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第1章 ウィムンド王国編 2
報告その6 - 衝脅竜 フランティウルス 変異種 -
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「南の国自体に関することは、先程話していた通り、国同士の外交を通じて警告し、聞き入れないのであれば、ウィムンド王国としての国防を優先する方向で行くしかあるまい。特に南の国境線に近い地域は、事によると連続で竜の脅威に晒されることとなるゆえ、早期避難、若しくは、あらゆる意味での身体的、精神的ケアと経済的補助をしてやらねば、生活の基盤が瓦解するだろう」
「……正直、民の被る被害に関しては、国をアテには出来ませんよ? 火事の保障すらしてくれないんですから、期待するだけ無駄です」
アーウィンが、これまでの話し合いで出た意見を纏めて告げたことに、バリナがミューニャの肩口へ額を押し付けるような格好で言い募る。
それに関しては、この場の者達から異論や叱責が向けられることはなく。
だからこそ、アーウィンは深い息をつく。
「まぁ、本当に最悪となった場合には、私に策がなくもない。ペスティアルウィルガストの話しは、一旦、ここで切ろう。次だ」
報告を兼ねた話し合いの場で、話題が堂々巡りすることを意識的に避けたアーウィンは、手元の紫板を再び操作して、新しい光板を開きながら地図魔法が開かれている光板上で、北西から来る点が明滅させる。
次に来る竜の話しが始まるのだと理解して、その場の者達が、全員、居住まいを正した。
「この竜の到着予定は、約20日後の深夜前後となる。やってくる竜は “衝脅竜 フランティウルス” 。此度、やってくる竜の中で唯一の “変異種” となる」
タン、と指先から音がしたと同時に開かれていた新しい光板へと表示されたのは、鹿のように複雑な枝分かれをした1対の大きな角を持ち、逆三角に近い形状をした頭には、真っ黒な六つの目が、顔表面の湾曲をなぞり、円弧を描くようにして、横一列で並んでいた。
頭と手足は緑色の鱗で覆われていたが、身体は紫に近い紺色の鱗が並び、背には紫の鬣が生えている。
尾の形状は獅子に近く、狼のような形をした手足の先には、猫科の大型動物を思わせる黒い鉤爪が生え揃っていた。
翼は前脚に近い位置の背中に2対。
よくこれで飛べるものだと不思議に思う程、透明感のある薄いもので、蜻蛉や蝉に近い印象があった。
キチキチ、キチキチ、と耳障りな音を立てながら蟷螂を思わせる口の動きをした次の瞬間、鹿状の角間にバチバチと雷の光と線が幾度か駆け抜けた。
怒れる角牛を彷彿とさせる動きで首を捻りながら頭を振れば、生み出した雷が撒き散らされるが如く、周囲の空間を白と青と紫とに染め上げ、一気に地上へと降り注ぐ。
「今のが、代表的なフランティウルスの威嚇行為だ。放電は自然界における落雷が持つ電圧の最高クラスとほぼ同じ、9億8千万V、電流は50万A。雷撃距離は20から50m程となる。木立や建築物、生物などにこの雷が落ちた場合は、発生する熱や大電流による強烈な電磁界、並びに蓄積された電荷による2次被害が懸念される。雷系魔法や装備の無効化、通電物を使用した装備や魔導具の破壊、場合によっては直撃雷や側撃雷、誘導雷などで死傷者が出ることが多くある。この雷が生物を感電させた事例での統計記録によると約70%の者が死亡するという数値が示されている」
その言葉通り、光板の上で地上へと放たれた雷は、誰かを直撃したり、地表面を辿って逃げていた者を撃ったり、近くの柱へ落ち、その傍にいた者との間に雷の線が現れ、それに撃たれて倒れた者も居た。
「故に雷撃無効化もしくは、雷耐性のスキルはこの竜と対峙する場合、必携となる。また、顔表面にある6つの目、全てで魔力感知が可能であり、加えて昆虫の目のような見た目に反して、人などの動物とは違った形で立体視を実現していることが研究から明らかになっている」
「殿下、立体視って何スか?」
またしても分からない単語だったのだろうスライが、サッと右手を上げて質問を投げかけた。
医療や科化学が全くと言っていいくらい発達していないこの大陸では、人や亜人の誰もが普通に持っている能力に関することも研究解析が進んでおらず、特に出来て何も問題がないことは、深く追求されない傾向にあった。
その為、竜はおろか人や魔獣、果てはスライムに至るまで、ありとあらゆる謎が、謎のまま放置されているに等しい状態だった。
これまでのことからアーウィンも何となくそれを察してきていて、特に問い返すこともせず、聞かれたことに答えるようにし始めていた。
「うむ。人や動物の捉えている立体感は、右目で見ているものと左目で見ているものの視差や、眼球内の水晶体を筋肉によって動かし、焦点調節を行うことによって得られる焦点距離、その他にも風景の暗い部分と明るい部分をマッチングさせることによって、両目で見えるものの違いを利用して奥行きを感知している。右目と左目を素早く交互に開閉することで、物の位置が変わって見えたりするのは、この為だ」
アーウィンがそう説明すると、各自が片目ずつを閉じたり開いたりしてみたり、片方の目を手で隠してみたりしながら、あちこちを見比べるような動きをして確認していた。
「だが、此奴の場合は、6つある複眼が光受容器である無数の個眼から出来ていて、動くものに対する距離感をかなり正確に把握することが出来る上に人を遥かに凌駕する解像度を持つ。加えて視野が広く、前中眼の視野こそ10°程度であるものの、前側眼は60°、後ろ側眼に至っては130°の視野があり、それぞれの視野は重なっていない為、実質前後左右合計で300°の広角をカバー出来る。目の構造としては、蟷螂と蜘蛛の間と考えると近いだろう」
「えっ⁈ 蟷螂とか蜘蛛って、そんな凄かったんですか⁈」
話しに出てくる数値だけを聞いているとそれが魔獣ですらない、ただの昆虫にすぎないとはとても思えなかったのだろう。
レンリアードの上げた声には、意外そうな色が濃く現れていた。
「うむ。蟷螂の立体視は、人にも出来ぬような性能があるし、蜘蛛の視野が広いのも……そうだな。こう、建物の中で、黒とか茶色をしているトビグモの仲間を見たことはないか?」
「とびぐも?」
仲間、というからには何種類か居るのかもしれないが、該当するような名称に覚えがないようで、ベントレー子爵が不思議そうな声で聞き返した。
「巣を張って獲物を待つのではなく、自らあちこち徘徊して餌を探す習性を持つ蜘蛛だ。ピョンピョンと短距離を跳ねながら移動するので、我が国では、そう呼ばれている」
「ああ! 壁とかによくいるヤツだニャー」
特徴を言われて理解が及んだらしく、ぽん、と1つ手を打ってミューニャが言えば、バリナも頬に右の指先を押し付けるようにして首を傾け、口を開く。
「そういえば、あいつらを外に出そうとして横とか後ろの方から、何か物を近づけた時に、クルっとその場で回って近づけた物をじっと見られたりとかすることありますよね。実際は、そんなことないんでしょうけど、睨まれてる気がしてビックリしたことありますよ」
「気のせいではないだろうな。近づけられた物も、そなたのことも、見えておる筈だ」
「え」
「まぁ、この竜の六眼は、それの上位互換だと考えておけばよい。フランティウルスの威嚇行動に話しを戻すが、特徴的な威嚇行為がもう1つあって」
言いながら紫板を叩くアーウィンの次の言葉を待たずして、部屋外の廊下側から物々しい音と数を想起する足音が近づいて来て、全員の視線が顔ごと扉の方を向いた。
バンッ、とノックもなしに扉を開いた人物は、ドカドカと足音をさせながら室内に踏み入り、無遠慮を通り越して尊大な態度でふんぞり返った。
王族が、祭事や謁見でのみ頭上に頂く冠と明るい黄色のモサモサしたファーが縫い付けられた膝丈のマントは真紅。
この国に於いて、王家の血筋のみに現れると言われる栗色の髪と金の瞳。
深い緑色の上着を同じ色のカボチャパンツに裾INで着込み、白地に金の模様があしらわれた膝丈ブーツ、という何とも言えないセンスの出で立ちをした青年は、傲岸で獰猛な笑みを面に貼り付け、侮蔑を隠しもしない声を室内の者達に向かって張り上げた。
「御用改めである! 国境を犯した大罪人を匿う悪党どもめ! 手向かい致さば、容赦なく切り捨てるぞ!」
その瞬間。
[Gaoraocoaeeeeeeeeee!!]
アーウィン以外は、これまで誰も聞いたことのなかった咆哮が室内へと響き渡った。
竜やその咆哮に対する何の予備知識もなく、どうやら耐性自体もなかったらしい青年と彼に連れられてやって来た騎士達は、これだけで正気を保っていられなくなった。
騎士達は、完全に恐慌状態に陥り、我先で這うようにして逃げ去り、1人取り残された青年は。
「ゔわ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ん! お゙があ゙ざま゙あ゙っ!」
入って来た時とは別人のように顔をグシャグシャにして泣き叫びながら失禁していた。
「……正直、民の被る被害に関しては、国をアテには出来ませんよ? 火事の保障すらしてくれないんですから、期待するだけ無駄です」
アーウィンが、これまでの話し合いで出た意見を纏めて告げたことに、バリナがミューニャの肩口へ額を押し付けるような格好で言い募る。
それに関しては、この場の者達から異論や叱責が向けられることはなく。
だからこそ、アーウィンは深い息をつく。
「まぁ、本当に最悪となった場合には、私に策がなくもない。ペスティアルウィルガストの話しは、一旦、ここで切ろう。次だ」
報告を兼ねた話し合いの場で、話題が堂々巡りすることを意識的に避けたアーウィンは、手元の紫板を再び操作して、新しい光板を開きながら地図魔法が開かれている光板上で、北西から来る点が明滅させる。
次に来る竜の話しが始まるのだと理解して、その場の者達が、全員、居住まいを正した。
「この竜の到着予定は、約20日後の深夜前後となる。やってくる竜は “衝脅竜 フランティウルス” 。此度、やってくる竜の中で唯一の “変異種” となる」
タン、と指先から音がしたと同時に開かれていた新しい光板へと表示されたのは、鹿のように複雑な枝分かれをした1対の大きな角を持ち、逆三角に近い形状をした頭には、真っ黒な六つの目が、顔表面の湾曲をなぞり、円弧を描くようにして、横一列で並んでいた。
頭と手足は緑色の鱗で覆われていたが、身体は紫に近い紺色の鱗が並び、背には紫の鬣が生えている。
尾の形状は獅子に近く、狼のような形をした手足の先には、猫科の大型動物を思わせる黒い鉤爪が生え揃っていた。
翼は前脚に近い位置の背中に2対。
よくこれで飛べるものだと不思議に思う程、透明感のある薄いもので、蜻蛉や蝉に近い印象があった。
キチキチ、キチキチ、と耳障りな音を立てながら蟷螂を思わせる口の動きをした次の瞬間、鹿状の角間にバチバチと雷の光と線が幾度か駆け抜けた。
怒れる角牛を彷彿とさせる動きで首を捻りながら頭を振れば、生み出した雷が撒き散らされるが如く、周囲の空間を白と青と紫とに染め上げ、一気に地上へと降り注ぐ。
「今のが、代表的なフランティウルスの威嚇行為だ。放電は自然界における落雷が持つ電圧の最高クラスとほぼ同じ、9億8千万V、電流は50万A。雷撃距離は20から50m程となる。木立や建築物、生物などにこの雷が落ちた場合は、発生する熱や大電流による強烈な電磁界、並びに蓄積された電荷による2次被害が懸念される。雷系魔法や装備の無効化、通電物を使用した装備や魔導具の破壊、場合によっては直撃雷や側撃雷、誘導雷などで死傷者が出ることが多くある。この雷が生物を感電させた事例での統計記録によると約70%の者が死亡するという数値が示されている」
その言葉通り、光板の上で地上へと放たれた雷は、誰かを直撃したり、地表面を辿って逃げていた者を撃ったり、近くの柱へ落ち、その傍にいた者との間に雷の線が現れ、それに撃たれて倒れた者も居た。
「故に雷撃無効化もしくは、雷耐性のスキルはこの竜と対峙する場合、必携となる。また、顔表面にある6つの目、全てで魔力感知が可能であり、加えて昆虫の目のような見た目に反して、人などの動物とは違った形で立体視を実現していることが研究から明らかになっている」
「殿下、立体視って何スか?」
またしても分からない単語だったのだろうスライが、サッと右手を上げて質問を投げかけた。
医療や科化学が全くと言っていいくらい発達していないこの大陸では、人や亜人の誰もが普通に持っている能力に関することも研究解析が進んでおらず、特に出来て何も問題がないことは、深く追求されない傾向にあった。
その為、竜はおろか人や魔獣、果てはスライムに至るまで、ありとあらゆる謎が、謎のまま放置されているに等しい状態だった。
これまでのことからアーウィンも何となくそれを察してきていて、特に問い返すこともせず、聞かれたことに答えるようにし始めていた。
「うむ。人や動物の捉えている立体感は、右目で見ているものと左目で見ているものの視差や、眼球内の水晶体を筋肉によって動かし、焦点調節を行うことによって得られる焦点距離、その他にも風景の暗い部分と明るい部分をマッチングさせることによって、両目で見えるものの違いを利用して奥行きを感知している。右目と左目を素早く交互に開閉することで、物の位置が変わって見えたりするのは、この為だ」
アーウィンがそう説明すると、各自が片目ずつを閉じたり開いたりしてみたり、片方の目を手で隠してみたりしながら、あちこちを見比べるような動きをして確認していた。
「だが、此奴の場合は、6つある複眼が光受容器である無数の個眼から出来ていて、動くものに対する距離感をかなり正確に把握することが出来る上に人を遥かに凌駕する解像度を持つ。加えて視野が広く、前中眼の視野こそ10°程度であるものの、前側眼は60°、後ろ側眼に至っては130°の視野があり、それぞれの視野は重なっていない為、実質前後左右合計で300°の広角をカバー出来る。目の構造としては、蟷螂と蜘蛛の間と考えると近いだろう」
「えっ⁈ 蟷螂とか蜘蛛って、そんな凄かったんですか⁈」
話しに出てくる数値だけを聞いているとそれが魔獣ですらない、ただの昆虫にすぎないとはとても思えなかったのだろう。
レンリアードの上げた声には、意外そうな色が濃く現れていた。
「うむ。蟷螂の立体視は、人にも出来ぬような性能があるし、蜘蛛の視野が広いのも……そうだな。こう、建物の中で、黒とか茶色をしているトビグモの仲間を見たことはないか?」
「とびぐも?」
仲間、というからには何種類か居るのかもしれないが、該当するような名称に覚えがないようで、ベントレー子爵が不思議そうな声で聞き返した。
「巣を張って獲物を待つのではなく、自らあちこち徘徊して餌を探す習性を持つ蜘蛛だ。ピョンピョンと短距離を跳ねながら移動するので、我が国では、そう呼ばれている」
「ああ! 壁とかによくいるヤツだニャー」
特徴を言われて理解が及んだらしく、ぽん、と1つ手を打ってミューニャが言えば、バリナも頬に右の指先を押し付けるようにして首を傾け、口を開く。
「そういえば、あいつらを外に出そうとして横とか後ろの方から、何か物を近づけた時に、クルっとその場で回って近づけた物をじっと見られたりとかすることありますよね。実際は、そんなことないんでしょうけど、睨まれてる気がしてビックリしたことありますよ」
「気のせいではないだろうな。近づけられた物も、そなたのことも、見えておる筈だ」
「え」
「まぁ、この竜の六眼は、それの上位互換だと考えておけばよい。フランティウルスの威嚇行動に話しを戻すが、特徴的な威嚇行為がもう1つあって」
言いながら紫板を叩くアーウィンの次の言葉を待たずして、部屋外の廊下側から物々しい音と数を想起する足音が近づいて来て、全員の視線が顔ごと扉の方を向いた。
バンッ、とノックもなしに扉を開いた人物は、ドカドカと足音をさせながら室内に踏み入り、無遠慮を通り越して尊大な態度でふんぞり返った。
王族が、祭事や謁見でのみ頭上に頂く冠と明るい黄色のモサモサしたファーが縫い付けられた膝丈のマントは真紅。
この国に於いて、王家の血筋のみに現れると言われる栗色の髪と金の瞳。
深い緑色の上着を同じ色のカボチャパンツに裾INで着込み、白地に金の模様があしらわれた膝丈ブーツ、という何とも言えないセンスの出で立ちをした青年は、傲岸で獰猛な笑みを面に貼り付け、侮蔑を隠しもしない声を室内の者達に向かって張り上げた。
「御用改めである! 国境を犯した大罪人を匿う悪党どもめ! 手向かい致さば、容赦なく切り捨てるぞ!」
その瞬間。
[Gaoraocoaeeeeeeeeee!!]
アーウィン以外は、これまで誰も聞いたことのなかった咆哮が室内へと響き渡った。
竜やその咆哮に対する何の予備知識もなく、どうやら耐性自体もなかったらしい青年と彼に連れられてやって来た騎士達は、これだけで正気を保っていられなくなった。
騎士達は、完全に恐慌状態に陥り、我先で這うようにして逃げ去り、1人取り残された青年は。
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