う事は大丈夫だと言ったのだが、何とびっくり父さんと母さんは俺たちの両親なのにも関わらず、犬派らしく飼うのなら犬だと言って来たのです。

全くもってあり得ない。

「ぬこ様とわんわんと吠えるしか脳のないイヌッコロを比べるとは、それを言ったのが実の親とは息子として恥ずかしいよ。」

俺はやれやれと言ったポーズを取って両親にそう返した。

それを聞いた父さんが反撃をして来た。

「はっ!何を言い出すかと思えば夏。お前こそ主人の言うことも聞かないネコと、飼い主に忠誠を誓う賢い犬を比べるとはな……」
「そんな事ないもん!お父さんも夏兄もちょっと熱くなり過ぎ!あと私は猫派だから」
「そうよ2人とも少し落ち着きなさい。それと私は犬派ね」

そう自分の意見もしっかりと言いながら、俺たちの醜い争いを真冬と母さんは止めてくれた。

そうして落ち着いた俺達は、今度は相手を悪く言うのではなく、いかに自分の方が良いものだと説明をし始めた。

それから約1時間俺達4人で色々と話し合った結果、うちでは結局犬猫1匹ずつ飼う事になった。



「まぁそう言う訳でうちで新しい家族が出来たんだよな」

コメント
:焦ったw
:そうだったのかよw
:紛らわしいタイトルにすんじゃねぇよ!
meme:画像見せて~
:そうだ!早く見せろ!
:ペットの名前ってなんて言うの?

「画像?画像か……流石に今すぐは無理だから後でツイッターに載せるよ。それで名前だけど猫の方が大福で」

そう俺が言うと白と黒の毛色のマンチカンである大福が、俺の後ろの方でミィ~と返事をした。

「犬の方がシベリアンハスキーのグレイの2匹だな。」

グレイも俺に名前を呼ばれてそれに返事をする様に、バウっと大きな声で返事をした。

因みに大福の名付け親は真冬で、名前の由来は大福が寝て居る時に丸まって居る姿が大福に見えたらしい。

グレイの方は父さんが何の脈絡も無しにグレイの事をグレイと呼んだ時に、グレイが元気よくしっぽをぶんぶん振って答えた為、グレイという名前に決まった。

そして何故そんな2匹が俺の部屋にいるのかというと、日頃毎日家に俺が居るのと、散歩やご飯などの世話も基本的に俺がやって居る為、2匹共俺にだけベッタリと懐いた結果、基本的に大福とグレイは俺が家の中で移動すると、その後をついてくる様になったという訳だ。

コメント
:いいなぁ俺もペット飼いてえ!
:最近Vの中で猫ブーム来てるけどまさかホムラも飼うとはな……いやなんか犬も居るけど
:犬と猫って一緒に飼って大丈夫なん?
御旅屋ノマド:へー!ホムラ先輩!犬と猫飼ったんスか!今度見に行ってもいいっスか?

「あーそうだな、うちも初めは犬と猫一緒に飼ったらダメだと思って、家族で犬を飼うか猫を飼うかで結構揉めたからな……。けどまぁ実際飼ってみたら大福もグレイも、2人とも仲良く昼寝とかしてるから、多分大丈夫じゃない?それとノマド別に見に来てもいいけど、そう言うのはせめて裏で連絡して来い。俺が燃えるだろ!」

そんな事を俺は注意しながら、過去に俺の家に遊びに来たことのあるユメノミライのメンバーから、大福達を見に行きたいという連絡が入って来ており、更にはハジメや他にも姫ちゃんからも見に来たいと連絡が入っていた。

にしてもコイツら何で俺の配信なんか見てんだよ。恥ずかしいな……

そんな事を思いながらも俺は、各々に大福とグレイのツーショット写真を送って、『またいつかね』と適当に返しておいた。

「それじゃあそろそろペット自慢も出来たし、今日の配信はこれで終了しようかな。」

コメント
:おいおいもう終わるのか?
:lol
:まだ配信始まってる20分も経ってないぞ
:本当に今日の配信って自慢だけ?
:草
二階堂ハジメ:おいおい嘘だろw

「それじゃあ俺は今からグレイと大福と散歩に行くから!乙ホムでした!」

コメント
:え?マジで?
:乙ホムでした
:www
:本当に終わんの?
:草
:え?え?乙ホム?

そうして俺は本当にただただホムラビトの皆んなに、大福とグレイの自慢をするだけして満足して、そのまま宣言通り配信を終了して、その後は本当にグレイと大福の2匹と一緒に散歩に行った。

因みにその後本当にノマドを含めた何名かは、わざわざうちに大福とグレイを見に来て、更にはその際に各々が動物用のおもちゃを持って来てくれたおかげで、俺の部屋は父さんが買って来たキャットタワーに、その他ペット用品一式に、ノマド達が持って来てくれたおもちゃによって、部屋が埋め尽くされる事になった。
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