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パンは打ち付けて伸ばす!
辺境の朝は忙しい。
ステファニアとベルタもすっかり辺境での生活にも慣れてきたが、間もなく初めての冬がやって来る。それまでの生活と異なるのは、食料を備蓄する事とそれまでの季節と冬では屋敷そのものの様相も変わる。
一面が銀世界となった時に慌ててしまう事がないように辺境の人々は備えるのである。勿論それは日常生活もだが、他国の侵攻にも備えるのである。
朝から畑に蒔く種は白菜の種である。白菜は雪の中でも腐らずに更に甘味を増す。
食べる時は雪を掘り、白菜を食べる分だけ収穫するのだ。
冬の間は、生肉は殆どお目にかかる事はないとヴァレリオは言った。
辺境に来て4か月。そのうちの2か月は崖上りにも費やしたが、ステファニアは生まれて初めて「調理」も行う。ベルタは自分がやると言ったが、ステファニアは大根やゴボウ、玉ねぎなどの収穫から始まり、4カ月経った今は芋の皮むきも大根や玉ねぎを縛って干す事も覚えた。
ベルタには調理の経験があったが、経験があるだけに環境の違いにベルタは戸惑った。
何も知らないステファニアのほうが覚えが早かったくらいだ。
辺境の地では食料は貴重で、王都では捨てていた部分も食す。
大根の葉を思い切り生えている部分からざっくり切り落とし捨ててしまったベルタにヴァレリオは拾い上げて調理を始めた。
「それは生ごみですよ。何をしてるんです」
「は?大根に捨てる所なんかねぇし」
葉は白い部分から生えている少しを残し、沢の水で良く洗った後水気を切って塩を振って重石をして漬けおくのだ。白い部分と少しの葉は水に浸けて数日で伸びてくる葉っぱを調理に使う。
ネギや水菜などもそうやって根の部分をもう一度プランターに植えたり、水に浸けて生えてくる部分を食べる。保存した分とは別に食べられるうちは少しでも長く少量を栽培して雪が降るまでの食材にあてるのだ。
1カ月も経てばやっと慣れたがステファニアが苦労をしたのは肉だった。
干し肉にしたものを少しづつ食べる。その干し肉をつくる作業もステファニアは手伝う。
「ウサギ…ですか‥可哀想ではありませんか?」
「何を言ってんだ?可哀想というのは食べ残して捨ててしまう部位を作る事だ」
ヴァレリオはステファニアがやりたくないならしなくていいと言った。
ただしない者は、その食材にはありつけない。決めるのは自分だし強制はされない。
色々な動物を食べるのだと言う事もステファニアは初めて知った。食べられないモノや、食べるために下処理が必要な動物もある。
「王都ではこんな事をしている者がいるとすら知らない人もいますからね」
バルトロはヴァレリオと入れ替わりにステファニアとベルタに包丁だけでなく、ナタやカマの使い方も教えた。
「力任せにやるんじゃない。コツがあるんだ。見ててくれ」
ザッザと手際よくバルトロは下処理をしていく。
教材があるわけではなく、見て覚えるのが基本である。
「毛皮もちゃんと使う。動物には捨てる所がないんだ」
「骨もですか?」
「あぁ。骨がクスリになる動物もいるし、竈で何日も焼いて砕いて春になれば畑に蒔く。命を頂いて命を繋ぐのだから何一つ無駄にしてはいけないんだ」
「あ、あの…ヤギも…お肉にするんですか?」
羽目板の間から覗いた子ヤギは大きくなってもうすぐ母親のヤギと同じ大きさになる。
ステファニアは震えながら、何度も転んで立ち上がったヤギを可愛がっていた。
「ヤギは肉にはしない。ヤギの乳は栄養があってね。ミルクの代りに飲むのもいいがチーズを作るから肉にしてしまったらチーズやバターが作れないだろう?」
そう言ってバルトロはヤギの乳を鍋に入れて温め、沸騰しないようにかき混ぜる。果実から作った酢を入れて固形になったものを集めて搾りチーズを作るのだ。
「上手に混ぜられたじゃないか。上出来だ。少し食べてみるかい?」
「いいんですか?」
「リオには内緒だ。リオは搾りたての成型する前のチーズが大好物だからね」
「ふふっ。自慢しようかと思いましたのに」
パクリと食べた温かいチーズは、食材の上でとろけているチーズとはまた違った味で、ヴァレリオが大好物だと言った意味が判った。これは癖になる味だとステファニアは思った。
「温かいチーズなんて初めて食べました。美味しい」
「ヤギの乳しぼりにチーズ造りを頑張ったからね。はいこれはベルタさんの分」
「わ、私は…お嬢様に差し上げてください」
「そうするとベルタさんの取り分がなくなるだろう?ファニーさんはもう食べたんだ。自分の分は自分で。ヤギのチーズは女性の体にもいいんだから」
ステファニアはふと思った。日持ちするものであれば街に売りに行き領民の現金収入になるのでは?と。ここの所税金が上がり、バルトロと共に間伐材で作った木炭や消臭剤以外にも売るものが増えるのではと考えたのだ。
「また税率が上がりましたね…」
「またですか?道理で行商人が仕入れが出来ないと言ってると思いましたよ」
夕食のパン生地を捏ねていたベルタはバーン!と天板にパン生地を打ち付けた。
ヤギ乳から作ったバターを練り込んでまた打ち付ける。
「あの(バーン)クッソ王太子(バーン)許さないんだからねッ(バーン)」
ベルタの恨み解消に天板へと叩きつけられたパン生地は、それはもう伸びの良い状態になった。
「ベルタさんはパン職人になれるんじゃないか?」
「なりませんよ。あのゲス王太子をどうにか出来れば生地を打ち付ける理由がなくなりますから、その時は伸びの悪いパンを食べる事になりますわ」
ベルタの捏ねたパンは使用人の間でも「美味い」と評判なのだが、打ち付ける強さに強弱をつけている事にバルトロは最近覚えた異国の言葉を呟いた。
「クワトロ…クワトロ」
「何を言ってるんです(バーン)それを言うなら(バーン)」
「クワト――」
「クワバラ!クワバラ!なんでそんなに横文字が苦手なの!(バーン)」
バルトロは、伸び伸びになった生地に自分を重ね合わせた。
ベルタの怒りの前には気を飛ばして生地のように程よく伸びてしまいそうだった。
――丸められるより…フォカッチャのようにさらに伸ばされそうだ――
バルトロはベルタに口が裂けても言えない。
本当に平たく、薄く伸ばされそうな気がしたのだ。
ステファニアとベルタもすっかり辺境での生活にも慣れてきたが、間もなく初めての冬がやって来る。それまでの生活と異なるのは、食料を備蓄する事とそれまでの季節と冬では屋敷そのものの様相も変わる。
一面が銀世界となった時に慌ててしまう事がないように辺境の人々は備えるのである。勿論それは日常生活もだが、他国の侵攻にも備えるのである。
朝から畑に蒔く種は白菜の種である。白菜は雪の中でも腐らずに更に甘味を増す。
食べる時は雪を掘り、白菜を食べる分だけ収穫するのだ。
冬の間は、生肉は殆どお目にかかる事はないとヴァレリオは言った。
辺境に来て4か月。そのうちの2か月は崖上りにも費やしたが、ステファニアは生まれて初めて「調理」も行う。ベルタは自分がやると言ったが、ステファニアは大根やゴボウ、玉ねぎなどの収穫から始まり、4カ月経った今は芋の皮むきも大根や玉ねぎを縛って干す事も覚えた。
ベルタには調理の経験があったが、経験があるだけに環境の違いにベルタは戸惑った。
何も知らないステファニアのほうが覚えが早かったくらいだ。
辺境の地では食料は貴重で、王都では捨てていた部分も食す。
大根の葉を思い切り生えている部分からざっくり切り落とし捨ててしまったベルタにヴァレリオは拾い上げて調理を始めた。
「それは生ごみですよ。何をしてるんです」
「は?大根に捨てる所なんかねぇし」
葉は白い部分から生えている少しを残し、沢の水で良く洗った後水気を切って塩を振って重石をして漬けおくのだ。白い部分と少しの葉は水に浸けて数日で伸びてくる葉っぱを調理に使う。
ネギや水菜などもそうやって根の部分をもう一度プランターに植えたり、水に浸けて生えてくる部分を食べる。保存した分とは別に食べられるうちは少しでも長く少量を栽培して雪が降るまでの食材にあてるのだ。
1カ月も経てばやっと慣れたがステファニアが苦労をしたのは肉だった。
干し肉にしたものを少しづつ食べる。その干し肉をつくる作業もステファニアは手伝う。
「ウサギ…ですか‥可哀想ではありませんか?」
「何を言ってんだ?可哀想というのは食べ残して捨ててしまう部位を作る事だ」
ヴァレリオはステファニアがやりたくないならしなくていいと言った。
ただしない者は、その食材にはありつけない。決めるのは自分だし強制はされない。
色々な動物を食べるのだと言う事もステファニアは初めて知った。食べられないモノや、食べるために下処理が必要な動物もある。
「王都ではこんな事をしている者がいるとすら知らない人もいますからね」
バルトロはヴァレリオと入れ替わりにステファニアとベルタに包丁だけでなく、ナタやカマの使い方も教えた。
「力任せにやるんじゃない。コツがあるんだ。見ててくれ」
ザッザと手際よくバルトロは下処理をしていく。
教材があるわけではなく、見て覚えるのが基本である。
「毛皮もちゃんと使う。動物には捨てる所がないんだ」
「骨もですか?」
「あぁ。骨がクスリになる動物もいるし、竈で何日も焼いて砕いて春になれば畑に蒔く。命を頂いて命を繋ぐのだから何一つ無駄にしてはいけないんだ」
「あ、あの…ヤギも…お肉にするんですか?」
羽目板の間から覗いた子ヤギは大きくなってもうすぐ母親のヤギと同じ大きさになる。
ステファニアは震えながら、何度も転んで立ち上がったヤギを可愛がっていた。
「ヤギは肉にはしない。ヤギの乳は栄養があってね。ミルクの代りに飲むのもいいがチーズを作るから肉にしてしまったらチーズやバターが作れないだろう?」
そう言ってバルトロはヤギの乳を鍋に入れて温め、沸騰しないようにかき混ぜる。果実から作った酢を入れて固形になったものを集めて搾りチーズを作るのだ。
「上手に混ぜられたじゃないか。上出来だ。少し食べてみるかい?」
「いいんですか?」
「リオには内緒だ。リオは搾りたての成型する前のチーズが大好物だからね」
「ふふっ。自慢しようかと思いましたのに」
パクリと食べた温かいチーズは、食材の上でとろけているチーズとはまた違った味で、ヴァレリオが大好物だと言った意味が判った。これは癖になる味だとステファニアは思った。
「温かいチーズなんて初めて食べました。美味しい」
「ヤギの乳しぼりにチーズ造りを頑張ったからね。はいこれはベルタさんの分」
「わ、私は…お嬢様に差し上げてください」
「そうするとベルタさんの取り分がなくなるだろう?ファニーさんはもう食べたんだ。自分の分は自分で。ヤギのチーズは女性の体にもいいんだから」
ステファニアはふと思った。日持ちするものであれば街に売りに行き領民の現金収入になるのでは?と。ここの所税金が上がり、バルトロと共に間伐材で作った木炭や消臭剤以外にも売るものが増えるのではと考えたのだ。
「また税率が上がりましたね…」
「またですか?道理で行商人が仕入れが出来ないと言ってると思いましたよ」
夕食のパン生地を捏ねていたベルタはバーン!と天板にパン生地を打ち付けた。
ヤギ乳から作ったバターを練り込んでまた打ち付ける。
「あの(バーン)クッソ王太子(バーン)許さないんだからねッ(バーン)」
ベルタの恨み解消に天板へと叩きつけられたパン生地は、それはもう伸びの良い状態になった。
「ベルタさんはパン職人になれるんじゃないか?」
「なりませんよ。あのゲス王太子をどうにか出来れば生地を打ち付ける理由がなくなりますから、その時は伸びの悪いパンを食べる事になりますわ」
ベルタの捏ねたパンは使用人の間でも「美味い」と評判なのだが、打ち付ける強さに強弱をつけている事にバルトロは最近覚えた異国の言葉を呟いた。
「クワトロ…クワトロ」
「何を言ってるんです(バーン)それを言うなら(バーン)」
「クワト――」
「クワバラ!クワバラ!なんでそんなに横文字が苦手なの!(バーン)」
バルトロは、伸び伸びになった生地に自分を重ね合わせた。
ベルタの怒りの前には気を飛ばして生地のように程よく伸びてしまいそうだった。
――丸められるより…フォカッチャのようにさらに伸ばされそうだ――
バルトロはベルタに口が裂けても言えない。
本当に平たく、薄く伸ばされそうな気がしたのだ。
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