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幕間2ー3

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 見習い童たちと入れ替わって舞台子たちが入ってくる。
 彼らは真っ赤な肌襦袢を肌が見えないようにキチンと着込み、桃色の腰紐だけでその姿を留めていた。

 歩く姿はゆっくりで覚束ない。
 彼らにはゆっくりにしか歩けない事情があった。

「急がなくてもいいから、那智の傍まで来なさい」
「は、はいっ……んっ!」

 舞台子たちの後ろのちっちゃな蕾には紐状で作られたモノを編み上げながら巻き付けて拵えた男根形の張形が奥まで捻込められていた。
 素材はハス芋の茎を干して紐状になったモノで、作られた張型には編飲んで拵えた男根の棹の部分に大きめの突起が不規則に数多あった。
 動く度にそれが襞を擦って強い刺激を与え感度を上昇させる効果がある。
 反り上がった傘の部分は厚みと深みがあってそれだけでも十分楽しめるイチモツになっていた。
 不規則に結んだ紐状のモノで作られた突起のある見目が歪な張形は職人に特別に拵えて貰ったモノたちである。

 突起の刺激から逃れようとゆっくり動くけどそれは叶うことはない。
 その為に業と四方に不規則に小豆大の突起が棹の部分に散りばめられているのだ。
 もじもじした姿勢で那智の傍まで辿り着いた舞台子たちは主の言葉を待った。

 主は舞台子たちの歩く下肢の仕草を見つめ満悦になる。

「那智の着物はそのままでいいから、座って那智を動かないようにしっかり掴んでいなさい」
「は……はい……」

 舞台子たちは座るのさえ難なくは出来ず、生まれたての小鹿のように足をプルプルさせながらなんとか座ろうと努めた。

 膝を立てて那智のからだを拘束した舞台子たちの様子を笑みで満足を示し太ももの付け根周辺を這わせていたいた手を指の平でツーっと玉袋から棹へ這わしていく。

 この先に待ち構えているもの……
 
 蕾に嵌められている異物で舞台子たちはからだの芯が疼くのをモジモジしながら必死に堪えている。
 だから那智を押さえている筈の手がどうしてもお留守になりがちになりそうになる。
 
 舞台子たちは固唾を飲んですやすやと眠っている那智の姿を見守った。 
 
 これから始まるものを想像しつつ……
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