恋人はプチ変…

青森遥

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恋人ができまして…

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 私は、東京、新宿近辺に通勤しているOLだ。仕事は、設計事務所で環境設計。自分が設計したものが、形になるのは、とても楽しく、私は、この歳、35になるまで、結婚も恋愛も意識してこなかった。
  そんな私に、素敵な彼ができた!彼は、高校時代の友人のお兄さん。同じような職種。職場は男ばかりで、出会いがなかったとか…。紹介されて、すぐ意気投合した。
 手も繋いだ。でもそこから、彼とは特に進展は、ない。
 いや、少しあった…。というべきか…。彼は、私を遠くから撮影したり、先日は、図書館に行ったら、本棚の向こう側の隙間からのぞいたり。全く、これはノーマルな男のやることなのだろうか?
 私は、彼を世間でいう正常な恋愛レベルに持って行くこと、というか、私の好ましい恋愛に持って行くことにした。
 「ねぇ、遼?今度休日、水上バスで隅田川一周ってどうかな?」
 彼は、じっと私を見ながら、少し照れくさそうに「いいよ」と言った。
 私は、彼に好かれたくって、多分男が喜びそうな、憂いを帯びた目で、少し撓垂れて見返した。
 
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