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第15話 愛する妻のお願い
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今日も妻は美しく、そして可愛い。
命じられるがままに妻のふくらはぎを丁寧にマッサージするのはコール侯爵。
アリスが生まれてもう19年。アリスの年齢プラス1年は夫婦の寝所は使われないままだが、ご機嫌を取るために贈り物をしたりすれば一緒に食事をしてもらえるし、ある程度纏まった金を渡せばこうやって肌に触れてマッサージをさせて貰える。
息子2人と娘1人を産んでも体形が若い頃と変わらない自慢の妻。
尤も、出産前から複数のトレーナーと契約をして産前2か月、産後1年半を徹底管理されるのだから当然とも言える。
執務机の上には各種夫人が買い付けた利息分のみの請求書が山になっていてコール侯爵は見る度に現実を突きつけられて暗澹とした気持ちになるが、愛しい妻を見ればそんな気持ちも吹き飛んでしまう。
「ねぇ…欲しいものがあるの」
「なんだい?」
「ピンクダイヤが来月入荷するそうなの。髪飾りにネックレス、ピアスに指輪。そしてブレスレットと揃える事が出来た者は幸せになれるんですって」
「5点セットか・・・」
「価格を聞いて驚いたのよ?たった3000万ですって」
「3000万・・・」
ピンクダイヤは確かに希少だが、宝石がどうのこうのではなく基準が可愛いかどうか。そこに本物かどうかも関係が無いので侯爵夫人はよく偽物を掴まされる。
数十億の買い物をしているが資産となる宝飾品や貴金属がほとんどないのも珍しいだろう。
金額を聞いて途端に顔色が悪くなった夫を見て侯爵夫人は「もうマッサージはいいわ」起き上がるとコール侯爵の手を叩いた。
侯爵夫人には長男がよく「母上は金銭感覚が狂ってる」と怒るのだが狂ってはいない。そもそもで金銭感覚というものがないので、狂いようがないのである。
概念の違いは恐ろしい。
高いか安いかではなく、そちらは基準が「贈ってくれるかどうか」であり、ここでも間違ってはいけないのは「買えるかどうか」も夫人には関係がない。
コール侯爵も判っている。3000万なんていう大金が家にあるはずがない。
そもそもでコール侯爵がマッサージをしているのは、妻の肌に触れたいという思いは確かにあるのだが、コール侯爵家は侯爵家でありながら使用人は1人もいないので当主でありながら夫人付きの使用人の真似事をするしかないのに、それすら金品を妻に差し出しマッサージを「させてもらう」のだ。
妻の食事などの世話をしている使用人も、メイド協会から派遣してもらっているが夫人にはそれも「関係がない」のである。使用人が側にいる事は侯爵夫人なのだから当然。それ以上でもそれ以下でもない。
結婚当初に先代夫人が「執務を手伝いなさい」と言ったがガン無視。
理由は明確で「好きなこと以外はしたくない」ので女主人が家を仕切るなんて事も侯爵夫人は行わない。
先代侯爵夫妻は亡くなる寸前まで息子の結婚を後悔した。
年を取ってから出来た子という事もあり、兎に角可愛かった。直ぐにもう1人男児が生まれたが先に生まれた方には兎に角金と愛情を注ぎまくった。
息子の我儘を叶えてやりたくて金にモノを言わせ伯爵家に養女に迎えさえ、身分を上げた後に結婚させたが、それもそもそもで詐欺まがいの手口。
当時はまだ裕福だったコール侯爵家。
その上で先代コール侯爵は兎に角・・・悪知恵だけは働く夫婦だった。
頼まれてもいないのに伯爵家に金を勝手に貸し付けた。
伯爵家にしてみればある日、身に覚えのない高額な借金をしている事になっているのだから寝耳に水どころではない。
「知りませんよ。金なんか借りる必要はないんだ。借りた覚えもない!」
そっくりそのまま、全く手つかずで返金してきたが「利息が足らない」と一蹴した。
所謂、根回しをした「押し貸し」である。
法外な金を貸した状態にしたので利息で伯爵家が吹き飛ぶ。
伯爵家は仕方なくアリスの母親を養女にした。結局コール侯爵家はタダで養女にしてもらったようなもの。
結婚後は持参金が足らないと、なんと7年も事あるごとに伯爵家から金を引き出し、遂に出す物が無くなった伯爵家は爵位を返上し平民となった。
伯爵家にしてみればいい迷惑どころではない。
法的に訴えたが、コール侯爵家は当時金があり羽振りも良かった。
地獄の沙汰も金次第という言葉もある通り、悪知恵の働く先代夫妻は徹底した根回しをし、結果的に金銭の貸し借りで作成した書面に瑕疵がないと伯爵家の訴えは退けられた。
民事なので国も1つの家を救済する事など出来るはずもない。
先代コール侯爵夫妻が儚くなってから暫くはコール侯爵家の領地などを売って金を工面していたが領地が残り少なくなり危機感を覚えたコール侯爵はトレサリー家に融資目的で婚約を持ち掛けたのだった。
コール侯爵を突き放した夫人は姿見の前で自慢のプロポーションを見てポーズを取る。鏡の端に映る夫になど全く興味がないかのように振舞うと、コール侯爵の焦りは更に強くなる。それを更に煽る。
「この頃はちっとも贈り物が無いし。愛もここまでかしら」
「そ、そんな・・・買うよ?5点セットだろう?」
「あら?贈って下さるの?嬉しいわ」
「君の笑顔が見られるんだ。安いものだよ」
コール侯爵の言葉に夫人が、コール侯爵に向けて笑みを浮かべる。
コール侯爵はこの上ない至福を感じた。
のだが・・・。
贈るとは言ったものの金など壁を壊したって小銭すら出て来やしない。
家財で売れるものはもう全て売ってしまった。
かろうじて残っている礼服一式があるにはあるが侯爵家という立場故に国賓などを持て成す晩餐会に着用せねばならず、その辺に売っている既製品ではドレスコードに引っ掛かるので売る訳にはいかない。
トレサリー家から毎月借り入れている金も先日貰ったばかりで利息の支払いに回さないと借金取りから逃げ回る生活になってしまう。
実のところ、3年前も夫人が「美顔器」を購入し利息の支払いに充てる金が足らなくなり借金取りが押しかけた事がある。
住んでいる屋敷の名義は実弟。借金取りは実弟の元にも押しかけた。
実弟にはその1年前にも迷惑を掛けている。
幼い頃から両親は「後取りはお兄様ですよ」と実弟には厳しく、そして冷遇してきた。両親も実弟には「お兄様が結婚をしたらお前は出て行きなさい」と言い、市井で安アパートメントを借りる金すら出さなかった。
住んでいた屋敷も抵当に取られてしまった時「住む所が無いんだ」と実弟が唯一相続した屋敷に「格安で」住まわせてもらったが、住み始めると「兄弟なのに金をとるのか?」と家賃は一切払っていない。
実弟は美顔器事件の時に「手切れ金だ」と言って纏まった金をくれた。
その時は凌げたけれど今回ばかりはそうもいきそうにない。
「はぁーっ!!どうしたらいいんだ!!」
私室に戻ったコール侯爵は頭を抱えた。
命じられるがままに妻のふくらはぎを丁寧にマッサージするのはコール侯爵。
アリスが生まれてもう19年。アリスの年齢プラス1年は夫婦の寝所は使われないままだが、ご機嫌を取るために贈り物をしたりすれば一緒に食事をしてもらえるし、ある程度纏まった金を渡せばこうやって肌に触れてマッサージをさせて貰える。
息子2人と娘1人を産んでも体形が若い頃と変わらない自慢の妻。
尤も、出産前から複数のトレーナーと契約をして産前2か月、産後1年半を徹底管理されるのだから当然とも言える。
執務机の上には各種夫人が買い付けた利息分のみの請求書が山になっていてコール侯爵は見る度に現実を突きつけられて暗澹とした気持ちになるが、愛しい妻を見ればそんな気持ちも吹き飛んでしまう。
「ねぇ…欲しいものがあるの」
「なんだい?」
「ピンクダイヤが来月入荷するそうなの。髪飾りにネックレス、ピアスに指輪。そしてブレスレットと揃える事が出来た者は幸せになれるんですって」
「5点セットか・・・」
「価格を聞いて驚いたのよ?たった3000万ですって」
「3000万・・・」
ピンクダイヤは確かに希少だが、宝石がどうのこうのではなく基準が可愛いかどうか。そこに本物かどうかも関係が無いので侯爵夫人はよく偽物を掴まされる。
数十億の買い物をしているが資産となる宝飾品や貴金属がほとんどないのも珍しいだろう。
金額を聞いて途端に顔色が悪くなった夫を見て侯爵夫人は「もうマッサージはいいわ」起き上がるとコール侯爵の手を叩いた。
侯爵夫人には長男がよく「母上は金銭感覚が狂ってる」と怒るのだが狂ってはいない。そもそもで金銭感覚というものがないので、狂いようがないのである。
概念の違いは恐ろしい。
高いか安いかではなく、そちらは基準が「贈ってくれるかどうか」であり、ここでも間違ってはいけないのは「買えるかどうか」も夫人には関係がない。
コール侯爵も判っている。3000万なんていう大金が家にあるはずがない。
そもそもでコール侯爵がマッサージをしているのは、妻の肌に触れたいという思いは確かにあるのだが、コール侯爵家は侯爵家でありながら使用人は1人もいないので当主でありながら夫人付きの使用人の真似事をするしかないのに、それすら金品を妻に差し出しマッサージを「させてもらう」のだ。
妻の食事などの世話をしている使用人も、メイド協会から派遣してもらっているが夫人にはそれも「関係がない」のである。使用人が側にいる事は侯爵夫人なのだから当然。それ以上でもそれ以下でもない。
結婚当初に先代夫人が「執務を手伝いなさい」と言ったがガン無視。
理由は明確で「好きなこと以外はしたくない」ので女主人が家を仕切るなんて事も侯爵夫人は行わない。
先代侯爵夫妻は亡くなる寸前まで息子の結婚を後悔した。
年を取ってから出来た子という事もあり、兎に角可愛かった。直ぐにもう1人男児が生まれたが先に生まれた方には兎に角金と愛情を注ぎまくった。
息子の我儘を叶えてやりたくて金にモノを言わせ伯爵家に養女に迎えさえ、身分を上げた後に結婚させたが、それもそもそもで詐欺まがいの手口。
当時はまだ裕福だったコール侯爵家。
その上で先代コール侯爵は兎に角・・・悪知恵だけは働く夫婦だった。
頼まれてもいないのに伯爵家に金を勝手に貸し付けた。
伯爵家にしてみればある日、身に覚えのない高額な借金をしている事になっているのだから寝耳に水どころではない。
「知りませんよ。金なんか借りる必要はないんだ。借りた覚えもない!」
そっくりそのまま、全く手つかずで返金してきたが「利息が足らない」と一蹴した。
所謂、根回しをした「押し貸し」である。
法外な金を貸した状態にしたので利息で伯爵家が吹き飛ぶ。
伯爵家は仕方なくアリスの母親を養女にした。結局コール侯爵家はタダで養女にしてもらったようなもの。
結婚後は持参金が足らないと、なんと7年も事あるごとに伯爵家から金を引き出し、遂に出す物が無くなった伯爵家は爵位を返上し平民となった。
伯爵家にしてみればいい迷惑どころではない。
法的に訴えたが、コール侯爵家は当時金があり羽振りも良かった。
地獄の沙汰も金次第という言葉もある通り、悪知恵の働く先代夫妻は徹底した根回しをし、結果的に金銭の貸し借りで作成した書面に瑕疵がないと伯爵家の訴えは退けられた。
民事なので国も1つの家を救済する事など出来るはずもない。
先代コール侯爵夫妻が儚くなってから暫くはコール侯爵家の領地などを売って金を工面していたが領地が残り少なくなり危機感を覚えたコール侯爵はトレサリー家に融資目的で婚約を持ち掛けたのだった。
コール侯爵を突き放した夫人は姿見の前で自慢のプロポーションを見てポーズを取る。鏡の端に映る夫になど全く興味がないかのように振舞うと、コール侯爵の焦りは更に強くなる。それを更に煽る。
「この頃はちっとも贈り物が無いし。愛もここまでかしら」
「そ、そんな・・・買うよ?5点セットだろう?」
「あら?贈って下さるの?嬉しいわ」
「君の笑顔が見られるんだ。安いものだよ」
コール侯爵の言葉に夫人が、コール侯爵に向けて笑みを浮かべる。
コール侯爵はこの上ない至福を感じた。
のだが・・・。
贈るとは言ったものの金など壁を壊したって小銭すら出て来やしない。
家財で売れるものはもう全て売ってしまった。
かろうじて残っている礼服一式があるにはあるが侯爵家という立場故に国賓などを持て成す晩餐会に着用せねばならず、その辺に売っている既製品ではドレスコードに引っ掛かるので売る訳にはいかない。
トレサリー家から毎月借り入れている金も先日貰ったばかりで利息の支払いに回さないと借金取りから逃げ回る生活になってしまう。
実のところ、3年前も夫人が「美顔器」を購入し利息の支払いに充てる金が足らなくなり借金取りが押しかけた事がある。
住んでいる屋敷の名義は実弟。借金取りは実弟の元にも押しかけた。
実弟にはその1年前にも迷惑を掛けている。
幼い頃から両親は「後取りはお兄様ですよ」と実弟には厳しく、そして冷遇してきた。両親も実弟には「お兄様が結婚をしたらお前は出て行きなさい」と言い、市井で安アパートメントを借りる金すら出さなかった。
住んでいた屋敷も抵当に取られてしまった時「住む所が無いんだ」と実弟が唯一相続した屋敷に「格安で」住まわせてもらったが、住み始めると「兄弟なのに金をとるのか?」と家賃は一切払っていない。
実弟は美顔器事件の時に「手切れ金だ」と言って纏まった金をくれた。
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