キミへ贈る僕の想い

光輔

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ホントの気持ちを確かめて

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キミの事が

僕はいつも頭の片隅にある

これは恋なのか

ホントの気持ちか

わからない

逢いたい想いと

うらはらに

会えたら

僕らには

一体何があるのだろう

僕とキミは

どんな表情をして

何を話すのだろう

僕は今更

キミが知りたい

あの時何を思って

それから何を思って

今何を思って

生きてきたのかを

でもそれは

恋する人に向けたものか

僕はわからなくなる

それを知った時

僕の重ねてきた

キミへの想いが

失われてしまう気がする

キミの答えに

傷つくからでも

ショックを受けるからでも

嫉妬をするからでもない

キミの事を

わずかにしか知らぬまま

離れたからこそ

僕は

想像し

後悔し

募らせた

それを知ってしまったら

僕の気持ちは

満たされてしまう

満たされたら

キミは

他の人と同じく

僕の過去となり

感情が消え失せた

記憶の一部になるだろう

会えない

会わない方が

僕にとっては

幸せなのかもしれない

謎めいたキミの気持ちを

謎のままに

留めることが

僕の気持ち

それのどこに本当があるのか

そんな事は

必要ないのだろう

キミの居ない今が

僕の人生

全てを知ってしまった

その先の人生が

今以上の

幸せになるなんて

約束されていないのだから
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