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一章 門番との出会い
13話 門番 VS 三毒
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「人間もいなくなったし、始めてもいいよね」
「受けて立つ」
互いの武器のぶつかりに、校舎が悲鳴を上げる。
人間には知覚が難しいほどの殺し合い。
焔が切りかかれば壁を切り裂き、現が振り下ろせば大きな穴が開く。
「顕現装束 雷槌」
現の武器の形がわずかに変わり、黒い電気を纏う。
この前は見なかった武器だな。
雷を纏うだけってことはないだろうけど、無暗に手は出せないか。
「門番なんだから耐えれるよね」
何の捻りもない攻撃を避けると、避けて場所に校舎を破壊しながら黒い稲妻が辺りに広がり焔に襲い掛かる。
「ぐああ!」
雷撃に体の自由が奪われる焔に、現は更に追撃を仕掛ける。
普段なら難なく避けられる、大振りも体が動かなければ受ける以外に術がない。
口の代わりに体が悲鳴を上げ、壁を何枚も壊しながら吹き飛ぶ。
「これで終わりってことはないよね? あんたを殺すために作った武器はまだまだあるんだからさ」
「あんたじゃない、あたしの名前は鬼石焔だ」
自らが壊した穴を通り、戦闘装束に換装した焔は愛刀を構える。
「へえ、鬼石焔ね覚えておくね。久しぶりに楽しくて、気分がいいから」
「鬼石流炎技 炎王」
「顕現装束 海剣」
炎を纏う焔に対抗し、現が出したのは青い幅広の鞭だった。
青い鞭? 剣だと言ってるけど、どう見ても剣には見えないな。
出方を覗う焔に対して、現はためらうことなく、焔の間合いに入り込む。
武器の長さを利用し、力任せにしなる武器を振る。
防げるギリギリまで、鞭の軌道を焔は見極める。
やっぱり何の変哲もない鞭だ、先は確かに尖っているけど、剣と呼ぶには余りにも柔らかすぎる。
大して情報を得られないまま、焔は抜刀し、炎を纏った刀が剣に触れる。
何の抵抗も無く切れたはずのその武器は、切れた直後から再生し、剣を取り込むようにまとまり、硬直した。
「良くできてるでしょ? 普段は柔らかい鞭みたいで、熱に触れると固まって元の姿に戻る。焔のために私が作った武器だよ」
焔から力任せに槐を奪い取り、奪い取った部分をへし折り、そのまま後ろに投げ捨てる。
「これで、あたしの勝ちかな」
半分になった剣は熱で固まり、剣になる。
あたしから武器を奪うことに特化した武器ってわけか。
「不利なのは認めるよ。そっちが使い慣れて来てたからな」
「素直だね、負けを認めても殺すんだけどね」
「でもな、契約するまで、あたしの最強の武器は拳だったんだぞ」
「それは負け惜しみじゃないの?」
「それは試してみたらいいさ」
†
「なんだ、もう捕まえたのかと思ったのに、違うのか」
「こうなるのを知っていたのに白々しいわね」
焔と現が殺し合いを始めたのと同時刻、氷美湖は虚の待つ体育館に現れた。
「でもいいの? あの人間、弱いのに放っておいたらすぐに捕まるんじゃない?」
「あら、私があんたを倒せばどっちでもいいでしょ?」
「この前の戦いで自分が上だと思ってるの?」
けらけらと楽しそうにしていた表情が、わずかに怒りを見せ、ここが攻めどころだと氷美湖は察する。
「私が本気を出したら、情けなく尻尾を巻いて逃げたんだから、私の方が上なのははっきりしてるでしょ?」
こいつはこの前の事に怒りを持っている。
それならそこを逆なでして行けば、有利に立ち回れる。
「そう思うならそれでいいよ。この戦いが終われば全部わかるから。顕現装束 天龍」
虚が着ていた衣服が白い鱗を持つ龍へと姿を変える。
「それがもしかして一番強いの? お気に入りみたいだし、小さくて弱いあんたの憧れ?」
「この子がお気に入りなのは当たり」
虚の腕の動きに合わせ、天龍は炎を吐き出す。
「圧倒的な火力で殲滅するのって気分がいいから」
広がる熱風で体育館が蒸発する中、その中心には透明なドームが一つ残る。
「そう圧倒的な火力がこの程度なら、期待外れね」
「でも、会長の攻撃もこの子には届かないでしょ?」
その言葉を待っていたと、一本の氷柱が天龍の体を貫き凍らせる。
「鬼石流氷術 凍槍。そのくらいで勝ち誇られても困るわね」
「そっちこそ、本番はここからだから。顕現装束 鬼蜘蛛」
天龍は下半身は蜘蛛、上半身は鬼、名前通りの異形へと形を変える。
「土蜘蛛といい、蜘蛛が好きなの?」
「好きだよ。罠を張り巡らせてそこに誘い込む。動けなくなった獲物を食べるなんて素敵だと思わない?」
「悪趣味ね」
鬼蜘蛛は、六本の足と二本の腕を器用に使いながら攻撃を始める。
手に武器こそ持ってはいないが、その拳は一撃は地面を割り、足は地面を貫く。
門番として全力が出せている今でも、その一撃は致命傷になりかねない。
しかし、氷美湖にとってその程度は問題ではない。
くらったら致命傷、それならくらわなければいい。
全ての攻撃を捌きながら、氷美湖は鬼蜘蛛が攻撃し難い真下に踏み込む。
「鬼石流薙刀術 吹雪」
数十発の突きを繰り出す攻撃だが、ほとんどの部位は固い甲殻に覆われていて、攻撃のほとんどは弾かれてしまう。
足は全滅、胴体も深くは入らないか、やっぱり上半身を中心に攻めるしかないわね。
「ねえ、私の存在は忘れてない?」
「小さくて見えてなかったわ」
近づいていた現の攻撃を氷美湖は受ける。
本体は弱いと思ってたのに、結構強いわね。
反応できない速度じゃなけど、鬼蜘蛛と一緒に来られると流石に拙いけど、鬼蜘蛛から攻撃はないわね。
やっぱり見えてないから攻撃できないのかしら。
「三番!」
虚の叫びに鬼蜘蛛は反応し、攻撃を仕掛けてくる。
やっぱり鬼蜘蛛にはここは見えていない。
それならこいつの言葉に気をつけていればいいのね。
「ちっ……」
鬼蜘蛛はこちらが見えていない、そう油断をさせてからの不意打ちを辛うじて避けた先に、虚は待っていた。
「避けれなければ、楽に死ねたのにね」
体勢が整いきらない所への掌底に体を捻り、ギリギリのところで直撃は避けられたが、衝撃で安全地帯と思っていた鬼蜘蛛の下から押し出されてしまう。
そしてなぜか空中に激突した。
「その蜘蛛、大人しいと思ったら、これを作っていたからってことね」
見えない透明な糸が氷美湖を捕らえた。
虚ろの本命はこの糸、蜘蛛が相手で一番に警戒する糸だが、体育館を燃やしたことで糸は張れないと思わせ、わざと足の下が安全だと錯覚させたのも、全てが虚の作戦だった。
あんな簡単なブラフに気づかなかった自分に笑えるわ。
「私がこんなこと考えるはずがないって思った? 少しでも自分が上だと思った? 残念でした。私の方が上なの」
「甘く見てたのは認めるわ。それでも、私が勝つわよ」
「じゃあ、見せてみてよ。ここからの逆転劇。早くしないとあの人間がカルマに殺されちゃうよ」
「そう、カルマだけであいつを殺せると思ってるなら、やっぱりあんたは甘いわ」
「受けて立つ」
互いの武器のぶつかりに、校舎が悲鳴を上げる。
人間には知覚が難しいほどの殺し合い。
焔が切りかかれば壁を切り裂き、現が振り下ろせば大きな穴が開く。
「顕現装束 雷槌」
現の武器の形がわずかに変わり、黒い電気を纏う。
この前は見なかった武器だな。
雷を纏うだけってことはないだろうけど、無暗に手は出せないか。
「門番なんだから耐えれるよね」
何の捻りもない攻撃を避けると、避けて場所に校舎を破壊しながら黒い稲妻が辺りに広がり焔に襲い掛かる。
「ぐああ!」
雷撃に体の自由が奪われる焔に、現は更に追撃を仕掛ける。
普段なら難なく避けられる、大振りも体が動かなければ受ける以外に術がない。
口の代わりに体が悲鳴を上げ、壁を何枚も壊しながら吹き飛ぶ。
「これで終わりってことはないよね? あんたを殺すために作った武器はまだまだあるんだからさ」
「あんたじゃない、あたしの名前は鬼石焔だ」
自らが壊した穴を通り、戦闘装束に換装した焔は愛刀を構える。
「へえ、鬼石焔ね覚えておくね。久しぶりに楽しくて、気分がいいから」
「鬼石流炎技 炎王」
「顕現装束 海剣」
炎を纏う焔に対抗し、現が出したのは青い幅広の鞭だった。
青い鞭? 剣だと言ってるけど、どう見ても剣には見えないな。
出方を覗う焔に対して、現はためらうことなく、焔の間合いに入り込む。
武器の長さを利用し、力任せにしなる武器を振る。
防げるギリギリまで、鞭の軌道を焔は見極める。
やっぱり何の変哲もない鞭だ、先は確かに尖っているけど、剣と呼ぶには余りにも柔らかすぎる。
大して情報を得られないまま、焔は抜刀し、炎を纏った刀が剣に触れる。
何の抵抗も無く切れたはずのその武器は、切れた直後から再生し、剣を取り込むようにまとまり、硬直した。
「良くできてるでしょ? 普段は柔らかい鞭みたいで、熱に触れると固まって元の姿に戻る。焔のために私が作った武器だよ」
焔から力任せに槐を奪い取り、奪い取った部分をへし折り、そのまま後ろに投げ捨てる。
「これで、あたしの勝ちかな」
半分になった剣は熱で固まり、剣になる。
あたしから武器を奪うことに特化した武器ってわけか。
「不利なのは認めるよ。そっちが使い慣れて来てたからな」
「素直だね、負けを認めても殺すんだけどね」
「でもな、契約するまで、あたしの最強の武器は拳だったんだぞ」
「それは負け惜しみじゃないの?」
「それは試してみたらいいさ」
†
「なんだ、もう捕まえたのかと思ったのに、違うのか」
「こうなるのを知っていたのに白々しいわね」
焔と現が殺し合いを始めたのと同時刻、氷美湖は虚の待つ体育館に現れた。
「でもいいの? あの人間、弱いのに放っておいたらすぐに捕まるんじゃない?」
「あら、私があんたを倒せばどっちでもいいでしょ?」
「この前の戦いで自分が上だと思ってるの?」
けらけらと楽しそうにしていた表情が、わずかに怒りを見せ、ここが攻めどころだと氷美湖は察する。
「私が本気を出したら、情けなく尻尾を巻いて逃げたんだから、私の方が上なのははっきりしてるでしょ?」
こいつはこの前の事に怒りを持っている。
それならそこを逆なでして行けば、有利に立ち回れる。
「そう思うならそれでいいよ。この戦いが終われば全部わかるから。顕現装束 天龍」
虚が着ていた衣服が白い鱗を持つ龍へと姿を変える。
「それがもしかして一番強いの? お気に入りみたいだし、小さくて弱いあんたの憧れ?」
「この子がお気に入りなのは当たり」
虚の腕の動きに合わせ、天龍は炎を吐き出す。
「圧倒的な火力で殲滅するのって気分がいいから」
広がる熱風で体育館が蒸発する中、その中心には透明なドームが一つ残る。
「そう圧倒的な火力がこの程度なら、期待外れね」
「でも、会長の攻撃もこの子には届かないでしょ?」
その言葉を待っていたと、一本の氷柱が天龍の体を貫き凍らせる。
「鬼石流氷術 凍槍。そのくらいで勝ち誇られても困るわね」
「そっちこそ、本番はここからだから。顕現装束 鬼蜘蛛」
天龍は下半身は蜘蛛、上半身は鬼、名前通りの異形へと形を変える。
「土蜘蛛といい、蜘蛛が好きなの?」
「好きだよ。罠を張り巡らせてそこに誘い込む。動けなくなった獲物を食べるなんて素敵だと思わない?」
「悪趣味ね」
鬼蜘蛛は、六本の足と二本の腕を器用に使いながら攻撃を始める。
手に武器こそ持ってはいないが、その拳は一撃は地面を割り、足は地面を貫く。
門番として全力が出せている今でも、その一撃は致命傷になりかねない。
しかし、氷美湖にとってその程度は問題ではない。
くらったら致命傷、それならくらわなければいい。
全ての攻撃を捌きながら、氷美湖は鬼蜘蛛が攻撃し難い真下に踏み込む。
「鬼石流薙刀術 吹雪」
数十発の突きを繰り出す攻撃だが、ほとんどの部位は固い甲殻に覆われていて、攻撃のほとんどは弾かれてしまう。
足は全滅、胴体も深くは入らないか、やっぱり上半身を中心に攻めるしかないわね。
「ねえ、私の存在は忘れてない?」
「小さくて見えてなかったわ」
近づいていた現の攻撃を氷美湖は受ける。
本体は弱いと思ってたのに、結構強いわね。
反応できない速度じゃなけど、鬼蜘蛛と一緒に来られると流石に拙いけど、鬼蜘蛛から攻撃はないわね。
やっぱり見えてないから攻撃できないのかしら。
「三番!」
虚の叫びに鬼蜘蛛は反応し、攻撃を仕掛けてくる。
やっぱり鬼蜘蛛にはここは見えていない。
それならこいつの言葉に気をつけていればいいのね。
「ちっ……」
鬼蜘蛛はこちらが見えていない、そう油断をさせてからの不意打ちを辛うじて避けた先に、虚は待っていた。
「避けれなければ、楽に死ねたのにね」
体勢が整いきらない所への掌底に体を捻り、ギリギリのところで直撃は避けられたが、衝撃で安全地帯と思っていた鬼蜘蛛の下から押し出されてしまう。
そしてなぜか空中に激突した。
「その蜘蛛、大人しいと思ったら、これを作っていたからってことね」
見えない透明な糸が氷美湖を捕らえた。
虚ろの本命はこの糸、蜘蛛が相手で一番に警戒する糸だが、体育館を燃やしたことで糸は張れないと思わせ、わざと足の下が安全だと錯覚させたのも、全てが虚の作戦だった。
あんな簡単なブラフに気づかなかった自分に笑えるわ。
「私がこんなこと考えるはずがないって思った? 少しでも自分が上だと思った? 残念でした。私の方が上なの」
「甘く見てたのは認めるわ。それでも、私が勝つわよ」
「じゃあ、見せてみてよ。ここからの逆転劇。早くしないとあの人間がカルマに殺されちゃうよ」
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しかし9と10は報告された事がない伝説級だ。
また、カードのランクはそのカードにいるカーヴァントを召喚するのに必要なコストに比例する。
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勿論二世だ。
斗枡が持っている最大の能力はカード合成。
それは例えばゴブリンを10体合成すると10体分の力になるもカードのランクとコストは共に変わらない。
彼はその程度の認識だった。
実際は合成結果は最大でランク10の強さになるのだ。
単純な話ではないが、経験を積むとそのカーヴァントはより強力になるが、特筆すべきは合成元の生き残るカーヴァントのコストがそのままになる事だ。
つまりランク1(コスト1)の最弱扱いにも関わらず、実は伝説級であるランク10の強力な実力を持つカーヴァントを作れるチートだった。
また、探索者ギルドよりアドバイザーとして姉のような女性があてがわれる。
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