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陛下との謁見
「エレイン、おぅ、キーファー侯爵も一緒か。この書類だが…」
「陛下っ!その件で父より一言だけ!一言だけ申し上げる事が御座います!」
「そうか。なんだ?キーファー侯爵」
書類をチラチラと見ながら、むぅと難しい顔もしている陛下。
エレインは父を肘でツンツンして発言を促します。
「えっと…その書類に尽きましては全て承諾済みでございます」
キーファー侯爵の言葉に書類をバサバサと落としてしまう国王陛下。
心なしか全身が震えているようですが、シビレ茸でも食べて全身痙攣でしょうか。
「誠か?正気なのか?本気でそう言っているのか?」
陛下は念押しして父に問うておりますが、書類は見せておりません。見せた所で数枚を理解するのに何日もかかるずぼらを絵にかいたような父です。聞くだけ時間の無駄!
エレインは再度父を肘でツンツク致します。
「はっはい!内容に間違いは御座いません。全て承諾済みにて!」
「むぅ…なるほど。そう来たか。相判った。ではキーファー侯爵は下がって良い」
あれ?わたくしは?おかしいですよ?この国の成人は18歳。わたくし同学年のクラスメイトはほとんど18歳なんですけど、早生まれなんでまだ17歳!未成年ですよー!陛下ー!耳が遠くなりましたかー!
あ、違う声は出してないから、書類の冒頭にある生年月日…
NOぉぉぉ!しまった!書類冒頭の年齢の欄は数え年だった!
くっそぉ!せめて満年齢にしとけやー!
しかしそこはわたくし、エレインの確認ミス。ミスは素早く見つけるのが鉄則そしてそれを生かしてPDCAサイクルがあるのですわ!
※説明しよう(-。-)y-゜゜゜
PDCAサイクル それはPlan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)のそれぞれの頭文字をとった継続的な品質管理をするための方法である。
似たようなものにObserve(観察)、Orient(状況判断、方針決定)、Decide(意思決定)、Act(行動)のそれぞれの頭文字をとったOOCAサイクルがあるがこちらは問題を解決するための方法である。
以上
「さて、エレイン」
「何でございましょう(もう帰りたいのですが)」
「そなたには、ネルチャ侯爵という称号を与えようと思うのだが」
「お断りいたします」
「何故だ?肩書はあった方が便利であろう」
「何を仰います。無駄な肩書があるからこそ、再就職の際には『俺、A社では課長だったんだよね』とか言ってちっとも仕事をせずに一般社員からのブーイングで総務や人事が困る事が多々あるのです。肩書など不要で御座います」
「しかし‥‥ではこうしよう。年金の支給開始年齢を18歳にするというのはどうだ」
「お断りいたします」
「何故だ?少しでも公的資金で援助がある方がいいだろう?」
「何を仰います。掛け金すら掛けていないものが支給されると言う不平等。頑張って掛け金掛けてもよく判らないレジャー施設に1億ブッコむとか、マッサージ器を買っちゃうとか税金を何だと思っているのです?脳みそワキましたか?そんなもの貰おうものならネットで実名あげての祭りの対象になります。今は個人の特定などあっという間。お断りいたします」
実は、国王陛下、エレインにこのまま他国なんかに行かれた日には国家的損害になる事を知っております。
エレインは亡き母と同じく加護持ちでございます。
右目に真贋、左目に軍神、ついでに頭頂部にあるつむじには豊穣神の加護。
手放してしまえば国際的な交渉の真偽を確かめるための目を失い、軍事力を失い、国産農産物の生産が激減するという国家的至宝。逆を言えば国家的なアキレス腱。
他国に行かれることは是が非でも阻止したいので第三王子と婚約をさせておりましたが、その第三王子がピンクを小脇に抱えてやらかしてしまったと言う訳です。
「陛下、私、のんびり、まったりしたいのです」
「そうか‥‥その願いを叶えるのならこの国に留まってくれるか?」
え?それはちょっと待ってください。どっちかというとエレインは北欧系のサッパリイケメンが大好きで彫が深いのにバタ臭くなく、眉はキリっとしてるけど亀の子たわしじゃないのが好きです。
唇は出来るだけっていうかどうでもいいですが、耳たぶはタプタプの福耳希望だわ~でございますよ?
そんな秀逸な人材この国に売れ残っておりましたっけ?
残り少ない高額商品(高位貴族)は競争率が半端ないです。
そんな70%バーゲンセールに会員特典のはがきも無しに乗り込みたくはありません。
「では、パトリック・エルト・メッシュはどうだ?」
「えーっと…どなたです?」
「だから!パトリック・エルト・メッシュだ」
「すみません。存じ上げないのですが?」
「あ、あぁすまん。まだ父親のリルミックが当主だった」
「あ~・・・・公爵家ですね。お断りします」
「何故だ?侯爵家よりも上の公爵家だぞ?土地も広いし確か…」
「土地付き、家付き、爺ババ抜き」ですよね?知ってます。ですが嫌なものは嫌。
だって、メッシュ家って‥‥わきのお手入れしちゃう一家なんだもの(そっち??)
「陛下っ!その件で父より一言だけ!一言だけ申し上げる事が御座います!」
「そうか。なんだ?キーファー侯爵」
書類をチラチラと見ながら、むぅと難しい顔もしている陛下。
エレインは父を肘でツンツンして発言を促します。
「えっと…その書類に尽きましては全て承諾済みでございます」
キーファー侯爵の言葉に書類をバサバサと落としてしまう国王陛下。
心なしか全身が震えているようですが、シビレ茸でも食べて全身痙攣でしょうか。
「誠か?正気なのか?本気でそう言っているのか?」
陛下は念押しして父に問うておりますが、書類は見せておりません。見せた所で数枚を理解するのに何日もかかるずぼらを絵にかいたような父です。聞くだけ時間の無駄!
エレインは再度父を肘でツンツク致します。
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あれ?わたくしは?おかしいですよ?この国の成人は18歳。わたくし同学年のクラスメイトはほとんど18歳なんですけど、早生まれなんでまだ17歳!未成年ですよー!陛下ー!耳が遠くなりましたかー!
あ、違う声は出してないから、書類の冒頭にある生年月日…
NOぉぉぉ!しまった!書類冒頭の年齢の欄は数え年だった!
くっそぉ!せめて満年齢にしとけやー!
しかしそこはわたくし、エレインの確認ミス。ミスは素早く見つけるのが鉄則そしてそれを生かしてPDCAサイクルがあるのですわ!
※説明しよう(-。-)y-゜゜゜
PDCAサイクル それはPlan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)のそれぞれの頭文字をとった継続的な品質管理をするための方法である。
似たようなものにObserve(観察)、Orient(状況判断、方針決定)、Decide(意思決定)、Act(行動)のそれぞれの頭文字をとったOOCAサイクルがあるがこちらは問題を解決するための方法である。
以上
「さて、エレイン」
「何でございましょう(もう帰りたいのですが)」
「そなたには、ネルチャ侯爵という称号を与えようと思うのだが」
「お断りいたします」
「何故だ?肩書はあった方が便利であろう」
「何を仰います。無駄な肩書があるからこそ、再就職の際には『俺、A社では課長だったんだよね』とか言ってちっとも仕事をせずに一般社員からのブーイングで総務や人事が困る事が多々あるのです。肩書など不要で御座います」
「しかし‥‥ではこうしよう。年金の支給開始年齢を18歳にするというのはどうだ」
「お断りいたします」
「何故だ?少しでも公的資金で援助がある方がいいだろう?」
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実は、国王陛下、エレインにこのまま他国なんかに行かれた日には国家的損害になる事を知っております。
エレインは亡き母と同じく加護持ちでございます。
右目に真贋、左目に軍神、ついでに頭頂部にあるつむじには豊穣神の加護。
手放してしまえば国際的な交渉の真偽を確かめるための目を失い、軍事力を失い、国産農産物の生産が激減するという国家的至宝。逆を言えば国家的なアキレス腱。
他国に行かれることは是が非でも阻止したいので第三王子と婚約をさせておりましたが、その第三王子がピンクを小脇に抱えてやらかしてしまったと言う訳です。
「陛下、私、のんびり、まったりしたいのです」
「そうか‥‥その願いを叶えるのならこの国に留まってくれるか?」
え?それはちょっと待ってください。どっちかというとエレインは北欧系のサッパリイケメンが大好きで彫が深いのにバタ臭くなく、眉はキリっとしてるけど亀の子たわしじゃないのが好きです。
唇は出来るだけっていうかどうでもいいですが、耳たぶはタプタプの福耳希望だわ~でございますよ?
そんな秀逸な人材この国に売れ残っておりましたっけ?
残り少ない高額商品(高位貴族)は競争率が半端ないです。
そんな70%バーゲンセールに会員特典のはがきも無しに乗り込みたくはありません。
「では、パトリック・エルト・メッシュはどうだ?」
「えーっと…どなたです?」
「だから!パトリック・エルト・メッシュだ」
「すみません。存じ上げないのですが?」
「あ、あぁすまん。まだ父親のリルミックが当主だった」
「あ~・・・・公爵家ですね。お断りします」
「何故だ?侯爵家よりも上の公爵家だぞ?土地も広いし確か…」
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