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プロローグ

合流

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 もしも太郎は半信半疑でダークコンピュータについていく。案内された先はお花畑でした。そこの真ん中でコンピュータがスヤスヤと眠っていた。もしも太郎はコンピュータを慌てて起こすとコンピュータは小さなあくびをして目覚めた。
 「もしも太郎、アリスちゃん…」
 「起きたか、大丈夫か?」
 もしも太郎はコンピュータの手をゆっくり引っ張って起き上がらせた。コンピュータはまだぼーっとしているのでお花畑の外までコンピュータの手を引いてくれた。
 「おい、私を忘れるなよ…」
 アリスはほっぺたを膨らませて走ってもしも太郎を追いかける。
 ダークコンピュータはそんなもしも太郎たちをニコニコ表情を浮かべながら眺める。
  「お姉ちゃぁぁぁぁん!」
 ダークコンピュータはコンピュータを目掛けてハグをしてきたのだ。
 「僕も付いてきて良いかい?ゲームマスターを仲間にしたら君達の有利さ」
 アリスは慌ててダークコンピュータとコンピュータを引き離す。
 「ふ、双子なのかは知らんけど!イチャイチャすんなし…あと…付いてくるってどういうつもりなんだよ…もしも太郎に手を引かれたりとか…」
 「ごめぇん、君のフィアンセだったら謝るさ、僕は君達のことがだぁいすきなんだ♡だぁいすきだから君達に付いて行く。良い街まで連れて行くからさ♡」
 「うげっ……で、どういう街なんだよ」
 ダークコンピュータは息を荒くしていてアリスはそれに鳥肌を立たせていた。それを堪えて街についてアリスは尋ねた。
  「それはもう、萌えと娯楽とラーメンの聖地のVASALAAKI!通称ヴァルハラと呼ばれていてそこには仕事に疲れた人や色々な物語を好む人達が集う場所さ。」
 「はぁ?燃えるってか?恐ろしい街に違いないな…」
 ダークコンピュータはやれやれと仕草だけで表してヴァルハラについてこう説明した。
 「萌えとは炎の燃えるとは別のヴァルハラではある種の好意とも言われてる。例えばとあるカフェにて3匹の可愛いウサギがいたとして君が青いうさぎに可愛いと思いカフェに毎週青いうさぎに会いに行く。それが萌えってやつさ。萌えに関しては萌え萌えキュンコンテストがあるから気休めに参加すると良い。もっとも僕は君達に萌えてるけどね…♡」
 「お前みたいな気持ち悪りぃ奴の説明が嫌でもわかりやすくて悔しい…」
 ダークコンピュータの説明を聞いてもしも太郎だけすごく張り切っていた。
 「そのコンテストに参加したくなったなぁ~今の俺は照ちゃんによってこんなにも可愛い幼女に姿を変えられてるし声もめちゃくちゃ可愛いからな、これは優勝を狙うしかないだろぅ!よーし、行くぞー!アリス、コンピュータ!」
 アリスは乗り気ではないがもしも太郎のコンテストの参加の話に乗ることにした。
 続く
 
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