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二章 十纏
17話 車椅子の少女
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百目木姉妹の襲撃から一月、僕の周りは変わっていた。
一番大きく変わったのは、いじめられなくなったこと。
焔さん達が記憶の書き換えをしてくれたおかげで、僕がテロリスト相手に善戦したという嘘をみんなは疑っていない。
その結果、僕は学校を救ったヒーローとしていじめられなくなった。
それともう一つ、揖斐川くんも鬼石家に弟子入りした。
どうやら、この前の事件の記憶は、書き換えられていないらしい。
僕と違うのは、絶対に泊って行かないことだ。
一度なんでか聞いてみたが、答えてはくれなかった。
いい方に変わっているけど、不安もある。
なにせ、三毒の残り二人は未だに姿を見せていない。
「秋良、そろそろ帰るぞ」
「はい。すぐ行きます」
僕は日記を書いているノートを閉じ、焔さんと氷美湖さんの元に向かう。
「すいません、ちょっとトイレに行ってきます」
「わかった、先に昇降口に行ってる」
トイレに入ると先客が二人いた。
一人は同じクラスの男子、もう一人は、確か隣のクラスだったはずだ。
廊下で見たことある程度だから、名前は知らないけど。
「何してるの?」
扉の開いた個室の前にいた二人は僕を睨む。
「お前に関係あるのか?」
「いいよ、もう行こうぜ」
不満ありげな様子だったけど、二人がトイレから出て行くのを見届けてから個室に駆け寄る。
何をしていたかなんて、聞くまでもなく、僕は知ってる。
「大丈夫?」
個室の中には、ずぶ濡れになった男子が一人地面に座りこんでいた。
制服から見える部分にも怪我があり、結構酷くやられたらしい。
「隣のクラスの霊山和光くんだよね? 保健室に行った方がいいよ」
霊山くんは、僕と同じいじめられっ子だ。
何度かいじめられているのを見たことがある。
たぶん霊山くんも僕の事は知ってるはずだし、不信感はないはずだ。
「いらない……」
差し伸べた手は弾かれ、霊山くんは足を引きずりながら出口に向かう。
「やっぱり保健室に行こう。その足だと帰りにくいでしょ?」
「うるさい……」
「肩貸すよ。保健室に行けば制服も乾かせるし」
聞こえる言葉を聞こえないふりをして肩を貸す。
これが虚勢だと知っている。
助けて欲しいと言えないのは理解できる。
僕がして欲しかったことをしたつもりだった。
「うるさい、触るな!」
「ごめん……」
霊山くんの目にあったのは明確な拒絶だった。
「誰のせいでこうなってると思ってるんだよ! 全部お前のせいだ!」
「それってどういう――」
バタンと閉まる扉の前で、僕はしばらく呆然としていた。
†
「それって、妬みでしょ」
僕がトイレで起きた出来事を二人に相談すると、氷美湖さんがそう断言した。
「妬みですか」
それならわからなくはない。
なんで僕がこんな目に合わないといけないのか、そんな風に思ってた。
同じ立場だったはずなのに、僕だけがいじめられなくなったことを妬むのはしょうがない。
僕も逆の立場ならそう思ってたはずだ。
「あたしはそれだけじゃないと思うけどな」
「なんでそう思うんですか?」
「話を聞けば、男子の一人は秋良をいじめてた一人だろ?」
「そっか、それなら僕のせいってのもなんでかわかります」
僕がいじめられなくなったから、僕の分も霊山くんに行ってしまったのか。
だから僕のせいなんだ。
「一つ当然のこと言っておくが、悪いのはいじめてる連中だ。秋良は悪くないぞ」
「そうなんですけど、やっぱり僕のせいかなって思います」
僕は無神経だったみたいだ。
いじめられてたから、気持ちがわかるなんてそんなことはなかった。
同じどん底だと思っていたのに、僕はそこから一人で抜け出した。
それができた人間に、できない人間の気持ちを正しく理解なんてできない。
「それなら、あんたがその男子を助けてやればいいじゃない。根本の解決にはならないけど、少なくとも回数は減るでしょ」
「氷美湖さんは何もしてくれないんですか?」
「して解決するわけじゃないのは知ってるでしょ?」
「保健室では何とかしてくれるって言ってたじゃないですか、何か方法あるんじゃないですか?」
「お姉ちゃんがあんたとくっつかないなら、会長の権限でどうにでもするわ」
この人目が本気だ……。
「秋良がどうにかしたいなら止めないが、結局は本人の努力次第だ。秋良みたいに抜け出そうとする気がないなら、外野がいくら助けても状況は変わらないだろう」
「今日は焔さん冷たいですね」
正論だけど、どこか突き放したような言い方をしてる気がする。
「秋良が他の奴ばかりを気にしてるのが悔しい」
「相手男子ですけど」
まさかの嫉妬でしたか……。
焔さんはこういう所は変にナチュラルすぎて反応に困る。
結局あれから返事をしていない僕にも問題はあるんだけど、焔さんが急かしたりしない分、僕も先延ばしにしちゃってるんだよなぁ。
「お姉ちゃんと付き合うのは、この私が許さないからね」
それと氷美湖さんも原因の一端ではある。
たぶん本気で説得すれば、わかってくれるんだろうけど、説得できる気がしないのは、僕に自信がないからなんじゃないかと思う。
「あたしとしては寂しいけど、秋良がやりたいようにやってみたらいい。あたしも手助けはするよ」
「ありがとうございます。明日からなるべく気にかけてみます」
†
「ただいま」
誰もいない家に帰り、僕は汚水に濡れた制服を乾燥機に投げ込む。
ゴウンゴウンと回る乾燥機に、早く終われと念を送る。
もうすぐ、おばあちゃんが帰ってきてしまう。
乾燥が終わり、制服を急いでしまい一息つく。
今日も家族にはバレないうちに後始末は終わった。
それから僕は普通に過ごす。
おばあちゃんがデイケア施設から帰ってきたら、一緒にテレビを見る。
仕事で忙しいはずのお母さんが作ったご飯を、お父さんが帰ってきてから四人で食べる。
たまに、こんな普通を演じている意味があるのか、疑問がわいてくる。
全てを話せば力を貸してくれるんじゃないか、そんなことも考えるけど、家族には心配を掛けたくない。
今日も結局は何も言えず、自分の部屋に戻った。
あいつのせいで僕へのいじめは酷くなった。
全部あいつのせいだ。
それなのに、あいつはそんなことを考えもせずに楽しそうにしているのがムカつく。
そのくせ、僕を助けて悦に浸っていた。
神流秋良へのいら立ちのせいで、眠れないまま深夜を迎えていた。
キィコキィコ。
外から聞きなれた音が聞こえ、窓から外を覗く。
車いすに乗った女性がいた。
真っ白な髪で少しうつむいたその人は、慣れた様子で車いすを動かしている。
「何してるんだろう」
僕はその人に興味を持った。
車いすの進む先には小さな公園があるだけだ。
僕は見失わないうちに準備をし、こっそり家を出た。
「どこに行くんですか?」
急いだとは言え、あまり進んでいない車いすの女性に声をかける。
怖くないわけじゃなかった。
幽霊かも知れないとも考えたけど、それはそれでいなくなれるならそれでもいいかと思った。
「この先の公園まで」
「押していきましょうか?」
「日課なので、大丈夫です。この時間なら人通りも少ないし、邪魔にならないから毎日練習してるんです」
女性は髪だけでなく、全身が白かった。
死体のように青白い肌、枯れ木の様に細い手足。
病気に体が侵されていることはわかった。
「一緒に行ってもいいですか?」
「ええ、大丈夫ですよ。でも私の体に、危険を冒す価値はないと思いますよ」
「えっ、いや、そういうつもりじゃないんです」
一瞬何を言っているのかわからなかったが、すぐにわかった。
夜中に女性と二人でとなれば、そう言うことをすると思われたんだ。
「僕も眠れなくて、少し歩きたいんです」
それからのんびりと公園に向かう。
彼女の名前は吾平調と言う名前で、僕よりも年上の高校生だった。
「もしかして、和光くんは何か悩んでるのかな?」
「なんでそう思うんですか?」
「女の勘と言いたいけど違うよ。中学生がこんな時間に外に出る理由なんて、素行が悪いか、悩みがあって眠れないか、大体その二つなんだ。君は素行が悪くは見えないから、悩みだと思っただけだ」
「凄いですね。正解です」
「そうかい、よかったら私に話してみないか? もしかしたらいい案が出せるかもしれないよ」
自然と調さんの手が僕に触れた。
ひんやりと冷たい体温が、ゆっくりと僕に移ってきた。
「そうですね、少し嫌なことがあって――」
なぜか、初対面のはずの調さんに今日の出来事を話していた。
「それは君が悪いね」
僕が悪いと言われ、少しショックを受けた。
なぜか、調さんは僕の事を受け入れてくれると思っていた。
「そんな便利な人がいるなら利用しないと。君が思うように彼は偽善で動いているんだから、自分の盾くらいに思っておけばいい」
「それでいいんですか?」
「もちろん。君はいじめられなくなるし、相手は君を助けたという満足感を得る。どちらにも得がある。それを不意にしたことは君の間違いだ」
そっか、それでいいんだ。
神流を利用して僕の盾にすればいい。
「そのためには対面を取り繕わないとね」
「そうですよね、それでいいんですよね」
「ああ、君は悪くない。悪いのはいじめている奴らだ。君は君ができることをやればいい」
「そうしてみます」
「また何かあったら相談においで。大体この時間にいると思うから」
一番大きく変わったのは、いじめられなくなったこと。
焔さん達が記憶の書き換えをしてくれたおかげで、僕がテロリスト相手に善戦したという嘘をみんなは疑っていない。
その結果、僕は学校を救ったヒーローとしていじめられなくなった。
それともう一つ、揖斐川くんも鬼石家に弟子入りした。
どうやら、この前の事件の記憶は、書き換えられていないらしい。
僕と違うのは、絶対に泊って行かないことだ。
一度なんでか聞いてみたが、答えてはくれなかった。
いい方に変わっているけど、不安もある。
なにせ、三毒の残り二人は未だに姿を見せていない。
「秋良、そろそろ帰るぞ」
「はい。すぐ行きます」
僕は日記を書いているノートを閉じ、焔さんと氷美湖さんの元に向かう。
「すいません、ちょっとトイレに行ってきます」
「わかった、先に昇降口に行ってる」
トイレに入ると先客が二人いた。
一人は同じクラスの男子、もう一人は、確か隣のクラスだったはずだ。
廊下で見たことある程度だから、名前は知らないけど。
「何してるの?」
扉の開いた個室の前にいた二人は僕を睨む。
「お前に関係あるのか?」
「いいよ、もう行こうぜ」
不満ありげな様子だったけど、二人がトイレから出て行くのを見届けてから個室に駆け寄る。
何をしていたかなんて、聞くまでもなく、僕は知ってる。
「大丈夫?」
個室の中には、ずぶ濡れになった男子が一人地面に座りこんでいた。
制服から見える部分にも怪我があり、結構酷くやられたらしい。
「隣のクラスの霊山和光くんだよね? 保健室に行った方がいいよ」
霊山くんは、僕と同じいじめられっ子だ。
何度かいじめられているのを見たことがある。
たぶん霊山くんも僕の事は知ってるはずだし、不信感はないはずだ。
「いらない……」
差し伸べた手は弾かれ、霊山くんは足を引きずりながら出口に向かう。
「やっぱり保健室に行こう。その足だと帰りにくいでしょ?」
「うるさい……」
「肩貸すよ。保健室に行けば制服も乾かせるし」
聞こえる言葉を聞こえないふりをして肩を貸す。
これが虚勢だと知っている。
助けて欲しいと言えないのは理解できる。
僕がして欲しかったことをしたつもりだった。
「うるさい、触るな!」
「ごめん……」
霊山くんの目にあったのは明確な拒絶だった。
「誰のせいでこうなってると思ってるんだよ! 全部お前のせいだ!」
「それってどういう――」
バタンと閉まる扉の前で、僕はしばらく呆然としていた。
†
「それって、妬みでしょ」
僕がトイレで起きた出来事を二人に相談すると、氷美湖さんがそう断言した。
「妬みですか」
それならわからなくはない。
なんで僕がこんな目に合わないといけないのか、そんな風に思ってた。
同じ立場だったはずなのに、僕だけがいじめられなくなったことを妬むのはしょうがない。
僕も逆の立場ならそう思ってたはずだ。
「あたしはそれだけじゃないと思うけどな」
「なんでそう思うんですか?」
「話を聞けば、男子の一人は秋良をいじめてた一人だろ?」
「そっか、それなら僕のせいってのもなんでかわかります」
僕がいじめられなくなったから、僕の分も霊山くんに行ってしまったのか。
だから僕のせいなんだ。
「一つ当然のこと言っておくが、悪いのはいじめてる連中だ。秋良は悪くないぞ」
「そうなんですけど、やっぱり僕のせいかなって思います」
僕は無神経だったみたいだ。
いじめられてたから、気持ちがわかるなんてそんなことはなかった。
同じどん底だと思っていたのに、僕はそこから一人で抜け出した。
それができた人間に、できない人間の気持ちを正しく理解なんてできない。
「それなら、あんたがその男子を助けてやればいいじゃない。根本の解決にはならないけど、少なくとも回数は減るでしょ」
「氷美湖さんは何もしてくれないんですか?」
「して解決するわけじゃないのは知ってるでしょ?」
「保健室では何とかしてくれるって言ってたじゃないですか、何か方法あるんじゃないですか?」
「お姉ちゃんがあんたとくっつかないなら、会長の権限でどうにでもするわ」
この人目が本気だ……。
「秋良がどうにかしたいなら止めないが、結局は本人の努力次第だ。秋良みたいに抜け出そうとする気がないなら、外野がいくら助けても状況は変わらないだろう」
「今日は焔さん冷たいですね」
正論だけど、どこか突き放したような言い方をしてる気がする。
「秋良が他の奴ばかりを気にしてるのが悔しい」
「相手男子ですけど」
まさかの嫉妬でしたか……。
焔さんはこういう所は変にナチュラルすぎて反応に困る。
結局あれから返事をしていない僕にも問題はあるんだけど、焔さんが急かしたりしない分、僕も先延ばしにしちゃってるんだよなぁ。
「お姉ちゃんと付き合うのは、この私が許さないからね」
それと氷美湖さんも原因の一端ではある。
たぶん本気で説得すれば、わかってくれるんだろうけど、説得できる気がしないのは、僕に自信がないからなんじゃないかと思う。
「あたしとしては寂しいけど、秋良がやりたいようにやってみたらいい。あたしも手助けはするよ」
「ありがとうございます。明日からなるべく気にかけてみます」
†
「ただいま」
誰もいない家に帰り、僕は汚水に濡れた制服を乾燥機に投げ込む。
ゴウンゴウンと回る乾燥機に、早く終われと念を送る。
もうすぐ、おばあちゃんが帰ってきてしまう。
乾燥が終わり、制服を急いでしまい一息つく。
今日も家族にはバレないうちに後始末は終わった。
それから僕は普通に過ごす。
おばあちゃんがデイケア施設から帰ってきたら、一緒にテレビを見る。
仕事で忙しいはずのお母さんが作ったご飯を、お父さんが帰ってきてから四人で食べる。
たまに、こんな普通を演じている意味があるのか、疑問がわいてくる。
全てを話せば力を貸してくれるんじゃないか、そんなことも考えるけど、家族には心配を掛けたくない。
今日も結局は何も言えず、自分の部屋に戻った。
あいつのせいで僕へのいじめは酷くなった。
全部あいつのせいだ。
それなのに、あいつはそんなことを考えもせずに楽しそうにしているのがムカつく。
そのくせ、僕を助けて悦に浸っていた。
神流秋良へのいら立ちのせいで、眠れないまま深夜を迎えていた。
キィコキィコ。
外から聞きなれた音が聞こえ、窓から外を覗く。
車いすに乗った女性がいた。
真っ白な髪で少しうつむいたその人は、慣れた様子で車いすを動かしている。
「何してるんだろう」
僕はその人に興味を持った。
車いすの進む先には小さな公園があるだけだ。
僕は見失わないうちに準備をし、こっそり家を出た。
「どこに行くんですか?」
急いだとは言え、あまり進んでいない車いすの女性に声をかける。
怖くないわけじゃなかった。
幽霊かも知れないとも考えたけど、それはそれでいなくなれるならそれでもいいかと思った。
「この先の公園まで」
「押していきましょうか?」
「日課なので、大丈夫です。この時間なら人通りも少ないし、邪魔にならないから毎日練習してるんです」
女性は髪だけでなく、全身が白かった。
死体のように青白い肌、枯れ木の様に細い手足。
病気に体が侵されていることはわかった。
「一緒に行ってもいいですか?」
「ええ、大丈夫ですよ。でも私の体に、危険を冒す価値はないと思いますよ」
「えっ、いや、そういうつもりじゃないんです」
一瞬何を言っているのかわからなかったが、すぐにわかった。
夜中に女性と二人でとなれば、そう言うことをすると思われたんだ。
「僕も眠れなくて、少し歩きたいんです」
それからのんびりと公園に向かう。
彼女の名前は吾平調と言う名前で、僕よりも年上の高校生だった。
「もしかして、和光くんは何か悩んでるのかな?」
「なんでそう思うんですか?」
「女の勘と言いたいけど違うよ。中学生がこんな時間に外に出る理由なんて、素行が悪いか、悩みがあって眠れないか、大体その二つなんだ。君は素行が悪くは見えないから、悩みだと思っただけだ」
「凄いですね。正解です」
「そうかい、よかったら私に話してみないか? もしかしたらいい案が出せるかもしれないよ」
自然と調さんの手が僕に触れた。
ひんやりと冷たい体温が、ゆっくりと僕に移ってきた。
「そうですね、少し嫌なことがあって――」
なぜか、初対面のはずの調さんに今日の出来事を話していた。
「それは君が悪いね」
僕が悪いと言われ、少しショックを受けた。
なぜか、調さんは僕の事を受け入れてくれると思っていた。
「そんな便利な人がいるなら利用しないと。君が思うように彼は偽善で動いているんだから、自分の盾くらいに思っておけばいい」
「それでいいんですか?」
「もちろん。君はいじめられなくなるし、相手は君を助けたという満足感を得る。どちらにも得がある。それを不意にしたことは君の間違いだ」
そっか、それでいいんだ。
神流を利用して僕の盾にすればいい。
「そのためには対面を取り繕わないとね」
「そうですよね、それでいいんですよね」
「ああ、君は悪くない。悪いのはいじめている奴らだ。君は君ができることをやればいい」
「そうしてみます」
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