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『編み物男子部』?ができるまで。
202 ★火花散らす 5
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そんなことがあった昼休みだった。
だから俺はなるべく早く翔琉の側に行きたかったのだ。
……!
固まった。俺は完全に固まった。
走っている足が突然止まって、その場で動かなくなってしまった。
見たくない光景が俺の目に強制的に入ってきたのだ。
あんのやろう!
俺の目の中には……アイツが、アイツの腕の中には、すっぽりその中に嵌まっている制服を着た男子生徒の後ろ姿があった。
後ろ姿でも翔琉って俺にはわかる。だいたいアイツが抱きしめる男なんか……翔琉しかいないからだ。
アイツーー村瀬智が腕の中にいる翔琉となにやら楽しそうに話をしている。そして……俺に気がついてニヤリと広角を上げた。
俺が見ている前で。
あのくそやろうーーー!
翔琉の頬にキスなんかしやがった!
それもわざと音とを立てて俺に聞こえるように、見せつけるようにしやがったーーー!
な、殴りたい……。
あれが先輩じゃなかったら、翔琉が認めていなかったら……。
ぜってーボコボコにして、暫くガッコーに来れなくしてるぜ。
翔琉の側になんかぜってーいさせねぇし。
……今の俺には何一つそれができねぇ。
それをわかっててアイツは見せつけているのだ。
翔琉は僕のだ……って、
学校で三本の指に入る男。
目でその絶対王者のオーラを放つ。
口許で笑っている。
腕の中で囲って見せている。
現実を……。
俺は顔に出さないよに何事もなかったようにニヤッと笑い返した。
だから俺はなるべく早く翔琉の側に行きたかったのだ。
……!
固まった。俺は完全に固まった。
走っている足が突然止まって、その場で動かなくなってしまった。
見たくない光景が俺の目に強制的に入ってきたのだ。
あんのやろう!
俺の目の中には……アイツが、アイツの腕の中には、すっぽりその中に嵌まっている制服を着た男子生徒の後ろ姿があった。
後ろ姿でも翔琉って俺にはわかる。だいたいアイツが抱きしめる男なんか……翔琉しかいないからだ。
アイツーー村瀬智が腕の中にいる翔琉となにやら楽しそうに話をしている。そして……俺に気がついてニヤリと広角を上げた。
俺が見ている前で。
あのくそやろうーーー!
翔琉の頬にキスなんかしやがった!
それもわざと音とを立てて俺に聞こえるように、見せつけるようにしやがったーーー!
な、殴りたい……。
あれが先輩じゃなかったら、翔琉が認めていなかったら……。
ぜってーボコボコにして、暫くガッコーに来れなくしてるぜ。
翔琉の側になんかぜってーいさせねぇし。
……今の俺には何一つそれができねぇ。
それをわかっててアイツは見せつけているのだ。
翔琉は僕のだ……って、
学校で三本の指に入る男。
目でその絶対王者のオーラを放つ。
口許で笑っている。
腕の中で囲って見せている。
現実を……。
俺は顔に出さないよに何事もなかったようにニヤッと笑い返した。
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