公爵夫人の微笑※3話完結

cyaru

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公爵夫人の微笑

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~☆~シャルロットの回顧~☆~

エドワードとの婚約が決まったシャルロッテはため息を吐かない日はなかった。

目的をもって叔母が会員になっている「詩を朗読する会」に参加をしたのである。
まだ学園にも通っていないシャルロッテには難解な表現もある詩の世界は簡単に理解できるものではなかったが目標があるのである。

12歳のシャルロッテは高位貴族だけが招待をされる国王の在位20周年パーティーに参加をしていた。そこで恋に落ちたのである。
未成年と言う事もあって両親に付いて回る事もなく会場の飲食が出来るブースで時間を潰していた。
幾つかのケーキを皿に取ったまではいいが、1人で大きなテーブルを占拠するのもどうかと思うし、誰かと相席というのも知らない人ばかりは怖い。

「一人なの?良ければ僕のテーブルにどうかな」

1人の少年に声を掛けられた。だが不思議とその少年は席についたまま動かない。

「ごめんね。足が悪くて動けないんだ。両親も弟もあっちに行ってしまって僕一人なんだ。こんな大きなテーブルを独り占めしてて困ってたんだ。助けてくれるとありがたいな」

声を掛けてきたのはラファエルだった。足が悪いと本人が言った通り何か食材を取ってくるのも従者でラファエルは一人で立ち上がる事も出来ないと言った。

だが、本や歌劇の話は傾向が似ているのかいつの間にか笑い合って話し込んでしまった。

ラファエルこの時、シャルロッテに淡い恋心を抱いたが自身は不自由な身。
「また会えるといいね」という言葉すら掛ける事は出来なかった。

シャルロッテはそれから考える事はラファエルの事ばかりだった。
なんとか母や叔母から聞きだしては見たもののルフザ公爵家となると会いに行けるものではない。
理由としてもあの夜会でテーブルが一緒だっただけでは無理がありすぎる。

だが叔母から、ラファエルの母が【詩を朗読する会】の会員だと聞いた。
取り入る事が出来れば、ラファエルに会えるかも知れない。それだけが原動力で詩を勉強した。
あの号泣した詩も実のところ半分以上意味は解らない。周りのご夫人達が「なんて切ないの」と目にハンカチを何人もが当てているのを見て、思い切り横腹を抓り痛みで涙を流したのである。

その甲斐あってルフザ公爵夫人のお気に入りになり、とにかく「良い子」を演じてきた。
公爵家から「息子の婚約者に」という話が来た時は飛び上がって喜び侍女に叱られたほどである。

だが、相手が違った。公爵家の息子は息子でもエドワードだった。

何のために努力してきたんだろう…毎日窓に向かって溜息を吐き、泣いた日もあった。


結婚まであと少しで1年になる。そんな時である。本当に偶然だった。
ルフザ公爵夫人の誕生日が近い事もあって街に贈り物を買いにいったのだ。
侍女と逸れてしまい、ここかと思った路地を曲がってしまった。
如何わしい雰囲気しか感じられない看板が並ぶ路地。その1件の店から人が出てきた。
男女の関係を持つためだけの休憩場からエドワートとエリザベスが出てきたのだった。

それまでは何かと気を使ってくれて、手を握る以上はなくても聞くだけで恥ずかしくなる程の愛の言葉を囁いてくれていたエドワード。

「ねぇ。結婚してよ」
「先ずはシャルロットが先だよ。大丈夫、君もちゃんと僕の妻にするよ」
「やだぁ、あんな小娘のどこがいいのよ」
「義務的に初夜と数回抱くだけだ。君以上の女性がいる筈がないよ」
「本当よ?約束して。5回以上あの女を抱くのは許さないわよ?」
「やめてくれよ。義務だから抱くだけさ。初夜すら苦痛で今から頭が痛いのに」

ラファエルへの想いを断ち切らねばと思いつつ過ごしていた日々が馬鹿らしくなった。
婚約を解消してやる!とその勢いのままに公爵家に乗り込んでしまったのだ。

だが‥‥。



~☆~ルフザ公爵夫人の回顧~☆~

彼女の名はイアーナと言う。元は伯爵家の令嬢だった。
公爵家の令息に夜会で見初められ、半ば強引に結婚をした。

ラファエルが生れた時、イアーナは小さな手を握り涙を流した。

ラファエルは夫であるルフザ公爵の子供ではない。正確に言えば【年の離れた弟】である。
次期公爵となる夫の元に嫁いで5年。子供が出来なかった。

と、言うのもイアーナが夫との性交渉を拒んでいたのである。
夫は娼館などで経験があったようで、初夜、経験者の娼婦と初めてのイアーナと同じように抱いた。「何故濡れていない」と言いながら強引に体内に侵入してくる異物。
それが嫌でずっと月のものや、体調不良で断り続けていたのである。

夫婦関係を誰にも相談できず、役に立たない嫁と姑に虐められる日々。それに手を差し出してくれたのは大嫌いな夫の父だった。
最初は恥ずかしくて悩みなど打ち明ける事は出来ない。だが3年と言う月日をかけて心を解しついには関係を持ってしまった。だがイアーナには後悔はなかった。
異性と繋がる事も女性としての喜びも教えてくれた義父には感謝しかない。

だが、妊娠してしまった。イアーナは悩んだ挙句に夫を受け入れた。
性交渉が5年もないのに妊娠は絶対にあり得ない。
追い出されるのは仕方なかったが義父と離れたくなかった。
時期がズレる事は月のものが不順だったとか早産で何とかなるとイアーナは夫に抱かれたのだ。

産後の悪露がやっと終わった頃、夫がとんでもない事を言いだした。

「すまない。遊びで手を出した女が妊娠して堕胎してくれない」

それがエドワードだった。まだ爵位のある女性なら第二夫人にでもと思ったが平民でもなく奴隷だと言う。しかもその奴隷は夫の弟夫婦の元にいる女で始末する事も出来ない。
弟夫婦はその事をネタにして毎月多額の小遣いを要求するようにもなり頭を抱えた。
生れたのがエドワードである。身持ちが固かったのか夫は奴隷女の純潔を散らし、奴隷女ももしもを考えて他の男を関係を持たなかったのだろう。間違いなくエドワートは夫の子だった。

悶々とした日々を過ごす中で、エドワードを庇ってラファエルが落馬をしてしまった。
岩場に腰を強く打ち付けてこの先、歩く事もままならない体になってしまった。
治療費の工面を考えている時、夫の弟夫婦が馬車の事故で亡くなった。これで治療費の心配がなくなった。

穏かな日を過ごしていたある日、自分の詩を聞いて号泣する女の子がいた。この詩は亡き義父に向けての愛を詠ったものである。「胸が締め付けられるみたいで…苦しくて‥切なくて…申し訳ありませんっ」そう言って泣いてくれる女の子。
気に入らないはずがない。侯爵家の令嬢なら家柄も申し分ないと婚約を申し入れた。
勿論、ラファエルにと思ったが、憎い夫はエドワードにと言った。

悔しくて仕方がなかった。ラファエルの足が悪いのはエドワードを庇って落馬したからである。婚約者くらい兄に譲ってもいいだろう、兄が先に婚約すべきだ、あの令嬢を見つけたのは自分だと言ったが聞き入れてもらえなかった。

可愛いシャルロッテが屋敷に来るたびにこうであればと考えてしまう。

「シャル、あなたがラファエルの元に嫁いでくれればいいのに」

ポツリと呟いた時、目の前に興奮したシャルロッテがいた。



~☆~シャルロットとルフザ公爵夫人の回顧~☆~

「お義母様、それはいったいどういう…」
「どうしたの?シャル」

言葉が重なる。
エドワードの不貞、シャルロッテの想い人、ルフザ公爵夫人の思惑が重なる。

「婚約を!ラファエル様に変える事は出来ないのですか!」

シャルロッテの切実な願いをルフザ公爵夫人は叶えてやりたい。元々シャルロッテはラファエルにと己が選んだ令嬢なのだ。だが招待状も全て送った後である。変更は出来ない。

「結婚すればいいんだよ」

2人の背後で声がした。驚いて振り返ると執事が押す車椅子に乗ったラファエルがいた。

「不貞なんだ。何か約束事をさせてエドワードを精神的に縛ればいい。見張りは父にさせよう」
「でもっ‥‥わたくしエドワード様に抱かれたくないっ」
「嫌だと言えばいい。君が嫌だと言う事はしないという約束をさせるんだ」

そして不貞を暴く方法を考える。あの日エドワートとエリザベスの情事の場を目撃したのは偶然ではない。仕組まれた必然なのだ。

ラファエルは時折エドワードが別邸に出かける事を知っていた。
ただ、そこで何が行われているのかは判らない。見に行く事は出来ない体だからだ。
エドワードは当初は浮気の情事の目的で別邸は使っていなかった。1人になりたい時に使っていただけである。

1年かけて別邸を情事の場とするためにラファエルは執事を通してエドワードに吹き込んだ。

「別邸は大旦那様が愛人用に作ったので誰も近寄らないのです」
「別邸に行くのに本邸を通らずにいける小道のようですね」

半年ほどは警戒をしていたのかエリザベスを連れ込む事はなかったが、小遣いを減らすと効果が出た。休憩宿も無料ではないし、そこに行くのに食事やらで金がかかる。
別邸なら金をかける必要がないのだ。

そして、決行の日。エリザベスとエドワードがひっそりと別邸に向かったのをラファエルが執事を通してシャルロッテに伝える。実際、エリザベスに傾倒をはじめてデートを早めに切り上げたり、大幅に遅れたりという事があったのも幸いした。執事以外の使用人は【偶然に】情事を目撃したのだから。

シャルロッテの両親である侯爵夫妻も仕掛け人である。
ただ、1年前娘と公爵夫人からこの話をされるまでは問題なくエドワードと娘は結婚すると思っていた。
何より驚いたのは公爵夫人が直々にエドワードの出自と不貞を白状し詫びた事である。
これはどうかと婚約を白紙に戻そうとしたが、シャルロッテのラファエルの想いを聞かされた。

ならば娘が公爵家に嫁ぐのは変わりなく、ラファエルと一緒にいられると言う事。
そして、示談金と放っておいても金を産む男爵領が手に入るのである。話に乗らない手はない。



~☆~そして結婚式が終わり初夜~☆~

「シャル…そろそろ始めようか?」
「何をです?」
「その…初夜だし…優しくするよ。痛くないようにオイルも構えてある」
「フフフ‥‥嫌ですわ。今日だけでなく永遠に」
「えっ?そんな…でもそうしないと子供も出来ないし」
「心配は無用ですわ‥‥そろそろ出て行っていただけます?」
「そんな…ここは夫婦の寝室だろう?」
「あら?困ったわね。わたくしが嫌がる事はしないし幸せにしてくださるお約束ですわ」
「そうだよ!だから…」

エドワードの言葉を遮るように扉が開く。そこには執事に車椅子を押されるラファエル。
車椅子から寝台に移してもらうと静かに執事に話しかける。

「エドワードの具合が悪いようだ。ゆっくりと休ませてやってくれ」
「畏まりました」
「なっ…何を言ってるんだ?兄上?僕は今から…」
「安心していい。ロッティなら僕が相手をするよ。お前は医療ベッドで生涯を過ごせばいい」
「あら?ベッドが必要なのかしら?テーブルでよくなくって?」
「それもそうだね」

執事に後ろ手に拘束され猿轡をされたエドワードの前で深い口づけを交わす2人。

「やっとだ…全てを受け入れてくれるかい…」
「わたくしの全てはラファエル様のものですわ」



半年後、エドワードの病死が王家に伝えられる。ルフザ公爵も体調が思わしくない。
日に日に痩せていくルフザ公爵に国王は問うた。

「後継者はどうするのだ?」
「はい、シャルロッテが懐妊しておりますので当面は問題が御座いません。エドワードの喪が開けましたらラファエルと婚姻をさせる所存でございます。新婚の内に夫が亡くなるとなれば聞こえも悪いですし」

「そうだな。まぁ子も腹におるなら構わんだろう」



☆~☆~☆

「まぁ可愛い。なんて可愛い子なの」
「でしょう?目元がラファエル様そっくりですわ」
「父上も見たかったでしょうね」
「あら?ラファエル、それは嫌味と言うのよ?」
「そうよラフィ。他人には我が子の可愛さなんて判りっこないですわよ?」

新旧の公爵夫人はそう言って微笑んだ。


Fin





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みんなの感想(37件)

みおりん
2023.05.27 みおりん

短編なのにめちゃくちゃ引き込まれておもしろかった。誰の作品かなぁ?と思ったらcyaraさんだった。
やっぱりそうよねーと納得のお話でした。

cyaru
2023.05.27 cyaru

コメントありがとうございます。<(_ _)>

やだ、もぅ~お姉さんってばぁ((ノェ`*)っ))タシタシ
外道なワシ、やっぱり?っと思って頂ける話をと思ったらですね‥ゲロ話ばかりになるんですよ~(;^_^A
この話はゲロ系ではないんですけども、誰一人綺麗な心を持ってる人がいないのでヒロインのシャルロッテもそれなりに黒いし、王道の話ならざまぁされる側の横取り?とも言える位置なんですよねぇ…。

3話で終わる話なので、多分…この話数は珍しいかな(大抵20話くらい言っちゃうんで)
短く終わろう。終わろうとしてるんですけども、ついつい余計なのをぶっこんでしまう(笑)

ですけども!引き込まれて面白かったと?!\(^0^)/ヤッホイ
そんな~もう、嬉しいお言葉を頂いちゃって、ワシ、今夜どうしよう??

また面白かったと言って頂けるような話を頑張って投稿したいと思います(*^-^*)

ラストまでお付き合いいただきありがとうございました<(_ _)>

解除
あさぎ
2023.05.18 あさぎ

さっくり読みやすく、笑いましたw
笑った私も腹黒いかも?ですが

そもそもは、公爵がシャルロッテの相手を 
奴隷との子次男エドワードではなく、長男ラファエルに
しておけば、死なずに済んだかも?
いや、嫌われてたから殺されてたかなw
なぜ正式な跡取りである長男ではなく
浮気した相手との子エドワードにした?
ラファエルは不能ではなかったようだし
問題はなかったはずなのに。。
自分の子ではないことを知ってたかなぁ。

エドワードは生きていても碌なことを
しなかっただろうから、邪魔なだけ(・・;)
やはりおさまるところにおさまり
よかったですね(笑)

オツムとシモが緩けりゃ先々は暗雲たちこめるのみ
教訓ですね😁

長さも読みやすい文章も
ありがとうございました♪

cyaru
2023.05.18 cyaru

コメントありがとうございます。<(_ _)>

この話、エドワードがダメなのは勿論なんですけども、誰一人…「綺麗な心の持ち主」が存在しないんですよ~。エドワードがもし、浮気者ではなくて真面目な人ならラファエルの気持ちを気付いてエドワードのほうから身を引いたかも知れませんけどね。

公爵はコメント頂いているように何となくラファエルは自分の子じゃないと気が付いていたから後継者から外したのかも?ですけども「俺の子じゃない!」と否定する理由が無いんですよね(*^-^*)
ま、公爵からすれば「異母弟」なので父親と言う人間を間にすれば似ていて当然で家族ですしね(*^-^*)
ラファエルが息子ではなく異母弟である事を最後まで知る事が無いって所だけが妻の「優しさ」なのかも??とんでもなく恐ろしい優しさだよ…。

だとしても、正妻でもなくはずみで手を出した奴隷との子供は夫人からすればあり得ない。
夫人そのものの「秘匿された不貞」もあり得ないんですけど、虐げられていた思いとか、「愚兄よりも我が子」っていう思いもあったかな。
公にはしなくてもラファエルは先代公爵の息子でもありますしね。


愛し合う2人を引き裂く・・・ってな話はありがちなので、そこに外道スパイスを加えてみました(*^-^*)
その愛し合う2人が狡猾に動いて、その後ろに別の思惑を持った獅子がいたらどうなるかなーとか…。

シャルロッテの父はその土地が欲しい。
シャルロッテはエドワードと縁を切ってラファエルと結婚したい。
夫人はラファエルに公爵家を継がせたいし夫に復讐したい。

三者三様の思いが盛大なハニートラップにエドワードを自ら突っ込ませて大願成就(笑)
いや、笑っちゃいけないな(;^_^A

3話で終わる話…3話って多分ワシの投稿してる話の中で一番少ない話数じゃないかな?と思っております(*^-^*)
幾つか1万字程度で終わる話の候補はあるんですけども、今の投稿ペースだと1日どころか3時間で終わっちゃう??って感じなので上手くつなぎ合わす事が出来ないかなーっとそれらの話を弄っている最中でもあります。日の目を見る事があれば読んで頂けたら嬉しいな(^_-)-☆

ラストまでお付き合いいただきありがとう御座いました。<(_ _)>

解除
リカチャン
2022.11.13 リカチャン

最高ですわぁ〜
なんて素敵なお話なんでしょう!

展開が早くて無駄の無い文章でぐいぐい引き込まれました。とにかく尺が丁度いい!!
そして気持ちいいラストを迎えて最高の読後感を味わいましたわ〜
ありがとうございました😊

cyaru
2022.11.14 cyaru

コメントありがとうございます。<(_ _)>

ハッピーエンドと言えばハッピーエンドなんですけども、かなり腹黒いと言いますかヒロインらしくないヒロインなので御座いますよ(*^-^*)
思い合っている2人が結ばれるんですが、その為には色々と策をこうじて自分でがっつりつかみ取るけれど、多分、立場が変わるとヒロインがクロインとかになっちゃう(笑)

この話くらいの短い話も幾つかあるんですが、ざまぁ系なのでその部分をどうするか考え中で公開に至ってないんですよ。ざまぁを入れるとその文字数とかの割合で制限があったりするので、無駄に文字数を増やしたくないかなぁ~なんて思ってみたりで(笑)

楽しんで頂けたようで何よりです。どうしようかなと思いつつ公開した話なので公開して良かったととても嬉しいです(*^-^*)

ラストまでお付き合いいただきありがとうございました。<(_ _)>

解除
1 / 5

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