自重をやめた転生者は、異世界を楽しむ

饕餮

文字の大きさ
4 / 190
1巻

1-2

しおりを挟む
 まあ、実年齢の三十二歳で飛ばされるよりはマシなのかも。ぶっちゃけた話、旅をするとなると体力的にキツイから。
 この世界の寿命は魔力量に関係しているらしく、ベテランの魔法使いや魔導師とも呼ばれる人で、三百年が限度。それはどの種族にもいえることで、それ以上長生きはしないそうだ。

「私はどれくらい生きられそう?」
「そうだなあ……延びて百五十年から二百年といったところかな」
「おおう……。充分長生きだけど、もし私が死んでしまったら、契約した従魔は――ノンはどうなるの?」
「従魔たちは契約した主人と同じ寿命になるから、君が死ぬと同時に死ぬよ」
「そう……」

 これは安易に契約できないし、死ぬこともできない。もし死にそうになったら契約を解除すればいいと神様にも言われたので、そうすることにしよう。
 そうすれば、残りの寿命次第だけど、ノンは生きていられるそうだから。

〈ノンはずっと一緒だよー。死ぬまで一緒にいるのー〉
「そっか……。ありがとう」

 私の肩に乗り、ピトっとくっついてそんなことを言うノン。
 それから、下界に下りる前に錬金術を使って薬や道具などを作る練習をしたり、剣や薙刀なぎなた、護身術の動きを練習したり、授けてもらった魔法の練習をしたり。
 神様が出してくれた影の魔物を使って、ノンと一緒に戦闘訓練もした。
 なんというか……命を狩ることに忌避感きひかんがないのがショックだ。転生して、肉体がこの世界のものになったからなんだろうか。
 そういえば、戦闘が終わったあとで某国民的RPGのようなレベルアップ音がした。なにかと思えば、本当にレベルアップのお知らせ。
 ……いいのかよ、それ。

「レベルもあるの?」
「そうだよ。ステータスと念じれば自分のレベルやスキルなどいろいろなものを確認できるからね。ちなみにレベルはダンジョンのための措置なんだ。貴女はだいたいのダンジョンに入れるレベルだよ」
「ふ~ん。ダンジョンってどこにでもあるの?」
「どこにでもってわけではないけど……まあ、ひとつの国に対して、五つから七つ、多いところだと十はあるよ。迷宮都市と呼ばれているところもあるしね」
「かなりあるのね」
「ああ。時々、勝手にダンジョンができることもあるんだ」
「おおい! 勝手にできるってなにさ!」

 怖いことを言わないでくれよ~!
 戦々恐々せんせんきょうきょうとしつつ神様からもらった情報を精査していると、魔素まそやマナと呼ばれるものに行き当たる。地域によって言い方が違うだけみたいだけれど、結局は同じもの。
 しいて言うのであれば、魔素まそが自然由来、マナが体内由来といったところか。
 この世界では通常魔素まそが循環している。だが場所によっては溜まっているところ――魔素まそ溜まりがあるという。主に廃墟はいきょとなった建物のある場所に、魔素まそ溜まりができやすいそうだ。
 その魔素まそ溜まりに魔力が大量に集まるとダンジョンコアができる。
 そしてコアがダンジョンマスターを作るなりその場所にいた魔物をマスターに選ぶなりすると、地下や地上の建物がダンジョンになる。
 魔素まその濃さにもよるが、ある程度の階層ができると地震を伴って入口がパックリと開くんだとか。
 ダンジョンには魔物が住み着くから、ダンジョンができたことを知らずに放置して魔物が溢れ出ると魔物による大暴走モンスター・スタンピードを起こし、町や村、国を呑み込んでしまう。
 魔物に呑み込まれた場所はけがれた土地となり、神官や巫女や聖女。あるいはノンのような神獣に浄化してもらう必要がある。けがれが消えるのを待たないと土地は元に戻らない。
 だからこそ、地形やその土地の状態を把握している冒険者と呼ばれる存在がいる。彼らがダンジョンをいち早く発見したり、魔物を狩ったりして、スタンピードを防いでいるという。
 騎士や兵士もいるが、基本的に彼らは国を護るために存在しているので、滅多なことではダンジョンに潜らないそうだ。
 もちろん、森や草原では騎士や兵士も数減らしをしてくれるが、それだってしょっちゅうしてくれているわけではない。よくも悪くも国優先ってことか。
 まあ、王都や町、村の近くにダンジョンができたとなると、また違った対応をするんだろうけれど。
 うーん、この世界も人間関係はいろいろありそう。
 人間嫌いな私からすれば、買い物をするだけならともかく、王都のような大きな町には住みたくない。できればこぢんまりとした、ほとんど人がやってこないような、辺鄙へんぴな場所や小さな村に住みたい。
 ノンがいるなら、たった一人森の中で生活してもいいとさえ思える。どこに住むかは旅をしながら、ノンと話し合って決めよう。

「あ、神様。今さらだけど、名前を聞いてもいいかしら。私は桐渕有里沙きりぶちありさ――アリサと名乗ることにするわ」
「これは申し訳ない。リュミエールと言うんだ」
「リュミエール……灯りね。世界をともす灯りといったところかしら」
「おや。よく知っているね」
「私がいた世界にある、とある国の言葉――フランス語だもの」

 リュミエールはフランス語で灯りを意味する。他にもルミエールやラリュミエールという言葉もあるけれど、私はリュミエールという響きが一番好きだ。
 ちなみにこの世界もリュミエールという名前だ。
 ということはきっと、リュミエールが主神なんだろう。他の神様もいるのかしら? ……いるみたいね。
 まあ、私には関わりがないだろう……たぶん。
 紅茶を飲みながらしばらく世界のことなどを含めた雑談をする。そして地上に下りたらどこに行こうかと考えていると、突然リュミエールが首を傾げた。

「どうしたの?」
「魔馬――バトルホースが置き去りにされているんだ」
「確か、額に一本の角が生えている馬よね。とても強い魔物の馬」

 与えられた知識を確認しつつリュミエールに問うと、彼が頷く。

「ああ。冒険者が従魔にしようとバトルホースを買ったようだけど、彼はバトルホースの能力を引き出せなかったみたいだね」
「あらまあ。とんでもない冒険者だったのかしら」

 どこの世界にも、自分勝手で迷惑な人間がいるのかとげんなりする。
 私も自分勝手に生きるつもりだけど、神獣たるノンがいることだし、ノンや他人に迷惑はかけないように生きようと密かに決意する。

「そうみたい。今ならバトルホースしかいないけど、どうする?」
「そうね……従魔になってくれたらラッキーだけど、そうならないだろうし。気になるから、とにかくバトルホースのところに行ってみるわ」

 紅茶を飲み干し、席を立つ。
 そしてリュミエールを真っ直ぐ見る。柔らかい笑みを浮かべたリュミエールは、人外的なイケメンだ。とあるロックバンドのドラマーに似ている。
 まあ、人外的なのは神様だから、当然か。

「また会える?」
「教会や、教会ではなくとも、僕の像があるところで祈りを捧げてくれれば、また会えるよ」
「そう、ならよかった。また会いにくるわね」
「ありがとう」

 嬉しそうな顔をして頷くリュミエール。彼も淋しいのかもしれないと思うとなんとも哀れだ。
 この世界には、彼に直接会おうと思う住人がいないんだろう。もしくは会えるということすら忘れているか。
 なにはともあれ、リュミエールに別れを告げ、地上へ送ってもらう。
 そこには、角が生えた真っ黒い馬――バトルホースが膝を折り、うずくまっていた。



  第一章 増える従魔


 冒険者は呪われてしまえ! と物騒ぶっそうなことを考えつつ、バトルホースに話しかける。

「こんにちは」
〈いきなり現れたな……俺を殺すか?〉

 いきなり現れた私に対し、とても、いや、かなり盛大に警戒し、歯をきだしにして威嚇いかくするバトルホースに苦笑する。
 まあ、気持ちはわかる。一度でも酷いめにあって裏切られたら、信じられなくなるのは当然。とはいえ、リュミエールが気にかけた存在だし、教えてくれた彼のためにも助けるか。
 つうか、さすがは【全種族翻訳】のスキル。従魔じゃないのにバトルホースの言葉がわかった。……凄いわね、これ。

「まっさかあ! 助けに来たって言ったら、信じる?」
〈なに?〉

 目の前にいるバトルホースはとても痩せ細っており、怪我もしているみたい。よし、虐待の被害者確定。
 バトルホース自身は動く体力もないようで、蹲ったまま動かない。そして相変わらず威嚇している。だが、このままここに放置すると、魔物に襲われてしまう可能性が高い。
 行動にうつして、移動するとしよう。

「ノン、バトルホースに【回復】をかけてくれる?」
〈いいよ〉
〈回復……? おお、神獣にゃんこスライムじゃないか……!〉

 ノンが手をかざすとバトルホースの体が光る。バトルホースはすぐに立ち上がった。
 そして同時にお腹が鳴る音が。
 初めて聞いたよ、動物がお腹を鳴らす音を。

〈……っ〉

 自分が鳴らした音が恥ずかしかったのか、私とノンから顔を背けて目を泳がせるバトルホース。食料があればいいが、持っていないんだよなあ。

「お腹がすいてるのね。バトルホースってなにを食べるんだっけ?」
〈……俺はなんでも食う。草だろうと、肉だろうとな〉
「そっか。料理をするにも今は食材がないし……歩けるなら、一緒に森に入ってなにか探そう」
〈……いいのか?〉
「いいってことよ~。ノン、採取の手伝いをしてね」
〈はーい!〉

 バトルホースはなんでも食べるのかと若干呆れつつ、近くにある森へと移動する。私に対してはまだ警戒しているので、仕方なしにバトルホースのことはノンに任せ、食料を探す。
 とても豊かな森なのか木の実や果物がたくさんある他に、キノコまで生えているのには驚いた。さすがは異世界ってか?
 採取した果物や木の実はノンを通して、バトルホースに食べてもらう。
 そんなことをしつつ、【鑑定】を駆使して食べられるものを中心に採取していると、開けた場所に出る。
 そこには池があった。【鑑定】すると飲めるとなっていたので、すぐに手ですくって口に含んだ。甘さも感じられる、とても美味しい水だ。
 底を覗くと下から水が湧き出ているのが見える。これなら持っていけるかな?
 その前に、水筒すいとうになるような皮を調達しないと。

「喉が渇いているなら、飲みなさい。この水は安全だから」
〈そうか、ありがとう〉
「ノン、枯れ枝拾いを手伝って。君はまだ動くのがつらいだろうから、ここにいなさい」
〈はーい〉
〈わかった〉

 お腹の減りがある程度なくなったことでイラつきが減ったのか、バトルホースは私の言葉に素直に頷いた。
 そしてノンは嬉しそうにぴょんぴょんと跳ねて森の中に入っていく。
 そのあとをついていきながら、枯れ枝や見つけた食材を拾う。薬草も見つけたので、これで薬を作ろう。そうすれば、リュミエールからもらったお金に頼らなくてすむし。
 まあ、最初は使わせてもらうしかないが。
 ある程度枯れ枝を拾うと、ノンを呼ぶ。ノンは触手しょくしゅを出して枝を抱えていた。かなり集まったので池に戻ると、バトルホースが寄ってきた。
 といっても、ノンの近くに留まっているが。

「さすがに肉が食べられるような魔物はいなかったの。ごめんね。その代わり、果物やキノコがたくさんあったから追加で採ってきたわ」
〈それで充分だ。ありがとう〉

 ……うん、いい傾向だ。ノンがいるからだとは思うが、多少なりとも慣れてきたかな?
 まずは【生活魔法】でかまどを作り、薪になる枝を乾燥させてからくべて火をおこす。そして拾った枝の一部を錬金術で串にするとキノコを刺し、火であぶる。お手軽簡単な食べ物だ。
 鍋やフライパンがないから、コンロはおあずけだ。それに、今は鍋どころかお皿すらないからね~。これでやりくりするしかない。
 しまった、これだったら食器や鍋、ナイフもお願いしてもらえばよかった!
 今さら考えても後の祭り。仕方ないなあ……って鞄をあさると、中から武器と防具を取り出して身につけ、テントも張る。私が武器を取り出したことでバトルホースが身構えたけれど、こっちにそんな意図はない。

「肉が欲しいから狩りに行ってくる。あと、君の体力が回復するまで一緒にいるから。今は食べられるものを食べて、体力を回復しなさい」
〈……いいのか? そもそも従魔でもないのに、どうして俺の言葉がわかるんだ?〉
「今さらその質問? 私は【全種族翻訳】というスキルを持っているの。そのおかげね」
〈なるほど……〉
「ほら、このキノコと果物を食べていて。ノン、バトルホースの近くにいてくれる?」
〈アリサが心配なの〉
「大丈夫よ。一匹狩ったら戻ってくるし、遠くまでは行かないから。むしろ、今は戦えないバトルホースを単独で置いていくほうが危険だわ」

 痩せ細っているバトルホースは、魔物の格好の餌になってしまう。強い魔物のバトルホースといえど、弱っているところを襲われたらひとたまりもない。
 それに、ノンだけが狩りに行ったとして、未だに人間が信用できていないバトルホースと私では、相性が悪い。
 それはノンもバトルホース自身もわかっているようで、ノンは渋々ながらも頷いてくれた。
 それを見届け、森の中へと入る。
 武器は刀だ。神様謹製きんせいの刀だからなのか、手入れは必要ないという。便利だね。
 薙刀なぎなたに似た槍ももらったが、今は木が生い茂る森の中だから、槍での戦闘は適さない。
 果物や薬草、キノコを採取しつつ注意深く歩いていると、右手のほうから殺気が感じられた。そちらのほうを見れば、大型の魔物――ビッグボアが私に狙いをつけているのが見える。
 体高二メートル、体長三メートルはある、とても大きなイノシシだ。

「ビッグボアなら、お肉と皮、牙をゲットできるわね」

 当面の食料に困らないと舌なめずりをし、刀を構える。ビッグボアは私に向かってまっすぐ走ってくる。それをひらりと避け、同時に首を斬りつければ、ビッグボアは勢い余って木にぶつかった。そして痙攣けいれんしたあと、そのまま動かなくなる。
 生きるために必要なことだとはいえ、慣れないな。

「ふう……。さて、ロープはないから、このつたを使って、と」

 木の幹に絡まっていた丈夫なつたを切り取り、木の枝に引っ掛ける。反対側の端をビッグボアの足に結びつけ、【身体能力向上】のスキルを使い、ぐいっと引っ張った。
 それからボアの真下に穴を掘ると、首を切り落として血抜きをする。

「この血の匂いに誘われて、他の魔物も寄ってこないかな♪ ブラウンベアあたりなら、いろいろ使えるんだけど」

 血抜きをしている間に、あわよくばと別の魔物がくることを期待する。そこに現れたのは、期待通りブラウンベア。しかも二体。

「ラッキー! ということで、先手必勝!」
「グルルゥゥ!」
「グアーッ!」

 友好的じゃない魔物の言葉はわからないのか。ある意味ホッとした。できれば言葉を理解する魔物を狩るようなことはしたくなかったし。
 これなら遠慮なくいけると、影の魔物と戦ったことを思い出し、素早く近寄って一体の首を斬り落とす。そこにもう一体の手が振り下ろされたがかわし、背後に回って無防備な首を攻撃。
 呆気なく戦闘が終わった。カンストしてるスキルって凄い!

「ふぅ~。さすがリュミエールご謹製きんせいの刀ね。切れ味抜群じゃない!」

 首を斬り落としたというのに、刃こぼれひとつない業物わざものだ。リュミエールに感謝しつつ、ブラウンベア二体の血抜きをする。
 その間にビッグボアの血抜きが終わったので、【解体】を発動する。

「〝解体〟」

 手で触ってそう呟くと、肉と毛皮、内臓と牙、魔石に分かれた。肉も、肩の部分やお腹の柔らかい部分など、きちんと部位ごとに分かれてくれるのが凄い。
 できれば血抜きなしで解体したいけれど、できるかどうかわからないし。それは今度にしよう。今はバトルホースの傷と体力を戻してあげないと。
 解体したものをマジックバッグにしまい、食べられない、もしくは使えない内臓と骨は穴の中に入れておく。肝臓と心臓は薬やポーションの材料になるので、それもマジックバッグにしまった。
 ここにベア二体の内臓や骨も入れて埋めるので、しばらくそのままだ。
 かなり深い穴だから掘り返されることもないし、アンデッドになる心配もない。アンデッドになるのは死んだ人間と、死霊魔術師ネクロマンサーによる術だけだと、リュミエールが染み込ませてくれた知識が教えてくれる。
 ノンとバトルホースの元へ戻ろうと移動を始めてすぐ、一角兎が三羽出た。それを撃退したりしているうちに、かなり時間がたってしまった。これ以上はノンが心配するし、私も二匹が心配なので、さっさと戻ることに。
 視界の端に写るマップを見つつ移動する。
 このマップはゲーム画面のように、左上に小さく表示されている。もちろん、意識すれば大きくすることもできる優れものだ。旅をするなら、これ以上役に立つものはない。
 池のところに戻ると、すぐにノンとバトルホースが寄ってきた。

「ごめんね、遅くなったわ。ノンたちは大丈夫?」
〈襲われたりしなかったら大丈夫。心配した! だけど、アリサは大丈夫?〉
「ええ、大丈夫よ。お肉をたくさん狩ったのよ~!」

 バナナの葉のような大きい葉っぱがあったので、その上に一角兎三羽分の肉を載せる。他にも狩った魔物を伝えると、喜ぶ二匹。

〈〈おお~!! 大猟!!〉〉
「でしょう? 当面の食料の心配はないし、君の体力が回復するまで、しばらくここで生活しよう」
〈……いいのか?〉
「いいわ。急ぐ旅でもなければ、行く宛てがあるわけでもないし。ね、ノン」
〈うん! たくさん旅したいのー〉
「そうね。まずは腹ごしらえをしましょうか」
〈ノンが枝を拾ってくるのー!〉
〈なら、俺は薪を拾ってこよう〉
「大丈夫? 無理しなくていいのよ?」
〈それくらいは大丈夫だ〉

 私がいない間に二匹で話をしたんだろう。バトルホースの警戒がかなり緩んできている。それがちょっとだけ嬉しい。
 それに、バトルホースはあまり動けないというのに、薪を拾ってくるという。
 無理だけはしないように二匹に言い含め、私は肉を焼く準備を始めた。
 そして十分もすると二匹が戻ってきて、かまどの近くに枝と薪を置いてくれる。
 そのほとんどをノンが持ってきたとはいえ、これだけのものをよく集めたなあ。凄い。ということで、さっそくその枝を使って料理をしよう。
 肉は刀で小さく切ってあるから、そのまま串に差して焼けばいい。確か、塩を持たせてくれてたよね、リュミエールは。なのでその塩を使って味付けをする。

「そういえば、君は生で食べるのと焼いたもの、どっちがいい?」
〈生のものも食べるが、今回は焼いたものを食ってみたい〉
〈ノンもー〉
「ふふっ。いいわよ」

 たくさんあるから、どれだけ食べても問題ない。足りなくなったら、追加でベア、もしくはビッグボアの肉を出せばいいし。


しおりを挟む
感想 2,851

あなたにおすすめの小説

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

転生したら幼女でした!? 神様~、聞いてないよ~!

饕餮
ファンタジー
  書籍化決定!   2024/08/中旬ごろの出荷となります!   Web版と書籍版では一部の設定を追加しました! 今井 優希(いまい ゆき)、享年三十五歳。暴走車から母子をかばって轢かれ、あえなく死亡。 救った母親は数年後に人類にとってとても役立つ発明をし、その子がさらにそれを発展させる、人類にとって宝になる人物たちだった。彼らを助けた功績で生き返らせるか異世界に転生させてくれるという女神。 一旦このまま成仏したいと願うものの女神から誘いを受け、その女神が管理する異世界へ転生することに。 そして女神からその世界で生き残るための魔法をもらい、その世界に降り立つ。 だが。 「ようじらなんて、きいてにゃいでしゅよーーー!」 森の中に虚しく響く優希の声に、誰も答える者はいない。 ステラと名前を変え、女神から遣わされた魔物であるティーガー(虎)に気に入られて護られ、冒険者に気に入られ、辿り着いた村の人々に見守られながらもいろいろとやらかす話である。 ★主人公は口が悪いです。 ★不定期更新です。 ★ツギクル、カクヨムでも投稿を始めました。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

冷遇王妃はときめかない

あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。 だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。

王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません

きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」 「正直なところ、不安を感じている」 久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー 激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。 アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。 第2幕、連載開始しました! お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。 以下、1章のあらすじです。 アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。 表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。 常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。 それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。 サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。 しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。 盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。 アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

夫から『お前を愛することはない』と言われたので、お返しついでに彼のお友達をお招きした結果。

古森真朝
ファンタジー
 「クラリッサ・ベル・グレイヴィア伯爵令嬢、あらかじめ言っておく。  俺がお前を愛することは、この先決してない。期待など一切するな!」  新婚初日、花嫁に真っ向から言い放った新郎アドルフ。それに対して、クラリッサが返したのは―― ※ぬるいですがホラー要素があります。苦手な方はご注意ください。

公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~

谷 優
恋愛
公爵家の末娘として生まれた幼いティアナ。 お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。 お父様やお兄様は私に関心がないみたい。 ただ、愛されたいと願った。 そんな中、夢の中の本を読むと自分の正体が明らかに。 ◆恋愛要素は前半はありませんが、後半になるにつれて発展していきますのでご了承ください。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。