公爵様、私は「ざまぁ」されましたので優雅な余生を過ごします。【連載版】

村井田ユージ

文字の大きさ
32 / 34

悪夢の果てで…

しおりを挟む
 

 握っているレベッカの手が、小刻みに震えていた。  もう片方の手で自分の口を塞ぎ、声を殺している。  
 健気で、それが余計に胸に刺さった。

 部屋には焦げた臭いが忍び込んでいる。  
 家畜小屋だ。あいつらは火を使いやがった。

(落ち着け、アダム。……頭を働かせろ。  
 パニックになったら、レベッカが死ぬ)

 レベッカの顔は血の気を失い、陶器のように青白い。  
 俺が動揺を見せたら、それで終わりだ。

 子供の頃から、この屋敷には何度も強盗が入った。  
 そのたびに叩き込まれた逃げ道が、
 今、脳裏に蘇る。 

 全部屋が繋がる、クローゼットの隠し扉。
 そして、奥の部屋はボイラー室へ降りる梯子。  
 地下通路を抜ければ納屋に出られる。

 問題はそこからだ。

 外を確認した限り、敵は三人以上。  
 家畜小屋を燃やして、驚いて飛び出してきた人間を仕留める気だ。  
 手際が良すぎる。慣れた連中だ。

 子供の頃から何度も見てきた。  
 宝石商の父を狙った強盗たちの、あの無駄のない動き方。同じだ。

 あの時は使用人が一人、飛び出した瞬間にやられた。  
 止める間もなかった。

 俺の猟銃には弾が二発しかない。

 めまいがするような絶望が、胸の奥から這い上がってくる。

 ——悟られるな。

「いいかい、レベッカ。俺が先に降りるから、すぐに来てね」

 いつも通りの声を出せたか、自分でも分からなかった。

 レベッカは恐怖に震えながら、声も出さずに頷く。

 先に梯子を降り、両手を伸ばして彼女を受け止めた。

 真っ暗なボイラー室。  
 レベッカの手を握り、手探りで地下通路を走る。

 その手が、俺の手を強く握り返してくる。

(レベッカ、絶対に、離さない……)

 納屋に出た瞬間、焦げた臭いが鼻を突いた。  
 レベッカが立ち止まる。

「アダム……鶏が、牛さんがっ……!」

 振り返ると、レベッカの瞳から涙がぽろぽろと落ちていた。

 声は殺したまま、それでも溢れてしまう涙を、彼女は拭おうともしない。  
 胸が痛かった。

「レベッカ、俺を見て。俺と逃げることだけを考えて」

 納屋の隙間から外を覗く。

 ——俺の馬だ。

 見知らぬ男が跨っている。  
 あの馬の価値が分かっているのか、殺さずに使っている。

 外の見張りは一人だけに見えた。  
 今しかない。

 レベッカの前に膝をついて、目線を合わせた。

「よく聞いてね。今から俺の馬を取り返す。  
 レベッカはあそこで見ていて。  
 馬を取り戻せたら納屋を飛び出すんだ。一緒に逃げるよ」

 言葉を選びながら、できるだけ穏やかに続ける。

「もし失敗したら、納屋を出て隣の牧場まで走れ。  
 レベッカなら出来るよね?」

「あ、アダム……行かないで。ここで隠れましょう……」

 震えが止まらない彼女を、そっと抱きしめた。  
 細い肩が、俺の胸の中で震えている。

「この納屋を燃やされる可能性がある。  
 二人で逃げるには馬が必要なんだ」

「やめて……行かないで。万が一あなたが襲われたら……」

「大丈夫」

 俺はレベッカの顔を両手で包み、まっすぐに見つめた。

「俺はレベッカのヒーローで、王子様になりたいんだ。  
 絶対に上手くいくよ。言った通り、そこで見ていて」

 最後にもう一度、強く抱きしめる。  
 レベッカの手を、そっと離した。

 振り返らなかった。  
 振り返れば、あまりの恐怖に足がすくんでしまいそうだったからだ。

(……もし俺が死んだら、レベッカは一生、この夜の悪夢に縛られるだろうか。  
 ……いや、そんな未来は絶対にさせない)

 アダムは身を屈めて納屋から出た。
 


「アダム……」

 彼は私の不安を消し去るような、いつもの優しい笑顔だった。

 彼の言う通り、怖いけど納屋の扉の隙間から彼を見守った。

 すると、パン!と一発の銃声が響いた。  
 思わず目を背けた。

 怖くてたまらない。  
 どうしよう、いやだ……

(アダム……アダム……)

 身体が固まった。動かない。

「レベッカ!!」

 顔を上げた。

 勇気を振り絞って、納屋を飛び出した瞬間、視界に飛び込んできたのは──

 家畜小屋の業火に照らされた、馬上のアダムだった。

 こちらへ駆けてくる。  
 大きな手が差し伸べられる。

 その手を掴んだ瞬間、身体が宙に浮き、馬の上に引き上げられた。

 屋敷の扉が開く音がした。  
 銃声を聞きつけた男たちが飛び出してくる。

 冷たい夜空に、立て続けに銃声が響き渡る。

 けれどアダムの馬は怯まなかった。

 炎も、怒号も、銃声も、何一つ恐れる様子もなく、風のように夜闇を切り裂いて駆け抜けていく。

 背中に彼の鼓動が伝わってくる。  
 力強くて、確かで。

 それだけが、私の支えだった。

「……アダム……」

「……レベッカ、君の実家は遠い。  
 今から一番近くて安全なのは……俺の家だ。  
 つかまっててね、行くよ」

 見上げた横顔が、苦しみに歪んでいた。

 それでも彼は、私と目が合うと必死に笑顔を作ろうとした。

「大丈夫だよ。絶対に君を守るから……」

 真っ直ぐに夜を見据えるその顔が、どうしてそんなに辛そうなのか。  
 私はまだ、彼が負った傷の深さを知らなかった。

 ふと、背中に温かく湿るものを感じた。  
 恐る恐る手のひらを見る。

 真っ赤な血だった。

「……アダム!撃たれたの?!」

「……全然、大丈夫だよ。脇腹をかすめただけだよ」

(これが悪夢なら、どんなに良かったか。  
 お願い、覚めて。早く覚めて)

 馬は二人を乗せ、夜の帳を裂いて駆け抜けていく。  
 追っては来ない。

 それでも、アダムの頭の中には一つのことしかなかった。

 早くレベッカを安全な場所へ。  
 それだけだった。

 やがて馬が止まった。

 見上げると、そこには上級貴族が住まうような、重厚な屋敷が聳えていた。

 硬く閉ざされた鉄の門。  
 アダムは馬を降り、どこからか鍵を取り出した。

 錠が外れ、門が静かに開く。

「レベッカ、走って屋敷の使用人を呼んでくれ。  
 住み込みで管理を任せている人間がいる」

「アダムも一緒に行きましょう!」

「……ごめん、俺……走れないかも」

 脇腹を押さえる手が、震えていた。  
 顔から血の気が引いている。

「待ってて!今すぐ助けを呼ぶから!」

 屋敷へと駆け、扉を力いっぱい叩いた。

「助けて下さい!誰か、来てください!アダムを助けて!」

 暗い屋敷に灯りが灯る。

 やがて、体格の良い中年の男が扉を開けた。

「お嬢さん、どうやって……」

 男の視線が、私の服に染みた血へと落ちた。  
 眉がひそめられる。

「おじさん!アダムが怪我をしているの!早く!」

 男は主人の名前を聞いて飛び出した。
 アダムへと駆け寄り、その身体を支える。

「アダム様!!」

「ロベルト……巻いたと思うが追われている。  
 屋敷の警備を頼む。  
 それと……レベッカを、必ず守れ。絶対にだぞ……」

「アダム様のご命令は絶対です。必ずお守りします。どうかご安心を」

 その言葉を聞いた瞬間、アダムの身体から力が抜けた。

 ロベルトと呼ばれた男が、軽々と彼を抱き上げる。

 屋敷の中へ。

 廊下の奥から、使用人らしき女性が飛び出してきた。

「リタ!手当の準備を!」

「なんてこと……アダム様……!」

 女は青ざめながらも、素早く動き出す。

 私はただ、ベッドに運ばれるアダムの後を追うことしかできなかった。

 白いシーツに横たえられた彼を、部屋の隅で立ちすくんで見つめる。

「お嬢さん、その血は?怪我は?」

 ロベルトがレベッカを見た。

「わ、私は大丈夫です。この血はアダムの……」

「……っ……レベッカ……おいで、もう大丈夫だよ……」

「!!」

 掠れた声がした。

 ベッドの上のアダムが、弱々しく手を伸ばしている。

 すぐさま駆け寄り、その手を両手で包んだ。

 暗闇の中で私を引っ張ってくれた大きな手。  
 炎の中で私を馬に引き上げてくれた手。

 温かい。ちゃんと、温かい。

 気づいたら、その手を自分の頬に押し当てていた。

「アダム……ううっ……」

「大丈夫だよ……俺たちは助かった。安心して……もう大丈夫だから……」

「アダム?……ねえ、起きて……アダム?」

 返事がない。

 瞼が、静かに閉じられた。

「お嬢さん、大丈夫だ。息をしている。気を失っているだけだ」

 ロベルトの声が、遠くから聞こえてくるようだった。

「でも……!」

 私はアダムの手を、頬に当てたまま離さなかった。

 この温もりだけを頼りに、悪夢のような夜が過ぎ去るのを、ただ祈るようにして待ち続けた。

 窓の外が、淡い光に染まり、夜の淵が遠ざかっていく。

 長い夜が、ようやく終わろうとしていた。

 


 ※



「お嬢さん、あなたも少し休んだ方がいい。部屋を案内しましょうか」

 夜が明けても、レベッカはアダムの傍を離れなかった。

「……彼が目を覚ますまで、ここにいてもいいですか」

 ロベルトはやれやれというように眉を下げ、それでも彼女を追い払うことはしなかった。

「お嬢さん、お名前を聞いてもいいですか」

「……レベッカです」

「姓は?」

 少しの間があった。

「……ランドルフです。レベッカ・ランドルフ」

 その名を聞いた瞬間、ロベルトの表情が凍りついた。深い、長いため息が漏れた。

「……あなたが、噂のレベッカ様でしたか」

「噂……?」

 ロベルトの視線が、鋭くレベッカを射抜く。

 彼女は萎縮しながらも、震える声を絞り出した。

「ロベルトさん。教えてください。……アダムは、何者なのですか」

「……質問の意味が、よく分からないのですが」

 ロベルトは少し困ったように口を開く。

「私の主の名はアダム・チェンバース。現在はランドルフ侯爵家の養子として……レベッカ様のご夫君、となられたはずですが」

「………………はあ?」

 思わず、アダムの手をぎゅっと握りしめた。

 ロベルトはレベッカの見開かれた目を見て、初めて自分が言ってはならないことを口にしたかもしれないと、じわりと焦りを感じた。

「ロベルトさん」

 レベッカはアダムの手をそっと離し、立ち上がった。

「最初から、全部……詳しく教えてください」

 静かな声だった。けれど、その瞳には有無を言わせない強さが宿っている。

 ロベルトは一歩、後ずさる。

 結局、その迫力に押し切られる形で、彼はアダムのすべてを語らざるを得なくなった。

 すべてを聞き終えると、彼女は何も言わずにアダムの傍へ戻った。

 そっと、その手を取り直す。

「起きて、アダム」

 囁くような声だった。

「……あなたの口から、真実を聞かせて」

 眠り続ける彼は、何も答えない。

 それでもレベッカは手を離さなかった。

 ただひたすらに、彼がその瞳を開く瞬間を、待ち続けた。




しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

婚約破棄されたのに、王太子殿下がバルコニーの下にいます

ちよこ
恋愛
「リリス・フォン・アイゼンシュタイン。君との婚約を破棄する」 王子による公開断罪。 悪役令嬢として破滅ルートを迎えたリリスは、ようやく自由を手に入れた……はずだった。 だが翌朝、屋敷のバルコニーの下に立っていたのは、断罪したはずの王太子。 花束を抱え、「おはよう」と微笑む彼は、毎朝訪れるようになり—— 「リリス、僕は君の全てが好きなんだ。」 そう語る彼は、狂愛をリリスに注ぎはじめる。 婚約破棄×悪役令嬢×ヤンデレ王子による、 テンプレから逸脱しまくるダークサイド・ラブコメディ!

10回目の婚約破棄。もう飽きたので、今回は断罪される前に自分で自分を追放します。二度と探さないでください(フリではありません)

放浪人
恋愛
「もう、疲れました。貴方の顔も見たくありません」 公爵令嬢リーゼロッテは、婚約者である王太子アレクセイに処刑される人生を9回繰り返してきた。 迎えた10回目の人生。もう努力も愛想笑いも無駄だと悟った彼女は、断罪イベントの一ヶ月前に自ら姿を消すことを決意する。 王城の宝物庫から慰謝料(国宝)を頂き、書き置きを残して国外逃亡! 目指せ、安眠と自由のスローライフ! ――のはずだったのだが。 「『顔も見たくない』だと? つまり、直視できないほど私が好きだという照れ隠しか!」 「『探さないで』? 地の果てまで追いかけて抱きしめてほしいというフリだな!」 実は1周目からリーゼロッテを溺愛していた(が、コミュ障すぎて伝わっていなかった)アレクセイ王子は、彼女の拒絶を「愛の試練(かくれんぼ)」と超ポジティブに誤解! 国家権力と軍隊、そしてS級ダンジョンすら踏破するチート能力を総動員して、全力で追いかけてきた!? 物理で逃げる最強令嬢VS愛が重すぎる勘違い王子。 聖女もドラゴンも帝国も巻き込んだ、史上最大規模の「国境なき痴話喧嘩」が今、始まる! ※表紙はNano Bananaで作成しています

十三回目の人生でようやく自分が悪役令嬢ポジと気づいたので、もう殿下の邪魔はしませんから構わないで下さい!

翠玉 結
恋愛
公爵令嬢である私、エリーザは挙式前夜の式典で命を落とした。 「貴様とは、婚約破棄する」と残酷な事を突きつける婚約者、王太子殿下クラウド様の手によって。 そしてそれが一度ではなく、何度も繰り返していることに気が付いたのは〖十三回目〗の人生。 死んだ理由…それは、毎回悪役令嬢というポジションで立ち振る舞い、殿下の恋路を邪魔していたいたからだった。 どう頑張ろうと、殿下からの愛を受け取ることなく死ぬ。 その結末をが分かっているならもう二度と同じ過ちは繰り返さない! そして死なない!! そう思って殿下と関わらないようにしていたのに、 何故か前の記憶とは違って、まさかのご執心で溺愛ルートまっしぐらで?! 「殿下!私、死にたくありません!」 ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼ ※他サイトより転載した作品です。

悪役令嬢だとわかったので身を引こうとしたところ、何故か溺愛されました。

香取鞠里
恋愛
公爵令嬢のマリエッタは、皇太子妃候補として育てられてきた。 皇太子殿下との仲はまずまずだったが、ある日、伝説の女神として現れたサクラに皇太子妃の座を奪われてしまう。 さらには、サクラの陰謀により、マリエッタは反逆罪により国外追放されて、のたれ死んでしまう。 しかし、死んだと思っていたのに、気づけばサクラが現れる二年前の16歳のある日の朝に戻っていた。 それは避けなければと別の行き方を探るが、なぜか殿下に一度目の人生の時以上に溺愛されてしまい……!?

一途に愛した1周目は殺されて終わったので、2周目は王子様を嫌いたいのに、なぜか婚約者がヤンデレ化して離してくれません!

夢咲 アメ
恋愛
「君の愛が煩わしいんだ」 婚約者である王太子の冷たい言葉に、私の心は砕け散った。 それから間もなく、私は謎の襲撃者に命を奪われ死んだ――はずだった。 死の間際に見えたのは、絶望に顔を歪ませ、私の名を叫びながら駆け寄る彼の姿。 ​……けれど、次に目を覚ました時、私は18歳の自分に戻っていた。 ​「今世こそ、彼を愛するのを辞めよう」 そう決意して距離を置く私。しかし、1周目であれほど冷酷だった彼は、なぜか焦ったように私を追いかけ、甘い言葉で縛り付けようとしてきて……? ​「どこへ行くつもり? 君が愛してくれるまで、僕は君を離さないよ」 ​不器用すぎて愛を間違えたヤンデレ王子×今世こそ静かに暮らしたい令嬢。 死から始まる、執着愛の二周目が幕を開ける!

婚約破棄された人たらし悪役令嬢ですが、 最強で過保護な兄たちと義姉に溺愛されています

由香
ファンタジー
婚約破棄のその日、 悪役令嬢リリアーナは――弁明すら、しなかった。 王太子と“聖女”に断罪され、すべてを失った彼女。 だがその裏で、王国最強と名高い三人の兄と、 冷静沈着な義姉が、静かに動き始めていた。 再検証によって暴かれる“聖女の嘘”。 広場で語られる真実。 そして、無自覚に人を惹きつけてしまう リリアーナの優しさが、次々と味方を増やしていく――。 これは、 悪役令嬢として断罪された少女が、 「誰かの物語の脇役」ではなく、 自分自身の人生を取り戻す物語。 過保護すぎる兄たちと義姉に溺愛されながら、 彼女は静かに、そして確実に幸せへ向かっていく。

「地味な婚約者を捨てて令嬢と結婚します」と言った騎士様が、3ヶ月で離婚されて路頭に迷っている

歩人
ファンタジー
薬師のナターリアは婚約者の騎士ルドガーに「地味なお前より伯爵令嬢が ふさわしい」と捨てられた。泣きはしなかった。ただ、明日から届ける薬が 一人分減るな、と思っただけ。 ルドガーは華やかな伯爵令嬢イレーネと結婚し、騎士団で出世する——はずだった。 しかしイレーネの実家は見栄だけの火の車。持参金は消え、借金取りが押し寄せ、 イレーネ本人にも「稼ぎが少ない」と三行半を突きつけられた。 3ヶ月で全てを失ったルドガーが街角で見たのは、王宮薬師に抜擢された ナターリアが、騎士団長と笑い合う姿だった。 「なあ、ナターリア……俺が間違っていた」 「ええ、知ってます。でも、もう関係のない話ですね」

お兄様の指輪が壊れたら、溺愛が始まりまして

みこと。
恋愛
お兄様は女王陛下からいただいた指輪を、ずっと大切にしている。 きっと苦しい片恋をなさっているお兄様。 私はただ、お兄様の家に引き取られただけの存在。血の繋がってない妹。 だから、早々に屋敷を出なくては。私がお兄様の恋路を邪魔するわけにはいかないの。私の想いは、ずっと秘めて生きていく──。 なのに、ある日、お兄様の指輪が壊れて? 全7話、ご都合主義のハピエンです! 楽しんでいただけると嬉しいです! ※「小説家になろう」様にも掲載しています。

処理中です...