5 / 7
相手の能力は雷。なら、
しおりを挟む
さて、ガイドブックによると、勇者共の拠点の近くにはモンスターが沸くらしい。
俺達は勇者の拠点の1キロほど離れた所に行った。
そこには、千を超えるだろう、大量のモンスターが群れがあった。
「とりあえず、戦う練習するぞー鍛冶さん、俺と姐さん意外の人数分の武器作ってくれー。」
「分かりました!団長!」
鍛冶さん。27才で、結婚している子持ちのパパ。能力は武器を作る能力。
俺が随分前に、眠れなくて散歩に行ったら、リストラされて、酒を飲み酔った鍛冶さんに喧嘩を売られ、ぶっ飛ばした。
今は、俺の親が経営してる、小さな会社で働いていて、たまに、小道具とかも作ってもらっている。
ちなみに、ベビーシッターの会社をしていて、鍛冶さんや、たまに、俺も一緒にやることがある。
「ところで、お二人はいいんですか?」
武器がなくてもいいのかってことか。
「大丈夫。俺達は逆に素手のほうがいい。」
「変に武器使うより、慣れてる物を使うほうがいいよな?」
姐さんも、俺の肩に手を乗せながら言う。
「それじゃ、初陣と行こうじゃないか?団長様。」
「クク、お前ら!準備はいいか!」
俺は叫びながら後ろをみる。
「いつでも戦えますよ!団長!」
大剣を掲げる茜を筆頭に、雄叫びをあげる。団員共。
「それなら、能力をどうしようが好きにしろ!自由に暴れてこい!突撃ーーーー!!!」
うおおおおおおお!!!
モンスターの群れに突っ込んでいき、モンスターがポリゴンになって消えてゆく。
そして、
30秒も経たずに、大量のモンスターが消えた。
そりゃ、1人、50体か、40体倒せば、いいんだもんな。
能力を使いながら武器ぶんまわしてたら、そりゃ簡単に終わるよな。
そこまで強くもなく、ただ、数が多いだけのやつらが、うちの不良どもに勝てるわけないか。
「どうするよ、姐さん。俺達の出番無くなっちゃったよ。
すこし、姐さんは考えこむ。
「そうだ、勇者を倒そう。」
「なるほど、いい考えだ。」
勇者の事を知っておくのも、いいかもしれない。
「どうでしたか!団長!私の活躍見てくれましたか!」
とても笑顔な茜が走ってきた。
「うん。全然分からんかった。」
みんな暴れすぎて、個々の活躍が全く見えなかった。
「えー!酷いですよー!私頑張りましたよ!」
これは仕方ないじゃん。
俺はそっぽ向いた。
「それはそうと、勇者倒しに行くぞ。サガ、こっち来て、勇者の場所教えて。」
「あっはーい。」
サガ。16才の高2。能力は敵を探す能力。
うちの変人のなかでは珍しい、大人しい奴で、眼鏡をかけた、秀才って感じの男。
特技はネットサーフィン。つまり、成績優秀ながらも、俺と同類である。
「勇者あそこです。」
「えっ」
サガが近くを指さしたのでそちらをみると。少し遠くに勇者がいた。
幸い、向こうは俺達に気づいていない。
こんな、人いるのに。
「心理ーあいつの能力ー。」
「すぐ、調べますねー。」
心理。サガと同じく、16才の高2。能力は相手の能力が分かる能力。
サガほどでもないが、少し大人しい、俺のイメージとは、かけ離れた女の子である。
女ってもっと怖いもんだと思ってた。
「へー。あいつ雷使うみたいです。大丈夫ですか。」
「大丈夫。アース、ポーチ。ちょっとこい。」
「へーい。」
「なにしましょうか?」
アース。29才。ヤクザ、大命組の1人。土を操る能力。
ポーチ。29才。同じく、大命組。アイテムを作る能力。
こいつら大命組とは、一度、正面衝突して、俺が勝ち。そこから仲良くなった。
喧嘩をしたあとは、基本的に、相手と仲良くなる。ここにいる、奴らの大半は、俺と喧嘩したことのある。不良である。
「アース、俺が合図を出すから、あいつのの周りに土の壁を作れ。そして、すぐ、壊せ。」
「分かりやした!」
「ポーチ。お前。ゴム手袋二人分作れ。」
「わか、えっ?ゴム手袋ですか?」
「そそ。」
雷、つまり電気。これと戦うのは、俺でも流石に無理だ。てことで、電気を通さないゴム手袋を使う。
「とりあえず作りました。」
「ありがとう。それじゃ、姐さん。」
俺はゴム手袋を姐さんに渡す。
そのとき、姐さんは困惑していた。
「ゴム手袋って・・・戦うのに・・・ゴム手袋って。」
そういいつつ、姐さんはゴム手袋をつけた。
俺もゴム手袋をつける。
「姐さんは後ろにまわってくれ。俺がきをひきつけておくから。」
「分かった。こんなんつけるんだ。ちゃんとやれよ。」
「おう。」
俺は走る準備をする。
「それでは。アース、やれ。」
「へい!」
勇者の周りに土の壁ができた。
俺達は勇者の拠点の1キロほど離れた所に行った。
そこには、千を超えるだろう、大量のモンスターが群れがあった。
「とりあえず、戦う練習するぞー鍛冶さん、俺と姐さん意外の人数分の武器作ってくれー。」
「分かりました!団長!」
鍛冶さん。27才で、結婚している子持ちのパパ。能力は武器を作る能力。
俺が随分前に、眠れなくて散歩に行ったら、リストラされて、酒を飲み酔った鍛冶さんに喧嘩を売られ、ぶっ飛ばした。
今は、俺の親が経営してる、小さな会社で働いていて、たまに、小道具とかも作ってもらっている。
ちなみに、ベビーシッターの会社をしていて、鍛冶さんや、たまに、俺も一緒にやることがある。
「ところで、お二人はいいんですか?」
武器がなくてもいいのかってことか。
「大丈夫。俺達は逆に素手のほうがいい。」
「変に武器使うより、慣れてる物を使うほうがいいよな?」
姐さんも、俺の肩に手を乗せながら言う。
「それじゃ、初陣と行こうじゃないか?団長様。」
「クク、お前ら!準備はいいか!」
俺は叫びながら後ろをみる。
「いつでも戦えますよ!団長!」
大剣を掲げる茜を筆頭に、雄叫びをあげる。団員共。
「それなら、能力をどうしようが好きにしろ!自由に暴れてこい!突撃ーーーー!!!」
うおおおおおおお!!!
モンスターの群れに突っ込んでいき、モンスターがポリゴンになって消えてゆく。
そして、
30秒も経たずに、大量のモンスターが消えた。
そりゃ、1人、50体か、40体倒せば、いいんだもんな。
能力を使いながら武器ぶんまわしてたら、そりゃ簡単に終わるよな。
そこまで強くもなく、ただ、数が多いだけのやつらが、うちの不良どもに勝てるわけないか。
「どうするよ、姐さん。俺達の出番無くなっちゃったよ。
すこし、姐さんは考えこむ。
「そうだ、勇者を倒そう。」
「なるほど、いい考えだ。」
勇者の事を知っておくのも、いいかもしれない。
「どうでしたか!団長!私の活躍見てくれましたか!」
とても笑顔な茜が走ってきた。
「うん。全然分からんかった。」
みんな暴れすぎて、個々の活躍が全く見えなかった。
「えー!酷いですよー!私頑張りましたよ!」
これは仕方ないじゃん。
俺はそっぽ向いた。
「それはそうと、勇者倒しに行くぞ。サガ、こっち来て、勇者の場所教えて。」
「あっはーい。」
サガ。16才の高2。能力は敵を探す能力。
うちの変人のなかでは珍しい、大人しい奴で、眼鏡をかけた、秀才って感じの男。
特技はネットサーフィン。つまり、成績優秀ながらも、俺と同類である。
「勇者あそこです。」
「えっ」
サガが近くを指さしたのでそちらをみると。少し遠くに勇者がいた。
幸い、向こうは俺達に気づいていない。
こんな、人いるのに。
「心理ーあいつの能力ー。」
「すぐ、調べますねー。」
心理。サガと同じく、16才の高2。能力は相手の能力が分かる能力。
サガほどでもないが、少し大人しい、俺のイメージとは、かけ離れた女の子である。
女ってもっと怖いもんだと思ってた。
「へー。あいつ雷使うみたいです。大丈夫ですか。」
「大丈夫。アース、ポーチ。ちょっとこい。」
「へーい。」
「なにしましょうか?」
アース。29才。ヤクザ、大命組の1人。土を操る能力。
ポーチ。29才。同じく、大命組。アイテムを作る能力。
こいつら大命組とは、一度、正面衝突して、俺が勝ち。そこから仲良くなった。
喧嘩をしたあとは、基本的に、相手と仲良くなる。ここにいる、奴らの大半は、俺と喧嘩したことのある。不良である。
「アース、俺が合図を出すから、あいつのの周りに土の壁を作れ。そして、すぐ、壊せ。」
「分かりやした!」
「ポーチ。お前。ゴム手袋二人分作れ。」
「わか、えっ?ゴム手袋ですか?」
「そそ。」
雷、つまり電気。これと戦うのは、俺でも流石に無理だ。てことで、電気を通さないゴム手袋を使う。
「とりあえず作りました。」
「ありがとう。それじゃ、姐さん。」
俺はゴム手袋を姐さんに渡す。
そのとき、姐さんは困惑していた。
「ゴム手袋って・・・戦うのに・・・ゴム手袋って。」
そういいつつ、姐さんはゴム手袋をつけた。
俺もゴム手袋をつける。
「姐さんは後ろにまわってくれ。俺がきをひきつけておくから。」
「分かった。こんなんつけるんだ。ちゃんとやれよ。」
「おう。」
俺は走る準備をする。
「それでは。アース、やれ。」
「へい!」
勇者の周りに土の壁ができた。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……
karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ちゃんと忠告をしましたよ?
柚木ゆず
ファンタジー
ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。
「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」
アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。
アゼット様。まだ間に合います。
今なら、引き返せますよ?
※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
二度目の勇者は救わない
銀猫
ファンタジー
異世界に呼び出された勇者星谷瞬は死闘の果てに世界を救い、召喚した王国に裏切られ殺された。
しかし、殺されたはずの殺されたはずの星谷瞬は、何故か元の世界の自室で目が覚める。
それから一年。人を信じられなくなり、クラスから浮いていた瞬はクラスメイトごと異世界に飛ばされる。飛ばされた先は、かつて瞬が救った200年後の世界だった。
復讐相手もいない世界で思わぬ二度目を得た瞬は、この世界で何を見て何を成すのか?
昔なろうで投稿していたものになります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる