キミへ贈る僕の想い

光輔

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思い出の道を辿る

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キミが俺に逢いに来てくれた道を

今日俺は走りました

ずっと

忘れようとしてきた

その道を

改めて

その時間

その距離

それが

キミの俺への想いだったと

今更知りました

俺はその想いに応えてなかった

キミが来てくれる事に

何の労いも

感謝も

思いやりの言葉も

言わなかった

伝わってるって

思っていました

20年以上の時が過ぎ

そんなわけないって

わかったとしても

キミに伝える術はなく

今なら

ありがとうって

疲れたかい?って

次は俺が迎えに行くよって

何の衒いもなく

言えるんだよ

キミが見ていただろう景色を

俺も感じながら走りました

どんな思いで

この道を

疲れた身体で

俺の為に

縮めてくれていたんだろうと

思うと

消えたいくらい

後悔しました

もっと話がしたかった

キミを守りたかった

2人の居場所を作れば良かった

何故

今の今でも

そんな想いにさせるのか

俺にはわかりません

キミの後に

色んな人と恋をしました

そしてその分の別れがありました

みんなキミより

長い時間を過ごしたのに

こんな想いに

なる人は

誰一人いません

キミがある意味初恋だった

何もかも見えなくなるくらい

だからなのかもしれない

キミと俺が

一緒にいた時間

俺はそれが永遠になると

思っていたんだ

だから

これだけは

わかって欲しい

キミ以上に

好きという言葉を

伝えたい人はいません

キミ以上に

全身全霊で

告白した人もいません

それが

俺の償いです
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