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女人禁制の☆あみだん☆開始!
32 自己紹介 9
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壇上に二人の上級生が立つ。
生徒会長の戸神が腕を組んだ。
「戸神那瑠樹、二年だ。入部届は既に顧問に渡してあるから僕と実光は『あみだん』の部員である。生徒会の会長をしているから毎日部活には来られない。そういう訳で申し訳ないが週一必ず集まる曜日を設けることを提案する。君達が冷やかしで僕達が入部したと思っているみたいだがそれは誤解である」
威風堂々とした態度に此処に居る皆が気圧されていた。
流石というか、二年生でも生徒会長の威厳が漲っている。
「僕はひとまず自分用のカーディガンを編もうと思っている。カーディガンをメインにデザイン画を沢山描いてそのうちの何枚か編む予定だ。僕の将来の目標はニットデザイナーだ。そのために入部した。女に不自由はしていないが決まった相手はいない。だから作る作品はすべて自分が着てみたいと思う作品を編みたいと思っている。以上だ」
戸神さんが話し終わると間髪入れずに田岡さんが話し始めた。
「で、俺は田岡実光。那瑠樹、っていってもわかんねーか……戸神は二年C組で俺が二年D組。俺たちは幼馴染みなんだぜ。那瑠樹の夢を叶えるために俺が那瑠樹のサポートすることをずっと前から決めてるんだ。だから入部した。編み物には興味はないけど那瑠樹の作るものには興味がある。俺は那瑠樹のためなら此処で何でもやってやる。編み物だって、問題はない。で、提案なんだけどさー名字呼び、やめねー?」
突然の申し出に皆が固まっている。
「それって、どういうことですか?」
取りあえず聞いてみることにした。
皆も座ったまま個々に頷いている。
「俺、那瑠樹のことは那瑠樹ってしか呼ばねーんだよな。お前、鳴海だろ?間違いそうじゃん。イントネーションで違うっつうたら違うんだけどさー。それだったら『あみだん』の皆で名前呼びしたらすべて解決じゃん!俺たちのことは「那瑠樹先輩」「実光先輩」で呼べばいいんじゃね?親し気でいいじゃん!」
「な、鳴海のこと……名前で呼んでいいってこと?」
「そうそう!」
「俺その案乗った!」
速攻で聞く相沢君に田岡さんが笑顔で応じ、それに対し即答で相沢君が反応した。
「い、いいの……?」
朔田君は俺の方を見て聞いてくる。目が潤んでいてその行為が殊更喜びたい、そんな雰囲気が漲っている。
「皆の意見が同意なら……いいと思うよ。ちょっと……照れ臭いけどね!」
俺は他の皆に聞いてみた。
坂口君も名塚君もあっさりと同意してくれた。
戸神さんはというと、ちょっと顰めっ面である。
「実光ー!自分だけだろ?俺の名と鳴海の名が似ていて困るのは」
「そうかぁー?いい案だと思ったんだけど?那瑠樹は嫌なのか?俺の案」
大きなため息をつきながら、観念したかのように同意した。
「いいよ。実光の案に乗るよ。お前はいいのか?俺の名前を呼ぶ奴って……学校じゃあ実光ぐらいだろ?」
「此処だけでなら……うん、いいんじゃねー?」
「わかった……鳴海君、全員賛成みたいだから、今からそうしない?」
名前呼び……レベル高そうな案件だけどこういうのも部活……じゃない、同好会ならではなんだなぁ……って俺はひとりでジーンとキテた。
生徒会長の戸神が腕を組んだ。
「戸神那瑠樹、二年だ。入部届は既に顧問に渡してあるから僕と実光は『あみだん』の部員である。生徒会の会長をしているから毎日部活には来られない。そういう訳で申し訳ないが週一必ず集まる曜日を設けることを提案する。君達が冷やかしで僕達が入部したと思っているみたいだがそれは誤解である」
威風堂々とした態度に此処に居る皆が気圧されていた。
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「僕はひとまず自分用のカーディガンを編もうと思っている。カーディガンをメインにデザイン画を沢山描いてそのうちの何枚か編む予定だ。僕の将来の目標はニットデザイナーだ。そのために入部した。女に不自由はしていないが決まった相手はいない。だから作る作品はすべて自分が着てみたいと思う作品を編みたいと思っている。以上だ」
戸神さんが話し終わると間髪入れずに田岡さんが話し始めた。
「で、俺は田岡実光。那瑠樹、っていってもわかんねーか……戸神は二年C組で俺が二年D組。俺たちは幼馴染みなんだぜ。那瑠樹の夢を叶えるために俺が那瑠樹のサポートすることをずっと前から決めてるんだ。だから入部した。編み物には興味はないけど那瑠樹の作るものには興味がある。俺は那瑠樹のためなら此処で何でもやってやる。編み物だって、問題はない。で、提案なんだけどさー名字呼び、やめねー?」
突然の申し出に皆が固まっている。
「それって、どういうことですか?」
取りあえず聞いてみることにした。
皆も座ったまま個々に頷いている。
「俺、那瑠樹のことは那瑠樹ってしか呼ばねーんだよな。お前、鳴海だろ?間違いそうじゃん。イントネーションで違うっつうたら違うんだけどさー。それだったら『あみだん』の皆で名前呼びしたらすべて解決じゃん!俺たちのことは「那瑠樹先輩」「実光先輩」で呼べばいいんじゃね?親し気でいいじゃん!」
「な、鳴海のこと……名前で呼んでいいってこと?」
「そうそう!」
「俺その案乗った!」
速攻で聞く相沢君に田岡さんが笑顔で応じ、それに対し即答で相沢君が反応した。
「い、いいの……?」
朔田君は俺の方を見て聞いてくる。目が潤んでいてその行為が殊更喜びたい、そんな雰囲気が漲っている。
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俺は他の皆に聞いてみた。
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戸神さんはというと、ちょっと顰めっ面である。
「実光ー!自分だけだろ?俺の名と鳴海の名が似ていて困るのは」
「そうかぁー?いい案だと思ったんだけど?那瑠樹は嫌なのか?俺の案」
大きなため息をつきながら、観念したかのように同意した。
「いいよ。実光の案に乗るよ。お前はいいのか?俺の名前を呼ぶ奴って……学校じゃあ実光ぐらいだろ?」
「此処だけでなら……うん、いいんじゃねー?」
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