80 / 190
ドルト村編
第96話 湖の主
しおりを挟む
アップルパイやクッキーを作ったりして三時ごろまでレベッカたちと過ごした。店があるからと今日来れなかったイサベルとエビータの分を渡してほしいとお願いし、彼女たちの分をお土産として包む。
クッキーは男性たちでも食べられるようジンジャークッキーにしたり、ナッツを練り込んだものを作って人数分に分けた。レベッカたちが配ってくれるというのでお願いしてある。
石窯については自分たちで石を用意するというので、準備ができたら教えてくれるそうだ。その石窯でパンを焼いてみたいらしい。
で、明日はイサベルもエビータも店が休みだからと、レベッカの家で料理教室をひらくことに。中には男性も料理をする人がいるから、その人たちを入れるとかなりの人数になってしまうのだ。
うちでもいいけれど、さすがにそんな大人数が座れる場所はないし、拡張してもいいが元に戻すのも面倒。ということで、レベッカの家でやることになった。
あそこなら宴会場があるし、その関係でキッチンがかなり広いしね。いざとなったら外でやればいいと、レベッカたちが笑っていたくらいだ。
今回作るのはフライパンでできるパンと大量に作られたじゃがいも、油を使った料理、ミショの実を使った料理。油に関してはボアの脂身を取っといてもらっているから、それを溶かして使うつもりだ。
いざとなったら米を錬成して、米油にしてもいいかも。売っているとはいえ、人数が多いから足りないんだよ。ごま油もいいけれど、数が少ないからちょっと勿体ないし。
菜の花があれば菜種油も作れそうだね。椿はどうだったかなあ……? 北を散策した時にはなかった。
やっぱり一度は森を散策してみたい。
で、レベッカたちが帰ったあとは残ったお菓子をリュミエールのところにお供えしたり、庭の手入れをしたり。リコ以外の従魔たちは森に行くと言って、この場にはいなかった。
「リコ、この土を柔らかくしてくれる?」
<おう>
リコは畑仕事がしたいと残ってくれている。なので、冬野菜の種や苗を植えるつもりなのだ。
柔らかくしてもらった土に腐葉土と石灰を撒き、またかき混ぜてもらう。そのついでに畝まで作ってくれたリコは、気遣いのできるイケメンであ~る。
お礼に撫でまわし、一列ずつ種を蒔いては水を撒き、苗を植えていく。
今回撒いた種や苗は白菜とほうれん草、芽キャベツと小松菜、ネギとごぼう、ナスだ。芽キャベツはダンジョンで見つけたもので、きちんと育つのか実験の意味でも苗として植えた。
もしこれが成功したら、村でも育てることができるからね~。そうなれば村にとって食材が増えるし、売れる野菜ができるんだから、いいことずくめだ。
山にも何か食材がないかなあ? 村の住人たちはキノコや野草は知っているみたいだけれど、筍は知らないみたいだし。まあ時期じゃないから、もしかしたら全部食べたあとかもしれない。
他にも、山芋のようなものがあればいいんだが……。料理教室が終わったら、山を散策してみよう。
いろいろと予定を立てつつ作業を終えると、従魔たちが帰ってきた。
「おかえり。何が採れたの?」
<ノンはキノコー。あと、栗とクルミ、薬草ー>
<あたしはエンペラーホーンディアよ!>
<オレはシーサーペントを採ってきた!>
「待てい! 最後! 何よ、シーサーペントって! どこで採ってきたの?」
<湖の奥。真ん中にいたぞ?>
「あちゃー……」
湖まで行ってきたのか、ピオは。つか、なんでシーサーペントが湖にいるんだよ! 海の魔物じゃないんかーい!
これはヘラルドに報告しないとまずいかも。シーサーペントが湖にいるとなると、生態系が崩れる可能性があるから。
頭が痛いと思いつつ、どのみちエンペラーホーンディアも私たちだけだと食べきれない可能性があるので、住人に分けることになるだろうし……と内心で溜息をつき、従魔たちを連れてヘラルドの家へといく。
「村長ー、いるー?」
外から声をかけると、庭のほうから歩いてきた。どうやら庭の手入れをいていたようだ。
「おや、アリサ。今日はレベッカに付き合っていただいてありがとう。どうしました?」
「私も楽しかったからいいの。えっと……報告が」
「報告?」
「ええ。ピオが湖でシーサーペントを狩ってきたらしくて」
「はぁっ!?」
そりゃあ驚くよねぇ……私も驚いたし。ヘラルドに出してと言われたピオは、通りにデーンとシーサーペントを出す。
その数三体で、一体は20メートル、残りは30メートルくらいはある、かなり大きな個体だった。
「これは……。小さいのはメスのようですね」
「このサイズでメス……」
「ええ。他にもいましたか?」
<これで全部だ>
「これで全部だと言っているわ」
「そうですか」
ノンの声は村人にも聞こえるが、他の従魔たちの声は私にしか聞こえない。だから通訳してみた。
つか、なんでノンの声はみんなに聞こえるんだろう? やっぱり神獣だからかな。そのあたりはわからないけれど、間違ってない気がする。
おっと、今はそれは重要じゃないんだよ、シーサーペントのことだ。ピオから聞いた話をヘラルドに伝えると、腕を組んで目を閉じ、なにやら考えている。
「オスが二体に、メスが一体。恐らく、メスを取り合っていたか、これから取り合うところだったのでしょう。どこから来たのか気になるところではありますが、子を産む前でよかったです」
「そうね。ピオ、他にはいた?」
<いなかった。あの三体だけで、元々メスとオスが絡み合っていたところにもう一体が来たんだ>
「え、そうなの?」
<ああ。あのクラスのシーサーペントが暴れると他の魚たちも鳥たちも迷惑になるから、さっさと雷を落として倒した>
「そう……」
首を傾げたヘラルドにピオが語ったことを話すと、「横恋慕ですか」と呆れた声を出した。だよねー!
「いずれにせよ、湖の生態系や下流に被害が及ばないうちに討伐できたことは僥倖です。あとで皇帝陛下に手紙を出しておきましょう」
よく知らせてくれましたというヘラルドに、曖昧に笑って誤魔化す。さすがに黙っていていい案件じゃないからね。
つかね、サラッと皇帝に手紙を出すって言ったぞ、サラッと。きっとお友達なんだろうなあ……と、遠い目になった。
その後は村人を全員呼び寄せ、私が解体して肉を全員に配る。残った分は貯蔵庫行きだ。
鱗や皮、牙や魔石は、一部は証拠として皇帝に提出し、残りは自分たちの武器や防具に使うという。それでも余った場合はディエゴに売りつけるそうだ。
で、ついでにエンペラーホーンディアも解体して、肉は全員に、角と魔石、皮はハビエルが買い取ってくれた。角はいい採取ナイフになるんだそうだ。
……角がナイフ……。確かに硬い角だったし、ちょっと削って角度をつければ、ナイフがたくさんできそうな薄さの角だしね。異世界って不思議。
捕って来たからと、シーサーペントについては私たちには住人たちの三倍もの肉をもらい、エンペラーホーンディアはみんなに配ったあとの残りは私たちがもらった。冒険者たちの分については、シーサーペントの分は渡すけれど、エンペラーホーンディアは渡さないと、みんなしてにっこり笑っていたっけ。
その笑みは非常に怖かったとだけ言っておこう。
今日も宴会になるかと思えばそんなことはなく、それぞれが持ち帰って貯蔵庫にしまっておくという。宴会になると食べきってしまって勿体ないから、食べるのを楽しみにとっておくんだって。
全員に配り終えたら解散。私たちも家に戻ってきた。
<<<<アリサ、シーサーペントを食べてみたい!>>>>
「わかった」
やっぱり従魔たちは食べたかったのか。どんな肉質なんだろうと少しだけ切って焼いてみると、なんとも言い難い食感に驚く。
魚のような、肉のような、そんな食感だ。
だったらシンプルにステーキと、煮物にしてみるかと根菜類を使って煮物にし、ステーキは塩コショウにすり下ろした玉ねぎとニンニクを使った醤油ベースのソースにしてみた。味が淡泊だったからね~、香味野菜で香りづけしてみた形だ。
他にも、付け合わせで粉ふき芋とほうれん草のバターソテーにツナサラダ、卵スープを用意。とろみはつけていないから、熱くて飲めないということはないだろう。
冬になったらとろみのついた中華風の卵スープもいいね。
ご飯を食べたあとで蔵の確認。今のところまだカビは生えていない。どれくらいで生えるんだっけ? 時間はたっぷりあるんだから、毎日様子を見ておこう。
お風呂に入ってから明日持って行く材料と調味料を用意。料理酒でお酢が作れないかと実験したらできてしまったので、両手と両膝をついて項垂れたよね……。
これだったら米からお酢ができるんじゃ……とやってみたら、しっかりできた。
くそう! 米が手に入った時点で錬成すればよかった!
ついでに純米酒も作ってしまえと錬成し、味見をするとしっかりできていた。ただ、日本の米とは違うからなのか、すっごく美味しいというわけじゃないのが残念だ。
このあたりは住人たちが知っているかなあ? もしくはハビエルか。ドワーフだもんな、ハビエルは。知らなくても、なんとかして酒を造りそうだ。
初物だからとリュミエール像の前にも置き、おかずも少しずつ置いておく。
気に入っていれるといいなと思いつつ手を合わせ、従魔たちを引き連れて眠った。
翌朝、起きてみると花以外のものが綺麗になくなっていた。きっとリュミエールが食べたんだなと胸を撫で下ろし、朝食も供えて祈るとご飯を食べ、ヘラルドの家へと向かった。
クッキーは男性たちでも食べられるようジンジャークッキーにしたり、ナッツを練り込んだものを作って人数分に分けた。レベッカたちが配ってくれるというのでお願いしてある。
石窯については自分たちで石を用意するというので、準備ができたら教えてくれるそうだ。その石窯でパンを焼いてみたいらしい。
で、明日はイサベルもエビータも店が休みだからと、レベッカの家で料理教室をひらくことに。中には男性も料理をする人がいるから、その人たちを入れるとかなりの人数になってしまうのだ。
うちでもいいけれど、さすがにそんな大人数が座れる場所はないし、拡張してもいいが元に戻すのも面倒。ということで、レベッカの家でやることになった。
あそこなら宴会場があるし、その関係でキッチンがかなり広いしね。いざとなったら外でやればいいと、レベッカたちが笑っていたくらいだ。
今回作るのはフライパンでできるパンと大量に作られたじゃがいも、油を使った料理、ミショの実を使った料理。油に関してはボアの脂身を取っといてもらっているから、それを溶かして使うつもりだ。
いざとなったら米を錬成して、米油にしてもいいかも。売っているとはいえ、人数が多いから足りないんだよ。ごま油もいいけれど、数が少ないからちょっと勿体ないし。
菜の花があれば菜種油も作れそうだね。椿はどうだったかなあ……? 北を散策した時にはなかった。
やっぱり一度は森を散策してみたい。
で、レベッカたちが帰ったあとは残ったお菓子をリュミエールのところにお供えしたり、庭の手入れをしたり。リコ以外の従魔たちは森に行くと言って、この場にはいなかった。
「リコ、この土を柔らかくしてくれる?」
<おう>
リコは畑仕事がしたいと残ってくれている。なので、冬野菜の種や苗を植えるつもりなのだ。
柔らかくしてもらった土に腐葉土と石灰を撒き、またかき混ぜてもらう。そのついでに畝まで作ってくれたリコは、気遣いのできるイケメンであ~る。
お礼に撫でまわし、一列ずつ種を蒔いては水を撒き、苗を植えていく。
今回撒いた種や苗は白菜とほうれん草、芽キャベツと小松菜、ネギとごぼう、ナスだ。芽キャベツはダンジョンで見つけたもので、きちんと育つのか実験の意味でも苗として植えた。
もしこれが成功したら、村でも育てることができるからね~。そうなれば村にとって食材が増えるし、売れる野菜ができるんだから、いいことずくめだ。
山にも何か食材がないかなあ? 村の住人たちはキノコや野草は知っているみたいだけれど、筍は知らないみたいだし。まあ時期じゃないから、もしかしたら全部食べたあとかもしれない。
他にも、山芋のようなものがあればいいんだが……。料理教室が終わったら、山を散策してみよう。
いろいろと予定を立てつつ作業を終えると、従魔たちが帰ってきた。
「おかえり。何が採れたの?」
<ノンはキノコー。あと、栗とクルミ、薬草ー>
<あたしはエンペラーホーンディアよ!>
<オレはシーサーペントを採ってきた!>
「待てい! 最後! 何よ、シーサーペントって! どこで採ってきたの?」
<湖の奥。真ん中にいたぞ?>
「あちゃー……」
湖まで行ってきたのか、ピオは。つか、なんでシーサーペントが湖にいるんだよ! 海の魔物じゃないんかーい!
これはヘラルドに報告しないとまずいかも。シーサーペントが湖にいるとなると、生態系が崩れる可能性があるから。
頭が痛いと思いつつ、どのみちエンペラーホーンディアも私たちだけだと食べきれない可能性があるので、住人に分けることになるだろうし……と内心で溜息をつき、従魔たちを連れてヘラルドの家へといく。
「村長ー、いるー?」
外から声をかけると、庭のほうから歩いてきた。どうやら庭の手入れをいていたようだ。
「おや、アリサ。今日はレベッカに付き合っていただいてありがとう。どうしました?」
「私も楽しかったからいいの。えっと……報告が」
「報告?」
「ええ。ピオが湖でシーサーペントを狩ってきたらしくて」
「はぁっ!?」
そりゃあ驚くよねぇ……私も驚いたし。ヘラルドに出してと言われたピオは、通りにデーンとシーサーペントを出す。
その数三体で、一体は20メートル、残りは30メートルくらいはある、かなり大きな個体だった。
「これは……。小さいのはメスのようですね」
「このサイズでメス……」
「ええ。他にもいましたか?」
<これで全部だ>
「これで全部だと言っているわ」
「そうですか」
ノンの声は村人にも聞こえるが、他の従魔たちの声は私にしか聞こえない。だから通訳してみた。
つか、なんでノンの声はみんなに聞こえるんだろう? やっぱり神獣だからかな。そのあたりはわからないけれど、間違ってない気がする。
おっと、今はそれは重要じゃないんだよ、シーサーペントのことだ。ピオから聞いた話をヘラルドに伝えると、腕を組んで目を閉じ、なにやら考えている。
「オスが二体に、メスが一体。恐らく、メスを取り合っていたか、これから取り合うところだったのでしょう。どこから来たのか気になるところではありますが、子を産む前でよかったです」
「そうね。ピオ、他にはいた?」
<いなかった。あの三体だけで、元々メスとオスが絡み合っていたところにもう一体が来たんだ>
「え、そうなの?」
<ああ。あのクラスのシーサーペントが暴れると他の魚たちも鳥たちも迷惑になるから、さっさと雷を落として倒した>
「そう……」
首を傾げたヘラルドにピオが語ったことを話すと、「横恋慕ですか」と呆れた声を出した。だよねー!
「いずれにせよ、湖の生態系や下流に被害が及ばないうちに討伐できたことは僥倖です。あとで皇帝陛下に手紙を出しておきましょう」
よく知らせてくれましたというヘラルドに、曖昧に笑って誤魔化す。さすがに黙っていていい案件じゃないからね。
つかね、サラッと皇帝に手紙を出すって言ったぞ、サラッと。きっとお友達なんだろうなあ……と、遠い目になった。
その後は村人を全員呼び寄せ、私が解体して肉を全員に配る。残った分は貯蔵庫行きだ。
鱗や皮、牙や魔石は、一部は証拠として皇帝に提出し、残りは自分たちの武器や防具に使うという。それでも余った場合はディエゴに売りつけるそうだ。
で、ついでにエンペラーホーンディアも解体して、肉は全員に、角と魔石、皮はハビエルが買い取ってくれた。角はいい採取ナイフになるんだそうだ。
……角がナイフ……。確かに硬い角だったし、ちょっと削って角度をつければ、ナイフがたくさんできそうな薄さの角だしね。異世界って不思議。
捕って来たからと、シーサーペントについては私たちには住人たちの三倍もの肉をもらい、エンペラーホーンディアはみんなに配ったあとの残りは私たちがもらった。冒険者たちの分については、シーサーペントの分は渡すけれど、エンペラーホーンディアは渡さないと、みんなしてにっこり笑っていたっけ。
その笑みは非常に怖かったとだけ言っておこう。
今日も宴会になるかと思えばそんなことはなく、それぞれが持ち帰って貯蔵庫にしまっておくという。宴会になると食べきってしまって勿体ないから、食べるのを楽しみにとっておくんだって。
全員に配り終えたら解散。私たちも家に戻ってきた。
<<<<アリサ、シーサーペントを食べてみたい!>>>>
「わかった」
やっぱり従魔たちは食べたかったのか。どんな肉質なんだろうと少しだけ切って焼いてみると、なんとも言い難い食感に驚く。
魚のような、肉のような、そんな食感だ。
だったらシンプルにステーキと、煮物にしてみるかと根菜類を使って煮物にし、ステーキは塩コショウにすり下ろした玉ねぎとニンニクを使った醤油ベースのソースにしてみた。味が淡泊だったからね~、香味野菜で香りづけしてみた形だ。
他にも、付け合わせで粉ふき芋とほうれん草のバターソテーにツナサラダ、卵スープを用意。とろみはつけていないから、熱くて飲めないということはないだろう。
冬になったらとろみのついた中華風の卵スープもいいね。
ご飯を食べたあとで蔵の確認。今のところまだカビは生えていない。どれくらいで生えるんだっけ? 時間はたっぷりあるんだから、毎日様子を見ておこう。
お風呂に入ってから明日持って行く材料と調味料を用意。料理酒でお酢が作れないかと実験したらできてしまったので、両手と両膝をついて項垂れたよね……。
これだったら米からお酢ができるんじゃ……とやってみたら、しっかりできた。
くそう! 米が手に入った時点で錬成すればよかった!
ついでに純米酒も作ってしまえと錬成し、味見をするとしっかりできていた。ただ、日本の米とは違うからなのか、すっごく美味しいというわけじゃないのが残念だ。
このあたりは住人たちが知っているかなあ? もしくはハビエルか。ドワーフだもんな、ハビエルは。知らなくても、なんとかして酒を造りそうだ。
初物だからとリュミエール像の前にも置き、おかずも少しずつ置いておく。
気に入っていれるといいなと思いつつ手を合わせ、従魔たちを引き連れて眠った。
翌朝、起きてみると花以外のものが綺麗になくなっていた。きっとリュミエールが食べたんだなと胸を撫で下ろし、朝食も供えて祈るとご飯を食べ、ヘラルドの家へと向かった。
212
あなたにおすすめの小説
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
転生したら幼女でした!? 神様~、聞いてないよ~!
饕餮
ファンタジー
書籍化決定!
2024/08/中旬ごろの出荷となります!
Web版と書籍版では一部の設定を追加しました!
今井 優希(いまい ゆき)、享年三十五歳。暴走車から母子をかばって轢かれ、あえなく死亡。
救った母親は数年後に人類にとってとても役立つ発明をし、その子がさらにそれを発展させる、人類にとって宝になる人物たちだった。彼らを助けた功績で生き返らせるか異世界に転生させてくれるという女神。
一旦このまま成仏したいと願うものの女神から誘いを受け、その女神が管理する異世界へ転生することに。
そして女神からその世界で生き残るための魔法をもらい、その世界に降り立つ。
だが。
「ようじらなんて、きいてにゃいでしゅよーーー!」
森の中に虚しく響く優希の声に、誰も答える者はいない。
ステラと名前を変え、女神から遣わされた魔物であるティーガー(虎)に気に入られて護られ、冒険者に気に入られ、辿り着いた村の人々に見守られながらもいろいろとやらかす話である。
★主人公は口が悪いです。
★不定期更新です。
★ツギクル、カクヨムでも投稿を始めました。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
夫から『お前を愛することはない』と言われたので、お返しついでに彼のお友達をお招きした結果。
古森真朝
ファンタジー
「クラリッサ・ベル・グレイヴィア伯爵令嬢、あらかじめ言っておく。
俺がお前を愛することは、この先決してない。期待など一切するな!」
新婚初日、花嫁に真っ向から言い放った新郎アドルフ。それに対して、クラリッサが返したのは――
※ぬるいですがホラー要素があります。苦手な方はご注意ください。
公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~
谷 優
恋愛
公爵家の末娘として生まれた幼いティアナ。
お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。
お父様やお兄様は私に関心がないみたい。
ただ、愛されたいと願った。
そんな中、夢の中の本を読むと自分の正体が明らかに。
◆恋愛要素は前半はありませんが、後半になるにつれて発展していきますのでご了承ください。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。