我が家の猫は王様である

嫌いになったもの

　そんなに好き嫌いをする猫ではないんだけど、あまり好きじゃないもの、嫌いになったものがある。
　それが柔らかいタイプの猫の餌とお風呂。

　袋に入っているものや猫缶とよばれるものはあまり好きじゃないらしく、出しても半分食べればいいほうで、ほとんど残してしまう。なので、今でも年齢に合わせたカリカリを与えている。あと、病気予防のタイプや毛玉用のやつと、実に三種類のカリカリを混ぜて食べさせている。
　カリカリに関しては、好きなものはあれど嫌いなものはほとんどないので、そこは助かっている。

　で嫌いになったものの一番はお風呂。
　子猫の時はよく一緒に入っていたし、喜んでいたんだけど、ある日、お風呂のほうでバシャーン！　と派手な音がして見に行ったら、蓋と共に龍が落ちていた。
　慌てて救い上げ、ファンヒーターの前でタオルドライしながら乾かした。
　どうやらお風呂の蓋が緩んでいたらしくて飛び乗ったら落ちてしまい、お風呂でオイタした罰があたったらしい（笑）

　それ以来、お風呂に入るのが大嫌いなってしまった龍だった。


　お風呂後、タオルドライをしたあと

　外に出たがったので出してあげたら、太陽の光で乾かしつつ、毛繕い。このあと、ベランダにゴロンされてしまった。何のために躰を洗ったんだか……。