絶対的支配者である暴虐王太子の義弟は愛玩の檻の中

椎葉たき

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◆10.義兄の結婚式当日 (3)◆

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 不安が払拭されれば今度は酷い烈情に悩まされる。
 性具として調教され刷り込まれたフェレルの体は、ヴァルグードの側にあれば、持ち主の気配だけで熱を持ち発情するようになっていた。
 こんなに側にあって、肌に触れられないない。体が疼いてつらい。服を着ているのがもどかしい。

 専用の性具であるフェレルがヴァルグードの前では裸であるのが当たり前。服を着ていたら、素肌に触れて貰えない。目玉を舐めて貰った程度では満足できない。

「あに、うえ……体、熱い……。義兄上専用の性具を使ってください……ちんちん苦しい……お尻、ヒクヒクしてナカが切ない……つらい、助けて……義兄上のペニスを突っ込まれたい……グチャグチャに壊してぇ……」

 観衆の目に晒される屋根のない馬車の上、耐えかねて、くたりとヴァルグードに寄りかかって訴える。
 歓声で二人の声はどこにも届かない。
 腰を抱き寄せられ、耳元で囁き合うように会話を交わした。

「どこでも発情するとは、下劣な生き物だな。どんなに下等な生き物でも、義兄さんは義弟のお願いを叶えてあげなければね。いい子にしていたら、ご褒美に、フェレルが啼いて死にたくなるくらい壊してあげよう」

 ヴァルグードの甘い声が鼓膜を溶かし、脳が蕩けるほどゾクゾクする。
 結婚してもまだ使ってもらえるのだと、望みを持ってもいいのだろうか。

 パレードを終え、疲れ果てて少しの間気を失うように眠り、水色のドレスに着替えて夜会に参加する。
 朝の段階でとっくに体力を使い果たしていたのだ、フラフラとおぼつかない足取りで腰を支えられ、会場を連れ回される。

 ヴァルグードはことほぐ貴族たちに「王妃は体が弱い」「公務は義弟の妻に代理をさせる」と言い触らす。
 結婚式で抱き抱えられ、今も足元がおぼつかない新婦に、貴族たちは皆ヴァルグードを信じた。フェレルが朝から体力を奪われつらい一日を送る羽目になったのも、貴族たちを信じさせるためのもの。
 王妃を公の場に出さず、後宮に隠すための策略だった。

 ファーストダンスにと、会場の真ん中に連れて行かれたフェレルは、ついて行こうと必死に踊る。鞭で叩かれ教えられたダンスを披露する、最初で最後の場だ。
 健気なフェレルを面白がってわざと振り回すヴァルグードに、とっくに限界だっフェレルはとうとう倒れ込んでしまった。

 一歩も歩く体力もないフェレルは、ヴァルグードに抱き抱えられ夜会から連れ出される。連れて行かれたのは、後宮の王の居住区だ。

 煩わしかったドレスを脱がされ裸になると、同じく服を脱いだヴァルグードに抱えられて、広く豪華な風呂場で、水しか飲まされていない空っぽの肚のナカまで洗われた。
 世話を焼いてくれるのは、義兄しかいない。使用人でさえ、汚いフェレルに触れようとしない。
 実際は、ヴァルグードがそう指示をし、不要に触れようものなら激怒して乳母すら殺したからなのが。
 ヴァルグードの逆鱗に触れるのを恐れフェレルを忌諱するのだが、神様である慈悲深い義兄が唯一優しくしてくれるのだとフェレルは信じていた。

「あふぅ……、ちんちん気持ちいいぃ……はんっ、あんっ! イクぅぅ……!!」

 贅沢な広い湯船に浸かる。ヴァルグードに後ろから抱えられて、雄々しく硬いものがゴリゴリと当てられ、穿かれる快感を想像してドキドキする。後孔に指を三本突っ込まれお湯と一緒にジュブジュと出し入れされ、ナカを拡げられながら、勃ちあがるペニスを扱かれ、湯の中に吐精した。
 白濁を吐き出しても、ペニスが解放されず、熱が収まることを知らない。何度も射精させられ、烈情で血が煮えたぎる。脳が焼け付き、顔を真っ赤にして甘ったるい嬌声を上げ続けた。

「出ない、もう、出したくないぃぃ……死ぬぅぅ……熱いぃぃ……! あにうえ、指、やぁ! ちんちんくださいぃぃ、太いの欲しいぃぃ……!」

 一向に望むものが貰えなくて、ポロポロと泣きじゃくる。朦朧とする頭で卑猥な言葉を唱え、肉の薄い尻を振り誘う。

「フェレルはこれから初夜があると、朝に説明したはずだ。覚えていないなんて、本当に出来損ないのだな」

「そんな……!」

 ペニスを扱かれ、気持ち良すぎてすっかり頭から抜け落ちていた。結婚した相手と、それぞれが初夜を迎える。
 大好きな義兄に使ってもらえると悦んでいた体が一気に冷え、絶望に叩き落されて、カタカタと震えだす。

「い、や……義兄上じゃないと、嫌だ。義兄上以外に触られたくない……! 義兄上以外はいらない……!」
「フェレル、寝室まで運んであげよう。沢山、赤ちゃんを作るんだよ」

 昨日の朝食べたきり、何も食べさせてもらえていない凹んだ腹をねっとりと撫でられ、擽ったさに身を捩る。
 体力が限界を超え、立つことすらかなわないフェレルは為す術もなく裸のまま寝室へ運ばれた。

 初夜を迎える寝室には、見届ける為のヴァルグードの部下たちが集まっている。そこに、椅子に縛り付けられた妹イザベラの変わり果てた姿があって、互いに驚き合った。

 そんな様子も意に介さないヴァルグードに、ベッドに寝かされ組み敷かれる。

「あにうえ……?」
「フェレルはイザベラに変わって貰ったんだ。義兄さんは国王だから子供を作る為に女と結婚しなければならない。世間では、イザベラと結婚したことになっているが、本当は交換されて、フェレルは義兄さんのお嫁さんになったんだよ」
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