近衛騎士、聖女の姉に身悶える

饕餮

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誕生日、妻の姿に興奮し 思うがままに 体を貪る 後編

「あっ、んっ、あんっ、あっ」

 指の動きに合わせて啼くアヤメとくちゅくちゅと鳴る蜜壺に、そろそろいいかと指を引き抜く。腰を掴んでから蜜壺に肉竿を挿れると、屈曲位にしてアヤメを見下ろす。

「ひぁっ、やっ、ああっ!」

 ゆっくりと腰を動かすと、彼女が啼く。いつもより感じているのか、その声は高い。
 恐らく目隠しをすることで、感覚が鋭くなっているのだろう。
 月に一度は目隠しもいいなと思いつつも、乳首に嵌まっているフレーズを口に咥わえて動かす。

「ああんっ、やっ、ダメっ!」

 頭を左右に振る動きに合わせて胸がふるふると揺れる。腕を固定しているせいか、その動きはいつもよりも大きい。
 それに悶えつつもフレーズとクリームが落ちないよう、その動きを止めるために片方はフレーズとクリームごと口に咥わえ、片方は乳首周辺を触らないように胸を掴むと、フレーズを食べてからクリームごと乳首を舐めまわす。
 もう片方も同じようにそのまま乳首を舌で愛撫しながら腰の動きを少し速めると、イったのかアヤメが背中を反らせて啼き、体を震わせて肉竿を締め付けた。

「あああああっ!!」
「んっ、くっ……、こら、アヤメ……イクときは言えって言ってるだろうが」
「あっ、あっ、ごめ、ああっ!」
「ったく……。お仕置き追加。俺が満足するまで、目隠しと手を拘束したままな」
「それはいやっ、ひゃあっ! 激しっ、あああっ!」
「そのまま啼いてろ」

 乳首から唇を離してお仕置きの追加宣言をしてからいきなり腰の速さを上げた途端、アヤメが激しく喘いで啼く。啼く彼女にお構い無しにしばらく腰を振り続け、蜜壺のナカに精を解き放った。
 ぐったりしているアヤメの足を掴むと肉竿を挿れたまま体を回し、背後位にしてから胸を掴んで揉み、肉芽を擦って喘がせ、啼かせる。いろいろな体位を試したが、アヤメが一番可愛く啼くのが屈曲位と背後位、対面座位だ。まあ、俺もこの体位を好む傾向にあるのは否定しない。
 いろんなところが丸見えだし、大きくて気持ちいいアヤメの胸を触りながら肉竿で啼かせて喘がせ、その声を聞くのも中々そそるものがあるのだ。そして中でも一番啼くのが、この背後位だ。
 正常位か屈曲位で一度蜜壺のナカに精を吐き出すか、散々イカせてから背後位にし、胸や乳首、肉芽を愛撫してやると、面白いくらいに啼くのだ。それがわかってからは、この流れで抱くことが多い。
 飽きないように、違う体位を試す日もあるので、例の本にはお世話になりっぱなしだった。

 背後位でも精を吐き出してから正常位に変え、動かずにアヤメの胸を揉みながら乳首を吸っている時だった。俺の顔が見えないのは嫌だ、しがみつけないのは嫌だと可愛いことを言いだして、内心激しく悶える。
 そんなことを言われてしまったら外さないわけにはいかず、外した途端に俺にしがみついてきたのでそのことにまた悶え、二人で抱き締め合いながら高みへと登り、一緒に果てた。


 ***


「エル、目隠しも縛るのも止めて……。エルがいるとわかっていても、暗いのは怖いのよ……」

 二人で果てたあと、ふらつくアヤメを支えながら風呂へ行く途中でそんなことを言われた。話を聞いてみると、小さなころからなぜか暗闇や暗がりが怖く、今はそれなりに平気になりはしたものの、目隠しなどで真っ暗にされるのはどうしてもダメなのだという。

「エルには言わなかったけど、本当は縛られるのも怖いの……だから……っ」
「……すまん。泣くなよ、もう二度としないから……」

 半分泣きそうな顔をしながら体を震わせ、そんなことを言われたら「二度としない」としか言えない。それを無視して今後もやることは可能だしそれはそれでそそられるが、そのことによってアヤメが狂気に陥ってしまったら俺は自分が許せなくなるし、娘から母親を奪うことになってしまう。
 そしてロイドとクルミやカレンだけではなく、アヤメになついているスレイプニルたちや二重太陽の獅子ソル・レオンからも奪うことになる。
 更に、恨まれながらありとあらゆる方法で何度も生かさず殺さずの状態を保たれた挙げ句、肉片どころか骨も残さず殺されるだろう。

 そう考えて、背中に冷や汗が流れる。

 やる……サザーランド家の三人とあの八匹なら絶対にやる……! 貶したり利用しようとしただけなのにあれだけ怒ったのだ……狂わせたりしたら、確実に殺られる……!

 ぶるりと震えた体と考えを追い払うように頭を振ると、アヤメの顔を見る。不思議そうに俺を見ていた彼女に癒される。

(……そうだよな、アヤメが真っ直ぐに俺を見なくなるなんて……娘がいたとしても、きっと俺はそれに堪えられない……)

 癒しも、悶えも、可愛い顔も、その声も。くるくると表情を変えるその姿を見聞きできなくなるくらいなら、二度とやらないと決めて風呂へいき、二人で並びながら体を洗い始める。

 しばしの沈黙のあと、突然ふぅ、と悩ましげなアヤメの小さな溜息が聞こえる。ふと視線を感じてアヤメを見れば、俺の胯間を見て顔を真っ赤に染めて目を泳がせていた。
 ……まあ、俺はアヤメの体に反応してしまうから、肉竿のこの状態は仕方がない。

「なあ、アヤメ。……もう一回、ここで抱いてもいいか?」
「へ……?! いやいやいや、もう無理だし。体力バカに付き合えるほどの体力はないしっ!」

 俺の言葉を認識した途端、更に顔を真っ赤に染めて否定するも、アヤメは心よりも体の方が正直なようで、乳首が反応し始めていた。

「嘘つけ。さっきから、お前の裸に反応して起立した俺の肉竿を見ては視線を反らし、また見ては……と繰り返してるのを知ってるぞ? それに、ここに連れてきた時よりも乳首が勃って来てるじゃないか」
「エル、あんっ、やん……っ」
「ほら……秘部ここも……」
「ああっ!」

 アヤメのほうを向き、体を引き寄せて乳首を触るとそこは硬くなっていて、そのまま指先でくるくると回すと喘ぐ。そして蜜壺を触ればぬかるんでいて、俺が放った白濁を掻き出すように指を動かせば、背中を反らせて啼いた。
 それに内心くすりと笑いながら指を離すと、二人の体についていた石鹸の泡を流し、アヤメを抱き上げて湯船につかると対面するように俺の足を跨ぐように言う。言われた通りに跨いだものの、恥ずかしがって離れようとする彼女の腰を掴むと肉竿で数度秘部を擦り、蜜壺に挿れた。

「あああんっ! やぁっ、ダメぇっ!」

 ベッドの上よりも楽に動かせるせいか、腰を振るのが楽しい。それをいいことに、肩にしがみついてきたアヤメにキスをしながら両手で胸を揉むと、頭を左右に振りながら背中を反らし、胸を突き出す。
 しばらく愛撫してやれば、先ほどまで抱いていたせいもあるのか、俺の手と肉竿により時間をかけて覚えた快楽があっという間に彼女の体を溶かし、俺好みの音色を奏で始める。

「あんっ、ああっ! イクっ、イッチャうのぉっ! あああああっ! やめっ、イッたばっかで、ひぁっ、あぅっ、ダメぇぇっ!」
「ダメじゃないだろ。俺の肉竿を咥わえこんで離さないくせに……ほら、早く動くぞ……」
「んあっ! あぁぁ────っ!!」

 乳首を吸ったり舐めたり、胸を揉んだりしながら乳首を擦ったりしているうちに、アヤメが一度イッた。

「ああっ! も、無理ぃっ! やっ、またイっちゃうのぉっ!」
「今度はちゃんと言えたな。……ほら、アヤメ……ご褒美だ」
「やあぁぁ────っっ!」

 細い腰を引き寄せ、支えるようにしながら左腕を巻き付けて肉芽を摘まみ、右手は乳首を指先に挟んで動かしながら胸を揉む。

「は……、嫌だと言ってるわりには、締め付けが凄いぞ、アヤメ……っ、気持ちいい、のか……?」
「あぁんっ! ひぁっ、気持ちい、のぉっ! エル、は……っ? ああっ!」
「ふ……っ、気持ちいい、ぞ。もっと一緒に、気持ちよく、なろう……っ!」
「あんっ、ああっ、あ────っ!!」

 快楽に溺れているのか、いつもよりも素直なアヤメに俺もいつも以上に興奮する。イキっぱなしになっているらしい彼女にお構い無しに腰を動かし、登った高みからおろすことなく俺も腰の動きを早めて一緒にイクと、アヤメの中へと精を吐き出した。

 そして風呂から上がった俺はアヤメに怒られ、しっかり反省させられるのだった。

 これから先、何年生きるのか、生きられるのかわからない。だが、時に笑って、時に泣いて、時に喧嘩して、仲直りして。
 そうやっていろんな思い出と記憶を積み重ね、幸せに過ごして行くのだろう。
 アヤメと俺と、それぞれの家族が紡ぎ出す物語は、子や孫に受け継がれて行くに違いない。

 そんな先のことを想像して眠りについたその日夜はとても幸せで、愛が溢れる誕生日の夜になったのだった。


 ──その二ヶ月後。

 三組の夫婦の中でも一番早く二人目の子供を授かり、それに触発されたのか残り二組の夫婦も次々に子供を授かることになる。


 そしてその後。クロザック王国の農業技術がゆっくり上向き、それに一安心していた矢先に聖王国の『聖』がとれてただの王国になったり、元聖王国から騎士団長が「騎士を辞めてきた」と昏い笑みを浮かべながらロイドを頼って来たり、元聖王国とその隣国が大国から滑り落ちたりして巻き込まれたりするのは、また別の話である。



〈 了 〉

感想 1

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みんなの感想(1件)

TOTO
2017.10.01 TOTO

長編ってあるけど1話で完結?
あらすじにもたどり着いてない気がするのですが…。
とても面白そうなので完結表示が間違いである事を祈るばかりです。

2017.10.01 饕餮

すみません、話数を記入するのを忘れていました(汗)

完結になっていますが、全9話です。

毎日0時更新となります。よろしくお願いいたします。


解除

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