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仕事が手につかない!
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暗い部屋の明かりをつけて玄関の端によって渡辺さんに先に入ってもらうように促した。
渡辺さんは「悪い……」って一言言ってから玄関先で靴を脱ぎ、私はその間に渡辺さんに背負われている美樹ちゃんの靴を一つ一つ手で脱がした。
玄関で靴を脱いだまま待っているのはたぶん美樹ちゃんの靴を気にしてのことだと思った。
「美樹ちゃんの靴は脱がせましたから大丈夫です。上がってください」
渡辺さんにそう伝えると小さく「失礼します」と軽く礼をして中へ入ってくれた。すかさず私もそのあとを追って部屋の中へ。
美樹ちゃんを肩に担ぎながら私の部屋をキョロキョロ見渡している。
私はリビンではなく隣の寝室のベッドの上に美樹ちゃんを降ろしてもらうことにした。
渡辺さんだし?寝室を見せることぐらい……なんてこと、ないよね?
「えっと、隣の寝室のベッドに美樹ちゃんを降ろしてもらえますか?あとは私が何とかしますから 」
「え?いいのか?寝室に入っても」
躊躇いがちに言う渡辺さん。
「ええ。渡辺さんですし、問題ありません」
私は軽くあしらった。
「あ、あの……こうみえても、俺って男なんだけど?」
なんか視線が本当にアダルトっぽく見えて……いつもの渡辺さんに見えないような仕草をする。
「渡辺さんが人に嫌がることする人じゃないって……知ってますもの。私を誰だと思ってるんですか?渡辺さんのお隣席歴二年ですよー!」
「言ったなぁ……」
「えっへん!」
私は胸を張ってちょっと威張って見せた。
渡辺さんはまたしてもすまなさそうに私の寝室へ入ってベッドに美樹ちゃんをそっと降ろして横に寝かせるようにした。
「これでいいか?」
「十分です。無理を言ってごめんなさい」
「いや……暴走を止められなかった俺が悪いんだ……」
私は労うためにも渡辺さんにローテーブルへ座ってもらうように座布団をすすめた。少しは休憩したいだろうし……ね。
「お茶かコーヒー、紅茶でも飲んでいきますか?」
「冷たいお茶があったら頂戴したいかな……」
「わっかりました」
私は冷蔵庫に入っている麦茶をグラスに注いでテーブルの上の渡辺さんの前にそそっと置いた。コルクで出来た丸いコースターを下につけて。
「サンキューな」
座布団の上に胡座をかいて座った渡辺さんは冷たい麦茶をゴクゴクッと一気に飲み干した。飲みっプリはさすがって言うか、男らしかった。
もしかして……とっても喉が乾いていたのかもしれない。
壁時計に目をやるともう深夜の一時になるところだった。
渡辺さんは麦茶を飲み終わっても何かが気になるのか、またしてもキョロキョロしている。
女性の独り暮らしの部屋がそんなに珍しいのだろうか?
ふと渡辺さんがポツリといった。
「女性の部屋にしては……星野の部屋ってあんまり物がないしさっぱりしてんな…………。女らしくないって言うか……。ところで……」
言いますか言いますか。
これでも気にしてるのに……。
そんなことを言ってはいるのに、何故か渡辺さんは私の顔をマジマジと見つめる。
え……?なになに……?
ちょっとドキッとしちゃったんですけど……?
「うーちゃん、何処?会えると思ったんだけどなー」
ああ……
そうでしたそうでした!
渡辺さん、子猫の雨月……『うーちゃんラブ』でした!
渡辺さんは「悪い……」って一言言ってから玄関先で靴を脱ぎ、私はその間に渡辺さんに背負われている美樹ちゃんの靴を一つ一つ手で脱がした。
玄関で靴を脱いだまま待っているのはたぶん美樹ちゃんの靴を気にしてのことだと思った。
「美樹ちゃんの靴は脱がせましたから大丈夫です。上がってください」
渡辺さんにそう伝えると小さく「失礼します」と軽く礼をして中へ入ってくれた。すかさず私もそのあとを追って部屋の中へ。
美樹ちゃんを肩に担ぎながら私の部屋をキョロキョロ見渡している。
私はリビンではなく隣の寝室のベッドの上に美樹ちゃんを降ろしてもらうことにした。
渡辺さんだし?寝室を見せることぐらい……なんてこと、ないよね?
「えっと、隣の寝室のベッドに美樹ちゃんを降ろしてもらえますか?あとは私が何とかしますから 」
「え?いいのか?寝室に入っても」
躊躇いがちに言う渡辺さん。
「ええ。渡辺さんですし、問題ありません」
私は軽くあしらった。
「あ、あの……こうみえても、俺って男なんだけど?」
なんか視線が本当にアダルトっぽく見えて……いつもの渡辺さんに見えないような仕草をする。
「渡辺さんが人に嫌がることする人じゃないって……知ってますもの。私を誰だと思ってるんですか?渡辺さんのお隣席歴二年ですよー!」
「言ったなぁ……」
「えっへん!」
私は胸を張ってちょっと威張って見せた。
渡辺さんはまたしてもすまなさそうに私の寝室へ入ってベッドに美樹ちゃんをそっと降ろして横に寝かせるようにした。
「これでいいか?」
「十分です。無理を言ってごめんなさい」
「いや……暴走を止められなかった俺が悪いんだ……」
私は労うためにも渡辺さんにローテーブルへ座ってもらうように座布団をすすめた。少しは休憩したいだろうし……ね。
「お茶かコーヒー、紅茶でも飲んでいきますか?」
「冷たいお茶があったら頂戴したいかな……」
「わっかりました」
私は冷蔵庫に入っている麦茶をグラスに注いでテーブルの上の渡辺さんの前にそそっと置いた。コルクで出来た丸いコースターを下につけて。
「サンキューな」
座布団の上に胡座をかいて座った渡辺さんは冷たい麦茶をゴクゴクッと一気に飲み干した。飲みっプリはさすがって言うか、男らしかった。
もしかして……とっても喉が乾いていたのかもしれない。
壁時計に目をやるともう深夜の一時になるところだった。
渡辺さんは麦茶を飲み終わっても何かが気になるのか、またしてもキョロキョロしている。
女性の独り暮らしの部屋がそんなに珍しいのだろうか?
ふと渡辺さんがポツリといった。
「女性の部屋にしては……星野の部屋ってあんまり物がないしさっぱりしてんな…………。女らしくないって言うか……。ところで……」
言いますか言いますか。
これでも気にしてるのに……。
そんなことを言ってはいるのに、何故か渡辺さんは私の顔をマジマジと見つめる。
え……?なになに……?
ちょっとドキッとしちゃったんですけど……?
「うーちゃん、何処?会えると思ったんだけどなー」
ああ……
そうでしたそうでした!
渡辺さん、子猫の雨月……『うーちゃんラブ』でした!
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