35 / 41
謁見室にて
翌日の謁見。場所はレオポルドの私室の向かい側にあるサロンだった。
大きな窓からは手入れをされた庭木が冬と言う季節にも関わらず緑を映す。
先に入ったファッジン辺境伯現当主ヴァレリオと前当主バルトロはその後ろに4人の部下を従えていた。サロンには距離を取って派閥ごとだろうか。幾つかに分かれたテーブルに貴族の当主たちが勢ぞろいしていた。
「見世物じゃねぇぞ。ゴラァ」
「リオ、やめるんだ。彼らも仕事だ」
「へーへー。そりゃご苦労なこって」
ガチャリと扉が開き、カルロ、そしてアベラルドが入室してきた。
アベラルドが着席をしようかと言う頃にもう一度扉が開き、カリメルラが入ってきた。
「チッ」小さく舌打ちをしたのはアベラルドだ。
周りの者達は、カリメルラの装いをみて失笑を堪える事が出来ない。
頭のてっぺんにはティアラがあり、ティアラに負けじと髪の至る所に宝飾品が煌めく。照明の薄暗い夜会でもあるまいに真っ赤なドレス。
ヴァレリオをちらりとみたカリメルラは【フンっ】とそっぽを向いた。
続いて入室してきた王妃テレーザとは真逆の装いにヴァレリオは肩の震えが止まらなかった。
「待たせてしまったか」
最後の入室し、誰にともなく問うたのは国王レオポルドだった。
他の者より2段ほど小上がりになった壇上に設けられた椅子。
王妃テレーザの隣に腰を下ろすと長い足を組み、ヴァレリオ達を少し見下ろしがちに声をかけた。
「ファッジン。遠い所、よく出向いてくれた事に感謝する」
レオポルドの目線はヴァレリオに向いている。
明らかにバルトロとは違い、このような場での礼節に疎いと判っていての事だ。
しかし、ヴァレリオは静かに立ち上がり、ファミル王国の臣下の礼を取った。
右手の拳を軽く握り、胸の前で親指を相手側に向けるよう横向きに当て、会釈程度の角度で頭を垂れる。一時して頭を上げてレオポルドに目線を合わせる。
「ファミル王国、レオポルド・ル・レクサー・ファミル陛下。再三の招待に本日ようやく王都に足を踏み入れる事となり遅ればせながらご即位の挨拶が出来ました事、この上ない喜びに感じております」
ニヤリと口角を上げるヴァレリオはバルトロにウィンクをした。
レオポルドは目尻がピクリと動き、不快感を表している。
ヴァレリオは挨拶をする為の練習は終えていたのである。
恥ずかしかったので深夜にステファニア相手に練習をしたのだが、【再三の招待】という言葉は出立前に入れる事にした。相手がどう思っていようと辺境伯は国防の要。
旧ハルメル王国とファミル王国の間に国境は無くなっても、国境線があったのは旧ハルメル王国だけではない。東西に長い国境線の中間付近が消滅しただけで、辺境伯としての仕事がなくなったわけではない。
【つまらない事でいちいち呼び出すな】という意味合いがあった。
静かな火花を飛ばし合う2人だが、王妃テレーザは話題を変えようと話を振った。
「辺境伯はご結婚をされたそうね。おめでとう」
王妃テレーザには悪気はない。
純粋にステファニアが今度こそ幸せになるならばそれでいいと思っていた。しかしその場には、それをよしとしない者がいただけだ。
レオポルド、テレーザとくれば次はアベラルドの番である。
薄く微笑を浮かべてはいるものの目は笑っていないアベラルドが言葉を発したが直ぐにカリメルラに上から言葉を被せられてしまった。
「私からも祝いの言――」
「どうしてここにステファニアがいないの。謝るから来いと手紙を送ったのに」
「よさないか。カリメルラ」
カリメルラは制したアベラルドをギっと睨みつけた。
「だいたい貴方が――」
「ありがとうございます。妻も喜ぶでしょう」
今度はヴァレリオがカリメルラの言葉を遮るように声をあげた。
「王都は雪が降りませんが、辺境は雪に閉ざされるのです。冷たい雪で妻の足を冷やしたくねぇ…コホン。ありませんのでね。それに…不勉強な新参者で申し訳ない。通常謝罪する者が足を運ぶとばかり思っておりましたがファミル王国では違うようで驚いてしまいました。郷に入っては郷に従えと申しますが‥‥その謝罪は不要であれば出向く苦労もありませんよね」
ヴァレリオの言葉にカリメルラは拍子抜けした顔になった。
手に扇でも持っていればポトリと床に落としてしまっただろう。
カリメルラなりに解釈が終わったと見えるや否や、表情が強張り始めた。
「え?謝らなくていいって事?そんな詰まらない事で私はずっと我慢を強いられてきたって言うの?!」
「カリメルラッ!いい加減にやめないか!」
アベラルドが強い言葉で腰を浮かせながらカリメルラを諫めるが、カリメルラはその手を握り、テーブルをバンと叩く。一度叩けば何かが弾けたのか、二度三度とテーブルに拳を落とした。
「いい加減にしろッ!」
カリメルラの手を押さえつけたアベラルドをレオポルドは鼻で笑う。
隣に居るテレーザはカリメルラが気が触れたのかと従者に問うた。
バルトロは腕を組んで目を閉じ、ヴァレリオは黙ってその様子を見入る。
観衆となった貴族たちは成り行きを見守った。
「伯、申し訳ない。妃は調子が悪いようだ。早々だが下がらせてもらう」
「やめてよ。私に触らないでっ」
ガタターン!!
アベラルドが兵士にカリメルラを私室に戻すよう伝えるが、ヴァレリオは思い切り目の前のテーブルを蹴り倒した。大きな音に抵抗するカリメルラも動きを止めた。
――やはり、猫は被れないか――
バルトロはやれやれと苦笑いである。
そもそもで、ヴァレリオに猫を被るという行為をさせたステファニアが異常なのだ。
猫の外れたヴァレリオは通常に戻ってしまった。
「うっせぇ。陛下の前だぜ?普通なら首があの世に吹っ飛んでいくのも厭わずなんだ。言いたい事あるんだろうから言わせてやれよ。だが、言っておく。俺の嫁の事を一ッ言でも悪く言ってみろ。口の中に両足の踵を捩じ込んでやるからな」
ヴァレリオはアベラルドやカリメルラを見てはいない。
向けた視線の先にいるのはレオポルドである。
「なるほど。場を弁えておらぬのではなく場を選んだか。聞き届けよう。第二王子妃、申せ」
カリメルラは後先を考えてはいなかった。勿論言葉を発せば何を追求されるのかすら考えていなかった。解っているのは【謝らなくていい】と自分なりの解釈をした事だけだ。
懸命に言葉を選び、一息飲み込んで喉を動かす。
ちらりとレオポルドを見てカリメルラはゾっとした。
その目は大蛇が獲物を狙う目で今にも細い舌がチョロリと口から出てきそうに見えた。
侍女やメイドの言葉を思い出す。【托卵は死罪】
頭の中で何度も反復した。【そんなつもりはなかったと言おう】【黙ってやり過ごそう】握った手は汗でぐっしょりとなり、床に染みが出来てやしないかとまで考えて、やっと言葉を発した。
「あ、謝らなくていいのなら…もういいわ」
兵士に掴まれた両腕を撫でながら、俯きがちに言えば…。
「ざけんじゃねぇぞ。謝罪が不要なんじゃねぇ。謝る機会は与えないと言う事だ。あと!そこ!ふんぞり返ってんじゃねぇぞ。陛下だか国王だか知ったこっちゃねぇが、俺たちはそんなに暇じゃねぇんだよ。遠征の日程までやりくりして辺鄙な土地まで来てるんだ。自分トコの不始末をわざわざ呼びつけておいて晒してんじゃねぇ」
――そこ!じゃなくレオポルド陛下だ。全く――
既に名前すら右から左だった事にバルトロは頭を抱えたくなった。
「不始末、確かにな。こんな演目は議題にはなかったはずだが?アベラルド。どう責任を取るつもりだ」
ヴァレリオの言葉にレオポルドはアベラルドに問いかけた。
不意に話を振られてしまったアベラルドには答える術がない。
縋るようにアベラルドはカルロに目線を向けた。
カルロが小さく頷いた事に安堵したアベラルドは答えが用意されている物だと思い、カルロにこちらへ来いと小さく手招きをした。
だが、カルロは踵を返し扉の方向に向かって歩いていく。
予想外の行動にアベラルドの手招きした手は下げる事も出来なくなった。
「本日の議題に無かった議題。ついでですからこちらも検討願います」
カルロは向かった先で扉を開ける。
開かれた扉の前に立っていたのはエドガルドだった。
大きな窓からは手入れをされた庭木が冬と言う季節にも関わらず緑を映す。
先に入ったファッジン辺境伯現当主ヴァレリオと前当主バルトロはその後ろに4人の部下を従えていた。サロンには距離を取って派閥ごとだろうか。幾つかに分かれたテーブルに貴族の当主たちが勢ぞろいしていた。
「見世物じゃねぇぞ。ゴラァ」
「リオ、やめるんだ。彼らも仕事だ」
「へーへー。そりゃご苦労なこって」
ガチャリと扉が開き、カルロ、そしてアベラルドが入室してきた。
アベラルドが着席をしようかと言う頃にもう一度扉が開き、カリメルラが入ってきた。
「チッ」小さく舌打ちをしたのはアベラルドだ。
周りの者達は、カリメルラの装いをみて失笑を堪える事が出来ない。
頭のてっぺんにはティアラがあり、ティアラに負けじと髪の至る所に宝飾品が煌めく。照明の薄暗い夜会でもあるまいに真っ赤なドレス。
ヴァレリオをちらりとみたカリメルラは【フンっ】とそっぽを向いた。
続いて入室してきた王妃テレーザとは真逆の装いにヴァレリオは肩の震えが止まらなかった。
「待たせてしまったか」
最後の入室し、誰にともなく問うたのは国王レオポルドだった。
他の者より2段ほど小上がりになった壇上に設けられた椅子。
王妃テレーザの隣に腰を下ろすと長い足を組み、ヴァレリオ達を少し見下ろしがちに声をかけた。
「ファッジン。遠い所、よく出向いてくれた事に感謝する」
レオポルドの目線はヴァレリオに向いている。
明らかにバルトロとは違い、このような場での礼節に疎いと判っていての事だ。
しかし、ヴァレリオは静かに立ち上がり、ファミル王国の臣下の礼を取った。
右手の拳を軽く握り、胸の前で親指を相手側に向けるよう横向きに当て、会釈程度の角度で頭を垂れる。一時して頭を上げてレオポルドに目線を合わせる。
「ファミル王国、レオポルド・ル・レクサー・ファミル陛下。再三の招待に本日ようやく王都に足を踏み入れる事となり遅ればせながらご即位の挨拶が出来ました事、この上ない喜びに感じております」
ニヤリと口角を上げるヴァレリオはバルトロにウィンクをした。
レオポルドは目尻がピクリと動き、不快感を表している。
ヴァレリオは挨拶をする為の練習は終えていたのである。
恥ずかしかったので深夜にステファニア相手に練習をしたのだが、【再三の招待】という言葉は出立前に入れる事にした。相手がどう思っていようと辺境伯は国防の要。
旧ハルメル王国とファミル王国の間に国境は無くなっても、国境線があったのは旧ハルメル王国だけではない。東西に長い国境線の中間付近が消滅しただけで、辺境伯としての仕事がなくなったわけではない。
【つまらない事でいちいち呼び出すな】という意味合いがあった。
静かな火花を飛ばし合う2人だが、王妃テレーザは話題を変えようと話を振った。
「辺境伯はご結婚をされたそうね。おめでとう」
王妃テレーザには悪気はない。
純粋にステファニアが今度こそ幸せになるならばそれでいいと思っていた。しかしその場には、それをよしとしない者がいただけだ。
レオポルド、テレーザとくれば次はアベラルドの番である。
薄く微笑を浮かべてはいるものの目は笑っていないアベラルドが言葉を発したが直ぐにカリメルラに上から言葉を被せられてしまった。
「私からも祝いの言――」
「どうしてここにステファニアがいないの。謝るから来いと手紙を送ったのに」
「よさないか。カリメルラ」
カリメルラは制したアベラルドをギっと睨みつけた。
「だいたい貴方が――」
「ありがとうございます。妻も喜ぶでしょう」
今度はヴァレリオがカリメルラの言葉を遮るように声をあげた。
「王都は雪が降りませんが、辺境は雪に閉ざされるのです。冷たい雪で妻の足を冷やしたくねぇ…コホン。ありませんのでね。それに…不勉強な新参者で申し訳ない。通常謝罪する者が足を運ぶとばかり思っておりましたがファミル王国では違うようで驚いてしまいました。郷に入っては郷に従えと申しますが‥‥その謝罪は不要であれば出向く苦労もありませんよね」
ヴァレリオの言葉にカリメルラは拍子抜けした顔になった。
手に扇でも持っていればポトリと床に落としてしまっただろう。
カリメルラなりに解釈が終わったと見えるや否や、表情が強張り始めた。
「え?謝らなくていいって事?そんな詰まらない事で私はずっと我慢を強いられてきたって言うの?!」
「カリメルラッ!いい加減にやめないか!」
アベラルドが強い言葉で腰を浮かせながらカリメルラを諫めるが、カリメルラはその手を握り、テーブルをバンと叩く。一度叩けば何かが弾けたのか、二度三度とテーブルに拳を落とした。
「いい加減にしろッ!」
カリメルラの手を押さえつけたアベラルドをレオポルドは鼻で笑う。
隣に居るテレーザはカリメルラが気が触れたのかと従者に問うた。
バルトロは腕を組んで目を閉じ、ヴァレリオは黙ってその様子を見入る。
観衆となった貴族たちは成り行きを見守った。
「伯、申し訳ない。妃は調子が悪いようだ。早々だが下がらせてもらう」
「やめてよ。私に触らないでっ」
ガタターン!!
アベラルドが兵士にカリメルラを私室に戻すよう伝えるが、ヴァレリオは思い切り目の前のテーブルを蹴り倒した。大きな音に抵抗するカリメルラも動きを止めた。
――やはり、猫は被れないか――
バルトロはやれやれと苦笑いである。
そもそもで、ヴァレリオに猫を被るという行為をさせたステファニアが異常なのだ。
猫の外れたヴァレリオは通常に戻ってしまった。
「うっせぇ。陛下の前だぜ?普通なら首があの世に吹っ飛んでいくのも厭わずなんだ。言いたい事あるんだろうから言わせてやれよ。だが、言っておく。俺の嫁の事を一ッ言でも悪く言ってみろ。口の中に両足の踵を捩じ込んでやるからな」
ヴァレリオはアベラルドやカリメルラを見てはいない。
向けた視線の先にいるのはレオポルドである。
「なるほど。場を弁えておらぬのではなく場を選んだか。聞き届けよう。第二王子妃、申せ」
カリメルラは後先を考えてはいなかった。勿論言葉を発せば何を追求されるのかすら考えていなかった。解っているのは【謝らなくていい】と自分なりの解釈をした事だけだ。
懸命に言葉を選び、一息飲み込んで喉を動かす。
ちらりとレオポルドを見てカリメルラはゾっとした。
その目は大蛇が獲物を狙う目で今にも細い舌がチョロリと口から出てきそうに見えた。
侍女やメイドの言葉を思い出す。【托卵は死罪】
頭の中で何度も反復した。【そんなつもりはなかったと言おう】【黙ってやり過ごそう】握った手は汗でぐっしょりとなり、床に染みが出来てやしないかとまで考えて、やっと言葉を発した。
「あ、謝らなくていいのなら…もういいわ」
兵士に掴まれた両腕を撫でながら、俯きがちに言えば…。
「ざけんじゃねぇぞ。謝罪が不要なんじゃねぇ。謝る機会は与えないと言う事だ。あと!そこ!ふんぞり返ってんじゃねぇぞ。陛下だか国王だか知ったこっちゃねぇが、俺たちはそんなに暇じゃねぇんだよ。遠征の日程までやりくりして辺鄙な土地まで来てるんだ。自分トコの不始末をわざわざ呼びつけておいて晒してんじゃねぇ」
――そこ!じゃなくレオポルド陛下だ。全く――
既に名前すら右から左だった事にバルトロは頭を抱えたくなった。
「不始末、確かにな。こんな演目は議題にはなかったはずだが?アベラルド。どう責任を取るつもりだ」
ヴァレリオの言葉にレオポルドはアベラルドに問いかけた。
不意に話を振られてしまったアベラルドには答える術がない。
縋るようにアベラルドはカルロに目線を向けた。
カルロが小さく頷いた事に安堵したアベラルドは答えが用意されている物だと思い、カルロにこちらへ来いと小さく手招きをした。
だが、カルロは踵を返し扉の方向に向かって歩いていく。
予想外の行動にアベラルドの手招きした手は下げる事も出来なくなった。
「本日の議題に無かった議題。ついでですからこちらも検討願います」
カルロは向かった先で扉を開ける。
開かれた扉の前に立っていたのはエドガルドだった。
あなたにおすすめの小説
蔑ろにされた王妃と見限られた国王
奏千歌
恋愛
※最初に公開したプロット版はカクヨムで公開しています
国王陛下には愛する女性がいた。
彼女は陛下の初恋の相手で、陛下はずっと彼女を想い続けて、そして大切にしていた。
私は、そんな陛下と結婚した。
国と王家のために、私達は結婚しなければならなかったから、結婚すれば陛下も少しは変わるのではと期待していた。
でも結果は……私の理想を打ち砕くものだった。
そしてもう一つ。
私も陛下も知らないことがあった。
彼女のことを。彼女の正体を。
【完結】あなたのいない世界、うふふ。
やまぐちこはる
恋愛
17歳のヨヌク子爵家令嬢アニエラは栗毛に栗色の瞳の穏やかな令嬢だった。近衛騎士で伯爵家三男、かつ騎士爵を賜るトーソルド・ロイリーと幼少から婚約しており、成人とともに政略的な結婚をした。
しかしトーソルドには恋人がおり、結婚式のあと、初夜を迎える前に出たまま戻ることもなく、一人ロイリー騎士爵家を切り盛りするはめになる。
とはいえ、アニエラにはさほどの不満はない。結婚前だって殆ど会うこともなかったのだから。
===========
感想は一件づつ個別のお返事ができなくなっておりますが、有り難く拝読しております。
4万文字ほどの作品で、最終話まで予約投稿済です。お楽しみいただけましたら幸いでございます。
幼馴染以上、婚約者未満の王子と侯爵令嬢の関係
紫月 由良
恋愛
第二王子エインの婚約者は、貴族には珍しい赤茶色の髪を持つ侯爵令嬢のディアドラ。だが彼女の冷たい瞳と無口な性格が気に入らず、エインは婚約者の義兄フィオンとともに彼女を疎んじていた。そんな中、ディアドラが学院内で留学してきた男子学生たちと親しくしているという噂が広まる。注意しに行ったエインは彼女の見知らぬ一面に心を乱された。しかし婚約者の異母兄妹たちの思惑が問題を引き起こして……。
顔と頭が良く性格が悪い男の失恋ストーリー。
※流血シーンがあります。(各話の前書きに注意書き+次話前書きにあらすじがあるので、飛ばし読み可能です)
捨てられたなら 〜婚約破棄された私に出来ること〜
ちくわぶ(まるどらむぎ)
恋愛
長年の婚約者だった王太子殿下から婚約破棄を言い渡されたクリスティン。
彼女は婚約破棄を受け入れ、周りも処理に動き出します。
さて、どうなりますでしょうか……
別作品のボツネタ救済です(ヒロインの名前と設定のみ)。
突然のポイント数増加に驚いています。HOTランキングですか?
自分には縁のないものだと思っていたのでびっくりしました。
私の拙い作品をたくさんの方に読んでいただけて嬉しいです。
それに伴い、たくさんの方から感想をいただくようになりました。
ありがとうございます。
様々なご意見、真摯に受け止めさせていただきたいと思います。
ただ、皆様に楽しんでいただけたらと思いますので、中にはいただいたコメントを非公開とさせていただく場合がございます。
申し訳ありませんが、どうかご了承くださいませ。
もちろん、私は全て読ませていただきますし、削除はいたしません。
7/16 最終部がわかりにくいとのご指摘をいただき、訂正しました。
※この作品は小説家になろうさんでも公開しています。
完結 婚約破棄は都合が良すぎる戯言
音爽(ネソウ)
恋愛
王太子の心が離れたと気づいたのはいつだったか。
婚姻直前にも拘わらず、すっかり冷えた関係。いまでは王太子は堂々と愛人を侍らせていた。
愛人を側妃として置きたいと切望する、だがそれは継承権に抵触する事だと王に叱責され叶わない。
絶望した彼は「いっそのこと市井に下ってしまおうか」と思い悩む……
【完結】彼を幸せにする十の方法
玉響なつめ
恋愛
貴族令嬢のフィリアには婚約者がいる。
フィリアが望んで結ばれた婚約、その相手であるキリアンはいつだって冷静だ。
婚約者としての義務は果たしてくれるし常に彼女を尊重してくれる。
しかし、フィリアが望まなければキリアンは動かない。
婚約したのだからいつかは心を開いてくれて、距離も縮まる――そう信じていたフィリアの心は、とある夜会での事件でぽっきり折れてしまった。
婚約を解消することは難しいが、少なくともこれ以上迷惑をかけずに夫婦としてどうあるべきか……フィリアは悩みながらも、キリアンが一番幸せになれる方法を探すために行動を起こすのだった。
※小説家になろう・カクヨムにも掲載しています。
あなたの妻にはなりません
風見ゆうみ
恋愛
幼い頃から大好きだった婚約者のレイズ。
彼が伯爵位を継いだと同時に、わたしと彼は結婚した。
幸せな日々が始まるのだと思っていたのに、夫は仕事で戦場近くの街に行くことになった。
彼が旅立った数日後、わたしの元に届いたのは夫の訃報だった。
悲しみに暮れているわたしに近づいてきたのは、夫の親友のディール様。
彼は夫から自分の身に何かあった時にはわたしのことを頼むと言われていたのだと言う。
あっという間に日にちが過ぎ、ディール様から求婚される。
悩みに悩んだ末に、ディール様と婚約したわたしに、友人と街に出た時にすれ違った男が言った。
「あの男と結婚するのはやめなさい。彼は君の夫の殺害を依頼した男だ」
【完結】旦那は堂々と不倫行為をするようになったのですが離婚もさせてくれないので、王子とお父様を味方につけました
よどら文鳥
恋愛
ルーンブレイス国の国家予算に匹敵するほどの資産を持つハイマーネ家のソフィア令嬢は、サーヴィン=アウトロ男爵と恋愛結婚をした。
ソフィアは幸せな人生を送っていけると思っていたのだが、とある日サーヴィンの不倫行為が発覚した。それも一度や二度ではなかった。
ソフィアの気持ちは既に冷めていたため離婚を切り出すも、サーヴィンは立場を理由に認めようとしない。
更にサーヴィンは第二夫妻候補としてラランカという愛人を連れてくる。
再度離婚を申し立てようとするが、ソフィアの財閥と金だけを理由にして一向に離婚を認めようとしなかった。
ソフィアは家から飛び出しピンチになるが、救世主が現れる。
後に全ての成り行きを話し、ロミオ=ルーンブレイス第一王子を味方につけ、更にソフィアの父をも味方につけた。
ソフィアが想定していなかったほどの制裁が始まる。