妖夢奇譚

梨杏

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人喰いの噂と自称探偵団4

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四頁・鬼王

赤を辿れ。なんて白雪は言っていたが。
「……路地裏に着くなんて聞いてないぞ」
町の赤い灯りに照らされた路地裏は怪しい雰囲気を纏い、暗闇からこちらへ手を伸ばしていた。
「地図じゃこの辺りの筈なんだがな…。どうなってんだ、ここは」
俺が相当な方向音痴じゃない限り表通りからほぼ裏通りに近い路地裏に行くなんてことは中々無いと思うのだが。いや、そうじゃなくても表から大分離れた裏に行くのは無いだろ。
「………戻るか」
踵を返し元の道に戻ろうと振り向き、俺は「最悪だ」と呟いた。
「おうおう、アンタ人間だろ?こんなとこいたら危ねーよー?」
「お兄さん達が安全な所まで案内してやろーかー?」
大柄の狐と猫の妖がニヤニヤと醜悪な笑みを浮かべ俺を喰らおうとしているのは分かっていたが俺はまるで他人事のようにぼんやりと目の前の2人を眺めていた。
俺を喰ったら妖の掟を破る事になるが良いんだろうか、なんて考えながら本当に危機感無くその場で立ち尽くしているものだから、調子に乗らせたのか更にヒートアップする妖達の会話を聞き流していた。その時だった。

"赤"を辿ってください

白雪の言葉を思い出した瞬間、目の前の妖達が悲鳴を上げ怯えたように俺の背後に隠れたのにようやく気付いた。
「……?!何を…」
「許してください!まだ喰ってないです!ほら、五体満足じゃないですか!」
「だからお許しください!!"鬼王"様ッ!!!」
狐の妖の言葉に前を向けば、そこには全てを凝縮したような"赤"がいた。

「まだも何も困るンだよなァ。俺が少し町を離れただけで馬鹿みたいに暴れられちゃあ」

少し灰に近い艶やかな黒髪に愉しげに歪められた赤の瞳、その身を纏う着物と赤き羽織はその存在を際立たせていた。だがそれ以上にその存在を俺に分からせたのは、
「赤い角…。なら、この男が…」
「ン?あー?…………人間?」
ぽかんとした表情でこちらを見る男は少し周りを観察し、俺の手元の紙を見て苦虫を噛み潰したような顔になった。
「あァー……。あんの馬鹿狐、出禁にしてやろうか。初めての客は入れないって言っただろうが」
男の言葉が理解出来ず頭を傾げれば「困ったなァ」と男は苦笑し、少し歩みを進め俺の傍に寄ると俺の頭を撫でて安心させるように微笑んだ。その手は慈悲に溢れた優しい手つきでそのまま世界を隠すように目元に落ちてきた。
「……人間くん。少し眠っていてもらっていいかな。俺はアンタにこの世の怖いものは見せたくない」
そう言うと俺が何か言う前に男は小さく「キキョウ」と呟き、その瞬間俺は猛烈な眠気に襲われ倒れる直前に誰かに受け止められた。
最後に見たのは俺を抱きかかえるようにして支える赤と何かに怯える妖達、それと、


どこまでも暗い闇を体現したかのような化け物だった。




「……だから悪かったって。完全に忘れてたんだよ」
「忘れてたで許されると思ってんなら甘いからな、緋海。前言っておいたよなァ?ちょっとした乱闘騒ぎが起こってから町の住人以外は紹介以外では店を見る事も出来ないって!俺が九里から丁度帰って来たから良かったものの誰もいなかったらどうするつもりだったのか聞かせてくれよ、なァ若様!?」
「あー……、勘弁してくれ…」
ぼんやりとした思考の外で聞こえる怒号と参ったような声にゆっくりと目を開ければ、カウンター越しに説教する先程の鬼王の男と困ったように手を上げる虚偽の地図を渡した狐がそこにはいた。
「……クソキツネ…」
「誰がクソキツ……いや、すまん」
阿修羅のような顔で緋海を睨む男に俺もつられて恐怖で顔が引き攣るのを感じていれば男は「おっと…」と呟き、俺に向き直り優しく微笑んだ。
「あー、なんだ。起きて早々だが自己紹介をしようか。
俺の名前は鬼童丸。周りからは鬼童って呼ばれてる。一応鬼王って立場だが…まァ、そこら辺にいるただの居酒屋の店主だと認識された方が俺は嬉しいかなァ」
「……君が1番王の役割果たしてるんだから誇っていいと思うんだがな」
静かに呟いた緋海の言葉に「王なんて肩書き俺は要らねぇなァ」と笑った鬼童丸は手元で作っていた見た事がない飲み物を俺に差し出した。
「で?アンタの名前は?人間の探偵くん?」
探偵、そう呼ばれた瞬間、俺は飲み物を受け取ろうとした手を止めていた。
俺達を人間の探偵団だと知り、そう呼ぶのは玉藻御前と最側近達のみ。ただの妖達は俺達を玉藻御前に招かれた特別な人間という認識しかしていないはずなのだ。
疑ってはいなかった。ただ確証は得られなかった。
だが、今回の事で確定した。この男は、緋海や本人が言うように九つの王の一人、鬼王。
俺達を最初から見ていた、妖魔界の"門"なのだろう。
「…………」
「……なんも入って無いし、今更人間を殺そうなんて思っちゃいねぇよ。それにさっき言ったろ?俺は鬼王よりもここの店主をしてる方が性に合ってる」
何も言わない俺に少しだけ悲しげに眉を下げた鬼童丸は一口手にあるやけにカラフルな液体を飲み「うん、美味い」と頷き、今度は俺の手にコップをしっかりと持たせて「見た目はアレだけどなぁ、美味いのは保証するぞ」と笑った。
「ゆっくりでいい。アンタが俺を信用してくれたらさ、その時は名前を教えてくれよ」
「……あんたはどうして、そこまでしてくれる」
「ンー?あァ、なるほど…?」
言外にお前は鬼の王で人間を恨んでもいい立場だと言えば鬼童丸は俺からの質問に「どうして、って言われてもなァ」と不思議そうに首を傾げた。
「逆になんで全ての妖が人間恨んでるって思ってんだァ?」
「だって人間は妖に…」
「それは逆も言えんだろ?今は特になァ。
大体、俺は鬼の頭領だが別に人間を嫌いな訳じゃあない。……あー、申し訳無いが好きでもねぇけどな。
でもアンタみたいな相手を気遣える奴は心から好きだと言えるよ。だってアンタあの馬鹿共に襲われかけても自分から手を出す気無かったろ。妖を傷付けずに乗り切る策を考えようとしてた。だから俺はアンタを信用しようと思えたんだ」
そう言われても納得できず「だが…」と続けようとした俺に呆れたのか緋海は手元の酒を片手間に揺らしながら「ヘタレが」と言いながらわざとらしく特大の溜息を吐いた。
「鬼王に、鬼童に挨拶したいって言ったのは君だろう。グダグダ言ってないで鬼童の性格を受け入れておけばいいだろうが。なァ?鬼童?」
「お前ほんっと俺達の前だと口悪ぃなァ…。だが、まぁ。緋海の言う通りだな。その謙虚さはアンタのいい所だが悪い所でもある。だから、率直に聞こう。アンタは俺達の事をどう思いたい?嫌うも好むもアンタ次第だ」
どう思いたいかなんてそれは決まってる。
ただ俺は、俺達人間は妖に許される資格は無い。
だから、鬼童丸達の優しさに甘える事なんて出来ないと分かってる。
だが、
「……信じたいと思ってる。俺自身…人間のやった事を許せなくても。…俺は妖が、お前達が好きだから妖と人間を繋ぐ探偵なんて事を危険も承知でやってんだ。その心に変わりは無い」
「…………頭のネジ1個取れてるな」
「…………はっ、けどいい覚悟だ。俺は好きだぞ、こんな馬鹿」
「──ははははっ!!それには同意だ」
勇気を振り絞り出した答えに色々言いながらケラケラと笑い合う二人についていけない俺を差し置いて緋海も鬼童丸もあーだこーだと意見や話題を投げ合い楽しそうに笑う姿は、それはとても良いもので俺は虹色に光り輝く液体を飲みながらつられて笑っていた。
───…不思議だな?笑いが止まらないんだが。
「……ひーかーいー?何入れた?」
「俺決定なのか。まぁ、そうなんだが。勘違いしないで欲しいが危ないものじゃないぞ。ただの笑い茸だ」
緋海が懐から出した茸には明らかにヤバい黄色に人間の笑った顔のようなものが浮かび上がっている、言ってしまえば毒キノコめいた物で、それを見た俺と鬼童丸は揃って顔を引き攣らせた。
「ただの笑い茸ってなんだ!そのニコニコした顔みたいなのついてんのこっちの笑い茸だろ!人間には効きすぎるの知ってんだろーが!」
ダンっとカウンターを叩いた鬼童丸は焦ったように奥に引っ込んで行ったのを俺は笑いが止まらないまま見ていれば「ハハ、そのまま何も喋らずに笑っとけ」と緋海は俺以上に楽しそうに笑った。
「君達に人探しを頼んだのは俺だ。人喰いの件もな。ああ、紅蝶を紹介したのもだな。
だがな、俺は鬼童を困らせる為に君をここに来させた訳じゃない。当然だろう?あいつは俺と同等の情報を持ってる。だから探す事を許可したんだ。あいつなら君達の力になってくれるだろうと思ったからな。
鬼童は優しい。俺の知る限り誰よりもな。
だから人喰いの事もあいつに投げ…いや任せとけばいいだろうってな。
だが、その過程でお前があいつに不安な顔させるようなら話は別だ。もしあいつに何かあろうものなら俺は今ここでお前を消したって構わないんだからな、人間」
殺意の籠った細められた赤い目に何も言えず見つめ返していれば「まぁ、気長にお前達を見させてもらおうかな」とパッと殺意を打ち消し先程よりも柔らかさを含んだ笑みを浮かべた。
「俺はこれでも君と鬼童が仲良くなるのを期待しているんだ。裏切らないでくれよ?」
「ははっ…」
やっぱり俺はこの無茶苦茶な男とは合わない。
こんな奴は苦手だ、色んな意味で。
「人間君おまたせ。これ飲んでくれ」
戻って来た鬼童丸はやけに赤い液体の入った器を俺に差し出し、疲れたように緋海の隣の席に座った。
「お前二度と茸取ってくるなよ…」
「茸美味しいんだよなぁ」
「聞いてる?」
二人のやり取りを聞きながら謎に光り始めた赤い液体にゾッとしながらも覚悟を決めて流し込めば猛烈な苦味と共に止まる笑いと同時に、脳内で黄色の笑い顔が「バイバーイ」と言いながら飛んでいく幻覚をみた気がした。
「……鬼童、さん。茸が天国に…」
「人間君、アンタはこっちに帰って来ような」
困ったような、どこか呆れたような笑みを浮かべながら椅子から立ち上がった鬼童丸はそんなに力を込めずに俺の頬を抓りながら空いた片方の手で持っていた水の入った器を差し出してきたので、そのまま促されるままに飲めば未だ苦味の残った口内が洗い流された気がした。
今なら思える。水以上に美味い物は無い。水しか勝たん。
「さァて、そろそろ店の事もあるし、うだうだ話を長引かせるのは好きじゃあない」
本題を話してもらおうかと目を細めた鬼童丸はキョトンとした顔をしている俺と緋海の顔を見渡し「おいおい、まさか挨拶だけって事は無いだろう?」とケラケラ笑いながら懐から出した煙草を咥え、火を付け楽しげにフゥーと紫煙を吐き出した。
「最初に言ったが俺は鬼王だ。独自の情報網はあるしアンタらの話の内容はだいたい聞いてる。それでもこっちから話を切り出さないのは…まァ、簡単に言えば面倒だからだ」
信用するとは言ったが人間に肩入れする理由も無い、と俺に向かって言い放った後鬼童丸は隣でこっそりと酒棚から盗っていた酒瓶を緋海から取り上げ「若様にも、な」とニッコリと笑みを浮かべた。だが口元に比べ目は少しも笑っていない所を見ると勝手に酒を飲むなという意味と先程言った通り面倒事に巻き込むなの意図を含んでいるのだろう。
「だいたい、お前が俺を人間君に紹介したのだってどうせ人間と関わり合いたくなくてこっちに投げただけだろ。俺をお上のゴタゴタに巻き込むな、アホが」
探偵業は凄い、妖と人間の架け橋も『俺』は良いと思う。
だがそれだけだ。
「今回は情報をやるが緊急時じゃない限り金輪際俺はお前達の行動に関与しない。あァ、友人として店に来るのは大歓迎だがな」
赤い瞳が細められ、何も言わない俺達を見渡した後、俺の困惑した表情が目に入ったらしい鬼童丸はあー…、と気まずそうに髪をガシガシと掻いた。
「そんな顔してくれるな、俺にも事情があるんだよ。………んん…緋海なら分かるだろ?俺は、」
「…分かってるよ。俺的には君達が友人になるのが1番の目的だから問題無い」
ならいいと緋海に1枚の紙を渡し立ち上がった鬼童丸は俺の顔を見て困ったように笑い「今度は名前教えてくれると嬉しいなァ」と店の置くへと消えていってしまった。
「……あんた達すぐこっち関係無く消えてくよな」
「妖は気まぐれだからな」
それだけで片付けられてたまるか、と言いたかったが言っても無駄な気がして口を噤んだ俺に緋海は今日何度目か分からない溜息を吐き出し、尾で俺の背中をポスポスと叩いた。
「まあ、精々頑張れ。ほら」
小さく折り畳まれた紙を持たされたその瞬間、リン…と鈴の音が聞こえ俺の視界はぐらりと揺れた。
なんで、どうして、と思う間もなく意識を失う前に俺が微かに聞いた声は…あの心の読めない男の小さな慈悲と俺達へのヒントだったのだと思う。


『人喰いは、鈴ノ子。狙われるのは"妖"が見える人間だけ』
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