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必殺仕掛人~マードレインの罠~
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「そろそろ手持ちが尽きるようですけれども、どうなさいます?」
「そうだねぇ。食らう時は骨の髄までしゃぶらせてもらうとするか…」
「ですがあれ、結構作り物ですから、貧相な体ですよ」
「ま、別の国に行けばそれなりに使い道があるんじゃないかな。ふふっ」
怪しく口元を歪めているのはこの国の第二王子。
俗に言う、【裏表がある人】とも言いますし【壊れた人】とか【病んでる人】とも言います。
弟の婚約者を慕う気持ちを押し殺してもう14年。
やっと手に入るかと思ったら、父は兄でも自分でもなく問題児とされた三兄弟の一人に愛しい人を嫁がせてしまいました。
☆~☆ 12年前 ☆~☆
第二王子のマードレイン君。ダンスのお遊戯会の帰りに今日はエレインが城に来ると聞いて急いで帰る途中、立ち寄った駄菓子屋のアイスクリームケース、
斜めになったガラスを手前から奥に押し込むと開かれたアイスクリームの祭典の場。
そう、そこにはエレインの大好きな【宝石箱】というバニラアイスの中にキラキラの赤い粒か緑の粒が散りばめられたアイスクリームが売られている店なのだった!
「おばちゃーん、これ2つ!」
とアイスクリームを2つ買って急いで城に戻りましたが、アイスクリームを見た母上(王妃様)に掴まってしまい、
「まぁ!ママンの為に買ってきてくれたのね!」っと大事な宝石箱アイスを食べられてしまいました。
「はっ母上なんか大嫌いだ―!」
と、走り出した廊下で執事とドーンとぶつかってしまいコロコロ転がった先は、やってきたエレインの足元。
パッと見上げると、エレインのスカートの中が丸見えなベストポジション!
イチゴ柄のパンツに思わず「イチゴだ!」っと叫んでしまい
「マードレイン君なんか大っ嫌い!」
と言われてしまう始末。
その後父の部屋で行われた【婚約したい子】のリストから外されてしまいました。
ちなみにエレインより1つ上の兄(王太子殿下)は気を引こうと当時嵌っていたヨーヨーでカッコいいところを見せようとして、結果ヨーヨーの糸が戻らず振り回すだけの結果になり取り上げられたヨーヨーで父の陛下から
『おまんら許さんぜよ!』
と陛下はナンノの真似をしましたが、側近に鬼龍院●子と思われてしまいました。
遠い目をしながら唯一なにも言わずにソファで上から、チョコ、バナナ、イチゴ味の三色ト●ノを食べようとしていたリスクーパーがエレインに【食べる?】っと聞いて決まったと言う婚約者騒動。
不可抗力とは言え、4歳のお年頃な女の子のパンツを見てしまった事からしばらく口もきいてもらえなかったマードレインですが、今では寝室の隣の鍵のかかった部屋はエレインを隠し絵姿した似顔絵で埋めております。
そんなエレインがやっとアホな第三王子の手から離れて落ちてくるかと思ったのに!
せめて幸せならいいじゃないかと思ったのに!蓋を開けてみれば堂々と付き合っている女がいると父の前で言い放ったパトリックを消してやる!と意気込んでおります。
王太子の後にエレインの元に出かけようと思っていましたが、王族が間を置かずに訪れるのは良くないと言われ、やきもきしているところに届いた【付き合っている女】の情報。
側近たちをこっそりと隣町へ偵察に行かせると結構豪遊している感じです。
そのうち、割といい宝飾品を二束三文で金に換えていると知り、側近に近づかせます。
「えぇっ?たった50万?買ったときは700万だったのよ?」
「いや、うちではこれで目いっぱいなんですよ。あまりに高価すぎても買う人がいないんですよ」
そう、金にモノを言わせてバカスカ買えるのはリリシアくらいです。
そこそこの金持ちはいますけど、若い子向けのデザインでもある宝飾品は田舎では人気ないんです。
項垂れて別の店に行こうとするリリシアの声をかける側近(@勿論変装中)
「お嬢さん、その宝石、俺なら150万で買い取るがどうだ?」
数軒ある中で一番高い値をつけてくれてた店の3倍の値段にリリシアがパクリと食いつくのは早かった!
その後は、見かければ声をかけるとジャンジャン宝飾品を買い取ってとやって来る入れ食い状態。
王都に行けば150万で買い取った宝飾品も200~300万で王都の買取業者は買い取ってくれるのでいい小遣い稼ぎでもあります。
隣町にあるそれなりのホストクラブで昼からシャンパンタワーやら、お気に入りのホストに強請られれば流石にペルフェクションは無理なようですが、トラディションやルイ13世という100万~300万のブランデーを頼んでいるリリシア。
湯水のように金を使い、金を使うために宝飾品を側近に換金してもらうと言うループに入っておりました。
「あのボンボン、一体いくらあの阿婆擦れに使ったんでしょうねぇ」
リリシアが換金した宝飾品を王都でその辺の買取店に持ち込んだ金を入れた通帳を見て側近はポツリ。
「幾らになった?」
「トータルすると元手は5000万ほどですが換金額の利益だけで7億ですよ」
「買ったときはその3倍、いや5倍か‥‥オイタをしたには多すぎる金額だな」
「まぁ、あの辺境でもプールした金は10億はあったでしょうし、父の公爵は2年間毎月3~4千万テコ入れしてたようですからねぇ‥‥ほぼこんなものに変わっていたと思うと…」
「まぁ、所詮カエルの子はカエルなんだよ」
「えっ?あの公爵が?」
「若い頃はかなりの放蕩者だったようだしね。父と兄を見て育った下の2人が気の毒だねぇ」
「では、そろそろ?」
「そうだね。あの女も良い思いは散々しただろうし、そろそろ地獄の1丁目。行ってみようか」
「承知いたしました。ですが陛下にバレたら…」
「小さいなぁ君も。大物(エレイン)狙うにはね。些細な事だよ」
「は、はぁ…」
ニヤっと笑うマードレイン。
「細工は流々仕上げを御覧じろ って事だよ」
手元のカップアイス。宝石箱。木の小さなスプーンでひとさじすくうと、赤い粒をランプの光にあてて、ウフっと笑いました。
「そうだねぇ。食らう時は骨の髄までしゃぶらせてもらうとするか…」
「ですがあれ、結構作り物ですから、貧相な体ですよ」
「ま、別の国に行けばそれなりに使い道があるんじゃないかな。ふふっ」
怪しく口元を歪めているのはこの国の第二王子。
俗に言う、【裏表がある人】とも言いますし【壊れた人】とか【病んでる人】とも言います。
弟の婚約者を慕う気持ちを押し殺してもう14年。
やっと手に入るかと思ったら、父は兄でも自分でもなく問題児とされた三兄弟の一人に愛しい人を嫁がせてしまいました。
☆~☆ 12年前 ☆~☆
第二王子のマードレイン君。ダンスのお遊戯会の帰りに今日はエレインが城に来ると聞いて急いで帰る途中、立ち寄った駄菓子屋のアイスクリームケース、
斜めになったガラスを手前から奥に押し込むと開かれたアイスクリームの祭典の場。
そう、そこにはエレインの大好きな【宝石箱】というバニラアイスの中にキラキラの赤い粒か緑の粒が散りばめられたアイスクリームが売られている店なのだった!
「おばちゃーん、これ2つ!」
とアイスクリームを2つ買って急いで城に戻りましたが、アイスクリームを見た母上(王妃様)に掴まってしまい、
「まぁ!ママンの為に買ってきてくれたのね!」っと大事な宝石箱アイスを食べられてしまいました。
「はっ母上なんか大嫌いだ―!」
と、走り出した廊下で執事とドーンとぶつかってしまいコロコロ転がった先は、やってきたエレインの足元。
パッと見上げると、エレインのスカートの中が丸見えなベストポジション!
イチゴ柄のパンツに思わず「イチゴだ!」っと叫んでしまい
「マードレイン君なんか大っ嫌い!」
と言われてしまう始末。
その後父の部屋で行われた【婚約したい子】のリストから外されてしまいました。
ちなみにエレインより1つ上の兄(王太子殿下)は気を引こうと当時嵌っていたヨーヨーでカッコいいところを見せようとして、結果ヨーヨーの糸が戻らず振り回すだけの結果になり取り上げられたヨーヨーで父の陛下から
『おまんら許さんぜよ!』
と陛下はナンノの真似をしましたが、側近に鬼龍院●子と思われてしまいました。
遠い目をしながら唯一なにも言わずにソファで上から、チョコ、バナナ、イチゴ味の三色ト●ノを食べようとしていたリスクーパーがエレインに【食べる?】っと聞いて決まったと言う婚約者騒動。
不可抗力とは言え、4歳のお年頃な女の子のパンツを見てしまった事からしばらく口もきいてもらえなかったマードレインですが、今では寝室の隣の鍵のかかった部屋はエレインを隠し絵姿した似顔絵で埋めております。
そんなエレインがやっとアホな第三王子の手から離れて落ちてくるかと思ったのに!
せめて幸せならいいじゃないかと思ったのに!蓋を開けてみれば堂々と付き合っている女がいると父の前で言い放ったパトリックを消してやる!と意気込んでおります。
王太子の後にエレインの元に出かけようと思っていましたが、王族が間を置かずに訪れるのは良くないと言われ、やきもきしているところに届いた【付き合っている女】の情報。
側近たちをこっそりと隣町へ偵察に行かせると結構豪遊している感じです。
そのうち、割といい宝飾品を二束三文で金に換えていると知り、側近に近づかせます。
「えぇっ?たった50万?買ったときは700万だったのよ?」
「いや、うちではこれで目いっぱいなんですよ。あまりに高価すぎても買う人がいないんですよ」
そう、金にモノを言わせてバカスカ買えるのはリリシアくらいです。
そこそこの金持ちはいますけど、若い子向けのデザインでもある宝飾品は田舎では人気ないんです。
項垂れて別の店に行こうとするリリシアの声をかける側近(@勿論変装中)
「お嬢さん、その宝石、俺なら150万で買い取るがどうだ?」
数軒ある中で一番高い値をつけてくれてた店の3倍の値段にリリシアがパクリと食いつくのは早かった!
その後は、見かければ声をかけるとジャンジャン宝飾品を買い取ってとやって来る入れ食い状態。
王都に行けば150万で買い取った宝飾品も200~300万で王都の買取業者は買い取ってくれるのでいい小遣い稼ぎでもあります。
隣町にあるそれなりのホストクラブで昼からシャンパンタワーやら、お気に入りのホストに強請られれば流石にペルフェクションは無理なようですが、トラディションやルイ13世という100万~300万のブランデーを頼んでいるリリシア。
湯水のように金を使い、金を使うために宝飾品を側近に換金してもらうと言うループに入っておりました。
「あのボンボン、一体いくらあの阿婆擦れに使ったんでしょうねぇ」
リリシアが換金した宝飾品を王都でその辺の買取店に持ち込んだ金を入れた通帳を見て側近はポツリ。
「幾らになった?」
「トータルすると元手は5000万ほどですが換金額の利益だけで7億ですよ」
「買ったときはその3倍、いや5倍か‥‥オイタをしたには多すぎる金額だな」
「まぁ、あの辺境でもプールした金は10億はあったでしょうし、父の公爵は2年間毎月3~4千万テコ入れしてたようですからねぇ‥‥ほぼこんなものに変わっていたと思うと…」
「まぁ、所詮カエルの子はカエルなんだよ」
「えっ?あの公爵が?」
「若い頃はかなりの放蕩者だったようだしね。父と兄を見て育った下の2人が気の毒だねぇ」
「では、そろそろ?」
「そうだね。あの女も良い思いは散々しただろうし、そろそろ地獄の1丁目。行ってみようか」
「承知いたしました。ですが陛下にバレたら…」
「小さいなぁ君も。大物(エレイン)狙うにはね。些細な事だよ」
「は、はぁ…」
ニヤっと笑うマードレイン。
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