恋人はプチ変…

青森遥

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いざ、デート! その2

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 私たちは水上バスの前に、水道橋駅前の後楽園球場をなんとなく、歩くことにした。駅に着くと、JRAや東京ドームが圧倒的な大きさで、天気のよい秋晴れの空に輝いていた。
 ドーム前の道を歩いていると、前を歩く大学生位のカップルが楽しそうに手を繋ぎながら、話しをしている。
 私は、今日のスケジュールなど話している彼を何気なく見た。ポケットに手を入れたまま…。
 こういう時、慣れた女なら、寒いとかいって、ポケットに手を突っ込むんだろうな、など考えながら、私は、彼のスケジュール案について、頷いていただけだった。 
 「後楽園球場は、今はラクーアと言って、複合施設だよ…。」久しぶりの後楽園。大学生の時以来。
 あの頃は、怖いものなしみたいに、はしゃいで毎日過ごしていたっけ。今は、夢の後みたい。
 あの時の後楽園は、隣には告白されて、なんとなく付き合いはじめた知也がいた。格好つけて、自分がいかに女にもてるか話していたっけ。今考えるとなんか微笑ましい…。
 遼は、今までどんな女性と付き合ってきたのかしら?彼は私の考えていることが分かるように言った。
 「僕、お見合いは何回かしたことあるよ。ただ、向こうから断られてね。たぶん、僕の趣味が相手に合わなかったんだろうと思う。大概箱入り娘のお嬢さんだったしね。」
 「しゅ、趣味?」趣味って性的嗜好のこと?聞きたかったけど、まだそこまでの仲じゃない。ただとても気になる…。あの隠し撮りみたいな写真と関係ありそう…。
 
 気がつくと周りは、家族連れで溢れかえっていた。私たちくらいの年代の夫婦と子ども。 
 ハロウィンの時期で、催し物の楽団のパレードが開催されていて、仮装した親子連れが後をゾロゾロついていく。秋晴れの光に照らされ、色とりどりの衣装が映えて輝いて見える。気持ちは自ずと高まる。

 横を歩く彼を見る。うちの会社には、こんな整った容姿に、高身長のイケメンはいない。もったいない…。少し変態でも構わない!私が改良しようではないか!程度にもよるけど…。

 私は、彼の手を握るチャンス!とばかりにつかんで、ジェットコースター前に走った。
「ちょっとだけジェットコースター乗らない?」
大の男をひっぱるのは、少し恥ずかしい。彼は身長180cm以上あるのに対し、私は、156cmと小柄。
 彼の手は、暖かく、だけど男らしい骨ばった大きな手。いつの間にか、彼は、私の前を歩いてリードしてくれる。手も、力強く握り返してくれた。「そうそう、大概の男は自分がリードしたいものなんだった。」
 つい、いつもの仕事の癖で、仕切ろうとしてしまうけど、ダメダメ!
 
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