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第53話 取調官も呆れる2人
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係員に連れられてやってきたのは先にアンジー。続いてコーネリアスだった。
アンジーはふてぶてしい態度のままで椅子に座れと言われると、ペッ!唾を吐いた。あと少しでジンジャーの靴に到達するところで書記も係員も取調官も背筋が凍り付いた。
「いいから、進めろ」
「は、はい」
ジンジャーの声にびくびくとしながら取調官は先ず2人に確認を取った。
「えぇーっと…コーネリアス、アンジー‥間違いない?」
「失敬な。私にはコーネリアス・ラモハラと姓がある。名前だけなど平民扱いをしないでくれ」
「ハッ。こんな時まで貴族気取ってどうすんの?バカじゃないの?」
「お前に言われたくはない」
「はいはーい。じゃ、パートナーも解消ってことで。あ~若さと時間、無駄にしたぁ~」
アンジーが自由になるのは首くらい。手は後ろ手に足も椅子に固定をされてしまったので首を後ろに傾けて天井を仰ぎ見る体勢でついでに息も吐きだした。
「お前たちは先ほど解消したようだがパートナー。間違いないな?」
「それはっ」
「間違いありませーん。遊びも時間も夜の生活もぜ~んぶひっくるめててぇ。公式に夫婦と認められないだけの関係でぇーっす」
「問われてない事まで言うな」と取調官に諭されてもアンジーは「どうせ聞くんだからいいでしょ」と返す。
コーネリアスは苦虫を嚙み潰したような顔をして俯いた。
「で?重婚を企てようと?」
「違います。私はそんな大それた事を考えてもいません!確かに…妻としてケイトリンを迎えたのに…この女に騙されて傾倒していたのは認めます。でも男なら仕方ないでしょう?貴族らしくないところにどうしようもなく引かれましたけど祖父に反対されて…仕方なかったんです。でもケイトリンは夜会にも連れて行ったし、家の事だって嫌がらずにやってました。嫌なら嫌って言うでしょう?僕を利用するだけ利用して…皆僕の事を何だと思ってるんだ!」
「言えなくしたとは思わないのか?それに利用して?1人の女性を利用したのはお前らだろう」
「いい大人なんですから。臨機応変って言葉があるでしょう?それに…私の事も愛してくれていたんですよ?関係だって持ちましたし」
「ハハッ!結婚した翌日だけでしょ?」
「五月蝿い!黙ってろ!」
「黙ってろ?アハハ。ねぇ教えてあげようか?この男、無理やりヤろうとして逃げられたの。ダッサ」
取調官は呆れはしたものの、既に2人には刑も確定しているし、何より現行犯。
取り敢えずラモハラ伯爵夫妻の供述を補足するためのものなので早々に「もういいですよ」と話を打ち切った。
「もういいってどういうことです?ちゃんと調べてくださいよ。まだ妻なんですからケイトリンはこの状況を知っていたら保釈金を持ってきます。時間をくださいよ」
「あのね、結果から言うけど君たちは現行犯なんだよ。既にラモハラ伯爵家は取り潰しになっているし、元ラモハラ伯爵夫妻と先代は絞首刑も確定している」
「え?昨日の今日で?あり得ない!!」
「冤罪でもない。彼らも認めていて示談を放棄した。ま、それだけでもないし。そう言う訳でさっき姓がどうの言ってたが君には姓がない。祖父の代まで遡ってラモハラ伯爵家は爵位を没収、剥奪。判る?」
「嘘だろう…僕が…平民?」
「キャーッハッハ。嘘?平民?マジ?アーッハッハ」
「ケイトリン・フェキとの結婚は白紙になってる。その賠償金の支払いも終わっている。その上で君たちは平民。平民は婚姻をしても特に届け出る必要はない。夫婦と名乗るのは勝手にすればいい。しかし…侯爵家の馬車と判っていてこの女の暴挙を止めなかった。そして侯に問われ嘘の供述。意味が解るな?」
コーネリアスは茫然となりながらも取調官の言葉に頷いたのか、それともがっくりと首を垂れたのか。
侯爵家の馬車を予定にない場所で止めてしまうのは不可抗力だとしても、乗車している者を下車させるのは反王政派、抵抗勢力と思われても仕方がない。その上コーネリアスはアンジーを庇い、日を改めて謝罪に行くと言ってしまった。この場にそのジンジャーがいるのだから言い逃れは出来なかった。
「それから…アンジー。君には侯爵家への暴行の現行犯もだが、ウッペラス伯爵令嬢への結婚詐欺未遂もある。極刑は覚悟するんだな」
「きょ…極刑?どうして?なんで?おかしいでしょう?だって代わりを連れてこいっていったのはこいつの親よ?私はそれに従っただけ!そこにあのバカ女がいただけ…おかしいわ…そうよ…そもそもで!ケイトリンが逃げるからいけないのよ!夫が体求めて何が悪いの?応えるべきでしょ?ジジィの世話も途中で投げてんじゃないわよ!ケイトリンが悪いの!ケイトリンに罪を――キャァーッ!」
ガガーン!!ガッシャン!
「黙れ!阿婆擦れッ」
アンジーの言葉を遮ったのはジンジャーがアンジーとコーネリアス、そしてその向かいに取調官。中間にある机を蹴り飛ばしたからだった。
「お前たちの所業でケイトリンはどれほどの傷を心に負ったか。我が妻にどれほどの心労を負わせたか。万死に値する。この場でその口を裂き、首を刎ねてやってもいいが…ひと思いに終わらせては罪の重さも知らぬままとなろう。少なくともケイトリンの味わった苦しみをじっくりと味わい…逝け」
「侯、一応斬首の書類は受け取ってますけどどうしますか?」
「特別院に送致してやれ。将来の人類には貢献するだろうからな」
「8年持ちますかね」
「さぁな。特別院も生きた検体は初めてだろうし大事に扱ってくれるんじゃないか?」
「あの特殊性癖…いえ、そうですね。ではそうします。おーい。送致だ。行き先は特別院」
取調官の言葉に係員が入室し、魂が抜けたように放心したコーネリアスと「特別院ってなによ!」叫ぶアンジーを連れて出て行った。
静かになった聴取室で取調官が書類をトントンと角を揃えているのを仮面の眼がじぃぃっと見ていた。
「な、なんでしょう?」
「君はバンバン!ってしないんだな」
「バンバン?書類をですか?しませんよ~皴になるならまだしも破れたら書き直しですよ?こう見えて僕、アフターは妻のためにある!が座右の銘なんです」
「いいねぇ。君、ブレッドマン侯爵家に来ない?」
「そうですねぇ。でも公務員って事で妻の父を押し切ったので。てへっ♡」
「後学のために聞いておきたいんだが取調官は私の呪いは怖くないのか?」
「怖いと言えば怖いですけど…えへっ♡妻を怒らせた時の怒りに比べれば呪いなんて」
「そうか。やはり君のような人材は欲しいな」
「無理です。妻命なので公務員定年してから誘ってください」
「善処しよう」
小者過ぎるチュラブリーだが、罪としては重い侯爵家当主への不敬罪。しかし結婚詐欺未遂の被害者でもあり、ジンジャーが「二度と姿を見せないなら告訴しない」とした。
理由は2つである。
1つは取り調べをするにしても刺激が強いのだ。
涙なしでは取れない聴取。
健康被害を出さないためにも早く領地に戻ってくれることを誰もが願う、ある意味逸材だった。
もう1つはジンジャーがホリーと結婚できたのはウッペラス伯爵家の企みがあってこそ。
そこを掘り返されてしまうとホリーが気を病むからとチュラブリーをこれ以上王都に留め置くことを望まなかったからである。
アンジーはふてぶてしい態度のままで椅子に座れと言われると、ペッ!唾を吐いた。あと少しでジンジャーの靴に到達するところで書記も係員も取調官も背筋が凍り付いた。
「いいから、進めろ」
「は、はい」
ジンジャーの声にびくびくとしながら取調官は先ず2人に確認を取った。
「えぇーっと…コーネリアス、アンジー‥間違いない?」
「失敬な。私にはコーネリアス・ラモハラと姓がある。名前だけなど平民扱いをしないでくれ」
「ハッ。こんな時まで貴族気取ってどうすんの?バカじゃないの?」
「お前に言われたくはない」
「はいはーい。じゃ、パートナーも解消ってことで。あ~若さと時間、無駄にしたぁ~」
アンジーが自由になるのは首くらい。手は後ろ手に足も椅子に固定をされてしまったので首を後ろに傾けて天井を仰ぎ見る体勢でついでに息も吐きだした。
「お前たちは先ほど解消したようだがパートナー。間違いないな?」
「それはっ」
「間違いありませーん。遊びも時間も夜の生活もぜ~んぶひっくるめててぇ。公式に夫婦と認められないだけの関係でぇーっす」
「問われてない事まで言うな」と取調官に諭されてもアンジーは「どうせ聞くんだからいいでしょ」と返す。
コーネリアスは苦虫を嚙み潰したような顔をして俯いた。
「で?重婚を企てようと?」
「違います。私はそんな大それた事を考えてもいません!確かに…妻としてケイトリンを迎えたのに…この女に騙されて傾倒していたのは認めます。でも男なら仕方ないでしょう?貴族らしくないところにどうしようもなく引かれましたけど祖父に反対されて…仕方なかったんです。でもケイトリンは夜会にも連れて行ったし、家の事だって嫌がらずにやってました。嫌なら嫌って言うでしょう?僕を利用するだけ利用して…皆僕の事を何だと思ってるんだ!」
「言えなくしたとは思わないのか?それに利用して?1人の女性を利用したのはお前らだろう」
「いい大人なんですから。臨機応変って言葉があるでしょう?それに…私の事も愛してくれていたんですよ?関係だって持ちましたし」
「ハハッ!結婚した翌日だけでしょ?」
「五月蝿い!黙ってろ!」
「黙ってろ?アハハ。ねぇ教えてあげようか?この男、無理やりヤろうとして逃げられたの。ダッサ」
取調官は呆れはしたものの、既に2人には刑も確定しているし、何より現行犯。
取り敢えずラモハラ伯爵夫妻の供述を補足するためのものなので早々に「もういいですよ」と話を打ち切った。
「もういいってどういうことです?ちゃんと調べてくださいよ。まだ妻なんですからケイトリンはこの状況を知っていたら保釈金を持ってきます。時間をくださいよ」
「あのね、結果から言うけど君たちは現行犯なんだよ。既にラモハラ伯爵家は取り潰しになっているし、元ラモハラ伯爵夫妻と先代は絞首刑も確定している」
「え?昨日の今日で?あり得ない!!」
「冤罪でもない。彼らも認めていて示談を放棄した。ま、それだけでもないし。そう言う訳でさっき姓がどうの言ってたが君には姓がない。祖父の代まで遡ってラモハラ伯爵家は爵位を没収、剥奪。判る?」
「嘘だろう…僕が…平民?」
「キャーッハッハ。嘘?平民?マジ?アーッハッハ」
「ケイトリン・フェキとの結婚は白紙になってる。その賠償金の支払いも終わっている。その上で君たちは平民。平民は婚姻をしても特に届け出る必要はない。夫婦と名乗るのは勝手にすればいい。しかし…侯爵家の馬車と判っていてこの女の暴挙を止めなかった。そして侯に問われ嘘の供述。意味が解るな?」
コーネリアスは茫然となりながらも取調官の言葉に頷いたのか、それともがっくりと首を垂れたのか。
侯爵家の馬車を予定にない場所で止めてしまうのは不可抗力だとしても、乗車している者を下車させるのは反王政派、抵抗勢力と思われても仕方がない。その上コーネリアスはアンジーを庇い、日を改めて謝罪に行くと言ってしまった。この場にそのジンジャーがいるのだから言い逃れは出来なかった。
「それから…アンジー。君には侯爵家への暴行の現行犯もだが、ウッペラス伯爵令嬢への結婚詐欺未遂もある。極刑は覚悟するんだな」
「きょ…極刑?どうして?なんで?おかしいでしょう?だって代わりを連れてこいっていったのはこいつの親よ?私はそれに従っただけ!そこにあのバカ女がいただけ…おかしいわ…そうよ…そもそもで!ケイトリンが逃げるからいけないのよ!夫が体求めて何が悪いの?応えるべきでしょ?ジジィの世話も途中で投げてんじゃないわよ!ケイトリンが悪いの!ケイトリンに罪を――キャァーッ!」
ガガーン!!ガッシャン!
「黙れ!阿婆擦れッ」
アンジーの言葉を遮ったのはジンジャーがアンジーとコーネリアス、そしてその向かいに取調官。中間にある机を蹴り飛ばしたからだった。
「お前たちの所業でケイトリンはどれほどの傷を心に負ったか。我が妻にどれほどの心労を負わせたか。万死に値する。この場でその口を裂き、首を刎ねてやってもいいが…ひと思いに終わらせては罪の重さも知らぬままとなろう。少なくともケイトリンの味わった苦しみをじっくりと味わい…逝け」
「侯、一応斬首の書類は受け取ってますけどどうしますか?」
「特別院に送致してやれ。将来の人類には貢献するだろうからな」
「8年持ちますかね」
「さぁな。特別院も生きた検体は初めてだろうし大事に扱ってくれるんじゃないか?」
「あの特殊性癖…いえ、そうですね。ではそうします。おーい。送致だ。行き先は特別院」
取調官の言葉に係員が入室し、魂が抜けたように放心したコーネリアスと「特別院ってなによ!」叫ぶアンジーを連れて出て行った。
静かになった聴取室で取調官が書類をトントンと角を揃えているのを仮面の眼がじぃぃっと見ていた。
「な、なんでしょう?」
「君はバンバン!ってしないんだな」
「バンバン?書類をですか?しませんよ~皴になるならまだしも破れたら書き直しですよ?こう見えて僕、アフターは妻のためにある!が座右の銘なんです」
「いいねぇ。君、ブレッドマン侯爵家に来ない?」
「そうですねぇ。でも公務員って事で妻の父を押し切ったので。てへっ♡」
「後学のために聞いておきたいんだが取調官は私の呪いは怖くないのか?」
「怖いと言えば怖いですけど…えへっ♡妻を怒らせた時の怒りに比べれば呪いなんて」
「そうか。やはり君のような人材は欲しいな」
「無理です。妻命なので公務員定年してから誘ってください」
「善処しよう」
小者過ぎるチュラブリーだが、罪としては重い侯爵家当主への不敬罪。しかし結婚詐欺未遂の被害者でもあり、ジンジャーが「二度と姿を見せないなら告訴しない」とした。
理由は2つである。
1つは取り調べをするにしても刺激が強いのだ。
涙なしでは取れない聴取。
健康被害を出さないためにも早く領地に戻ってくれることを誰もが願う、ある意味逸材だった。
もう1つはジンジャーがホリーと結婚できたのはウッペラス伯爵家の企みがあってこそ。
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