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第7話
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「エミリーは何が得意なんだ?」
チームバトルロワイヤル訓練前の出来事、ロロはチームとして戦闘をするため仲間の情報を知ろうとエミリーに戦闘に関してのことを聞いていた。
「私は一応魔法攻撃がメインなんだけど」
「けど?」
「私、魔力制御がすごい下手なのか毎回魔法が暴発して相手だけじゃなくて味方にも当たっちゃうの」
ロロはかなり考えこんだ。暴発するということはそれだけ魔力量が多いということ、しかしそれをきっちりと使えなくては宝の持ち腐れである。
「わかった、俺がなんとかする。撃ってほしいときに合図を送るからその時に撃ってくれ」
~~~~~~~~~~~~~~~~
リアはロロに言われるように男2人に突っこむ。しかし、援護するといってもまだ半信半疑であった。先ほどの戦闘でロロがかなりの実力があるのはわかっているが、援護するとなれば単純に実力だけでなくチームワークも大事になってくる。
「よし、あいつが来たぞ。打ち返して距離を保つぞ」
2人は同時に魔弾をリアに向けて撃ち始める。最初の数発はよけられるが多角的に撃たれるとリアもかわしきれなくなる。
「そのまま右のやつに集中しろ!」
リアはロロに言われるように防御魔法を右の魔弾だけに集中して貼る。当然反対側から魔弾が飛んでくる。
ロロが遠くから防御魔法で反対側の魔弾をきっちりと止める。これにリアだけでなく相手の3人もそのはず。ロロとリアの距離はおおよそ15メートル。
一般的な防御魔法の有効範囲は5メートル。これは防御魔法の中心部が範囲である。そのため先ほどのサリーネの防御魔法は魔法陣自体を大きくしていたため、中心自体は7メートルほどの距離であったが実質10メートルまで伸ばしていた。
ロロの防御魔法の大きさは50センチ、魔弾だけを止めるための大きさである。これは相当な魔力制御力がないとできない芸当である。
ロロの援護を受けてリアはそのまま1人に向かって剣を振り下ろす。リアの斬撃に防御が間に合わず、もろに食らいそのままリタイアとなった。
「よし、そのままもう1人もいくぞ」
「そうはさせないわよ」
リアとロロは続けてもう1人の魔弾使いの男に接近するが、サリーネはそう簡単に許すはずがない。すぐにロロたちに向かって水の中級魔法【アシッドポンプ】を放ち、けん制する。
「厄介な魔法を使いやがるな」
「どうすんの?あれって防御魔法を溶かすんでしょ」
「わかっている、考えはある」
リアはそのままもう1人の魔弾使いに接近を試みる。当然サリーネは後方から援護を行い、魔弾使いもリアに向かって魔弾を放つ。
ロロは防御魔法で魔弾を抑えるが、【アシッドポンプ】は防ぎきれない。実際アシッドポンプを受け止めた防御魔法は溶かされ、リアは無防備の状態になった。
「今だ!エミリー」
ロロがエミリーに合図を送る。エミリーはすぐに風属性の中級魔法【カイザーウインド】を発動させる。本来は直径2メートルぐらいの突風が起こる魔法であるが、エミリーにはそれを扱えるほどの魔力制御はないため暴風は相手だけでなくロロたちにも襲い掛かってきた。
「ちょっとエミリー!?なんであんた魔法使ってんのよ」
エミリーの魔法に関して事前に知っていたリアは驚きを隠せていない。
「想像以上の破壊力だな。これは相当の魔力量だな」
ロロもさすがに驚きを隠せていなかった。エミリーの放った【カイザーウインド】は本来の5倍近くの大きさだったからである。
「リア、俺が防御魔法で防ぐからとにかく狙いに行け!!」
エミリーの【カイザーウインド】がロロたちに到達するところで、ロロは防御魔法を無数に貼りリアに一切魔法の影響を与えなかった。
そしてサリーネたち残り2人に【カイザーウインド】が到達すると2人とも体勢を大きく崩された。サリーネは防御魔法で多少影響を抑えているが、魔弾使いの男はもろに食らいリアのことにかまっている余裕はなかった。
「とどめだー!!」
リアは魔弾使いの男のもとに走り寄りそのまま斬撃をくらわす。そして残りはサリーネだけとなった。
「まさか、ここまでやるなんて」
「さて、後はあんた1人だけだな」
さすがのサリーネも焦りを感じていた。サリーネの得意先方の魔法と罠は他に味方がいることでより効果がある。
「私は金級、こんなところで負けるわけにはいかないのよ」
チームバトルロワイヤル訓練前の出来事、ロロはチームとして戦闘をするため仲間の情報を知ろうとエミリーに戦闘に関してのことを聞いていた。
「私は一応魔法攻撃がメインなんだけど」
「けど?」
「私、魔力制御がすごい下手なのか毎回魔法が暴発して相手だけじゃなくて味方にも当たっちゃうの」
ロロはかなり考えこんだ。暴発するということはそれだけ魔力量が多いということ、しかしそれをきっちりと使えなくては宝の持ち腐れである。
「わかった、俺がなんとかする。撃ってほしいときに合図を送るからその時に撃ってくれ」
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リアはロロに言われるように男2人に突っこむ。しかし、援護するといってもまだ半信半疑であった。先ほどの戦闘でロロがかなりの実力があるのはわかっているが、援護するとなれば単純に実力だけでなくチームワークも大事になってくる。
「よし、あいつが来たぞ。打ち返して距離を保つぞ」
2人は同時に魔弾をリアに向けて撃ち始める。最初の数発はよけられるが多角的に撃たれるとリアもかわしきれなくなる。
「そのまま右のやつに集中しろ!」
リアはロロに言われるように防御魔法を右の魔弾だけに集中して貼る。当然反対側から魔弾が飛んでくる。
ロロが遠くから防御魔法で反対側の魔弾をきっちりと止める。これにリアだけでなく相手の3人もそのはず。ロロとリアの距離はおおよそ15メートル。
一般的な防御魔法の有効範囲は5メートル。これは防御魔法の中心部が範囲である。そのため先ほどのサリーネの防御魔法は魔法陣自体を大きくしていたため、中心自体は7メートルほどの距離であったが実質10メートルまで伸ばしていた。
ロロの防御魔法の大きさは50センチ、魔弾だけを止めるための大きさである。これは相当な魔力制御力がないとできない芸当である。
ロロの援護を受けてリアはそのまま1人に向かって剣を振り下ろす。リアの斬撃に防御が間に合わず、もろに食らいそのままリタイアとなった。
「よし、そのままもう1人もいくぞ」
「そうはさせないわよ」
リアとロロは続けてもう1人の魔弾使いの男に接近するが、サリーネはそう簡単に許すはずがない。すぐにロロたちに向かって水の中級魔法【アシッドポンプ】を放ち、けん制する。
「厄介な魔法を使いやがるな」
「どうすんの?あれって防御魔法を溶かすんでしょ」
「わかっている、考えはある」
リアはそのままもう1人の魔弾使いに接近を試みる。当然サリーネは後方から援護を行い、魔弾使いもリアに向かって魔弾を放つ。
ロロは防御魔法で魔弾を抑えるが、【アシッドポンプ】は防ぎきれない。実際アシッドポンプを受け止めた防御魔法は溶かされ、リアは無防備の状態になった。
「今だ!エミリー」
ロロがエミリーに合図を送る。エミリーはすぐに風属性の中級魔法【カイザーウインド】を発動させる。本来は直径2メートルぐらいの突風が起こる魔法であるが、エミリーにはそれを扱えるほどの魔力制御はないため暴風は相手だけでなくロロたちにも襲い掛かってきた。
「ちょっとエミリー!?なんであんた魔法使ってんのよ」
エミリーの魔法に関して事前に知っていたリアは驚きを隠せていない。
「想像以上の破壊力だな。これは相当の魔力量だな」
ロロもさすがに驚きを隠せていなかった。エミリーの放った【カイザーウインド】は本来の5倍近くの大きさだったからである。
「リア、俺が防御魔法で防ぐからとにかく狙いに行け!!」
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そしてサリーネたち残り2人に【カイザーウインド】が到達すると2人とも体勢を大きく崩された。サリーネは防御魔法で多少影響を抑えているが、魔弾使いの男はもろに食らいリアのことにかまっている余裕はなかった。
「とどめだー!!」
リアは魔弾使いの男のもとに走り寄りそのまま斬撃をくらわす。そして残りはサリーネだけとなった。
「まさか、ここまでやるなんて」
「さて、後はあんた1人だけだな」
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「私は金級、こんなところで負けるわけにはいかないのよ」
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