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俺の愛を思い知るがよい
しおりを挟む圭一郎が泊まる事になり、もう一度コンビニへ夜飯を買いに行った。
「はぁ~。マジで直樹と仲直りできなかったらどうしようかと思った。」
「俺も~。これからも多分ケンカする事もあるけど、絶対に話し合おうな。」
「そうだな。出来ればもうケンカはしたくないけどな。」
ケンカって本当に疲れることが分かった。ケンカする前に話し合えるように頑張ろう。
俺の家に圭一郎が泊まるのは初めてだから新鮮な気分だ。
ご飯食べて、テレビを観たりして過ごしている。圭一郎が隣に居る幸せを嚙みしめてる。
「圭一郎。風呂沸かしたから先に入って来いよ。」
「え?一緒に入りたいんだけど。」
「でも一緒に入ったらヤりたくなるだろ?うちにはローションとか置いてねーし。」
「え?持ってきたよ。」
「え?持ってきたの?」
圭一郎が抱きついてくる。
「だからさ・・・しよう。」
仕方ねえな。
「飛ぶほどイかせろよ?」
・・・こいつ、いつも自分から言ってくるくせに顔を赤くするよな。何なんだろうな。
お馴染みになった準備をしてサッと風呂から出た。ベッドで沢山したいから。
風呂に入っている時に、俺は良い事を思いついた!絶対実践したい!!楽しみに待っていろよ!圭一郎!今日は俺のターンだ!
ベッドの上で抱き合いキスをする。圭一郎とキスする時間は至福の時。
いつもなら、ここで俺が押し倒されるんだけど今日は違う。
圭一郎の手を引き、押し倒す。いつもと逆だ。
「な、直樹?何?どうしたの?」
「いいから。お前は動くなよ?」
そう言って圭一郎に覆いかぶさる。
まずは唇にキスを。次に耳元へキスを・・・そして耳朶を甘噛みする。
「えっ?な・・・おき・・・?」
「うごくなよ・・・」
圭一郎の両手を抑え込み、耳元で囁く。
「俺の愛を思い知らせてやるよ・・・」
いつも圭一郎が俺にするように、首元に舌を這わせる。強すぎず弱すぎず。次は鎖骨へ・・・歯形を付ける。そして・・・俺とは違う男らしい胸にキスを落とし、突起に舌を這わせて優しく吸い付く。ゆっくりたっぷり時間をかけて。
「うぅ・・・な・・おき・・・」
「大丈夫。感じて・・・」
腰を優しく愛撫する。片方の手で、すでに張りつめている圭一郎のそれをイかない程度に扱いていく。
「な・・なおき・・・?」
「だめ・・うごかないで・・・」
片方の手で胸の突起をいじりながら、片方は扱くのをやめ、口に咥え込む。強弱をつけながら吸い付き、同時に舌をイイところに這わせ刺激する。圭一郎に見せつけるように。
一回イかせよう。こいつは一回イッたところですぐに復活するから。
激しく口を動かす。
「ふぅっ・・・はぁ・・・なおき・・・イきそっ・・・」
「イって」
圭一郎の吐き出した白濁をすべて飲み込む。この前は苦く感じたのに今はその苦ささえ官能的でクラクラする。
「はぁ・・・はぁ・・・なおき?また飲んじゃったの?」
「大丈夫。美味かったよ。」
圭一郎が息を整えてるうちにローションを自分の手に垂らし、自ら後ろの窄みを解かす。
自分でやっても気持ちよくはない。でも、圭一郎を受け入れられるように解いていく。
「直樹?自分でしてるの?!」
「うん。圭一郎はそのままね。」
舌と舌を絡めながら、自分で後ろの窄みを更に解かす。
そして圭一郎に跨り、すでに復活しかけているそれを何回か扱いて、自ら腰を落とし俺の中に導いていく。
「な、なおきっ。その表情・・めちゃめちゃ綺麗でそそる。鼻血でそう。」
「鼻血。出してもいいよ。・・・動くよ・・・」
騏上位で上に乗ったことなんてないけど、圭一郎に気持ちよくなって欲しくて無心で腰を振った。
「あぁ・・・なおき・・・なおき・・・きもちっ・・・」
「おれのっ・あいをっおもいしった・・・か」
「なおきっ・・・いっしょに・・・イこ・・・」
圭一郎が俺のものに手を伸ばし扱き始める。
「はぁ・・・あぁ・・・もう・・・イこっ・・・」
二人で同時に吐き出しだした。
「はぁ~。直樹なんなの?マジで最高。エッロ。大好き。」
「俺の愛を信じてくれた?気持ちよかった?」
「当たり前だろ!最高かよ!直樹・・・はぁ~可愛い。」
「ねえ・・・じゃあさぁ・・・」
「ん?なあに?」
「いつもみたいにさ~・・・」
「いつもみたいに、なに?」
「圭一郎にいっぱいイかされたい。」
「っ!マジで!!直樹は俺をどうしたいの!!!」
そこからは形勢逆転。
いつものように理性を飛ばした圭一郎にいっぱい突かれて喘ぎ続けて、約束通り飛ぶほどにイかされた。
・・・明日も学校だという事も忘れて・・・。
次の日の朝、腰が立たずに圭一郎に支えられながらフラフラと登校した俺たちを、あの三人が生温かい目で見てきたことは言うまでもない。
そして、そんな俺の姿を見たごんちゃんが、「やはり足を怪我したのか」とすごく心配してくれたことを申し訳なく思った。
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