絶対的支配者である暴虐王太子の義弟は愛玩の檻の中

椎葉たき

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◆7.幸せな男妾生活 (3)◆

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「あひっ! あふっ! んあっ! 出したいぃぃ! イクぅぅぅ!」

 背中をしならせ何度目かの絶頂を迎えても、ナカでシコリを執拗に責められて快感が終わらない。血が沸騰して、全身が熱い。浅い呼吸しかできなくて、半開きの口から出る鼻に掛かった甘ったるい嬌声が止まらない。

 戒められたペニスはとうに張り詰めてジンジンと痛くて苦しい。餌を前にしてお預けを命令された犬みたいに、先からダラダラとダラしなくよだれを垂らす。腰を振ってもそこに望む刺激を与えて貰えないもどかしさで、おかしくなりそうだ。

 ヴァルグードがフェレルの後孔をクチュクチュと弄りながら、熱の籠もった甘い声で、恋人にまるで告白するかの如く愛おしそうに残酷な事実を告げる。

「フェレルのために、奴隷を使って沢山実験したんだ」

「ナカ、やぁ……! ナカでイクのやだぁぁ!!」

「たとえば、現実ではあり得ないサイズの梁型を作って、無理矢理ねじ込んだら裂けて、それでも後孔を掘り続けると、壊れて閉まらなくなるとか」

「出したい! 出したいぃぃ!」

「ヤリ過ぎると伸びた内臓が後孔から飛び出してしまうとか」

「ナカ、やだぁぁ! ああっ!」

「ペニスをきつく縛ったまま放置すると、黒く変色して破裂し、腐り落ちるとか」

「とって! ペニスのっ! とってぇぇ!!」

「恐くなっちゃったかな? 大丈夫、どれくらいの強さで縛ればいいか、どれくらいの時間なら平気か、沢山実験したから。あぁ、自分で触ってはいけないよ。それも自慰のうちだからね」

 義弟の痴態にご機嫌なヴァルグードに楽しそうに苛められ、脅されて、張り詰めて切ないペニスに向かいそうな両手でギュッとシーツを掴み、イケない快感に耐えた。

「苦しいな、可哀想に」
「いひぃぃ!! ナカぁ! イクぅぅぅ!!」
「こんなによがって、気持ちよさそうだ」
「気持ちいぃ! きもちいぃぃ!! やぁぁ! とってぇ! ひも、とってぇぇえ!!」

 後孔が切れるだとか、閉まらなくなるだとか、内臓が飛び出すだとか、ペニスが腐り落ちるだとか、恐ろしなって泣き叫ぶ。
 だからといって、自分で取ろうとすれば自慰したと勘違いされて両手が切り落とされる。
 ヴァルグードがしてくれるのを、高く上げた尻を獣みたいに振って媚びながらただひたすらに願い乞う。

「挿入されて気持ちよくなるには、出さずにナカでイクことを覚えなければならない。気持ちよくなったからといって、身勝手に射精しては駄目だ。
 義兄さんの男妾なのだから、義兄さんの許可がないのに気持ちよくなるのはいけないことだ。
 義兄さんがフェレルのペニスに触ったときだけしか射精してはいけないよ。勝手に出したら、二度と射精出来ないようにきつく縛って腐らせてしまうからね」

「はい……うぅ……」

「だけど、フェレルは義兄さんの男妾なのだから、フェレルばかり気持ちよくなってはいけないな。義兄さんを気持ちよくしてくれなければ駄目だろう」

 拡げられ弄ばれ、柔らかくなったそこからズルッ指が引き抜かれる。まだ射精できていないのに、刺激がなくなってしまった。過ぎた快感は与えられても、なくなってもつらい。

「義兄上ぇ、使ってください……、僕を、使ってください、お願いします、お願いします、使ってください……うぅ……ペニスを、僕のお尻に挿れてください、使ってください、お願いします……」

 緩んで蕩けた後孔をひくつかせ、義兄に強請る。体がつらくて、羞恥心すらどうでもよかった。

「卑猥なおねだりをしてくるとは、なんて卑しいんだ」
「ごめんなさい。淫乱な恥ずかしい義弟でごめんなさい。御慈悲をください、義兄上の男らしいペニスで僕の淫乱な後孔を躾けてください」

 本で知った知識を絞り出し、出来得る限りのお願いをした。自分がなにを言っているのかわかっている。下劣で恥ずかしいのだと知っている。早くペニスの紐を解いてもらいたい、腐るのは怖い、体が切なくて恐ろしくて必死だった。

「汚らわしくて矮小で意地汚いフェレルでも可愛い義弟だからね、願いを叶えてあげよう。義兄さんの上に乗って挿入して、自分でイイところをほじってナカでイケるようになりなさい」
「嬉しいです、ありがとうございます」

 ベッドのヘッドボードに背を預け、脚を投げ出しているヴァルグードに、向かい合って跨がる。
 フェレルは、自分の尻たぶを両手で持ち上げ露出した後孔に、雄雄しくそそり勃つオス芯を導くと、ズブブブと飲み込んでいく。大好きな義兄のペニスを肚のナカに挿れられて、入り口が悦んで吸い付き、クバクパと開閉した。

「んふぅ、はぅ……はんっ」

 足を踏ん張り、腰を上下させ、熱いオス芯を後孔でしごく。ヌプヌプと粘液が擦れる。

「あふっ、気持ちいい、義兄上のペニス、気持ちいい、あひっ、あんっ」

 恍惚と喘ぎ、弄られてソコが快感だと教えられたイイところをこりゅこりゅと抉った。ナカでイケなければ、フェレルのペニスを戒める紐を解いて貰えない。
 後孔がペニスに食らいついて美味しそうにしゃぶる。あられもなくM字に足を広げ、腰をくねらせて淫らに踊り官能的に啼く。快感を拾うため、夢中になって尻でしごいた。

「んっ、気持ちイイ、気持ちイィ、」

 ぶらぶらとみっともなく揺れる柔らかな睾丸がヴァルグードの手に捕らえられて、やわやわと揉みしだかれる。いつか一瞬だけ握りつぶされた激痛を思い出し、恐ろしさと快感でゾワゾワする。
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