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五章 鍵の行方
47話 鍵の使い方
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吾平調を倒して数日が経ち、明日からお盆が始まるせいで鬼石家は大騒ぎだった。
「タグ予定より百足りません!」「作ったでしょ!?」「おばあちゃんハンコどこ?」「人数が増えたんです!」「ハンコはワシが準備するから他の事しとけ!」
「各都道府県の地図準備する」「誰か薪頂戴、炉の火が弱い!」
もう一回言うけど大騒ぎです。
上を下への大騒ぎって言葉の意味が良く分かった。
「俺にできることあるのか?」
「揖斐川くんだけじゃなくて、僕も何したらいいのかわかんないんだよね」
「そこの二人、薪割ってきて!」
「「はい!」」
もう普段の稽古とかよりも倍くらい疲れた。
買い物に運搬なんかの単純な力作業を黙々とやらされ、一段落ついたのは完全に日が落ちた後だった。
「これで後は明日を待つだけですね。今日は早く寝ますね」
「何言ってるんだ? 日付が変わったらすぐに死者が来るぞ」
「でも、迎え火とかは明日ですよね?」
「何のために地図を用意したと思ってるのよ。現世に来るほぼ全員が迎え火よりも前に子孫達の家に行くわよ」
「じゃあ、全員にタグを渡すまで終わらないんですか?」
これが続くって僕は死ぬかもしれない……。
「俺はそろそろ帰りますね」
「待ちなさいよ。あんたはなんで帰ろうとしてるのよ」
「俺は止まらないって決めてるので、今日も帰るって親父に言ってるから」
「安心していいぞ。君の父上にはワシからちゃんと連絡しておいたからな」
流石に揖斐川くんもこれ以上は食い下がらなかった。
そしてそのまま表情が暗く沈んで行った。
その気持ち痛いほどにわかる。
「そうはいっても人間にこの作業量は厳しいか」
「レイラでも呼んだらいいんじゃない? 味方を自称してるし手伝ってくれるでしょ?」
それは味方を騙って、都合よくこき使ってるだけな気が……。
「連絡はしたけど返事がないんだよな。既読もつかないし、見てないだけだと思うが、そのうち返事はくれるだろ」
そのまま食事を終え、簡易的な受付を作り終えたころに丁度日付が変わり、鬼石家の庭に門が現れた。
「さっき言ったのは覚えてるな?」
「はい。手首を見てタグがあったら蘇葉さん達の方、タグが付いて無ければ師匠達の方ですね」
「そうだ。一応あたしもここに居るから、わからなかったら聞いてくれ。揖斐川もいいな?」
「うす」
門が開くと、その向こう側から大勢の人が流れ込んできた。
スクランブル交差点なんて目じゃない程の大軍が一斉に受付に向かって来る。
「あちらでタグを受け取ってください。慌てないで一人ずつお願いします!」
えっと、手首を確認して師匠達の方に案内。
向こうに流れて行った人数のチェックもしないといけないんだよな。
言うことを聞かずに蘇葉さん達の方に向かう人がいたり、一人でタグを二個付ける人がいたりとこの騒動は三時間以上続いた。
この頃になると、我先にという人はいなくなり、ようやく落ち着いた対応ができるようになった。
「まずはあちらでタグを受け取ってください」
ぺこりとお辞儀をされ、微笑み返して紙に一本線を書く。
「結構若い人もいるんですね」
いつ死んだかはわからないけど、さっきの人は僕達と同い年くらいかな?
そうかと思えば大分よぼよぼのお爺さんとかも来るけど。
「時代のせいもあるな。昔だと若い人もいる……、秋良もしかして顔が見えてるのか?」
「あちらでタグを受け取ってね。まあ、顔は見えてますよ。見えてるから若いってわかるんですから」
そんな当たり前のことを聞くなんて焔さんも、結構疲れて来てるんだろうな。
「ああ、そうだよ、な……?」
「鬼石さん、こいつを休ませてやってください。大分落ち着いたので少しくらいなら一人で大丈夫ですから」
「僕はまだまだ平気だよ?」
揖斐川くんがそんなこと言うなんて、揖斐川くんの方が疲れてるんじゃないのか?
「そうだな、すまないが少しの間頼む」
「え?」
そのままずるずると焔さんに手を引かれ、キッチンに連れてこられてしまった。
「僕本当に大丈夫ですから」
「少し休め。お前は自分が変なこと言ってるって自覚を持て」
よくわからないまま出されたお茶を飲む。
少し苦くて熱いお茶を少しずつ啜る。
「こっちに来る先祖たちをお前には見えないってことは言ったよな?」
「聞きましたよ。顔が見えないから手首を見るんですよね?」
「それなのに秋良には顔が見えてたよな?」
「あっ……、そういえばなんで見えてたんだろう……」
言われるまでそれに気づかなかったことに驚いた。
そんな状態なら揖斐川くんも休むように言うよな……。
「やっとわかったか。秋良は今疲れてる。だから少し仮眠でも取っていろ」
「そうさせてもらいます」
疲れを意識すると、突然瞼が重くなってきた。
起きているのも辛くなり、机に突っ伏すと体から力が抜けていく。
どうやら思った以上に僕は疲れていたらしい。
普通には見えないはずなのに、なんで僕にはあの人達が見えたんだろう……。
眠りに落ちる直前、ふとそんなことを考えた。
†
「秋良起きろ」
誰かに声をかけられ目を開けると、真暗な空間に爺ちゃんがいた。
「爺ちゃん? あれ、僕焔さんの家で寝てたはずなんだけど」
「大丈夫だ、体はまだ起きてない。ざっくり言うと俺が夢枕に立ってる状態だ」
夢枕って何だっけ?
「寝てる状態ってこと?」
「そう言うことだ。お前と話がしたくて盆に帰って来てやったぞ」
相変わらず偉そうだなぁ。
皺だらけの白髪だらけなのに、なんでそんなに偉そうにできるんだろう。
「婆ちゃんなら元気だよ。父さんも爺ちゃんの話を聞くようになった」
「優が俺の話を? それってお前がやったのか?」
「どうだろう。みんなと一緒にかな」
「それは良かった。それはそれとして、その鍵は使いこなせてないだろ?」
「使いこなすって、これただの鍵だよね?」
「そんなわけないだろ。それは鍵って役割は当然あるが、それとは別に煩悩の集積装置でもあるんだぞ」
そういえばそんな話を聞いた気もする。
確か鍵が壊れないために、神様が煩悩を集めて使ってるんだっけか。
「それがどうかしたの?」
「どうした? ってもしかして三毒にも十纏にも会ってないのか?」
「会ってるよ。残りは五人まで減ったし」
「だったら煩悩が力になるって気づかなかったか?」
そこまで聞いてようやく爺ちゃんが言いたいことがわかった。
僕一人の煩悩なんて高が知れてるけど、これには世界中の煩悩が集められてる。
それならこの力を使えば僕にもあいつらみたいな力が使えるはずだ。
「だから爺ちゃんはカルマを倒せてたの?」
「あんなの素手で倒せる奴がいたら見てみてぇよ。それでここからが本題だ。使ってないならなおさら注意点を教えるぞ」
「うんお願い。焔さんの力になりたいから」
「使い方は簡単だ、それを指に嵌めてしたいことを思い描いけばばそれでいい。それで十分あいつらとは渡り合える。ただ、長時間はやめておけ。最大でも合計で五分だ。それ以上は体が負荷に耐え切れず壊れる」
「それで三毒でも十纏でも殴れるの?」
「当然だ。それを使えば何でもできるぞ。なんせ、この世界の全員の煩悩の塊だ。それにはそれ相応の想像力とか必要だけどな」
「わかった。頑張ってみる」
「そんじゃ、話しは終わりだな」
「他に何かあるんじゃないの? 十二年ぶりなんだしもっと話したいよ」
「必要ないだろ。盆になれば会えるし、お前が天寿を全うしたら好きなだけ話せるじゃねぇか」
爺ちゃんは僕の頭を乱暴に撫でた。
「そんじゃ、俺は自分の家に帰るぞ。お前も負けるなよ」
爺ちゃんはまるで近所へ散歩に出るように軽く遠ざかっていく。
「爺ちゃん!」
爺ちゃんに手を伸ばすが、暗かった場所は鬼石家のキッチンに変わっていた。
どうやら目が覚めたらしい。
これが、僕の秘密兵器になるかもしれないんだな。
僕は首から下げていた鍵を握りしめた。
「タグ予定より百足りません!」「作ったでしょ!?」「おばあちゃんハンコどこ?」「人数が増えたんです!」「ハンコはワシが準備するから他の事しとけ!」
「各都道府県の地図準備する」「誰か薪頂戴、炉の火が弱い!」
もう一回言うけど大騒ぎです。
上を下への大騒ぎって言葉の意味が良く分かった。
「俺にできることあるのか?」
「揖斐川くんだけじゃなくて、僕も何したらいいのかわかんないんだよね」
「そこの二人、薪割ってきて!」
「「はい!」」
もう普段の稽古とかよりも倍くらい疲れた。
買い物に運搬なんかの単純な力作業を黙々とやらされ、一段落ついたのは完全に日が落ちた後だった。
「これで後は明日を待つだけですね。今日は早く寝ますね」
「何言ってるんだ? 日付が変わったらすぐに死者が来るぞ」
「でも、迎え火とかは明日ですよね?」
「何のために地図を用意したと思ってるのよ。現世に来るほぼ全員が迎え火よりも前に子孫達の家に行くわよ」
「じゃあ、全員にタグを渡すまで終わらないんですか?」
これが続くって僕は死ぬかもしれない……。
「俺はそろそろ帰りますね」
「待ちなさいよ。あんたはなんで帰ろうとしてるのよ」
「俺は止まらないって決めてるので、今日も帰るって親父に言ってるから」
「安心していいぞ。君の父上にはワシからちゃんと連絡しておいたからな」
流石に揖斐川くんもこれ以上は食い下がらなかった。
そしてそのまま表情が暗く沈んで行った。
その気持ち痛いほどにわかる。
「そうはいっても人間にこの作業量は厳しいか」
「レイラでも呼んだらいいんじゃない? 味方を自称してるし手伝ってくれるでしょ?」
それは味方を騙って、都合よくこき使ってるだけな気が……。
「連絡はしたけど返事がないんだよな。既読もつかないし、見てないだけだと思うが、そのうち返事はくれるだろ」
そのまま食事を終え、簡易的な受付を作り終えたころに丁度日付が変わり、鬼石家の庭に門が現れた。
「さっき言ったのは覚えてるな?」
「はい。手首を見てタグがあったら蘇葉さん達の方、タグが付いて無ければ師匠達の方ですね」
「そうだ。一応あたしもここに居るから、わからなかったら聞いてくれ。揖斐川もいいな?」
「うす」
門が開くと、その向こう側から大勢の人が流れ込んできた。
スクランブル交差点なんて目じゃない程の大軍が一斉に受付に向かって来る。
「あちらでタグを受け取ってください。慌てないで一人ずつお願いします!」
えっと、手首を確認して師匠達の方に案内。
向こうに流れて行った人数のチェックもしないといけないんだよな。
言うことを聞かずに蘇葉さん達の方に向かう人がいたり、一人でタグを二個付ける人がいたりとこの騒動は三時間以上続いた。
この頃になると、我先にという人はいなくなり、ようやく落ち着いた対応ができるようになった。
「まずはあちらでタグを受け取ってください」
ぺこりとお辞儀をされ、微笑み返して紙に一本線を書く。
「結構若い人もいるんですね」
いつ死んだかはわからないけど、さっきの人は僕達と同い年くらいかな?
そうかと思えば大分よぼよぼのお爺さんとかも来るけど。
「時代のせいもあるな。昔だと若い人もいる……、秋良もしかして顔が見えてるのか?」
「あちらでタグを受け取ってね。まあ、顔は見えてますよ。見えてるから若いってわかるんですから」
そんな当たり前のことを聞くなんて焔さんも、結構疲れて来てるんだろうな。
「ああ、そうだよ、な……?」
「鬼石さん、こいつを休ませてやってください。大分落ち着いたので少しくらいなら一人で大丈夫ですから」
「僕はまだまだ平気だよ?」
揖斐川くんがそんなこと言うなんて、揖斐川くんの方が疲れてるんじゃないのか?
「そうだな、すまないが少しの間頼む」
「え?」
そのままずるずると焔さんに手を引かれ、キッチンに連れてこられてしまった。
「僕本当に大丈夫ですから」
「少し休め。お前は自分が変なこと言ってるって自覚を持て」
よくわからないまま出されたお茶を飲む。
少し苦くて熱いお茶を少しずつ啜る。
「こっちに来る先祖たちをお前には見えないってことは言ったよな?」
「聞きましたよ。顔が見えないから手首を見るんですよね?」
「それなのに秋良には顔が見えてたよな?」
「あっ……、そういえばなんで見えてたんだろう……」
言われるまでそれに気づかなかったことに驚いた。
そんな状態なら揖斐川くんも休むように言うよな……。
「やっとわかったか。秋良は今疲れてる。だから少し仮眠でも取っていろ」
「そうさせてもらいます」
疲れを意識すると、突然瞼が重くなってきた。
起きているのも辛くなり、机に突っ伏すと体から力が抜けていく。
どうやら思った以上に僕は疲れていたらしい。
普通には見えないはずなのに、なんで僕にはあの人達が見えたんだろう……。
眠りに落ちる直前、ふとそんなことを考えた。
†
「秋良起きろ」
誰かに声をかけられ目を開けると、真暗な空間に爺ちゃんがいた。
「爺ちゃん? あれ、僕焔さんの家で寝てたはずなんだけど」
「大丈夫だ、体はまだ起きてない。ざっくり言うと俺が夢枕に立ってる状態だ」
夢枕って何だっけ?
「寝てる状態ってこと?」
「そう言うことだ。お前と話がしたくて盆に帰って来てやったぞ」
相変わらず偉そうだなぁ。
皺だらけの白髪だらけなのに、なんでそんなに偉そうにできるんだろう。
「婆ちゃんなら元気だよ。父さんも爺ちゃんの話を聞くようになった」
「優が俺の話を? それってお前がやったのか?」
「どうだろう。みんなと一緒にかな」
「それは良かった。それはそれとして、その鍵は使いこなせてないだろ?」
「使いこなすって、これただの鍵だよね?」
「そんなわけないだろ。それは鍵って役割は当然あるが、それとは別に煩悩の集積装置でもあるんだぞ」
そういえばそんな話を聞いた気もする。
確か鍵が壊れないために、神様が煩悩を集めて使ってるんだっけか。
「それがどうかしたの?」
「どうした? ってもしかして三毒にも十纏にも会ってないのか?」
「会ってるよ。残りは五人まで減ったし」
「だったら煩悩が力になるって気づかなかったか?」
そこまで聞いてようやく爺ちゃんが言いたいことがわかった。
僕一人の煩悩なんて高が知れてるけど、これには世界中の煩悩が集められてる。
それならこの力を使えば僕にもあいつらみたいな力が使えるはずだ。
「だから爺ちゃんはカルマを倒せてたの?」
「あんなの素手で倒せる奴がいたら見てみてぇよ。それでここからが本題だ。使ってないならなおさら注意点を教えるぞ」
「うんお願い。焔さんの力になりたいから」
「使い方は簡単だ、それを指に嵌めてしたいことを思い描いけばばそれでいい。それで十分あいつらとは渡り合える。ただ、長時間はやめておけ。最大でも合計で五分だ。それ以上は体が負荷に耐え切れず壊れる」
「それで三毒でも十纏でも殴れるの?」
「当然だ。それを使えば何でもできるぞ。なんせ、この世界の全員の煩悩の塊だ。それにはそれ相応の想像力とか必要だけどな」
「わかった。頑張ってみる」
「そんじゃ、話しは終わりだな」
「他に何かあるんじゃないの? 十二年ぶりなんだしもっと話したいよ」
「必要ないだろ。盆になれば会えるし、お前が天寿を全うしたら好きなだけ話せるじゃねぇか」
爺ちゃんは僕の頭を乱暴に撫でた。
「そんじゃ、俺は自分の家に帰るぞ。お前も負けるなよ」
爺ちゃんはまるで近所へ散歩に出るように軽く遠ざかっていく。
「爺ちゃん!」
爺ちゃんに手を伸ばすが、暗かった場所は鬼石家のキッチンに変わっていた。
どうやら目が覚めたらしい。
これが、僕の秘密兵器になるかもしれないんだな。
僕は首から下げていた鍵を握りしめた。
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