4 / 7
俺は魔王なんぞやらん!団長だ!
しおりを挟む
「おい!起きろ!・・・名前なんだっけ?」
「ああ?どうしたん?」
俺は、姐さんを見てから、辺りを見回す。
・・・え?どこだここ?なんでこんなとこいるのなんで?
俺は起きたら、なんか禍々しいというかその、まあ、変なとこにいた。それはもう魔王の城のような、
ここ魔王城か!!
やだよ!こんな変なところ!普通の家でいいじゃん!!
なんか歴代魔王達らしきの、でかい絵があるし!あれ俺のも書かれるのか!?絶対嫌だ!!
「大丈夫か?そんなキョロキョロして?気持ち悪いぞ。」
「気持ち悪い言うな。それなら、姐さん見てる。」
そう言って俺は姐さんに抱きつく。それはもう、子供の様に。
「どうした?なんかあったのか?」
心配してくれているらしい。
この人やっぱ姐さんだなぁ。嫌がる訳でもなく、驚くわけでもなく。まるで親みたいだ。
「ここ怖い。あと寒い。」
「子供か!お前、あんなバカみたいに強いのに!?なんなら私のこと煽ってたよな!?」
怖いものは怖いから仕方ない。俺は普段は普通に怖がりなんだよ。
「あのー。」
「ああ、すまんすまん。おい、お前の部下になるやつらだぞ。」
「ああ?」
俺はか顔だけ横を見る。
「あっこんばんはー。」
中学生だろうか。それくらいの女が目の前にいた。
「うおおお!何してるんだ!魔王様!ガハハハハハ!!」
十人以上いるヤクザどもと、高校生。普通の大人?達もいた。
そこで俺が取る行動。
「うわぁぁぁーー!でぇたぁーーーー!」
姐さんを盾にする。ただそれだけである。
「おいおい!出たはないだろ!それに魔王なら、もっとしっかりしろ!」
ははははははははは!!
うわぁ、盛り上がっとる。やだなぁ。めんどくさいなぁ。
「ほら、さっさとでな?」
「あっああ。」
俺は恐る恐る姐さんの前に、
「こっちですよ!」
ヤメローーーーウ!!俺の手を引っ張るなーーーー!!
そして、無理矢理、前に出された、
「ええ、どうすりゃいいんだよ。」
「自己紹介だよ。魔王ですって。」
姐さんがアドバイスをくれる。
ただ、魔王です。なんて、自己紹介、ハードルが高すぎる。
「あー、どうも、これからお前らの頭張ります。まおーーーやだな。魔王やらない。魔王軍やらない。」
俺は魔王なんてできん。
こいつらの方が魔王ぽいし、そんなやつら差し置いて魔王とか無理。
「ええ、いいんですか?」
「いいんじゃないか?あの神とやらは、面白ければいいだろうし。」
じゃあどうするんだー。
別の奴が魔王やるかー。
よし、なんたら団的な奴作ろうぜ!
おっ、自分達で作るのか!楽しそうだな。
何か決まったんだけど。別にいいけど、
それじゃ魔王じゃなくて団長だ!
そして、俺の事も決まった。
頼むぜー団長!
「おっおう!これから俺が!お前らの頭張る団長だ!よろしく頼むぞ!」
うおぉぉぉぉぉぉぉ!!
変な奴らだ。まあ、魔王やらずにすんでよかった。
「まず、俺達は能力どころか、名前も年齢も分からない!本名じゃなくていい、よんでほしい名前、年齢、能力、そして自由!!全員自己紹介だ!まず俺達からする!」
俺は姐さんを連れてくる。
「俺は団長!ボスでもお頭でも自由に呼んでくれ!年齢は13才、今年で中2だ。そして、能力は、この姐さんと合体する能力だ!できるだけ力になる!なんでも言ってくれ!よろしく頼む!」
お前中2かよ!全然みえんな!
どうしたらそんな大きくなるんだよ!
魔王にしては若いな!頼むぜ団長!
意外と好評みたいだ。よかったよかった。これで批判されたら暴れてた。
つぎは姐さんだな!
姐さん!
姐さん!
「お前ら姐さん言うな!あー俺のことは、昴(すばる)とよんでくれ。年齢、能力はこの団長と同じだ。とりあえず、私には、喧嘩を売らないほうがいい。いい勝負をして、勝てるのは、この団長様だけだからな。」
姐さんは誰もが怯えるような笑みを浮かべる。だが、
昴か!昔は王をなんやかんやって感じの意味だって聞いたな!
それなら、俺達のトップは団長と昴姐さんだな!
それにしても、流石俺達のボスだ!俺達は大命組っていうヤクザなんだが、全員倒されたからな!昴姐さんと戦えるのは当然だ!そして、その昴姐さんも、あのボスといい勝負をできるなんてスゲェな!!
マジかよ!!もう最強なんじゃねぇか!
「騒ぎすぎだ!さっさと次だ次!ほら、いきな、嬢ちゃん。」
姐さんが一瞬で静かにさせて、次に、初めに、前にいた、あの女を前に出す。
その女は、いや、ここにいる奴等は皆、笑顔でした。
「はい!私は茜(あかね)です!年齢は、お二人より、1つ上の14才!今年で中3です!そして、能力は!なんと!敵を洗脳する能力です!かなりキツイ相手がいたら、私がなんとかしてみせましょう!よろしくお願いします!」
洗脳するのか!お前が一番魔王みたいだな!
いいな!可愛い顔して洗脳とは!
おお!俺も洗脳されてみてぇ!
奴隷にしてくれよ!
「進まん!奴隷なら、俺がしてやる!次だ次!」
姐さんが進め、自己紹介が進んでいく。
30分後
長い。
「あー取り敢えず、自己紹介も終ったし、外行ってみるか!」
オーーーー!!
俺達はガイドブックを持ち、外出、もとい、勇者どもを襲いに行った。
「ああ?どうしたん?」
俺は、姐さんを見てから、辺りを見回す。
・・・え?どこだここ?なんでこんなとこいるのなんで?
俺は起きたら、なんか禍々しいというかその、まあ、変なとこにいた。それはもう魔王の城のような、
ここ魔王城か!!
やだよ!こんな変なところ!普通の家でいいじゃん!!
なんか歴代魔王達らしきの、でかい絵があるし!あれ俺のも書かれるのか!?絶対嫌だ!!
「大丈夫か?そんなキョロキョロして?気持ち悪いぞ。」
「気持ち悪い言うな。それなら、姐さん見てる。」
そう言って俺は姐さんに抱きつく。それはもう、子供の様に。
「どうした?なんかあったのか?」
心配してくれているらしい。
この人やっぱ姐さんだなぁ。嫌がる訳でもなく、驚くわけでもなく。まるで親みたいだ。
「ここ怖い。あと寒い。」
「子供か!お前、あんなバカみたいに強いのに!?なんなら私のこと煽ってたよな!?」
怖いものは怖いから仕方ない。俺は普段は普通に怖がりなんだよ。
「あのー。」
「ああ、すまんすまん。おい、お前の部下になるやつらだぞ。」
「ああ?」
俺はか顔だけ横を見る。
「あっこんばんはー。」
中学生だろうか。それくらいの女が目の前にいた。
「うおおお!何してるんだ!魔王様!ガハハハハハ!!」
十人以上いるヤクザどもと、高校生。普通の大人?達もいた。
そこで俺が取る行動。
「うわぁぁぁーー!でぇたぁーーーー!」
姐さんを盾にする。ただそれだけである。
「おいおい!出たはないだろ!それに魔王なら、もっとしっかりしろ!」
ははははははははは!!
うわぁ、盛り上がっとる。やだなぁ。めんどくさいなぁ。
「ほら、さっさとでな?」
「あっああ。」
俺は恐る恐る姐さんの前に、
「こっちですよ!」
ヤメローーーーウ!!俺の手を引っ張るなーーーー!!
そして、無理矢理、前に出された、
「ええ、どうすりゃいいんだよ。」
「自己紹介だよ。魔王ですって。」
姐さんがアドバイスをくれる。
ただ、魔王です。なんて、自己紹介、ハードルが高すぎる。
「あー、どうも、これからお前らの頭張ります。まおーーーやだな。魔王やらない。魔王軍やらない。」
俺は魔王なんてできん。
こいつらの方が魔王ぽいし、そんなやつら差し置いて魔王とか無理。
「ええ、いいんですか?」
「いいんじゃないか?あの神とやらは、面白ければいいだろうし。」
じゃあどうするんだー。
別の奴が魔王やるかー。
よし、なんたら団的な奴作ろうぜ!
おっ、自分達で作るのか!楽しそうだな。
何か決まったんだけど。別にいいけど、
それじゃ魔王じゃなくて団長だ!
そして、俺の事も決まった。
頼むぜー団長!
「おっおう!これから俺が!お前らの頭張る団長だ!よろしく頼むぞ!」
うおぉぉぉぉぉぉぉ!!
変な奴らだ。まあ、魔王やらずにすんでよかった。
「まず、俺達は能力どころか、名前も年齢も分からない!本名じゃなくていい、よんでほしい名前、年齢、能力、そして自由!!全員自己紹介だ!まず俺達からする!」
俺は姐さんを連れてくる。
「俺は団長!ボスでもお頭でも自由に呼んでくれ!年齢は13才、今年で中2だ。そして、能力は、この姐さんと合体する能力だ!できるだけ力になる!なんでも言ってくれ!よろしく頼む!」
お前中2かよ!全然みえんな!
どうしたらそんな大きくなるんだよ!
魔王にしては若いな!頼むぜ団長!
意外と好評みたいだ。よかったよかった。これで批判されたら暴れてた。
つぎは姐さんだな!
姐さん!
姐さん!
「お前ら姐さん言うな!あー俺のことは、昴(すばる)とよんでくれ。年齢、能力はこの団長と同じだ。とりあえず、私には、喧嘩を売らないほうがいい。いい勝負をして、勝てるのは、この団長様だけだからな。」
姐さんは誰もが怯えるような笑みを浮かべる。だが、
昴か!昔は王をなんやかんやって感じの意味だって聞いたな!
それなら、俺達のトップは団長と昴姐さんだな!
それにしても、流石俺達のボスだ!俺達は大命組っていうヤクザなんだが、全員倒されたからな!昴姐さんと戦えるのは当然だ!そして、その昴姐さんも、あのボスといい勝負をできるなんてスゲェな!!
マジかよ!!もう最強なんじゃねぇか!
「騒ぎすぎだ!さっさと次だ次!ほら、いきな、嬢ちゃん。」
姐さんが一瞬で静かにさせて、次に、初めに、前にいた、あの女を前に出す。
その女は、いや、ここにいる奴等は皆、笑顔でした。
「はい!私は茜(あかね)です!年齢は、お二人より、1つ上の14才!今年で中3です!そして、能力は!なんと!敵を洗脳する能力です!かなりキツイ相手がいたら、私がなんとかしてみせましょう!よろしくお願いします!」
洗脳するのか!お前が一番魔王みたいだな!
いいな!可愛い顔して洗脳とは!
おお!俺も洗脳されてみてぇ!
奴隷にしてくれよ!
「進まん!奴隷なら、俺がしてやる!次だ次!」
姐さんが進め、自己紹介が進んでいく。
30分後
長い。
「あー取り敢えず、自己紹介も終ったし、外行ってみるか!」
オーーーー!!
俺達はガイドブックを持ち、外出、もとい、勇者どもを襲いに行った。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ちゃんと忠告をしましたよ?
柚木ゆず
ファンタジー
ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。
「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」
アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。
アゼット様。まだ間に合います。
今なら、引き返せますよ?
※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……
karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
二度目の勇者は救わない
銀猫
ファンタジー
異世界に呼び出された勇者星谷瞬は死闘の果てに世界を救い、召喚した王国に裏切られ殺された。
しかし、殺されたはずの殺されたはずの星谷瞬は、何故か元の世界の自室で目が覚める。
それから一年。人を信じられなくなり、クラスから浮いていた瞬はクラスメイトごと異世界に飛ばされる。飛ばされた先は、かつて瞬が救った200年後の世界だった。
復讐相手もいない世界で思わぬ二度目を得た瞬は、この世界で何を見て何を成すのか?
昔なろうで投稿していたものになります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる