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第1話~え?俺ここに永住すんの?~
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……ここは…どこだ?
俺はふかふかのベッドの上で目覚める。
起き上がってみるとそこは見覚えのない部屋だった。
「そうか、俺は負けたのか……。それにしても、なんで拘束されていない?」
なぜだかは分からないが、捕虜として置かれている訳では無いようだ。
安心はしたものの、まだ警戒しなくては…さっきの二の舞いにはならないようにしよう。
俺が小さく決意していると、ドアをノックされた。
「失礼しまーすってもう起きたんだ。」
あのメイドが入ってくる。
ご飯を置いていきますね、とだけ言って部屋から出ていこうとする。
「ち、ちょっと待ってくれ。」
「はい、なんでしょうか。」
…あまりにもあっさりと部屋を出ていこうとするからつい呼び止めてしまったが……。
何か聞くこと、聞くこと…。
「な、なんで俺は拘束されてないんだ?」
「えーとですね、魔王に好きにしろと言われたので。」
答えになってなくないか?
どういう事だ、と尋ねかえすと答えてくれた。話をまとめると次のようなことらしい。
俺を倒した後、魔王に処置を聞いたところ、好きにしろと言われたので客室に寝かせてくれたらしい。
ちなみに俺が拘束されていないのは別にそんな強くなかったから、との事だ。
……いや、舐められすぎじゃないか?
一応俺も勇者だぞ?
あの「ラグナロク」に選ばれた勇者だぞ?
なんでこんなに強いんだよ……。
もしかしてあれか?側近が尋常じゃなく強いけど魔王がくそ弱いラノベとかでよく見るそれか?
「…えと、大丈夫ですか?」
俺が悶々と考え込んでいるとメイドが覗き込んでくる。
その目はぱっちりとしていて、睫毛も長い。
……戦ってる時は気が付かなかったがこいつは中々美形だな…。
俺がそんな不毛なことを思っているとメイドが思いついたように言う。
「そうだ!部屋を案内しますね!でないと今日から暮らすのに不便ですものね。」
えっ!?俺ここに永住すんの!?
勇者なのに魔王城にいていいの!?
あーなんか人間界で問題になってそうだなぁ…。
…………まあ、メイドも可愛いし悪くは無いけど……
……To be continued
俺はふかふかのベッドの上で目覚める。
起き上がってみるとそこは見覚えのない部屋だった。
「そうか、俺は負けたのか……。それにしても、なんで拘束されていない?」
なぜだかは分からないが、捕虜として置かれている訳では無いようだ。
安心はしたものの、まだ警戒しなくては…さっきの二の舞いにはならないようにしよう。
俺が小さく決意していると、ドアをノックされた。
「失礼しまーすってもう起きたんだ。」
あのメイドが入ってくる。
ご飯を置いていきますね、とだけ言って部屋から出ていこうとする。
「ち、ちょっと待ってくれ。」
「はい、なんでしょうか。」
…あまりにもあっさりと部屋を出ていこうとするからつい呼び止めてしまったが……。
何か聞くこと、聞くこと…。
「な、なんで俺は拘束されてないんだ?」
「えーとですね、魔王に好きにしろと言われたので。」
答えになってなくないか?
どういう事だ、と尋ねかえすと答えてくれた。話をまとめると次のようなことらしい。
俺を倒した後、魔王に処置を聞いたところ、好きにしろと言われたので客室に寝かせてくれたらしい。
ちなみに俺が拘束されていないのは別にそんな強くなかったから、との事だ。
……いや、舐められすぎじゃないか?
一応俺も勇者だぞ?
あの「ラグナロク」に選ばれた勇者だぞ?
なんでこんなに強いんだよ……。
もしかしてあれか?側近が尋常じゃなく強いけど魔王がくそ弱いラノベとかでよく見るそれか?
「…えと、大丈夫ですか?」
俺が悶々と考え込んでいるとメイドが覗き込んでくる。
その目はぱっちりとしていて、睫毛も長い。
……戦ってる時は気が付かなかったがこいつは中々美形だな…。
俺がそんな不毛なことを思っているとメイドが思いついたように言う。
「そうだ!部屋を案内しますね!でないと今日から暮らすのに不便ですものね。」
えっ!?俺ここに永住すんの!?
勇者なのに魔王城にいていいの!?
あーなんか人間界で問題になってそうだなぁ…。
…………まあ、メイドも可愛いし悪くは無いけど……
……To be continued
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