単純な俺たちのありふれた恋の話

みーくん

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お悩み相談会 IN Cafe

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 今日は健介から「相談がある」と言われ、放課後に二人でカフェに行く事になっている。

圭一郎が一緒に行きたいと駄々をこねたが、健介の様子が真剣だったから何とか宥めた。



「こうやって健介と二人でカフェに行くの初めてだな。」

「うん。ごめんね直君、時間もらっちゃって。圭一郎は大丈夫だった?」

「全然いいよ。圭一郎には俺の身体を条件に差し出したから。」

「・・・なにそれ!?」

「明日はクリスマスイブだろ?痕をいっぱいつけていいよって言った。」

「なんだそれ!すげーな。」

「だろ?あいつ、それで納得するから凄いよな!」



「で、早速相談なんだけど・・・。」

「うん。どーした?」

「俺・・・彼氏ができた。」

「おーおめで・・・ん?・・・彼氏??」

「うん。相手、男。」

「ほう。それはまた・・・俺たちと一緒だな。」

「いや、違うと思う。」

「何で?」

「例えば、直君は圭一郎に出会わなければ、恋愛対象は女一択だったと思うんだよ。」

「確かに・・・そうだな。」

「でも、俺は誰であっても恋愛対象が男なんだ。最近気づいた。」

「えっ?」



――――俺は思わず顔が強張った。だってそれって・・・



「直君。顔が強張りすぎ。引いた??」

「いやいや違う違う!!そうじゃなくて・・・・・・。」

「・・・・。」

「圭一郎は・・・ダメだぞ?」

「ははっ!そこかよ!!」

「逆にそこ以外何があるんだよ!本当にダメだぞ。圭一郎は。」

「はははっ!大丈夫。彼氏できたって言っただろ!それに、圭一郎みたいな王子様系より魔王様系ツンデレタイプが好きだから。」

「魔王様!!ウケる!じゃあ彼氏は魔王なの?」

「うん。でも優しい。大事にしてくれるし。大学生だから大人だし。」

「大・学・生!!うわ。何かエロいな。で、相談って何だよ。」



「あのさー。直君はネコでしょ?俺も多分そうなんだけどさ、彼とはまだヤってないんだ。」

「うん。」

「明日、イブだから泊まりに行く事になってる。だから、多分明日が、俺の男との初体験になると思うんだよ。」

「そっか!楽しみだな!!」

「う・・・ん。・・・ねえ、やっぱり痛いの?尻。」

「痛いぞ、最初は。でもそれ以上に気持ちーし幸せだったな。」

「そっか。やっぱり痛いんだな。」

「彼氏は優しいんだろ?なら大丈夫だって!痛いなら痛いって言えばいいし、気持ちーならそう言えばいいんだよ。あっ、でも最初は出来る限り力を抜く練習をした方が良いかも。」

「えっなにそれ。難しくない?」

「うん。でも力入ってると、お互いに痛いみたい。」



「直君は圭一郎と何回もヤってるだろ?今はどんな感じ?」

「・・・これは、恥ずかしいけど、お前だから話すんだからな!誰にも言うなよ!?」

「うん。分かってる!」

「圭一郎はいつも時間をかけて、ゆっくり全身を気持ちよくさせてくれるんだよ。その間も好き好き言ってくれるし、たくさんチューしてくれるし。圭一郎も凄く気持ち良さそうな顔してさ。そのくらい訳分かんなくなってから挿れるから、気持ちイイって感情しかないな。」

「す、すごいな。そんな感じなのか。あいつ。」

「ちょっ!想像すんなよ!・・・だから、お前も相手に任せればいいんじゃね?相手の方が年上なんだし。」

「そっか。そーだな。何か楽しみになってきたわ。」



「なあ・・・健介は、女子との経験はあるのか?」

「あー。うん。高一の時に二人。」

「そっか。良かったな!突っ込まれる俺たちは、それが無かったら一生童貞だったな。流石にそれは男としてのプライドが許さないだろ!」

「ぶはっ!確かにそうかもな。」



「ねえ。最中に気を失うことって本当にあるのか?」

「あるよ。俺は、初めの数回と・・・この前。」

「この前って・・・もしかして朝フラフラで学校来た時??」

「そー。」

「マジかよ!ヤったなとは思ってたけど・・・エロッ!」

「飛ぶほどイかせろって言ったら、マジで飛ばされた。」

「えっ。お前・・・そんな言葉、どこで覚えてくるんだ?」

「は?思った事言ってるだけだけど?」

「・・・天然かよ!!お前、小悪魔じゃなくて、もはや悪魔だな。」

「何だそれ!お前も言ってみれば?」

「いやいやいや無理だろ。・・・圭一郎、理性なんて保てないだろうな。カワイソ。」



「それより、こんな事話すの最初で最後だからな!恥ずかしぬぞ。俺。あ、でも感想は聞かせて。」

「え?嫌だよ。」

「は?俺、ここまで教えたのにか?ズルッ!絶対聞くからな!!」

「・・・分かった。話聞かせてもらったしな。楽しみにしてて!」

「なあ、その彼氏の写メ撮ってきてよ!圭一郎よりイケメン?」

「どーかな。俺はタイプだけど。てかお前の基準は全部圭一郎だな!どんだけ好きなんだよ。」

「えっ。大好きだけど?」

「・・・本当お前は・・・。もうすぐ帰った方が良いかもな。」

「もうそんな時間?もっとお前の話聞きたかったのに。」

「圭一郎のやつ迎えに来るかもしれないぞ。待ちきれなくて。」

「いやいや。流石にそこまでないわ!」









―――――









「直樹まだ??」





「あっ。マジで来たぞ。あいつ。」

「マジで来たな圭一郎。」

「健介。直樹を返して。」

「ハイハイ悪かったよ・・・。ありがと、直君。」

「おう!明日、頑張れよ!」

「うん。頑張るわ! あっ、圭一郎には話していいから。じゃーね!」

「また明日学校でな!!」



 そして三人でカフェを出た。

その帰り道、圭一郎に健介の事を話すと「なんだ健介にお前を取られるかと思って心配した」と言って安堵の表情を浮かべていた。



いやいや、俺は健介に圭一郎を取られるかと思って心配したんだぞ。と心の中で思った。



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