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第1章 ウィムンド王国編 2
リゼパァンズ恩寵大神殿 -2-
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ウィムンド王国第1王女クレアンティーヌ。
陰で “嫁き遅れ姫” と揶揄される彼女が理想の男とする結婚相手の条件は「強く賢く逞しく、人望厚く心優しい超がつくお金持ちで優秀な色男」……である。
理想は理想として置いておき、現実を見て妥協なり折り合いなりをつけるのが普通の娘の感覚なのだが、王族の、それも国王と王妃の間に初めて生まれた子であり、国の第1王女として、蝶よ花よと甘やかしに甘やかされまくって育った彼女は、幼い頃に抱いたその理想をほんの僅かばかりも譲ることをしなかった。
それゆえ、見合いも全滅。
政略結婚を前提とした婚約も全て破談し、現在に至っている。
『そんな男、居る訳ないじゃない。いい年していつまでも夢見てんじゃないわよ』
『仮に居たとしても、それがお前の男になるとか、絶対にお前が選ばれるとか決まってる訳じゃねぇだろが。自信過剰も大概にしろよな』
口さがない者達が、男女問わずそんな感想を抱くその無茶苦茶な条件を……どうやら、そのワイバーンを討伐したヴェルザリスの王族が満たしてしまっているらしい。
まぁ、スライから聞いた話しを全て本当の物であると肯定するならば、確かに条件を満たしている可能性は限りなく高いのではないかという気はしてくる。
だがまぁ、正直言って、そこの所はどうでも良かった。
くっつこうがフラれようが好きにしてくれ。
自分達にとって問題とされるべきなのは、寧ろ。
「……その王族とやらが、我が国の次代の王となる可能性は……?」
そこであった。
「無ぇだろうな。まず、前提として茶会なんざしてる暇ねぇだろうから。あの方は」
「どういう意味だ?」
そもそも何の用事があってこの国を訪れたのかも分からない人物なことも手伝って、スライの言葉に問いを返す声には隠しようもない訝しさが滲んでいた。
「いずれ、情報がお前らのトコにも行くだろうけど、今、この国が置かれてる状況はかなりヤバイんだ。正直、ホントに自分が優秀だって思ってるなら、負ってる怪我を押してでも、お前らには今すぐ現場に復帰してもらいてぇぐらいだ」
「現場……?」
「ワイバーン戦は終わったのだと貴様が言ったのではないか!」
「そのワイバーン自体が、南のネードリー平原を王都に向かって侵攻してた魔物暴走の先着個体だったとしてもか?」
「す、魔物暴走だと⁈」
「それが真の話しであるならば、今すぐ城へ……っ!」
魔物暴走と呼称されるからには、最低でも万に乗る数の魔物が街に向かっている筈であることは理解出来て、貴族騎士の内2人が慌てて寝台上から起き上がろうとして、痛みに顔を顰めて息を詰めた。
「安心しろ。魔物暴走自体は、昨夕の段階で、あの方が全て殲滅済みだ。問題なのは、どっちかってぇと、この後だ」
「………この後……?」
魔物暴走よりも問題視される出来事が起こっているらしいことを察して、その場の全員がスライへと視線を注ぐ。
「ここから先は、俺もまだ、ちょっとばかり聞かされただけの情報なんだがな。魔物暴走の群れン中に、神話とかで滅亡を報せる竜として描かれてる “先触れの竜” ってのが居たんだそうだ」
「⁈」
先触れの竜。
それは一般的には、滅亡を報せると言われている伝説の竜とされていたけれど、曲がりなりにも貴族籍を持つ国の魔法士である者達は知っていた。
その竜は、神話上の物語の中だけで作られた存在などでは決してなく、この大陸の歴史に於いて、過去、本当に幾つかの国が滅ぼされている危険極まりない竜の内の1体なのだと。
「あの方の国……ヴェルザリスでは、ハーモニアエリゾンって呼ばれてて、そいつが現れた場所には例外なく “竜種大行進” っつー、竜がジャンジャカ連続でやって来る現象が起こるんだそうだ」
「なっ……⁈」
先触れの竜が出現することによって、何某の驚異的な自然現象が起こって国が滅ぼされるのだろうと教えられていた彼等にとって、その情報が齎した衝撃は、予想とまるで方向性の違うもの過ぎて即座には受け入れ難いものだった。
地震、火山噴火、洪水。
そういった運が良ければ生き残れる者が居るかもしれない事象ではなく、それ自体が意識を持ち、仮に人を憎んでいるような個体であったならば、執拗に狙われて攻撃を加えられる可能性があるのだから、自然現象などに比べて格段に生存率が激減するのではないかと思えた。
「あの方は、この国の人間と違って竜の相手は日常茶飯事で慣れてっから対策や対応を皆に教えてくれたり、やってくる竜を倒す為に先頭に立って戦ってくれるんだってさ」
「それは……誰からの情報なんだ?」
「団長に決まってんだろ? 今朝、団長室に呼ばれて話があった。その時の状況から考えて、そう遠くないタイミングで箝口令が敷かれることになるだろうから、その前に俺がこうしてお前らに話してんだ。教えてやれるのも精々今日の午前中までだろうからな」
軍に情報を行き渡らせる為の処置と民の混乱を防ぐ為の処置。
双方を成り立たせるギリギリの判断として、箝口令の発動を遅らせたのだろうことは理解出来た。
即時に敷いてしまえば、軍内部でも混乱が起こることが間違いない事柄であるのも確かだ。
その上で。
教えておいてやるから軍籍に居続けるならば覚悟をしておけ、という意味もきっと含んでいるのだろう。
だからこそ、昨日の今日なんて早過ぎる時期に聴取などと称してスライがここに来て居るのだ。
それは分かる。
そういう職であることは承知の上で所属してい以上、分かってはいる。
けれど。
「貴様は我々、貴族の家を出自とする騎士や魔法士が嫌いなのだろう……?」
情報伝達する理由を即時、任務に復帰出来ることのない自分達への退職奨励なのではないかと勘繰ったらしい騎士の1人が、そう聞いた。
「嫌いだよ」
「では、我々に職を辞さぬなら戦場で足を引っ張る怪我人として最期の役目と割り切って、竜と戦って死ねということかっ⁈」
機密扱いされることが決定している情報を自分達に渡すのが、それ以外にある訳がないと決めつけて、寝台上からは恨みがましい視線と舌打ち、短い捨て台詞などが漏れ出たが。
「そうじゃない。あの方について行くと決めた以上、あの方の恥となる自分で居たくなかった。お前らに情報を隠すことも偽ることも簡単だ。だが、俺がそうすることで救えたかもしれない命が消えるようなことがあるとすれば、俺があの方に顔向け出来ない。堂々とあの方の傍に居ることが出来なくなる。そう思っただけだ」
その場の空気を真っ向から切り捨てるように、スライはキッパリと言い切った。
「……………」
思ってもいなかった理由を告げられて、貴族騎士や貴族魔法士達が全員、口を噤んだ。
あの方……天空の浮島にあるという国家、ヴェルザリスの王族だと言う者は、自分達を目の敵にして反抗しまくり、1から10まで否定して逆らい、あることあること ── 残念ながら、ないことにまで文句言う男ではなかったので ── ぶつけて来ていた平民の意識を、たった1日でここまで変えてしまう程の人物なのかと。
口にせずとも全員が、それを感じ取っていた。
「おい。もういいだろう? いい加減、調書取らせろや。身動き取れねぇから自分の目で気になることを確認出来ないっつーお前らの憤りくらいは理解してやるが、それとこれとは分けて考えろ。お前らのは私情! 俺のは仕事!」
悔しいが、正論を主張しているのはスライなので、貴族騎士達も貴族魔法士達も不承不承頷いた。
(竜がたくさんやって来る? 我々でもどうしようもないそれを他国の王族が陣頭指揮することでどうにかなると……?)
(下手をすると王家どころか国そものもが……)
(ダメだ。実家に使いを出そう。分からないことが多過ぎる!)
(俄かには信じ難いが、もし、此奴の言っていることに少しでも真実があるのならば、今後の動きを考えねば……)
常より権謀術数の中で生きてきた彼等は、銘々にそんなことを考えながら順次、スライの問う調書の内容へ答えを返して行った。
陰で “嫁き遅れ姫” と揶揄される彼女が理想の男とする結婚相手の条件は「強く賢く逞しく、人望厚く心優しい超がつくお金持ちで優秀な色男」……である。
理想は理想として置いておき、現実を見て妥協なり折り合いなりをつけるのが普通の娘の感覚なのだが、王族の、それも国王と王妃の間に初めて生まれた子であり、国の第1王女として、蝶よ花よと甘やかしに甘やかされまくって育った彼女は、幼い頃に抱いたその理想をほんの僅かばかりも譲ることをしなかった。
それゆえ、見合いも全滅。
政略結婚を前提とした婚約も全て破談し、現在に至っている。
『そんな男、居る訳ないじゃない。いい年していつまでも夢見てんじゃないわよ』
『仮に居たとしても、それがお前の男になるとか、絶対にお前が選ばれるとか決まってる訳じゃねぇだろが。自信過剰も大概にしろよな』
口さがない者達が、男女問わずそんな感想を抱くその無茶苦茶な条件を……どうやら、そのワイバーンを討伐したヴェルザリスの王族が満たしてしまっているらしい。
まぁ、スライから聞いた話しを全て本当の物であると肯定するならば、確かに条件を満たしている可能性は限りなく高いのではないかという気はしてくる。
だがまぁ、正直言って、そこの所はどうでも良かった。
くっつこうがフラれようが好きにしてくれ。
自分達にとって問題とされるべきなのは、寧ろ。
「……その王族とやらが、我が国の次代の王となる可能性は……?」
そこであった。
「無ぇだろうな。まず、前提として茶会なんざしてる暇ねぇだろうから。あの方は」
「どういう意味だ?」
そもそも何の用事があってこの国を訪れたのかも分からない人物なことも手伝って、スライの言葉に問いを返す声には隠しようもない訝しさが滲んでいた。
「いずれ、情報がお前らのトコにも行くだろうけど、今、この国が置かれてる状況はかなりヤバイんだ。正直、ホントに自分が優秀だって思ってるなら、負ってる怪我を押してでも、お前らには今すぐ現場に復帰してもらいてぇぐらいだ」
「現場……?」
「ワイバーン戦は終わったのだと貴様が言ったのではないか!」
「そのワイバーン自体が、南のネードリー平原を王都に向かって侵攻してた魔物暴走の先着個体だったとしてもか?」
「す、魔物暴走だと⁈」
「それが真の話しであるならば、今すぐ城へ……っ!」
魔物暴走と呼称されるからには、最低でも万に乗る数の魔物が街に向かっている筈であることは理解出来て、貴族騎士の内2人が慌てて寝台上から起き上がろうとして、痛みに顔を顰めて息を詰めた。
「安心しろ。魔物暴走自体は、昨夕の段階で、あの方が全て殲滅済みだ。問題なのは、どっちかってぇと、この後だ」
「………この後……?」
魔物暴走よりも問題視される出来事が起こっているらしいことを察して、その場の全員がスライへと視線を注ぐ。
「ここから先は、俺もまだ、ちょっとばかり聞かされただけの情報なんだがな。魔物暴走の群れン中に、神話とかで滅亡を報せる竜として描かれてる “先触れの竜” ってのが居たんだそうだ」
「⁈」
先触れの竜。
それは一般的には、滅亡を報せると言われている伝説の竜とされていたけれど、曲がりなりにも貴族籍を持つ国の魔法士である者達は知っていた。
その竜は、神話上の物語の中だけで作られた存在などでは決してなく、この大陸の歴史に於いて、過去、本当に幾つかの国が滅ぼされている危険極まりない竜の内の1体なのだと。
「あの方の国……ヴェルザリスでは、ハーモニアエリゾンって呼ばれてて、そいつが現れた場所には例外なく “竜種大行進” っつー、竜がジャンジャカ連続でやって来る現象が起こるんだそうだ」
「なっ……⁈」
先触れの竜が出現することによって、何某の驚異的な自然現象が起こって国が滅ぼされるのだろうと教えられていた彼等にとって、その情報が齎した衝撃は、予想とまるで方向性の違うもの過ぎて即座には受け入れ難いものだった。
地震、火山噴火、洪水。
そういった運が良ければ生き残れる者が居るかもしれない事象ではなく、それ自体が意識を持ち、仮に人を憎んでいるような個体であったならば、執拗に狙われて攻撃を加えられる可能性があるのだから、自然現象などに比べて格段に生存率が激減するのではないかと思えた。
「あの方は、この国の人間と違って竜の相手は日常茶飯事で慣れてっから対策や対応を皆に教えてくれたり、やってくる竜を倒す為に先頭に立って戦ってくれるんだってさ」
「それは……誰からの情報なんだ?」
「団長に決まってんだろ? 今朝、団長室に呼ばれて話があった。その時の状況から考えて、そう遠くないタイミングで箝口令が敷かれることになるだろうから、その前に俺がこうしてお前らに話してんだ。教えてやれるのも精々今日の午前中までだろうからな」
軍に情報を行き渡らせる為の処置と民の混乱を防ぐ為の処置。
双方を成り立たせるギリギリの判断として、箝口令の発動を遅らせたのだろうことは理解出来た。
即時に敷いてしまえば、軍内部でも混乱が起こることが間違いない事柄であるのも確かだ。
その上で。
教えておいてやるから軍籍に居続けるならば覚悟をしておけ、という意味もきっと含んでいるのだろう。
だからこそ、昨日の今日なんて早過ぎる時期に聴取などと称してスライがここに来て居るのだ。
それは分かる。
そういう職であることは承知の上で所属してい以上、分かってはいる。
けれど。
「貴様は我々、貴族の家を出自とする騎士や魔法士が嫌いなのだろう……?」
情報伝達する理由を即時、任務に復帰出来ることのない自分達への退職奨励なのではないかと勘繰ったらしい騎士の1人が、そう聞いた。
「嫌いだよ」
「では、我々に職を辞さぬなら戦場で足を引っ張る怪我人として最期の役目と割り切って、竜と戦って死ねということかっ⁈」
機密扱いされることが決定している情報を自分達に渡すのが、それ以外にある訳がないと決めつけて、寝台上からは恨みがましい視線と舌打ち、短い捨て台詞などが漏れ出たが。
「そうじゃない。あの方について行くと決めた以上、あの方の恥となる自分で居たくなかった。お前らに情報を隠すことも偽ることも簡単だ。だが、俺がそうすることで救えたかもしれない命が消えるようなことがあるとすれば、俺があの方に顔向け出来ない。堂々とあの方の傍に居ることが出来なくなる。そう思っただけだ」
その場の空気を真っ向から切り捨てるように、スライはキッパリと言い切った。
「……………」
思ってもいなかった理由を告げられて、貴族騎士や貴族魔法士達が全員、口を噤んだ。
あの方……天空の浮島にあるという国家、ヴェルザリスの王族だと言う者は、自分達を目の敵にして反抗しまくり、1から10まで否定して逆らい、あることあること ── 残念ながら、ないことにまで文句言う男ではなかったので ── ぶつけて来ていた平民の意識を、たった1日でここまで変えてしまう程の人物なのかと。
口にせずとも全員が、それを感じ取っていた。
「おい。もういいだろう? いい加減、調書取らせろや。身動き取れねぇから自分の目で気になることを確認出来ないっつーお前らの憤りくらいは理解してやるが、それとこれとは分けて考えろ。お前らのは私情! 俺のは仕事!」
悔しいが、正論を主張しているのはスライなので、貴族騎士達も貴族魔法士達も不承不承頷いた。
(竜がたくさんやって来る? 我々でもどうしようもないそれを他国の王族が陣頭指揮することでどうにかなると……?)
(下手をすると王家どころか国そものもが……)
(ダメだ。実家に使いを出そう。分からないことが多過ぎる!)
(俄かには信じ難いが、もし、此奴の言っていることに少しでも真実があるのならば、今後の動きを考えねば……)
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