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舞台1ー16
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伊久から発せられる「ちくび」という生々しい言葉に客がまた反応し始める。
俺の顔を見ようと後ろへ振り向こうとする伊久の無防備になった反対側の肩口に顔を寄せ優しい口づけをしながら大きく音を立てては何度もその一帯に口づけの嵐を降らした。
からだ中が性感帯になってしまっている伊久にはもう為す術もない。
俺にさせるがままである。
「ま、まさ……い、いやん!……あ、ああっ!んっあっ!……まってまって……ま、んん!っ…っんん、やん!」
舞台の袖口にいる見習いの一人に声をかける。
客は見習いを『習い童』と呼んでいる。
「玄、今日は肌襦袢を三枚用意しろ。下手に三枚並べておけ」
「か、かしこまりました」
「おおー!」
「きょ、今日は三枚だって!手にする率があがるぞー!」
「伊久さまのはなかなか手に入らないからな」
「絶対欲しい!」
それを意図するものが何なのか知ってる客たちが色めき立つ。
客がそれぞれの反応を示していく。
大盛況といってもいい。
それを聞いた伊久は真っ青になる。
「や、やだやだやだやだ!おねがい!それだけはゆ、ゆるしてぇー!」
俺の顔を見ようと後ろへ振り向こうとする伊久の無防備になった反対側の肩口に顔を寄せ優しい口づけをしながら大きく音を立てては何度もその一帯に口づけの嵐を降らした。
からだ中が性感帯になってしまっている伊久にはもう為す術もない。
俺にさせるがままである。
「ま、まさ……い、いやん!……あ、ああっ!んっあっ!……まってまって……ま、んん!っ…っんん、やん!」
舞台の袖口にいる見習いの一人に声をかける。
客は見習いを『習い童』と呼んでいる。
「玄、今日は肌襦袢を三枚用意しろ。下手に三枚並べておけ」
「か、かしこまりました」
「おおー!」
「きょ、今日は三枚だって!手にする率があがるぞー!」
「伊久さまのはなかなか手に入らないからな」
「絶対欲しい!」
それを意図するものが何なのか知ってる客たちが色めき立つ。
客がそれぞれの反応を示していく。
大盛況といってもいい。
それを聞いた伊久は真っ青になる。
「や、やだやだやだやだ!おねがい!それだけはゆ、ゆるしてぇー!」
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