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女勇者は魔王に犯される
しおりを挟むかつて人間たちが暮らしていた古都へ、魔族と呼ばれる軍勢が侵略してから100年。
のっとられた古都からは人間が消え、街は荒(スサ)み、異形の魔獣が徘徊する殺伐とした地となった。
そこにそびえる巨大な城には多くの魔人と──魔族の王が住んでいる。
コツ....コツ....コツ....
荘厳でいておどろおどろしい列柱廊を歩き、魔王が自室の戸を開けた。
「……」
「‥‥ッ‥!!…‥!‥ッ‥♡♡」
中にはいるなり魔王が顔を向けた方向には、裸体をさらして身体の自由を奪われた女がいた。
石壁を背にして片足をピンと持ち上げ、まるで大劇場で踊るバレリーナのように両手を優雅に広げた姿でかたまる彼女は、一見すると…部屋に飾られた彫刻のようにも見えた。
その彫刻には、足元から生えた異形の植物がとぐろを巻いて絡まっている。
ズズズッ....
引き締まった白肌の上で、植物はおぞましく蠢いていた。
「──…派手に床を濡らしているな」
靴音を鳴らして魔王が " それ " に近付き、声をかける。
無機物に話しかけるというのは不自然であるから…やはりそれは単なる彫刻ではなく、生きた人間なのであった。
「‥ッッ‥♡…ん‥‥!ん‥‥!」
「淫猥な汁が……だらしなく滴(シタタ)り落ちているぞ。我が城に踏み込んだばかりか、穢れまで落とす貴様には、どんな罰を与えるのがよいのだろうな?」
人間の男よりもひと回り大きな体躯の魔王は、そう言って女を嘲笑った。
笑われた女はというと、宙に浮かされた筋肉質のしなやかな裸体を紅く染め上げて苦しんでいる。
「ンふぅ‥!!」
拘束魔法と呪いをかけられ、身動きがとれず、言葉も発せられず、食事や排便も、睡眠すら封じられた。そんな状態にされた女は、ゆいいつ動く目の表情だけで、この憎き男に赦しをこうしかない。
「…?どうした、何か言いたげだな」
「‥ん♡‥‥ンふ‥ッ‥!‥‥ッッ‥‥!!」
「ああそうか……私がかけた呪いで絶頂を禁じられていたのであったな。もう限界か?」
大きくに開かされた股の間では、ぬめりを纏う植物のツルが意志を持って蠢く。それは女の蜜穴に競うように集まり、激しくナカをまさぐり、ピンと突き出た肉芽を寄ってたかって擦り立てている。
クチュ...クリュッ、クリュッ、クリュッ
ズチュ──ズチュン!ズチュン!ズチュン!
「‥んふ!‥ふ!‥ッ‥んん!‥‥んッ‥‥♡♡」
イボ付きの毒々しいツルが肉の花弁に深く突き刺ささり、それ自体も回転しつつ奥の子宮口を容赦なく突き上げる。凹凸した先端が肉壁をゾリゾリと掻き分け、1本が出れば別の1本が侵入し、時には複数本が異なる動きでナカを犯す。
尻の割れ目も、小さなへその穴も、腋のくぼみもグリグリと執拗にいたぶられて、さらに小ぶりな胸の膨らみに絡みつく植物が先端の桃色の粒を狙いじっくりと転がしていた。
苛烈すぎる悦楽の洪水。
全身の性感帯をいっきに責められている女の身体はビクビクと痙攣が止まらなかった。なのに、魔王が気まぐれにかけた呪いの効果で絶頂には至れない。
もう何時間もその状態で、本当ならもう何度イキ果てたかわからないのに…。あるはずの絶頂がここには無く、すべての抵抗を奪われた終わりのない生き地獄だ。
ズチュッ!グチュッ!グチュッ!グチュッ!
ズルルルルル....グチュンッ♡
「──♡♡‥ぅんんんん!!」
「いい目をするようになったものだ……身のほども知らず私に剣を向けた生意気な貴様はどこに消えたのやら。勇者だなんだとほざいておったが、己(オノレ)がか弱いメスであると自覚したようだな」
「‥ン♡ふぅぅっ!‥‥んん!‥‥んーーー!!」
「くっ…ははは!声も出せず無様であるなぁ。情けをかけてほしいか?」
「‥んんん‥ッ‥!?‥‥ん‥!」
狂い死にそうな責め苦にも関わらず、呪いのせいで意識だけははっきりとしている女は、勇者としての誇りを捨てて、心の内で憎き魔王に必死にすがりついていた。もし身体が動いたなら迷わず床にひれ伏し、もし声を出せたならひたすら謝罪を叫んだだろう。
「くくく…」
それくらい限界の状態で苦しむ彼女を見て、魔王は邪悪に口許を緩めるのだった。
「では貴様の熱い眼差しにこたえて、最高のみやげを渡してやろう」
「‥ッッ‥」
ポォッ───
女のほうへと出した手が、赤紫色に光る。
「ん、く‥!?」
その光に照らされた女の腹部に奇妙な模様が刻まれた。
「ん、ん、ん‥‥‥!?」
「くくく……」
「‥ッ‥ん、ん!ん!ん♡‥ん♡
──‥んん!ふん♡ふッ♡んーー♡♡」
その途端、女の瞳がグルりと明後日のほうへと動き、一瞬 白目になったかと思うと、次の瞬間には体温が爆発したように細かな痙攣をはじめた。魔王が彼女に与えたのは強力な隠紋であったのだ。
「んんんーー!!‥ふ、ぅんんんん♡♡
んっ‥‥ぅく、ぐ♡‥…んんんっんんん‥…!!」
意思に反して身体が発情し、全身をなぶる植物へと、みずから神経を剥き出しにして差し出しているようだ。
ただでさえ敏感だった性感をさらに高められ、ひと撫でごとに襲いくる快感に脳みそまで焼き切れそうになる。
「これほどまでに悦ぶとはな……幸せそうで何よりだ。やはり貴様は勇者なんぞより、私の玩具として生きるほうが似合っている」
「んふ!ふっ♡んんんん!‥んんッ‥んんッ♡♡」
「嬉しいか嬉しいか。まぁ焦るな……私の気が向けば呪いをとき絶頂を許してやる。それを楽しみに待つがよい」
その言葉を残して魔王は奥の間へと立ち去った。
残された女の悲痛な叫びが、遠のく男の背中へと虚しく響きわたる。
代わりに応えて足元から伸びてきたのは3本の新しいツルだった。
それは先端がふたつに割れており、口をあければ中は無数のトゲやイボで埋め尽くされていた。涙を流して絶望する女へ見せつけるようにゆっくり近付いたあと、その異形の植物が彼女の両乳首へ喰らいつく。
凄まじい快感に理性が吹き飛ばされた。
さらに3本目も勢いよく秘部に喰いつくと、弱点の肉芽をイボで転がしたり押し潰したり好き放題にいじくりながら、くちゅくちゅと念入りに舐めしゃぶった。
「んふぅ!?ううッ♡♡‥んッ♡‥んッ♡
んん!んっ、んっんっんっんっ…‥!!」
異常でしかない快感に責め立てられているのに、変わらず絶頂の兆しは無い。限界をこえているはずの身体は際限なく快楽を溜め込んでいく。
この膨大に膨らんだ熱を無理やり解放させられるのは……明日なのか、ひと月後なのか、数年後なのか。それは魔王の気まぐれにかかっていた。
悲鳴をあげてのたうち回りたい衝動すらも許されずに、ふざけた格好を強いられたまま、" モノ " として部屋に飾られるだけの存在…。
人間である彼女は、魔族の男にとって性愛の対象ではなく、まごうことなき " 玩具 " である。
痛ましく滑稽な玩具となり果てた女勇者が、魔王を討とうとした自らの無謀さをいくら悔い改めようとも、すでに手遅れだったのだ──。
(終)
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