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MTG
なんだか調子
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「「「誕生日、おめでとー!」」」
と、いつものMGRのメンバーが成くんの家にやって来て、成くんをお祝いする。
成「ありがとう!俺は幸せ者だなぁ。」
さっきまで文句言ってたくせに人が来るとしっかり八方美人なのは成くんの良きなとこ。
自分勝手な都合で人の気を害す元彼の莉音よりはマシだなと背格好の似た成くんを見てるとふと思ってしまう。
綺咲「成紀さんの家、初めて来たけど広いですね。」
成「趣味の物とか置けないのが嫌で、必然的に大きくなっちゃいました。」
雨瑞「なんの趣味?」
成「車と漫画。車は雑誌とかミニカーだけど、これが幅取るんだよねー。」
雨瑞「見たい!どこにあるの?」
成「そっちー。」
成くんは主役なのに雨瑞くんと趣味部屋に行き、私がせっかく温め直した料理を無視して行ってしまった。
信之「先食べる?」
綺咲「でも、誕生日の主役いないのに食べるのってどうなんだろう。」
2人がこの状況に困り、少し時間が経っても戻ってこない2人を呼んでこようと私は成くんの趣味部屋に行くと2人は子どものようにミニカーを見てはしゃいでいた。
明人「おい。主役がいないとごはん食べられないんだけど。」
成「…あ!ごめん!今行く!」
雨瑞「あとでまた見せてね!」
成「うん!」
2人はまさかのミニカーで意気投合したらしく、普段より仲良さげになっていた。
私は片付けをしている2人を置いて、信之と綺咲さんの元に戻ると2人はタッパーに入ったクッキーを片手に談笑していた。
綺咲「おつまみで持って来たけどお腹空いちゃったから食べちゃった。さっちゃんも食べる?」
明人「はい!いただきます。」
私は綺咲さんのクッキーがまさかタダで食べられるとは思わずに嬉しくて5枚食べていると、大人気ない2人が帰ってきた。
雨瑞「…あれ!?僕のチョコチップクッキーは?」
綺咲「食べたよ。」
雨瑞「うそぉ…。食べたかったぁ…。」
明人「ごめん。お腹空いてて食べちゃった。」
雨瑞「叶とさっちゃんで特別クッキー作ってくれるなら許す。」
と、雨瑞くんが涙目で私たちにお願いすると信之と成くんもお願いしてきた。
特別クッキーとは?という状況になったけど、私はお詫びとしてクッキーを作ることにしてその場を収めた。
信之「このトマト煮、前とちょっと味違うね。」
みんなで談笑しながらごはんを食べる中、信之は前に食べた私の中途半端なトマト煮の味を思い出したのかそう聞いてきた。
明人「成紀くんが食材買い忘れたからちょっと味違くなった。」
成「申し訳!でも、今日食べれたからOKということで。」
成くんはこのトラウマのトマト煮が好きらしく、わざわざ申し訳なさそうにリクエストしてきた。
まあ誕生日だから仕方がないって思ったけど、あの日のことをなるべく思い出したくなかった私は自分だけトマト煮を食べないでいると信之がスプーンですくって一口くれた。
そんな信之は好きだけど、私のスープは良きじゃない。
…なんだか最近、やっぱり調子が悪いらしい。
仕事のことや、信之のこと、トマト煮のことでさえ少し考えるとお腹が気持ち悪くなる。
少し胃の違和感を感じた私は氷いっぱいの梅酒を飲んでその場を過ごし、成くんの誕生日を初めて祝った。
…………
成くんおたおめ♡\( ¨̮ )
…もう書くことないや。
…………
環流 虹向/エンディングノート
と、いつものMGRのメンバーが成くんの家にやって来て、成くんをお祝いする。
成「ありがとう!俺は幸せ者だなぁ。」
さっきまで文句言ってたくせに人が来るとしっかり八方美人なのは成くんの良きなとこ。
自分勝手な都合で人の気を害す元彼の莉音よりはマシだなと背格好の似た成くんを見てるとふと思ってしまう。
綺咲「成紀さんの家、初めて来たけど広いですね。」
成「趣味の物とか置けないのが嫌で、必然的に大きくなっちゃいました。」
雨瑞「なんの趣味?」
成「車と漫画。車は雑誌とかミニカーだけど、これが幅取るんだよねー。」
雨瑞「見たい!どこにあるの?」
成「そっちー。」
成くんは主役なのに雨瑞くんと趣味部屋に行き、私がせっかく温め直した料理を無視して行ってしまった。
信之「先食べる?」
綺咲「でも、誕生日の主役いないのに食べるのってどうなんだろう。」
2人がこの状況に困り、少し時間が経っても戻ってこない2人を呼んでこようと私は成くんの趣味部屋に行くと2人は子どものようにミニカーを見てはしゃいでいた。
明人「おい。主役がいないとごはん食べられないんだけど。」
成「…あ!ごめん!今行く!」
雨瑞「あとでまた見せてね!」
成「うん!」
2人はまさかのミニカーで意気投合したらしく、普段より仲良さげになっていた。
私は片付けをしている2人を置いて、信之と綺咲さんの元に戻ると2人はタッパーに入ったクッキーを片手に談笑していた。
綺咲「おつまみで持って来たけどお腹空いちゃったから食べちゃった。さっちゃんも食べる?」
明人「はい!いただきます。」
私は綺咲さんのクッキーがまさかタダで食べられるとは思わずに嬉しくて5枚食べていると、大人気ない2人が帰ってきた。
雨瑞「…あれ!?僕のチョコチップクッキーは?」
綺咲「食べたよ。」
雨瑞「うそぉ…。食べたかったぁ…。」
明人「ごめん。お腹空いてて食べちゃった。」
雨瑞「叶とさっちゃんで特別クッキー作ってくれるなら許す。」
と、雨瑞くんが涙目で私たちにお願いすると信之と成くんもお願いしてきた。
特別クッキーとは?という状況になったけど、私はお詫びとしてクッキーを作ることにしてその場を収めた。
信之「このトマト煮、前とちょっと味違うね。」
みんなで談笑しながらごはんを食べる中、信之は前に食べた私の中途半端なトマト煮の味を思い出したのかそう聞いてきた。
明人「成紀くんが食材買い忘れたからちょっと味違くなった。」
成「申し訳!でも、今日食べれたからOKということで。」
成くんはこのトラウマのトマト煮が好きらしく、わざわざ申し訳なさそうにリクエストしてきた。
まあ誕生日だから仕方がないって思ったけど、あの日のことをなるべく思い出したくなかった私は自分だけトマト煮を食べないでいると信之がスプーンですくって一口くれた。
そんな信之は好きだけど、私のスープは良きじゃない。
…なんだか最近、やっぱり調子が悪いらしい。
仕事のことや、信之のこと、トマト煮のことでさえ少し考えるとお腹が気持ち悪くなる。
少し胃の違和感を感じた私は氷いっぱいの梅酒を飲んでその場を過ごし、成くんの誕生日を初めて祝った。
…………
成くんおたおめ♡\( ¨̮ )
…もう書くことないや。
…………
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