見世物小屋の少年たち【R18】

舞台１ー17

　必死になって懇願する伊久。
　客たちは我こそはと大にぎわいだ。

　そう、此処は普通の『影間茶屋』や『芝居小屋』ではない。

　春画よりも生々しい芸事……

　此処での舞台子は客を取る前に舞台で抱かれるのを魅せる……
　これが此処での芸事ー　舞台子たちの演舞なのである。

　影間茶屋では影間や影子も挿入前に自らの手で準備万端整えなければならない。
　此処では総括の俺が舞台子のからだのすべてを準備する。

　影間茶屋などでは客に決して精を放つことは厳禁とは違い、此処では舞台で精を放出させられる。

　そう、客の目の前でイかされるのだ。

　春画よりも激しくシコレル……
　
　春を買うのが叶わない客に大好評の……演舞である。

　競り落とす客にとっても好評で、好みの相手を物色できる。
　その上、感度が上がってる少年を抱けるメリットもある。
　イッたあとの感度がいい少年を抱くと云うのは、挿入中の快感が何よりもよく少年も何度もイきやすくなっており、襞のうねりと収斂が客を何処までも楽しませるのであった。