おっさん、黒の全身タイツで異世界に生きる。

しょぼん

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一章

第十六話「喪失」

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 進める所まで進むと、そこには鎖でガチガチに閉まった重厚な鉄の扉が立ちふさがっていた。

『この扉を解錠しないと、先には進めませんね』

 いつの間にか、イノリさんの立体映像が現れていた。
 あのキラキラした派手なエフェクトとか、なくてもでれるんじゃん。


「イ、イノリちゃんだぁ……」

 ギャルが、きらきらした目でイノリさんを見つめている。

「聞いてたと思うけど、なんかイノリさんに用事があるんだってさ、この子」

 俺は、イノリさんに説明する。


『はい、聞いていました。
 失礼ですが、時間がかかるようでしたら後ほど――』

「い、いや、いいんだよっ。今忙しいしねっ。
 そんなたいした用事じゃないし……。
 あ、でも後でお話しの国してくれると嬉しいかな……」

 なに、この子。
 用事ってイノリさんと話したかっただけ?
 そーいえば、このゲーム知ってる感じだったよな。
 ちょいちょい反応してたし、でも俺が買ったこのゲームって――

「ねえ、たしか、ドキぱらって十八禁ゲームじゃなかった?」

「違うしっ! ば、バッカじゃない! 違うしっ!
 莉奈がしてるのは、PSで出てるやつだしっ!!」


 あー、なるほど。
 コンシューマーででてるやつね。ちなみにPSはコンシューマーの名前だ。
 そーいえば、いつの頃からか普通にエロゲーが家庭用ゲーム機に移植されてるよな、そういったシーンなくして年齢制限下げて。


 ギャルは、耳まで真っ赤だ。
 しかし、なんかいいな。これはこれで。
 俺の中のSな部分がムクムクと起き上がってくる。
 違う所も、もちろんだ。

「話は面白いんだもん……キャラかわいいし……。
 知ってたけど、そっちがもとだって知ってたけど……」


 ブツブツいってるよ。
 俺はニヤニヤとそれを見る。

「ぐぅ、どーせわらってるし――
 だいたいそのヘルメット、顔が見えないから不気味すぎるって! 顔出せーっ!」

 ガンガンとヘルメット叩いてくる。
 痛いって。痛くないけど痛いって。


『ヘルメットを脱ぐのはお勧めできませんが……。
 リナの言っていることも、もっともですね。
 わかりました。シールド部分の濃度を変えて透過します』

「イノリちゃんが、莉奈の名前覚えてくれてる……。
 あー!! やっぱり笑ってんじゃん!
 ニヤニヤすんなっ!」


 俺の、マーチンタイム終了のお知らせ。
 それにしても、おい。あんまり騒いでると見つかるぞ。

『この施設に人は居ません。
 しかし、時間がかかりすぎると気づかれてしまいます。
 とにかく先を急ぎましょう』


 イノリさんは扉の前に立ち、鎖についてるごっつい南京錠みたいなやつを指差す。

『この鍵の構造は単純です。
 コウゾウ、簡単なピッキングで開きますので解錠してください』


 簡単に言うな。
 俺はそんな技術ないぞ。

「道具は? なんか針金みたいなのいるんじゃなかった?」
 両手をプラプラさせて、持ってないよとジェスチャー。

「あ、針金じゃないけど、莉奈のピン留め使ってもいいよ」

 前髪を留めてた、シンプルなピンを二本、抜いて渡してくる。

「学校じゃ、あんまり派手なの使えないから」

 恥ずかしそうに渡してくる。知らんがな。
 君のそのスカートの短さの方がよっぽど校則違反っぽい。


 渡されたピンで、しぶしぶ解錠しようとするがなかなか開かない。
 イノリさんが、映像付きで解説するが難しい。

「あーっ! 見てらんないって!
 ちょっと貸してよっ!」

 ギャルにピンをもぎ取られた。

 ぶーぶーと俺の悪口を言いながら南京錠の前に屈む。
 おい、お腹出てるとかピッキングに関係ない。俺に謝れ。


 長い爪だが、小指を立ててカップ持ってるみたいに摘んで器用にピンを持つ。
 ギャルがカチャカチャと南京錠を弄ると、すぐに開いた。

 ものすっごい、ギャルがどや顔でこっち見てる。
 くやしい。ものすっごいくやしい。

『さすがですね、リナ。
 コウゾウ、鎖を解いて扉を開けてください』

 イノリさんに褒められたギャルは鼻歌歌い始めた。
 会いたくて震える人の歌だ。トリなんとかって歌か。
 なんかムカつく。


 そんなわけで俺は鎖に八つ当たり。
 ガチャガチャと力任せに解いていく。

「莉奈って案外、手先器用なんだよねー。
 このティアドロップだってグルーガンで作ったし~~」

 付け爪の装飾を、目の前で手をひらひらさせ見せつけてくる。
 グルーガンってなんだよ。トップガンでティアドロップサングラスか? くそ、手が邪魔臭い。
 
「DIYとか得意なんだよね~~。
 この世界って百均とかないのかな、百均」


 あるわけないだろ。
 なんか、この能天気なやつに負けたと思うと、さらに悔しくなってくる。
 さらに鎖に八つ当たりした。


 その苦労の甲斐あって、鎖が取れる。
 俺は取っ手を握って扉を押した。

 何年も開けてないのか、扉はかなり重い。
 全身タイツのパワーじゃなければ開いてないな。

 ふんぬっと一踏ん張り、扉は完全に開いた。


「ぎゃっ、なんか居る!!」
 俺は、素早く扉の影に隠れた。

 一瞬でわからなかったが、視界に飛び込んできたのは、でっかいロボの顔。
 アニメとか漫画でみたことある感じのデザインのヤツだ。
 その経験が、あれはロボの顔だと言っている。

「なになに、なにごと? ――って、なにあれっ!?」
 後ろから見ていたギャルは、扉の向こうを覗き込む。
 俺と同じように驚くと、俺の側に隠れた。
 
『大丈夫です。安心してください。
 あの兵器は稼働していません。
 この場所――正確にはこの場所から見える、格納庫に保管されているだけです』

 入った部屋には大きな窓があり、その窓のから見える場所に巨大ロボの顔が見えていた。

 モノアイ単眼の不気味なカメラがこちらを見つめている。
 ほんとに動いてないんだよね? 不安になってきた。


 ロボの居る窓の向こうは、広く深い縦穴が続いている。
 その穴の中央には、騎士の甲冑みたいな姿の巨大ロボットが立っていた。

 その縦穴の外壁を、螺旋階段のように金属の足場が取り付けられている。
 様々なパイプや金網、手すり、それらで構成されており、なんだか石油プラントをイメージさせるものだった。


『ここを下りた先に基地はあります。
 さあ、急ぎましょう』

 イノリさんが、部屋の中の鉄格子でできたエレベータを指差す。

 そうは言うが、俺は目の前の光景に呑まれビビってしまう。
 ギャルも同じだ。


 でも、ビビって立ち止まっていては話が進まない。
 ゴクリとつばを飲み込み、俺は覚悟を決めるのだった。




§




―――――――――――――――――――――――――――
名前:アッカネン 莉奈
種族:人間(17)
容姿:9
言語:日本語
サイズ:8 175cm

筋力:8(38)
耐久:8(38)
知覚:7(27)
魔力:0(30)
機動:8(18)
教育:7


攻撃力(名称:貫通力:ダメージ:動作)
・素手:0:38:1

防護値(名称:装甲値:緩衝値)
・学生服:0:1

妖魔加護効果
[身体能力強化(スカウト)]
[言語翻訳(人類)]
[特殊魔法]
―――――――――――――――――――――――――――


「なるほどね」
 俺はギャルのステータスを見て呟いた。
 今、俺たちはエレベーターで下りながら話をしている。


「ふーん。
 こんな風にステータス表示もできたりするんだ」
 ギャルにも画面が見えるよう、立体映像で空中にウインドウを表示してもらう。
 ギャルは表示されたものに驚いているようだが、俺はその彼女の能力を見て色々と納得していた。


 やけに隠密行動できたり、索敵できたり、解錠できたのは加護のせいか。

 なんだかんだいってもギャルには、ここまで協力してもらっている。
 さらにこの先。向かっている基地の中に入るなら、説明しておいた方がいいということになった。

 俺たちの目的。
 それに宇宙であったことなど、応接室で話した内容より更に詳しく話す。

「なるほどね。そんなことあったんだ……」

「別に、神崎くんなら話してもいいけど、なるべくならこの世界の人には話して欲しくないです」


 もう、隠してもしょうがないだろう。
 正直に話すことにする。
 地上での俺の目的。
 定住先や生活基盤を整える話などもした。


「やっぱり、帰るのって無理なのかな……」

 さっきまでの強気なギャルが、不安に怯える年頃の女の子に見える。

「さあ。
 でも、来れたのならもしかしたら……」

 そんな姿をみて、気休めだが少しでも元気づけることを、希望的なことを言う。


「だよね。うん。
 来れたんだから、帰れるはずっ!」

 自分に言い聞かせるよう、口にだす。前向きだな。
 そのポジティブな所、俺にも少し分けて欲しいぐらいだ。


『コウゾウ、リナ。つきましたよ』

 エレベーターが、チンと金属音を鳴らし止まった。
 俺たちは、目の前の鉄格子をスライドさせ外に出る。


 ここはおそらく通路だ。

 先ほどとは打って変わって未来的場所だった。
 うーん。簡単にいうと、スチームパンクからSFに変わった感じか。もと居た宇宙船に近い。


 俺たちはその通路の終点にあるアニメにでてくる宇宙船のハッチのような所に来た。

『外部から開けようとした形跡はありますが――
 無理だったようですね』


 ハッチには黒くススのようなものがついてたり、いろいろと開けようと試行錯誤した跡が残っている。

『中に入りましょうか』

 ハッチの前に立ったイノリさんは、ロボみたいな電子音をさせてウインドウを出し、それをいじくっている。



 ――ガウンッ!

    ――ぶしゅーっ


 しばらく待っていると、いきなり開いたハッチに俺とギャルがビクッっとする。
 ビビらせるのはやめて欲しい。


 ドキドキがおさまらないが、そんなの気にせずにイノリさんは俺たちを誘導する。
 施設の中は、俺のいた宇宙船と同じような内装だった。


『施設自体の規模は収容人数百人ほどの大きさです。
 ここには地上の活動を支援する機材がいくつか残されていますね。

 研究施設は――ないようです。妖魔の情報は……
 あまりありません。これでは核の制御は無理ですね。

 設備的にACHILLESの新機能などを開発することはでないようですが……
 あっ、これは使えそうですね。
 コウゾウ、これを引き出してください』


 中に入り、扉をいくつか抜けた先――

 倉庫なのだろうか、広いスペース。
 壁面に取っ手の付いた引き出しがたくさん並んでいる。
 そのうち一つをイノリさんは指差した。


 指示されたとおり、俺はそれを引っ張る。
 そんなに力はいらなかったが――
 思ったより結構奥がある。それは、人が一人寝れるぐらいの幅、引っ張り出せた。


『二輪駆動式バイクXanthosクサントスです。
 地上での活動には最適な機能が充実しています。
 今からコウゾウのACHILLESと同期させますので――乗ってください』


「乗れと言われましても……」

 収納されていたのはスポーツタイプっぽい黒いバイク。

 俺はバイクとか乗ったことないうえに興味も無い。
 これがスポーツタイプかどうかも正確な所わからない。
 何となく、そう思えたから言ってるだけだ。

 ただ、ハーレーとかモトクロスのやつのとは違うなというのはわかる。

「かっこいい!
 ちょっと、莉奈が乗ってみたいっ!!」

 好奇心に満ちた目でバイクを見てる。

「これ乗って、ライダーっぽいキャラクターのコスしてみたいって!」


「すみません。
 リナはACHILLESを装備していないのでその必要はありません。
 まずはコウゾウのACHILLESとの同期をすませましょう』

 ギャルは「ええぇーっ」とか言いながら、しょんぼりとした顔をしていたが、すぐに回復し好奇心に満ちた目で他の引き出しを開け始めた。


 この女。
 イノリさんに確認せずに、よくそんなことできるな。
 爆発とかしてもしらんぞ。

「イノリさん、俺、二輪とか免許もってないし、乗ったことないから、運転の仕方わかんないよ。
 クラッチとか、正直意味わかんないし」


『大丈夫です。安心してください。
 XanthosもACHILLESと同じく、オリハルコンで作られ、同じ機構が採用されているので精神感応性があります。
 運転も思考で制御できるので、コウゾウは振り落とされないよう乗っているだけでかまいません』

「でた、オリハルコン。
 量が少ないっていってるわりには、こんなの作っちゃって……もしかして結構余裕あるじゃないの」

『……貴重なものですよ。
 Xanthosはここにこれ一台しかありません。
 地上に残っていたものたちの技術が使われているので、我々の技術でも再現できない機能が多いようです――

 さあ、今はそんなこといいじゃないですか。
 つべこべ言ってないで、早く乗ってください』


 ちょっとキレてる。
 今、「キレてますよね」って聞いても『キレてないですよ』と返されそうだけど確実にキレてる。

 そんなこと考えてると、いつのまに出てきていたのか、件のバイクが俺の尻を押す。


 このバイク。
 わずかなモーター音のようなものしか聞こえない。
 エンジン音が静かすぎて近くに来たのがわからなかった。

「ちょ、イノリさん、これ勝手に動いてるよ。
 ACHILLES装備してないと、動かせないんじゃなかった? 
 大丈夫なの、これ」

『ワタシが動かしているから大丈夫です。
 早く乗ってください』

「ちょ、ちょっと当たりが強いって。
 わかったよ、乗るから。
 動いてたら乗れないって――」

 俺は観念してバイクに乗ることにする。


「案外、クッションが効いてて乗り心地いいね。
 ん、こうやってハンドル握るんだ」

 前屈みになる。
 ハンドルが思ったより下なので前傾姿勢になってしまう。


「これでスピード出したら……こわいな」

 思わず手を離して起きようとするが『離さないでください』とイノリさんに怒られる。

 イノリさんはしばらく、空中にウインドウをだしてアレやこれや操作していた。

 最後に光が身体をつつみ、それで同期は終わったようでやっと開放される。

『はい、これで完了です。おつかれさまでした』

「あれ? そういえばあの子は?
 見当たらないけど……」

 周囲を見るが、この部屋から出たようで近くにいない。


『リナは――
 あっ、ダメです。
 ああっ、間に合いませんでしたか……』

 イノリさんの表情がくるくると変わる。
 そして、微妙な顔をしてこの部屋の入口付近を指差した。

「じゃ~~~ん☆ どうどう?
 莉奈もこれ着ちゃったよ~~っ。
 イノリちゃん、これで莉奈もそのバイク乗れたりするかな?」

 入口から出てきたギャルは、黒の全身タイツとヘルメットを被っていた。
 さすがにハーフ。手足が長くてなんか色々とすごい。

 黒髪ちゃんほどではないが、大きな胸がプルンと揺れる。

 尻も案外大きなボリュームだ。
 否が応にも、外国の女スパイを連想させる。


「これで、私もイノリちゃんと好きな時に話せるかな?
 あ、やだっ、おじさんの目がエロい、さいてー、こっち見んなっ!」

 ギャルが顔を赤くして、手で胸や尻を隠している。


 ごちそうさまです。
 俺は、さりげなくチンポジを直した。

「これ、やっぱり上から制服着るっ。
 おじさんも、それ上からなにか着なよ。

 ウエットスーツみたいだけど、スポーツ用のアンダーウエアにも近い感じだから不自然じゃないと思うよ。
 ベースレイヤーとかボディスーツ感覚で」

 イノリさんが、残念そうな顔をしてギャルを見ている。


「え? なに? 似合ってない?
 どしたの、イノリちゃん……」

 イノリさんはため息をつき――

『リナ、落ち着いて聞いてくださいね――
 どうやらそのACHILLESを着ることで、アナタの加護が無くなってしまったようです……』


 宇宙船で全身タイツを着る時、イノリさんが言ってた言葉を思い出す。
 たしか、付与されたものは許可しないと排除されると言ってたような……

「……(ギャル、よくわかってない顔)」
『……(イノリさん、呆れ顔)』
「……(俺、白目)」



 ど、どうすんだよ……これ……。





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