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第8話
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「リア、援護をするからとにかく近づくことだけに専念しろ!!」
ロロはリアにそう指示を出すとリアは軽く頷き、サリーネに接近する。当然サリーネはリアに対して魔法攻撃で迎撃する構えを取る。
リアが剣を握りしめて走り出す。サリーネは下級魔法を数種類撃ちだし、リアを上手くいなしている。しかし、ロロが魔法の多くをとめることでリアはかなり余裕持って接近できている。
「そんな程度で近づけるなどと思うな」
サリーネは手から魔力で構成された剣、【魔法剣】を取り出し、リアと剣を交えた。
「な、あなたは魔法専門じゃないの?」
「別に。確かに魔法が専門ではあるけど、それだけが剣を扱えないと言うわけではない」
サリーネはリアの剣技をすべて防ぎきっている。リアは額に汗をかいているがサリーネは涼しい顔である。
「私は金級、所詮銅級のあなたの剣に後れを取ることはない」
リアの剣を斬り払い、とどめを刺すサリーネ。しかし、彼女の顔を魔弾がかすった。
「ほう、今のを回避できるなんてな」
「ち、変動弾まで使えるなんて。ほんとなぜあなたが銅級なのか知りたいわね」
リアが斬られる寸前ところでロロの魔弾によってサリーネは後退することになった。その結果サリーネは逆に冷静さを取り戻しロロにも警戒心を持った。
「今の変動弾で私を仕留めれたんじゃないの?それともまだ使えるだけで完璧には使えないとか?」
「お前を仕留めるのは俺じゃない。リアだ」
リアはロロの言葉に敏感に反応した。専門である剣を、専門外の相手に完封され剣を持つその手は震えが止まっていなかった。
リアは1つの出来事を思いだした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「リア、あなたは私とは違う」
私は少しでも偉大な姉さんに近づきたいんだ。私だってやれるってところを、
「本気で私と対等になれると思っているなら勘違いも甚だしい」
私、は...
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ふー、ロロ。あんたならどうにかできるの?」
「それはお前の覚悟次第だ」
ロロはリアにそう声をかけた。
「さて、話し合いはそこで終了でいい?私もこの後の戦闘が残っているからあんまりだらだらされても困るのよ」
サリーネは戦闘態勢を取っており、右手には魔法剣、左手には魔法陣を形成している。
リアは剣を握りしめて飛び出す。サリーネはそれを見て魔弾を飛ばしながらリアに接近する。魔弾はロロの防御魔法で防がれたが、サリーネは顔色一つ変えることなくリアと剣を交える。
「専門じゃない接近戦に持ち込んでもいいの?」
「何を言っているの?むしろ接近戦だから都合がいいんじゃない」
リアはサリーネの剣を受けとめながらロロの方を見ると、ロロは魔法陣を展開するも何も打てていなかった。1メートルも味方と相手の距離がない状態では援護射撃を行いづらい。
「そんなことを言ってるんじゃないの、」
リアはサリーネの剣を振り払い、鞘に剣を納める。
「何をして、」
「ここはもう私の間合よ」
リアは納刀していた剣の鞘を再度握り、抜刀した。その衝撃はサリーネの魔法剣をたやすく折り、傷を負わせた。
「私は金級、こんな銅級ごときに」
「そこで突っ立ててもいいの?そこあいつの間合だよ」
サリーネはロロに視線を向ける。ロロは両手に魔弾の魔法陣を展開していた。そして無数の魔弾が発射された。先ほどサリーネをかすめたカーブを描いた魔弾や直線の魔弾が入り乱れている。
「防御魔法...!?」
サリーネは防御魔法を展開しようとするが、チームの2人が倒された貫通弾の存在がフラッシュバックした。サリーネは無理やり体をそらしてかわす。
「ふ、あなたの攻撃は通じなかったわね」
「何を言ってるんだ、俺はすでに俺の役目を果たしている」
サリーネがかわした先にはリアが剣を鞘に納めて近づいていた。
「【閃光】!!」
リアの放った斬撃はサリーネの肩口に深くダメージを負わせた。サリーネは大ダメージを食らいその場で倒れた。
「こんなので勝ったなんて思わないことね。次はこうはいかない」
サリーネはそう言ってエリアから離れた。だが同時にリアもその場で力尽きて同じように離れた。
「魔力枯渇か、あれだけ無理して動いたんだ仕方ないか」
後ろにいたエミリーも先ほどの魔法でかなり体に負担をかけていたようでかなりフラフラである。
「どうする、ほかの相手探す?」
「いや、ここらが潮時だろう。リアも抜けちまったしな」
エミリーとロロは自主リタイアをし、2人も虚構空間から離れた。
ロロはリアにそう指示を出すとリアは軽く頷き、サリーネに接近する。当然サリーネはリアに対して魔法攻撃で迎撃する構えを取る。
リアが剣を握りしめて走り出す。サリーネは下級魔法を数種類撃ちだし、リアを上手くいなしている。しかし、ロロが魔法の多くをとめることでリアはかなり余裕持って接近できている。
「そんな程度で近づけるなどと思うな」
サリーネは手から魔力で構成された剣、【魔法剣】を取り出し、リアと剣を交えた。
「な、あなたは魔法専門じゃないの?」
「別に。確かに魔法が専門ではあるけど、それだけが剣を扱えないと言うわけではない」
サリーネはリアの剣技をすべて防ぎきっている。リアは額に汗をかいているがサリーネは涼しい顔である。
「私は金級、所詮銅級のあなたの剣に後れを取ることはない」
リアの剣を斬り払い、とどめを刺すサリーネ。しかし、彼女の顔を魔弾がかすった。
「ほう、今のを回避できるなんてな」
「ち、変動弾まで使えるなんて。ほんとなぜあなたが銅級なのか知りたいわね」
リアが斬られる寸前ところでロロの魔弾によってサリーネは後退することになった。その結果サリーネは逆に冷静さを取り戻しロロにも警戒心を持った。
「今の変動弾で私を仕留めれたんじゃないの?それともまだ使えるだけで完璧には使えないとか?」
「お前を仕留めるのは俺じゃない。リアだ」
リアはロロの言葉に敏感に反応した。専門である剣を、専門外の相手に完封され剣を持つその手は震えが止まっていなかった。
リアは1つの出来事を思いだした。
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「リア、あなたは私とは違う」
私は少しでも偉大な姉さんに近づきたいんだ。私だってやれるってところを、
「本気で私と対等になれると思っているなら勘違いも甚だしい」
私、は...
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「ふー、ロロ。あんたならどうにかできるの?」
「それはお前の覚悟次第だ」
ロロはリアにそう声をかけた。
「さて、話し合いはそこで終了でいい?私もこの後の戦闘が残っているからあんまりだらだらされても困るのよ」
サリーネは戦闘態勢を取っており、右手には魔法剣、左手には魔法陣を形成している。
リアは剣を握りしめて飛び出す。サリーネはそれを見て魔弾を飛ばしながらリアに接近する。魔弾はロロの防御魔法で防がれたが、サリーネは顔色一つ変えることなくリアと剣を交える。
「専門じゃない接近戦に持ち込んでもいいの?」
「何を言っているの?むしろ接近戦だから都合がいいんじゃない」
リアはサリーネの剣を受けとめながらロロの方を見ると、ロロは魔法陣を展開するも何も打てていなかった。1メートルも味方と相手の距離がない状態では援護射撃を行いづらい。
「そんなことを言ってるんじゃないの、」
リアはサリーネの剣を振り払い、鞘に剣を納める。
「何をして、」
「ここはもう私の間合よ」
リアは納刀していた剣の鞘を再度握り、抜刀した。その衝撃はサリーネの魔法剣をたやすく折り、傷を負わせた。
「私は金級、こんな銅級ごときに」
「そこで突っ立ててもいいの?そこあいつの間合だよ」
サリーネはロロに視線を向ける。ロロは両手に魔弾の魔法陣を展開していた。そして無数の魔弾が発射された。先ほどサリーネをかすめたカーブを描いた魔弾や直線の魔弾が入り乱れている。
「防御魔法...!?」
サリーネは防御魔法を展開しようとするが、チームの2人が倒された貫通弾の存在がフラッシュバックした。サリーネは無理やり体をそらしてかわす。
「ふ、あなたの攻撃は通じなかったわね」
「何を言ってるんだ、俺はすでに俺の役目を果たしている」
サリーネがかわした先にはリアが剣を鞘に納めて近づいていた。
「【閃光】!!」
リアの放った斬撃はサリーネの肩口に深くダメージを負わせた。サリーネは大ダメージを食らいその場で倒れた。
「こんなので勝ったなんて思わないことね。次はこうはいかない」
サリーネはそう言ってエリアから離れた。だが同時にリアもその場で力尽きて同じように離れた。
「魔力枯渇か、あれだけ無理して動いたんだ仕方ないか」
後ろにいたエミリーも先ほどの魔法でかなり体に負担をかけていたようでかなりフラフラである。
「どうする、ほかの相手探す?」
「いや、ここらが潮時だろう。リアも抜けちまったしな」
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