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第1章 ウィムンド王国編 2
中間管理職の悲哀
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王国騎士団総団長、王国騎士団第1師団長。
肩書きだけ見れば物凄く立派で、王国内でもトップクラスの幹部と認識されていたけれど、当の本人達は自分達のことを中間管理職だと認識していた。
下から陳情と言う名の不満で突き上げを喰らい、上から無茶振りと重い責任だけを背負わされる立場。
勿論、それに見合うだけの給金であるとか爵位は賜っているのだろう自覚はある。
だが、戦時とか災害時とか今回みたいな総方向圧力状態に置かれると、どうしても割に合わない感しか湧き起こって来ないのだから不思議なものだ。
「フェリシティアのことだけでもどうにかしてやれて良かったですな、公爵。……姫様や他の侍女達がそれにどう反応してくるかなぞ、知りたくもありませんが」
王城から冒険者ギルドへ向かう馬車の中、下手側の座に腰を落ち着けていたベントレー子爵は、朝っぱらから疲れたような息を盛大に吐き出しながら、そう話しを切り出した。
「あの、司法取引で足抜けに成功した犯罪者仲間の存在を知った囚人みたいな表情は、私もそなたも暫くは忘れられんだろうな……」
対するフリュヒテンゴルト公爵も上手側の座で馬車の揺れに身を任せながらそう答え、何処か遠くを眺めるような視線をコーチの窓から街上の空へと投げた。
「はい。敵兵や虜囚ならまだしも見知った相手から垣間見ると流石に堪えますな」
「うむ」
フェリシティアが希望する “王女専属の侍女という立場からの逃亡” を幇助してやる為、国王の許可証を得て彼女を正式に国がアーウィンの世話をする為につけた侍女……傍付とした。
彼女の犯す罪であり、また最大の功績となるだろう行為 ── 使用を前提に父である海軍伯の所から入国審査の魔導具を借り受けている ── には、そのくらいの報いがあって然るべきである、というのが2人の一致した見解だった。
あくまでもそのことを伏せたまま、彼女の戻らぬ理由を侍女長に告げた時、その様子から2人は上記のような感想を抱いてしまったのだ。
表面上は平静を装って了承を口にしていても、その目には明らかな嫉妬と羨望、そして怨嗟にも似た感情が読み取れた。
侍女長ですらそれなのだから他の侍女達が何をどう感じるかなど、推し量りたくもない暗鬱としたものであるのは、分かり切っていた。
「アーウィン殿下は、恐らく姫様の茶会には参加せぬだろう」
「そうでしょうな。正直な所、現在の状況は、それどころではないとしか言いようがないので、我々としても是非にそうして頂きたいですよ」
「ギルドに着いたらまず、ワイバーンの引き渡しを殿下に頼もうかと思っておる。亡骸は、先行してギルドに到着している筈の騎士達に荷車を使って城へ運搬するように指示を出してある」
「はい。次は国境侵犯の件でしょうな。もしアーウィン殿下がフェリシティアに罪を犯させることに反対するのならば、次善策として用意している、陛下御自ら御免状を発行しにいらっしゃる心算があるということ明かした上で、傍付の許可証が既に発行されていることも併せてお伝えいたしましょう」
「あー……」
己の言葉を受けて答えたベントレー子爵の話しに眉間と鼻筋へ右の指先を置いたフリュヒテンゴルト公爵が呻くような音を喉奥から響かせた。
「……いや」
己も近しいことを考えていたのだけれど、こうして他人の口から改めて聞くと分かる粗。
時系列と重要度だけで順番を決めてしまうことの危険性が、図らずもよく分かった。
「あの方の御気性を鑑みるにそれは悪手かもしれん。フェリシティア嬢が傍付きとなることは、先に彼女へ通達する形で殿下へも知り置いて頂くようにして、国境侵犯関連の件は、それから切り出そう。彼女自身に罪を犯さずとも殿下がご承知くだされば姫から逃げられるのだと教えておく方が、殿下の心証もよいだろうし、いらぬ疑念を抱かれずに済むだろう」
「なるほど、確かに。これからのことを考えると殿下が我々に対して ”信用しない方がいいかもしれぬ” と考えて、情報をアレコレ隠匿するようになられたら、その時点で、我が国は詰みですからな」
「うむ」
とにかく今、国の対応としては、対竜種大行進戦を最優先事項とせねばならぬことは明白で、その現状を考えるならば戦闘に関して何の役にも立たない自国の王子や王女には「面倒を増やすな」「余計な手出しはすんな」以外に向けるコメントが浮かんで来ないのが現実なのだ。
加えて、主戦力間違いなしであるアーウィンには、例え他国の王族であろうとも最大級の便宜を図らねば、ぶっちゃけ国が滅ぶ未来しか見えない。
それをアーウィン本人とて重々承知していながら尚、何某かの報酬や自国有利の外交交渉をしてきて当然の所を特に何の見返りも求めることなく、縁もゆかりもなかったこの国の「民の為」に力を貸してくれている姿は、ついぞ忘れかけていた高貴なる者の義務を思い出させるに十分なもので、そっと反省したのは2人だけの秘密だ。
最も彼らの評価は民からすれば高い方で、比較的真面な貴族と思われていたのだけれど、下には下が居るように、上には上が居るのだ。
見本となるべき者が目の前に存在し、努力すればその高みに到達出来ることが分かっているのにやらないことは、怠慢でしかない、と捉えられている貴族社会に於いて、アーウィンを蔑ろにすることは、この2人にとってみれば貴族としての矜持や責務を放棄することと同義だった。
「その後にはなりましょうが、魔物暴走に関するお話しとそれに付随する竜種大行進の件も追加情報があるならば、していただかねばなりませんな?」
「無論だ。殿下は御自分だけで対処は可能だと申されておられたが、だからこそ手伝いも後方支援もすることなく、ただ指を咥えて見ているなど、我が国のことだというのに些か他人事扱い過ぎていかん。騎士として、貴族として、そして1国民として、捨て置く訳にはゆかぬという気概くらいは示さねばな」
「せめて我が国に、もっと対抗出来るだけの戦力があればよかったのですが……」
「うむ。まぁ、今後の課題よな。ヴェルザリスを見習って国の教育制度を改革してゆくことも視野に入れねばなるまい」
「そうですね。そこは、ほら? 早めに王国議会へ上申しておけば、これから竜が連続でしこたまやってくるのですから、次第、反対する者も、どんどんと減ってゆきましょう」
「あー……」
そう。
アーウィンから詳しい話しを聞かねば確定情報が出ることはないのだけれど、竜種大行進は、本来、それだけで大事なのだ。
今回はまだいい。
出現順序も出現竜も、その竜への対処法も至れり尽くせりで熟知している者が居るのだから。
だが、彼が国から去った後、もし同じことが起こる可能性を否定出来ないならば、対処出来るだけの力を自分達で得なければならなくなるのは避け難い現実なのだ。
「良いのか悪いのか微妙な所だが、我らこそがこの先、国が存続してゆく為の礎となる覚悟を決めさえすれば、多少の無理は通るだろうて」
「そう願いたいですな。これ限りのことと断じる要素がないのであれば、尚更に」
「うむ」
神話の中でその存在を囁かれていた亜竜種の実在と現存。
それは自分達にとって、夢一杯の御伽噺が現実になるキラキラした希望ではなく、神と魔が激突する世界崩壊最終戦争が突如として目の前で始まるような絶望を突きつけられる事象に等しいだろう。
死にたくなければ、間に合う内にヴェルザリス同様、力をつけろ。
そう告げられている気がして、王と民、自国の王子王女と他国の王子に挟まれまくった中間管理職としては、己に何が出来るのだろう、と考え続けなければならないような強迫観念に駆られる気がして仕方なかった。
肩書きだけ見れば物凄く立派で、王国内でもトップクラスの幹部と認識されていたけれど、当の本人達は自分達のことを中間管理職だと認識していた。
下から陳情と言う名の不満で突き上げを喰らい、上から無茶振りと重い責任だけを背負わされる立場。
勿論、それに見合うだけの給金であるとか爵位は賜っているのだろう自覚はある。
だが、戦時とか災害時とか今回みたいな総方向圧力状態に置かれると、どうしても割に合わない感しか湧き起こって来ないのだから不思議なものだ。
「フェリシティアのことだけでもどうにかしてやれて良かったですな、公爵。……姫様や他の侍女達がそれにどう反応してくるかなぞ、知りたくもありませんが」
王城から冒険者ギルドへ向かう馬車の中、下手側の座に腰を落ち着けていたベントレー子爵は、朝っぱらから疲れたような息を盛大に吐き出しながら、そう話しを切り出した。
「あの、司法取引で足抜けに成功した犯罪者仲間の存在を知った囚人みたいな表情は、私もそなたも暫くは忘れられんだろうな……」
対するフリュヒテンゴルト公爵も上手側の座で馬車の揺れに身を任せながらそう答え、何処か遠くを眺めるような視線をコーチの窓から街上の空へと投げた。
「はい。敵兵や虜囚ならまだしも見知った相手から垣間見ると流石に堪えますな」
「うむ」
フェリシティアが希望する “王女専属の侍女という立場からの逃亡” を幇助してやる為、国王の許可証を得て彼女を正式に国がアーウィンの世話をする為につけた侍女……傍付とした。
彼女の犯す罪であり、また最大の功績となるだろう行為 ── 使用を前提に父である海軍伯の所から入国審査の魔導具を借り受けている ── には、そのくらいの報いがあって然るべきである、というのが2人の一致した見解だった。
あくまでもそのことを伏せたまま、彼女の戻らぬ理由を侍女長に告げた時、その様子から2人は上記のような感想を抱いてしまったのだ。
表面上は平静を装って了承を口にしていても、その目には明らかな嫉妬と羨望、そして怨嗟にも似た感情が読み取れた。
侍女長ですらそれなのだから他の侍女達が何をどう感じるかなど、推し量りたくもない暗鬱としたものであるのは、分かり切っていた。
「アーウィン殿下は、恐らく姫様の茶会には参加せぬだろう」
「そうでしょうな。正直な所、現在の状況は、それどころではないとしか言いようがないので、我々としても是非にそうして頂きたいですよ」
「ギルドに着いたらまず、ワイバーンの引き渡しを殿下に頼もうかと思っておる。亡骸は、先行してギルドに到着している筈の騎士達に荷車を使って城へ運搬するように指示を出してある」
「はい。次は国境侵犯の件でしょうな。もしアーウィン殿下がフェリシティアに罪を犯させることに反対するのならば、次善策として用意している、陛下御自ら御免状を発行しにいらっしゃる心算があるということ明かした上で、傍付の許可証が既に発行されていることも併せてお伝えいたしましょう」
「あー……」
己の言葉を受けて答えたベントレー子爵の話しに眉間と鼻筋へ右の指先を置いたフリュヒテンゴルト公爵が呻くような音を喉奥から響かせた。
「……いや」
己も近しいことを考えていたのだけれど、こうして他人の口から改めて聞くと分かる粗。
時系列と重要度だけで順番を決めてしまうことの危険性が、図らずもよく分かった。
「あの方の御気性を鑑みるにそれは悪手かもしれん。フェリシティア嬢が傍付きとなることは、先に彼女へ通達する形で殿下へも知り置いて頂くようにして、国境侵犯関連の件は、それから切り出そう。彼女自身に罪を犯さずとも殿下がご承知くだされば姫から逃げられるのだと教えておく方が、殿下の心証もよいだろうし、いらぬ疑念を抱かれずに済むだろう」
「なるほど、確かに。これからのことを考えると殿下が我々に対して ”信用しない方がいいかもしれぬ” と考えて、情報をアレコレ隠匿するようになられたら、その時点で、我が国は詰みですからな」
「うむ」
とにかく今、国の対応としては、対竜種大行進戦を最優先事項とせねばならぬことは明白で、その現状を考えるならば戦闘に関して何の役にも立たない自国の王子や王女には「面倒を増やすな」「余計な手出しはすんな」以外に向けるコメントが浮かんで来ないのが現実なのだ。
加えて、主戦力間違いなしであるアーウィンには、例え他国の王族であろうとも最大級の便宜を図らねば、ぶっちゃけ国が滅ぶ未来しか見えない。
それをアーウィン本人とて重々承知していながら尚、何某かの報酬や自国有利の外交交渉をしてきて当然の所を特に何の見返りも求めることなく、縁もゆかりもなかったこの国の「民の為」に力を貸してくれている姿は、ついぞ忘れかけていた高貴なる者の義務を思い出させるに十分なもので、そっと反省したのは2人だけの秘密だ。
最も彼らの評価は民からすれば高い方で、比較的真面な貴族と思われていたのだけれど、下には下が居るように、上には上が居るのだ。
見本となるべき者が目の前に存在し、努力すればその高みに到達出来ることが分かっているのにやらないことは、怠慢でしかない、と捉えられている貴族社会に於いて、アーウィンを蔑ろにすることは、この2人にとってみれば貴族としての矜持や責務を放棄することと同義だった。
「その後にはなりましょうが、魔物暴走に関するお話しとそれに付随する竜種大行進の件も追加情報があるならば、していただかねばなりませんな?」
「無論だ。殿下は御自分だけで対処は可能だと申されておられたが、だからこそ手伝いも後方支援もすることなく、ただ指を咥えて見ているなど、我が国のことだというのに些か他人事扱い過ぎていかん。騎士として、貴族として、そして1国民として、捨て置く訳にはゆかぬという気概くらいは示さねばな」
「せめて我が国に、もっと対抗出来るだけの戦力があればよかったのですが……」
「うむ。まぁ、今後の課題よな。ヴェルザリスを見習って国の教育制度を改革してゆくことも視野に入れねばなるまい」
「そうですね。そこは、ほら? 早めに王国議会へ上申しておけば、これから竜が連続でしこたまやってくるのですから、次第、反対する者も、どんどんと減ってゆきましょう」
「あー……」
そう。
アーウィンから詳しい話しを聞かねば確定情報が出ることはないのだけれど、竜種大行進は、本来、それだけで大事なのだ。
今回はまだいい。
出現順序も出現竜も、その竜への対処法も至れり尽くせりで熟知している者が居るのだから。
だが、彼が国から去った後、もし同じことが起こる可能性を否定出来ないならば、対処出来るだけの力を自分達で得なければならなくなるのは避け難い現実なのだ。
「良いのか悪いのか微妙な所だが、我らこそがこの先、国が存続してゆく為の礎となる覚悟を決めさえすれば、多少の無理は通るだろうて」
「そう願いたいですな。これ限りのことと断じる要素がないのであれば、尚更に」
「うむ」
神話の中でその存在を囁かれていた亜竜種の実在と現存。
それは自分達にとって、夢一杯の御伽噺が現実になるキラキラした希望ではなく、神と魔が激突する世界崩壊最終戦争が突如として目の前で始まるような絶望を突きつけられる事象に等しいだろう。
死にたくなければ、間に合う内にヴェルザリス同様、力をつけろ。
そう告げられている気がして、王と民、自国の王子王女と他国の王子に挟まれまくった中間管理職としては、己に何が出来るのだろう、と考え続けなければならないような強迫観念に駆られる気がして仕方なかった。
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