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女は強い。これはっきりわかんだね。
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最強なのは、力が強い奴じゃない。
最強なのは、速いやつでもない。
力と技術、速さと技術を持っても最強になれない。
最強なのは、どんな攻撃でもダメージを受けず、攻撃の技術も持っている者。すなわち俺である。
「クッソ!固すぎるだろ。」
姐さんがどれだけパワーが高かろうが俺には、そもそもダメージを与えることが出来ない。
1つだけ、誤算があるとすれば。
なんだこいつ重くね!?
なんでこんな重いんだよ!こんな強い拳はじめてだぞ!
俺は小6のころ、一番喧嘩をしていた。
高校生に、酒に酔った大人共。最終的には、国の中でもかなりの強者揃いのヤクザ。そんな奴等を相手にして、全て勝ってきた。なのだが、
姐さん、あの組長より力強いじゃないかよ!こいつ本当に中学生か!
中学生では普通あり得ないほどのパワーを持ち合わしている。
「そら!」
姐さんは、右腕を素早く引き、左腕を伸ばして、俺の頭にぶつけるように振る。
そして、一度振ったら、右アッパー。
俺はアッパーを後ろに頭をやり避け、戻すようにして姐さんの頭にぶつける。
俺と姐さんは一度頭を振り、姐さんが、蹴りとおもわせ、殴ってくる。
俺はその腕を掴み、引きながら、姐さんの膝の横を狙って膝蹴りをくらわせる。
姐さんはよろめきながらも、俺の脇腹を狙って右フックを繰り出す。
腰を回し、右手で脇腹を庇い、体制を戻すと同時に左腕で顎を狙う。
そして姐さんは倒れ!?
俺の左腕を掴んだ!?
「すぅーーーーーアア!!」
グ、倒れている時の体制で、ここまで、強い蹴りをだすのか!!
俺は横に蹴り飛ばされ地面に落ちる。
そのすきに姐さんが俺に襲いかかり、馬乗りになる。そして、殴って殴って殴りまくる。
一応防御できているが流石にこのままじゃキツいか?それとも姐さんが先に力尽きるか。
この強引な攻撃で今まで何人もやられてきたんだろうな。
よし、俺は負けんぞ!
俺は姐さんの両手を掴み、引く。そして、お互いに頭突きをする。
俺と姐さんの本気の頭突き。それはもう、今まで経験した痛みの中で、一番痛いが、俺達は頭を押し合う。
そこで、俺は、なんとか膝を当てて、姐さんの力を抜けさせて、押しきる。
姐さんを横に投げ、俺は、首に渾身の一撃を喰らわせる。
「ガハ!?ゴホ!ゴホ!かっぁぁ。」
強かった。今までで一番強かった。防御力が自慢じゃなくて、他を鍛えてたら、絶対負けてたわ。
まあ、なにはともわれ。俺の勝ち。死にそうだったけど、俺の勝ちである。
姐さんは、短時間で片付けるに限るな。念のため覚えとこ。
「姐さん。俺の勝ちでいいよな。」
姐さんはまだ咳き込んでいる。
「あっあー。ハァ。ここが夢じゃなかったら1日くらい、首潰れてたかもしれん。いいよ、私の負けだ。」
負けを認めるのはいいが、本当は入院レベルなんだがなぁ。1日で治るのかぁ。
「強いな。お前。何者なんだよ。」
「俺が聞きたいんだが。中学生かよお前。中学生の力じゃねぇよ。」
姐さんは少し困った様子で語った。
「努力すればできるだろ?」
できねぇよ。
こいつ人間か?本当に。
「さて、3時になるまで休憩するか。流石に疲れた。」
「同感だ。これからまた動くとか、死ぬからな。」
そうして、そこから、暫くたって、俺達の体が光り、ステージ内の、魔王の城とやらに飛ばされたらしい。
らしいというのは、ガイドブックに夢の中で寝たら、普通に夢が見れると書いてあったので、俺は飛ばされるまで寝ていたから、詳しいことは分からない。
最強なのは、速いやつでもない。
力と技術、速さと技術を持っても最強になれない。
最強なのは、どんな攻撃でもダメージを受けず、攻撃の技術も持っている者。すなわち俺である。
「クッソ!固すぎるだろ。」
姐さんがどれだけパワーが高かろうが俺には、そもそもダメージを与えることが出来ない。
1つだけ、誤算があるとすれば。
なんだこいつ重くね!?
なんでこんな重いんだよ!こんな強い拳はじめてだぞ!
俺は小6のころ、一番喧嘩をしていた。
高校生に、酒に酔った大人共。最終的には、国の中でもかなりの強者揃いのヤクザ。そんな奴等を相手にして、全て勝ってきた。なのだが、
姐さん、あの組長より力強いじゃないかよ!こいつ本当に中学生か!
中学生では普通あり得ないほどのパワーを持ち合わしている。
「そら!」
姐さんは、右腕を素早く引き、左腕を伸ばして、俺の頭にぶつけるように振る。
そして、一度振ったら、右アッパー。
俺はアッパーを後ろに頭をやり避け、戻すようにして姐さんの頭にぶつける。
俺と姐さんは一度頭を振り、姐さんが、蹴りとおもわせ、殴ってくる。
俺はその腕を掴み、引きながら、姐さんの膝の横を狙って膝蹴りをくらわせる。
姐さんはよろめきながらも、俺の脇腹を狙って右フックを繰り出す。
腰を回し、右手で脇腹を庇い、体制を戻すと同時に左腕で顎を狙う。
そして姐さんは倒れ!?
俺の左腕を掴んだ!?
「すぅーーーーーアア!!」
グ、倒れている時の体制で、ここまで、強い蹴りをだすのか!!
俺は横に蹴り飛ばされ地面に落ちる。
そのすきに姐さんが俺に襲いかかり、馬乗りになる。そして、殴って殴って殴りまくる。
一応防御できているが流石にこのままじゃキツいか?それとも姐さんが先に力尽きるか。
この強引な攻撃で今まで何人もやられてきたんだろうな。
よし、俺は負けんぞ!
俺は姐さんの両手を掴み、引く。そして、お互いに頭突きをする。
俺と姐さんの本気の頭突き。それはもう、今まで経験した痛みの中で、一番痛いが、俺達は頭を押し合う。
そこで、俺は、なんとか膝を当てて、姐さんの力を抜けさせて、押しきる。
姐さんを横に投げ、俺は、首に渾身の一撃を喰らわせる。
「ガハ!?ゴホ!ゴホ!かっぁぁ。」
強かった。今までで一番強かった。防御力が自慢じゃなくて、他を鍛えてたら、絶対負けてたわ。
まあ、なにはともわれ。俺の勝ち。死にそうだったけど、俺の勝ちである。
姐さんは、短時間で片付けるに限るな。念のため覚えとこ。
「姐さん。俺の勝ちでいいよな。」
姐さんはまだ咳き込んでいる。
「あっあー。ハァ。ここが夢じゃなかったら1日くらい、首潰れてたかもしれん。いいよ、私の負けだ。」
負けを認めるのはいいが、本当は入院レベルなんだがなぁ。1日で治るのかぁ。
「強いな。お前。何者なんだよ。」
「俺が聞きたいんだが。中学生かよお前。中学生の力じゃねぇよ。」
姐さんは少し困った様子で語った。
「努力すればできるだろ?」
できねぇよ。
こいつ人間か?本当に。
「さて、3時になるまで休憩するか。流石に疲れた。」
「同感だ。これからまた動くとか、死ぬからな。」
そうして、そこから、暫くたって、俺達の体が光り、ステージ内の、魔王の城とやらに飛ばされたらしい。
らしいというのは、ガイドブックに夢の中で寝たら、普通に夢が見れると書いてあったので、俺は飛ばされるまで寝ていたから、詳しいことは分からない。
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