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3:熱烈大歓迎な公爵家が逆に怖い
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迎えた顔合わせの日。
朝早くからたたき起こされたわたくしはメイド達に飾り付けられております。
「お相手も2回ダメになってるって知ってますし、手抜きで良くありません?」
「お嬢様!何を仰るのです!女は磨いて磨いてナンボで御座います」
「のんびり屋のお嬢様ですから、実年齢マイナス3歳!頑張らせて頂きます」
褒められているのかしら。それとも?
良い方に考えておきましょう。悪い方に考えるとキリがありませんものね。
父と共に馬車に揺られ、到着したのはアーカンソー公爵家。
マクベル伯爵家の庭も【見せてくださいませ】と頼まれる事は御座いますが公爵家ともなると規模が違います。まるで絵画を見ているかのように洗練された庭。
咲いている花も蕾もどれもがとても目を楽しませてくれます。
おっと、いけない。いけない。
16歳の少年を呪縛から解き放つのが今日のわたくしの役目。
隣で鼻歌を歌っているお父様。なぜそんなにご機嫌なのでしょう。
ハッ!慰謝料ががっぽりと入るから?!
だとすれば頷けます。最近は趣味のポロもご無沙汰ですものね。
腰痛で馬に長く跨れないというのは知らなかった事に致しましょう。
ガラガラと音を立てて回っていた車輪が止まると扉が開きます。
――カァァ!眩しい!外壁が全面大理石なんて聞いてないッ――
さりげなく差し出される手。
――間違いない。この肌艶。絶対に湯あみで水を弾くわ――
そんな事を思ってしまうわたくし。香油を塗ってないと浸透しちゃうのにプルプルにならないのは何故かしら。
「早速エスコートとは。我が子ながら手が早いな」
「父上っ!そんな邪な事は微塵も思っていませんっ!」
あら?親子喧嘩をするところはお父様とオリバーにそっくり。
どこの家も変わらないのね?なぁんて思っている暇は御座いません。
事前の情報ではバルタザール様は騎士をされておられるとありました。
確かに手のひらはかたくてゴツゴツ。
きっとこんなおばちゃんのエスコートなんてしたくないわよね。
「柔らかいな‥‥」
――二の腕が?――
違いました。16歳という年齢なのに気を使ってくださるなんて。
公爵家ともなれば、女性を傷つけない言葉100選を叩きこんでいるのね。
スマートなエスコート。弟のオリバー情報によればバルタザール様は女性嫌いで通っているそうですが、手慣れたご様子。噂ほどアテにならないモノは御座いませんわね。
サロンも天井が高くて広い。伯爵家とはやはり比べ物になりません。
茶器なんか欠けようものなら国家予算?と思わず金額を考えてしまう浅はかさ。
絨毯もそのまま床でゴロゴロ転がりたくなる毛足の高さ。
これで足を取られて躓かない公爵夫人。日頃から使っていると違うんだわ。
だけど、靴を履いているのが惜しくなるフワフワ度合い。
修道院に行く時はお父様にクッションサイズでいいからと頼んでみようかしら。
「はじめまして。と言うのもおかしいが、娘として迎えられる日が来たと思うと感慨深い」
「遠慮なんかしないで?自分の家だと思って寛いで頂戴。貴女の部屋ももう用意してあるのよ?」
――どうしてそこまでウェルカムなんですの?――
わたくし用の部屋?物置とか…炭焼き小屋の一角を急遽改装?いえいえそんな弄りはしないはずだと思いたいですわ。
「この子がね?リーゼちゃんは薄い緑色が好きで出来れば無地、窓のカーテンは遮光で藍色がいいなんていうものだからお取り寄せもしたのよ?」
――え?どうしてわたくしの好きな色をご存じなの?――
「昼食も用意してあるのよ?リーゼちゃんは白パンより黒糖パンのほうが好きで、ジャガイモなどより白菜とか葉物野菜のスープが好みよね」
――そんな事までご存じなの?!屋敷が盗聴されてるの?――
お父様がリークしたのかと思えば「そうだったのか?」と間抜けな声。
我が娘の事…いえ、本人よりもわたくしの事を知っている臭がするのは気のせいかしら?どこかにご近所の噂好きな方でも配備していらっしゃったの?
「この子がバルタザールだ。こう見るとなかなかお似合いじゃないか」
「父上っ!止めてください!」
あら?真っ赤になっておられるわ。
そうよね。9歳も年上の女とお似合いなんて言われれば腹も立つわよね。わたくしもフレデリック様と並んで違和感ないと言われた時は、かなり「ムッ」としましたもの。
気にならないのは年齢差であって、30代後半と思われるのは心外でしたわ。
「書類を確認しておくから、2人で庭でも回ってくればどうだ」
公爵様…いえまだ家督は継がれてないので公爵子息様。
それはあまりにもバルタザール様が可哀想です。庭の中とは言え16歳の少年が25歳の女性と一緒に庭を回っているところを誰かに見られれば夜会で笑い者になってしまいますわ。
ですが、スッと差し出される手。
バルタザール様。そうね。面倒な事はさっさと終わらせてしまいたいですわよね。
2人で庭を散策する事になったのですが、不思議なのは歩きやすいのです。
フレデリック様とのお出かけは2人だけの時は付いていくのがやっと。息を切らしておりましたし、クラリシュア様が御同行される時は腕を組んで前を歩く2人を追い抜かないよう気を使いましたわ。
「早くないだろうか」
「早い?何がです?」
「歩幅だ。俺はいつも歩いているのに走るなと言われるから」
「まぁ。そうでしたの。とても歩きやすくて…お庭も見事ですわ。ずっと見ていたい気分です」
「帰らなくていいなら夜も灯りを入れるから案内するが」
いけない。いけない。社交辞令のつもりが結構本気に聞こえてしまわれたご様子。
ついでに握られている手が…汗ばんでいるような気がするのは無理をしてゆっくり歩く事で新陳代謝を促しているのかしら?
「リーゼロッテ。いや、ロティと呼んでもいいだろうか」
「ニャッ?!‥‥も、申し訳ございません。吃逆かしら?にゃ?にゃ?」
「可愛いな。ロティとこうしていられるなんて夢のようだ」
――悪夢に近いですよね。わたくしは眼福ですが――
「ロティ。俺は…結婚出来るのが嬉しくて堪らないんだ」
――まさかの結婚願望激強説が発動?――
「うんと言って欲しい。一緒に幸せになりたいんだ」
おや?バルタザール様どこかへんな新興宗教団体に加入されたの?
どう考えてもこの話が持ち上がる事がおかしいでしょう?
「お待ちください。えぇっと…ご年齢が‥その…」
「16歳だ。だが、誰よりもロティを愛している事は間違いない。年齢じゃなく俺を見て欲しい」
――いえ、年齢もですが現実を見てくださいませ――
「俺の妻はリーゼロッテしかいない!断られたら軽く死ねる」
「死っ?!死ねるっ?!」
そうですよね…そうですよね。
この話が持ち上がった時点でもう何度も昇天されて天国への階段も往復は疲れますわよね。上った事も下った事も御座いませんが段数はあるんだろうなと想像は出来ます。
「11歳の時に初めてロティを見て女神かと思った」
「目が見えないかと思ったではなく?」
「あぁそうかも知れない。余りの美しさと眩しさに目が眩んだ」
「余りの禍々しさに眩暈がしたのでもなく?」
「面白い事を言って俺を喜ばせないでくれ。図に乗ってしまう」
「バルタザール様、一度専門医の受診をお勧めしますわ」
「ふふっ。医者には診せてないが殿下には治らないと言われたよ」
えぇっ?!不治の病?いえいえ違う。どうして頬も耳も染めてわたくしを見てるの?
あ、そうか。殿下はお医者様じゃないし…。
――違う!何を変に納得してるの!ダメじゃない!――
さりげなく繋いでいた手の指に、いつの間にか指輪まで!!
バルタザール様、宝石の美しさと眩しさでわたくし、眩暈を起こしそうです。
朝早くからたたき起こされたわたくしはメイド達に飾り付けられております。
「お相手も2回ダメになってるって知ってますし、手抜きで良くありません?」
「お嬢様!何を仰るのです!女は磨いて磨いてナンボで御座います」
「のんびり屋のお嬢様ですから、実年齢マイナス3歳!頑張らせて頂きます」
褒められているのかしら。それとも?
良い方に考えておきましょう。悪い方に考えるとキリがありませんものね。
父と共に馬車に揺られ、到着したのはアーカンソー公爵家。
マクベル伯爵家の庭も【見せてくださいませ】と頼まれる事は御座いますが公爵家ともなると規模が違います。まるで絵画を見ているかのように洗練された庭。
咲いている花も蕾もどれもがとても目を楽しませてくれます。
おっと、いけない。いけない。
16歳の少年を呪縛から解き放つのが今日のわたくしの役目。
隣で鼻歌を歌っているお父様。なぜそんなにご機嫌なのでしょう。
ハッ!慰謝料ががっぽりと入るから?!
だとすれば頷けます。最近は趣味のポロもご無沙汰ですものね。
腰痛で馬に長く跨れないというのは知らなかった事に致しましょう。
ガラガラと音を立てて回っていた車輪が止まると扉が開きます。
――カァァ!眩しい!外壁が全面大理石なんて聞いてないッ――
さりげなく差し出される手。
――間違いない。この肌艶。絶対に湯あみで水を弾くわ――
そんな事を思ってしまうわたくし。香油を塗ってないと浸透しちゃうのにプルプルにならないのは何故かしら。
「早速エスコートとは。我が子ながら手が早いな」
「父上っ!そんな邪な事は微塵も思っていませんっ!」
あら?親子喧嘩をするところはお父様とオリバーにそっくり。
どこの家も変わらないのね?なぁんて思っている暇は御座いません。
事前の情報ではバルタザール様は騎士をされておられるとありました。
確かに手のひらはかたくてゴツゴツ。
きっとこんなおばちゃんのエスコートなんてしたくないわよね。
「柔らかいな‥‥」
――二の腕が?――
違いました。16歳という年齢なのに気を使ってくださるなんて。
公爵家ともなれば、女性を傷つけない言葉100選を叩きこんでいるのね。
スマートなエスコート。弟のオリバー情報によればバルタザール様は女性嫌いで通っているそうですが、手慣れたご様子。噂ほどアテにならないモノは御座いませんわね。
サロンも天井が高くて広い。伯爵家とはやはり比べ物になりません。
茶器なんか欠けようものなら国家予算?と思わず金額を考えてしまう浅はかさ。
絨毯もそのまま床でゴロゴロ転がりたくなる毛足の高さ。
これで足を取られて躓かない公爵夫人。日頃から使っていると違うんだわ。
だけど、靴を履いているのが惜しくなるフワフワ度合い。
修道院に行く時はお父様にクッションサイズでいいからと頼んでみようかしら。
「はじめまして。と言うのもおかしいが、娘として迎えられる日が来たと思うと感慨深い」
「遠慮なんかしないで?自分の家だと思って寛いで頂戴。貴女の部屋ももう用意してあるのよ?」
――どうしてそこまでウェルカムなんですの?――
わたくし用の部屋?物置とか…炭焼き小屋の一角を急遽改装?いえいえそんな弄りはしないはずだと思いたいですわ。
「この子がね?リーゼちゃんは薄い緑色が好きで出来れば無地、窓のカーテンは遮光で藍色がいいなんていうものだからお取り寄せもしたのよ?」
――え?どうしてわたくしの好きな色をご存じなの?――
「昼食も用意してあるのよ?リーゼちゃんは白パンより黒糖パンのほうが好きで、ジャガイモなどより白菜とか葉物野菜のスープが好みよね」
――そんな事までご存じなの?!屋敷が盗聴されてるの?――
お父様がリークしたのかと思えば「そうだったのか?」と間抜けな声。
我が娘の事…いえ、本人よりもわたくしの事を知っている臭がするのは気のせいかしら?どこかにご近所の噂好きな方でも配備していらっしゃったの?
「この子がバルタザールだ。こう見るとなかなかお似合いじゃないか」
「父上っ!止めてください!」
あら?真っ赤になっておられるわ。
そうよね。9歳も年上の女とお似合いなんて言われれば腹も立つわよね。わたくしもフレデリック様と並んで違和感ないと言われた時は、かなり「ムッ」としましたもの。
気にならないのは年齢差であって、30代後半と思われるのは心外でしたわ。
「書類を確認しておくから、2人で庭でも回ってくればどうだ」
公爵様…いえまだ家督は継がれてないので公爵子息様。
それはあまりにもバルタザール様が可哀想です。庭の中とは言え16歳の少年が25歳の女性と一緒に庭を回っているところを誰かに見られれば夜会で笑い者になってしまいますわ。
ですが、スッと差し出される手。
バルタザール様。そうね。面倒な事はさっさと終わらせてしまいたいですわよね。
2人で庭を散策する事になったのですが、不思議なのは歩きやすいのです。
フレデリック様とのお出かけは2人だけの時は付いていくのがやっと。息を切らしておりましたし、クラリシュア様が御同行される時は腕を組んで前を歩く2人を追い抜かないよう気を使いましたわ。
「早くないだろうか」
「早い?何がです?」
「歩幅だ。俺はいつも歩いているのに走るなと言われるから」
「まぁ。そうでしたの。とても歩きやすくて…お庭も見事ですわ。ずっと見ていたい気分です」
「帰らなくていいなら夜も灯りを入れるから案内するが」
いけない。いけない。社交辞令のつもりが結構本気に聞こえてしまわれたご様子。
ついでに握られている手が…汗ばんでいるような気がするのは無理をしてゆっくり歩く事で新陳代謝を促しているのかしら?
「リーゼロッテ。いや、ロティと呼んでもいいだろうか」
「ニャッ?!‥‥も、申し訳ございません。吃逆かしら?にゃ?にゃ?」
「可愛いな。ロティとこうしていられるなんて夢のようだ」
――悪夢に近いですよね。わたくしは眼福ですが――
「ロティ。俺は…結婚出来るのが嬉しくて堪らないんだ」
――まさかの結婚願望激強説が発動?――
「うんと言って欲しい。一緒に幸せになりたいんだ」
おや?バルタザール様どこかへんな新興宗教団体に加入されたの?
どう考えてもこの話が持ち上がる事がおかしいでしょう?
「お待ちください。えぇっと…ご年齢が‥その…」
「16歳だ。だが、誰よりもロティを愛している事は間違いない。年齢じゃなく俺を見て欲しい」
――いえ、年齢もですが現実を見てくださいませ――
「俺の妻はリーゼロッテしかいない!断られたら軽く死ねる」
「死っ?!死ねるっ?!」
そうですよね…そうですよね。
この話が持ち上がった時点でもう何度も昇天されて天国への階段も往復は疲れますわよね。上った事も下った事も御座いませんが段数はあるんだろうなと想像は出来ます。
「11歳の時に初めてロティを見て女神かと思った」
「目が見えないかと思ったではなく?」
「あぁそうかも知れない。余りの美しさと眩しさに目が眩んだ」
「余りの禍々しさに眩暈がしたのでもなく?」
「面白い事を言って俺を喜ばせないでくれ。図に乗ってしまう」
「バルタザール様、一度専門医の受診をお勧めしますわ」
「ふふっ。医者には診せてないが殿下には治らないと言われたよ」
えぇっ?!不治の病?いえいえ違う。どうして頬も耳も染めてわたくしを見てるの?
あ、そうか。殿下はお医者様じゃないし…。
――違う!何を変に納得してるの!ダメじゃない!――
さりげなく繋いでいた手の指に、いつの間にか指輪まで!!
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