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長い馬車旅の末に
長い馬車旅の末にたどり着いたハルメル王国。
国境を跨いだあたりから30人ほどの兵士がステファニアの一行を取り囲んだ。
馬車の旅に時間がかかるのは、人よりも馬のほうが貴重と言われる時代。
馬車を引く馬が2頭いれば4頭を予備で連れての移動。
隊列が長くなればなるほど、馬の数は増え、それは同時に財力を見せつける。
どの国も領民達は近場であれば畦道を牛に引かせた荷車に荷物に紛れて乗り込み移動する。
そうでない場合は徒歩が基本である。稀に馬に荷を載せている者もいるが人は歩いて手綱を引く。
それほどまでに馬が貴重で高価であるにも関わらず、ステファニアの花嫁行列とも言える隊列は先頭からは最後尾が見えないくらいに長かった。
王太子妃となる者の隊列であったのもあるが、手っ取り早く民衆に「何故君たちは戦に負けたのか」を知らしめるのにも適した隊列。
当然ながらに隊列を見る者たちの目は鋭く、冷たかった。
同じように国境を超えれば護衛のファミル王国の兵士とハルメル王国の兵士が入れ替わる。装備も全く異なる2国の兵士は会話も交わさずに淡々と己の持ち場につくと引継ぎを完了させた。
兵士の入れ替わりが済めば、ファミル王国の人間は荷馬車の御者とステファニア達、両手の数ほどの数名の兵士のみだった。
ハルメル王国の兵士は護衛をしながらも和気藹々と会話を交わしているが、ファミル王国の兵士は口を真一文字に結んで息遣いの音すら聞こえてこない。
そんな時だった。
ガツン!カンカン!
ステファニアの乗った馬車に何かが当たる音がする。
車輪が小石をはねたような音とは違い、なんだろうとベルタが小窓を覗くと一際目立つ馬車に向かって生い茂った草の間に黒っぽい塊が見えたと思った瞬間に何かが飛んでくる。
馬車の小窓を開けてベルタが兵士に「何事だ」と問えば小さく舌打ちの音が返ってきた。
「全隊!止まれっ」
兵士の声に馬車が止まる。後続もその歩みを止めた。
音の正体が石礫である事に気が付いたのは、隊列が進行をとめ馬車の扉を護衛の兵士が開けて説明をした事からだった。
「投石をしたものは取り押さえております」
「投石?!」
驚くベルタに兵士は拾った小石を手渡した。
山肌に露出した似たような色の石がごろごろと転がっている。
ベルタと兵士が話をしている間も、小さな石が幾つか飛んできてそのうちの一つが馬車の中に座るステファニアの足元に転がってきた。
ステファニアがその石を手に取ると、子供の声で「兄ちゃんを返せ!」と聞こえてきた。
その子供も直ぐに取り押さえられて、馬車の周りには兵士に後ろ手で屈服させられると細やかな抵抗を見せつつも、頭を捩じり顔をステファニアに向けて睨みつけていた。
「どうされますか」
「どうされるとは、どのような?」
ベルタが兵士に問う。
「この場で首を刎ねても構いませんし、首から上だけを残し体を埋めても構いません」
ベルタは野蛮な行為を平然と伝える兵士から一歩後ろずさった。
ステファニアの顔を見れば、恐ろしい言葉に顔色を失いながらも首を小さく横に振っていた。
「お嬢様、どうされます?」
狼藉者とされた領民達をステファニアが処分せねば前に進めないと兵士が言う。
ステファニアは、紙とペンを手に取ると「解き放つように」と書いてベルタに手渡した。
紙を手渡された兵士はハルメル王国の兵士。ちらりと馬車内のステファニアと手渡された用紙を交互に見て「偽善者が」と吐き捨てるように呟くと領民達を解放した。
処罰をしても放免をしてもどっちにしろ何か悪態を吐かねば兵士の気が鎮まらないのは致し方ないだろう。居心地の悪いまましばらく進んだが突然車輪が回転を止めた。
「今度はなんでしょう」
ベルタも呆れた声を出した。ハルメル王国に入ってからは碌に進まない隊列に苛立っていたのもあった。国が違えば仕様も変わるのか、兵士にはベルタが問わねば何があったかの報告すらない。
「見てきますね。お嬢様はここでお待ちください」
コクリと頷くステファニアにベルタがドアノブに手をかけた。
コンコン
ハッとベルタはステファニアを見た。声をかける前に向こうからコンタクトがあったのはファミル王国を出立してもうすぐ2か月になろうというのに初めての事だった。
恐る恐るベルタは小窓を覗き込むと、「ヒャァ!」と奇声をあげて尻もちをついて馬車が揺れた。
「どうされた!何かあったか」
声が早いか、内鍵が壊れて宙を舞うのが早いか。いきなり扉が開いた。
そこには40代半ば、いや後半かという風貌の男性が馬車内に上体をニュっと入れて覗き込んできた。
尻もちをついたままのベルタが「何者ですっ!」と声をあげた。
男性は一呼吸置くと大声で豪快に笑いだし、ぼりぼりと薄く残る髪の上から頭を掻いた。
差し込む光に細かい粒子が舞うのを見てまたベルタが悲鳴をあげる。
「これは申し訳ない。馬車が大きく揺れたのに何かあったかと扉を壊してしまった。ワッハッハ」
笑い事ではない。男性の笑い声がトドメだったのか留め具も壊れた扉がガタンと音を立てて外れてしまった。だが男性はそんな事は全く気にせず、外側のドアノブを握ったまま外れた扉を見やりまた笑った。
「お待ち申し上げておりました。この地を治めておりますファッジンと申します。以後お見知りおきを。この先は昼間でも野盗が出没する区域ですので、叩けば吹き飛ぶような兵士達では心もとないだろうと馳せ参じました」
屈強な男達が気性の荒い馬を乗りこなし、兵士を護衛しながら隊列は進みだした。
「なんなんでしょう…この国は全く…」
ベルタは尻を撫でながら座席に座ると愚痴を溢した。
やっと王都に到着したが、出迎えに夫となる王太子レアンドロはいなかった。
代りにこの頃体調が悪く、横になる事が多くなった国王が出迎えた。
「お嬢様‥‥ここの陛下も我が国の陛下と同じく顔色が良くないようですね」
声を発する事が出来ないステファニアの事は聞き及んでいた国王は、出来る限りの事はすると先ずは王城内の貴賓室にステファニアを招き入れた。
成婚式までは貴賓室で過ごし、その後は然るべき部屋に移る予定だった。
だが、到着してそうそうにステファニアとベルタがやっと足を伸ばせると寛いでいた部屋にやって来たのは王太子レアンドロの恋人と言われるロザリーだった。
国境を跨いだあたりから30人ほどの兵士がステファニアの一行を取り囲んだ。
馬車の旅に時間がかかるのは、人よりも馬のほうが貴重と言われる時代。
馬車を引く馬が2頭いれば4頭を予備で連れての移動。
隊列が長くなればなるほど、馬の数は増え、それは同時に財力を見せつける。
どの国も領民達は近場であれば畦道を牛に引かせた荷車に荷物に紛れて乗り込み移動する。
そうでない場合は徒歩が基本である。稀に馬に荷を載せている者もいるが人は歩いて手綱を引く。
それほどまでに馬が貴重で高価であるにも関わらず、ステファニアの花嫁行列とも言える隊列は先頭からは最後尾が見えないくらいに長かった。
王太子妃となる者の隊列であったのもあるが、手っ取り早く民衆に「何故君たちは戦に負けたのか」を知らしめるのにも適した隊列。
当然ながらに隊列を見る者たちの目は鋭く、冷たかった。
同じように国境を超えれば護衛のファミル王国の兵士とハルメル王国の兵士が入れ替わる。装備も全く異なる2国の兵士は会話も交わさずに淡々と己の持ち場につくと引継ぎを完了させた。
兵士の入れ替わりが済めば、ファミル王国の人間は荷馬車の御者とステファニア達、両手の数ほどの数名の兵士のみだった。
ハルメル王国の兵士は護衛をしながらも和気藹々と会話を交わしているが、ファミル王国の兵士は口を真一文字に結んで息遣いの音すら聞こえてこない。
そんな時だった。
ガツン!カンカン!
ステファニアの乗った馬車に何かが当たる音がする。
車輪が小石をはねたような音とは違い、なんだろうとベルタが小窓を覗くと一際目立つ馬車に向かって生い茂った草の間に黒っぽい塊が見えたと思った瞬間に何かが飛んでくる。
馬車の小窓を開けてベルタが兵士に「何事だ」と問えば小さく舌打ちの音が返ってきた。
「全隊!止まれっ」
兵士の声に馬車が止まる。後続もその歩みを止めた。
音の正体が石礫である事に気が付いたのは、隊列が進行をとめ馬車の扉を護衛の兵士が開けて説明をした事からだった。
「投石をしたものは取り押さえております」
「投石?!」
驚くベルタに兵士は拾った小石を手渡した。
山肌に露出した似たような色の石がごろごろと転がっている。
ベルタと兵士が話をしている間も、小さな石が幾つか飛んできてそのうちの一つが馬車の中に座るステファニアの足元に転がってきた。
ステファニアがその石を手に取ると、子供の声で「兄ちゃんを返せ!」と聞こえてきた。
その子供も直ぐに取り押さえられて、馬車の周りには兵士に後ろ手で屈服させられると細やかな抵抗を見せつつも、頭を捩じり顔をステファニアに向けて睨みつけていた。
「どうされますか」
「どうされるとは、どのような?」
ベルタが兵士に問う。
「この場で首を刎ねても構いませんし、首から上だけを残し体を埋めても構いません」
ベルタは野蛮な行為を平然と伝える兵士から一歩後ろずさった。
ステファニアの顔を見れば、恐ろしい言葉に顔色を失いながらも首を小さく横に振っていた。
「お嬢様、どうされます?」
狼藉者とされた領民達をステファニアが処分せねば前に進めないと兵士が言う。
ステファニアは、紙とペンを手に取ると「解き放つように」と書いてベルタに手渡した。
紙を手渡された兵士はハルメル王国の兵士。ちらりと馬車内のステファニアと手渡された用紙を交互に見て「偽善者が」と吐き捨てるように呟くと領民達を解放した。
処罰をしても放免をしてもどっちにしろ何か悪態を吐かねば兵士の気が鎮まらないのは致し方ないだろう。居心地の悪いまましばらく進んだが突然車輪が回転を止めた。
「今度はなんでしょう」
ベルタも呆れた声を出した。ハルメル王国に入ってからは碌に進まない隊列に苛立っていたのもあった。国が違えば仕様も変わるのか、兵士にはベルタが問わねば何があったかの報告すらない。
「見てきますね。お嬢様はここでお待ちください」
コクリと頷くステファニアにベルタがドアノブに手をかけた。
コンコン
ハッとベルタはステファニアを見た。声をかける前に向こうからコンタクトがあったのはファミル王国を出立してもうすぐ2か月になろうというのに初めての事だった。
恐る恐るベルタは小窓を覗き込むと、「ヒャァ!」と奇声をあげて尻もちをついて馬車が揺れた。
「どうされた!何かあったか」
声が早いか、内鍵が壊れて宙を舞うのが早いか。いきなり扉が開いた。
そこには40代半ば、いや後半かという風貌の男性が馬車内に上体をニュっと入れて覗き込んできた。
尻もちをついたままのベルタが「何者ですっ!」と声をあげた。
男性は一呼吸置くと大声で豪快に笑いだし、ぼりぼりと薄く残る髪の上から頭を掻いた。
差し込む光に細かい粒子が舞うのを見てまたベルタが悲鳴をあげる。
「これは申し訳ない。馬車が大きく揺れたのに何かあったかと扉を壊してしまった。ワッハッハ」
笑い事ではない。男性の笑い声がトドメだったのか留め具も壊れた扉がガタンと音を立てて外れてしまった。だが男性はそんな事は全く気にせず、外側のドアノブを握ったまま外れた扉を見やりまた笑った。
「お待ち申し上げておりました。この地を治めておりますファッジンと申します。以後お見知りおきを。この先は昼間でも野盗が出没する区域ですので、叩けば吹き飛ぶような兵士達では心もとないだろうと馳せ参じました」
屈強な男達が気性の荒い馬を乗りこなし、兵士を護衛しながら隊列は進みだした。
「なんなんでしょう…この国は全く…」
ベルタは尻を撫でながら座席に座ると愚痴を溢した。
やっと王都に到着したが、出迎えに夫となる王太子レアンドロはいなかった。
代りにこの頃体調が悪く、横になる事が多くなった国王が出迎えた。
「お嬢様‥‥ここの陛下も我が国の陛下と同じく顔色が良くないようですね」
声を発する事が出来ないステファニアの事は聞き及んでいた国王は、出来る限りの事はすると先ずは王城内の貴賓室にステファニアを招き入れた。
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