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第17話:人手不足倒産(黒字倒産)の危機と、種族を超えたダイバーシティ採用
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「――足りない」
執務室にて、私は積み上がった受注伝票の山を前に、ペンをへし折った。
「何もかもが足りない。ガラス瓶の製造ライン、マヨネーズの充填係、レンガの運搬要員……。すべての部門で人員(ヘッドカウント)が不足している」
悲鳴のような状況だった。 領地改革は成功しすぎた。『天使のクリーム』はバカ売れし、赤煉瓦の街は拡大を続けている。 だが、肝心の働き手がいない。領内の生産年齢人口はフル稼働状態で、これ以上の増産は物理的に不可能なのだ。
「このままでは、納期遅延による違約金が発生するわ。最悪の場合、黒字倒産(ブラック・バン)もあり得る」
私は頭を抱えた。 金を稼ぐための仕事で、人が足りずに破綻するなど、経営者として最大の屈辱だ。
「ハンス、近隣の村からの出稼ぎ募集はどうなっているの?」 「そ、それが……お嬢様。募集はかけているんですが、来るのは『人間』だけじゃなくて……」 「人間だけじゃない?」
ハンスが言いにくそうに口ごもる。
「その……国境付近に、北の紛争地帯から逃れてきた『亜人』の難民集団が押し寄せているんです。獣人やドワーフたちです。領民たちが怖がって、検問所で揉めていて……」
――亜人。 この世界において、彼らは被差別階級だ。「野蛮」「知能が低い」という偏見を持たれ、多くの国では奴隷か、あるいは害獣として扱われている。
だが、私の中のおっさんは、その報告を聞いた瞬間、バッと顔を上げた。
「……そいつら、手足はある?」 「へ? は、はい。獣人は剛腕ですし、ドワーフは頑丈ですが……」 「言葉は通じる?」 「片言ですが、共通語は話せるようです」
私は椅子を蹴って立ち上がった。 私の目には、彼らが「厄介な難民」ではなく、「未開拓の優良な人的資源(タレント)」に見えていた。
「行くわよ、ハンス。採用面接(インタビュー)の時間だ」
***
領地の境界にある検問所は、一触即発の空気に包まれていた。 槍を構えた衛兵たちと、ボロボロの衣服をまとった亜人たちが睨み合っている。 亜人の集団は五十名ほど。狼の耳を持つ狼人族(ウェアウルフ)や、背の低いドワーフたちだ。彼らは痩せ細り、疲弊していたが、その瞳には警戒心と、生きることへの渇望が宿っていた。
「帰れ! 汚らわしい亜人どもめ!」 「俺たちの村に入るな! 疫病がうつる!」
領民たちが石を投げようとしている。 その時、私の馬車が滑り込み、私は颯爽と降り立った。
「――石を投げるのを止めなさい。その石はレンガの原料です。無駄遣いは許しません」
私の声に、領民たちが動きを止める。 私はスタスタと亜人の集団の前に歩み寄った。 先頭にいた、ひと際大柄な狼男が、私を睨みつけながら低く唸った。
「……なんだ、人間のガキか。俺たちを笑いに来たのか?」
鋭い牙。殺気。普通の七歳児なら泣き出す場面だ。 しかし、私は冷静に彼の上腕二頭筋と、掌のマメを観察した。 (……素晴らしい筋肉密度。体脂肪率は一桁台か。それに、あのマメは長年鍬(くわ)や槌を握っていた証拠)
私は彼を見上げ、単刀直入に尋ねた。
「貴方の名前は?」 「……ガロウだ」 「ガロウ。貴方は、夜目は利く?」 「あぁ? 狼族だぞ。夜でも昼と同じように見えるわ」 「力仕事は? そこの荷車(積載量三百キロ)、一人で引ける?」 「愚問だな。その程度、片手で十分だ」
合格(パス)だ。 私は後ろにいたドワーフの老人にも声をかけた。
「貴方は? 鉄を打てる?」 「フン、儂(わし)はドワーフだぞ。人間の鍛冶屋なんぞより、よほどいい仕事をするわい」
特級合格(ハイスコア)だ。 私はハンスに合図し、羊皮紙の束を持ってこさせた。 そして、ガロウたちの前に突きつけた。
「全員、採用します。ここにサインを」
「「「はあぁぁぁ!??」」」
亜人たちだけでなく、衛兵や領民たちも絶叫した。
「お、お嬢様!? 正気ですか!? こいつらは亜人ですよ!? 獣ですよ!?」
衛兵長が慌てて駆け寄ってくる。 私は冷ややかな視線で彼を一瞥した。
「それが何か? 彼らは人間よりも筋力があり、夜間視力に優れ、手先が器用です。スペックで言えば、人間(あなたたち)の上位互換です」
私はガロウに向き直った。
「当家は実力主義(メリトクラシー)です。種族、性別、年齢は問いません。問うのは『成果(アウトプット)』のみ。……給与は人間と同じ水準を支払います。衣食住も保証しましょう。その代わり、死ぬ気で働きなさい」
ガロウが目を見開いた。 彼の手が震えている。
「……同じ、水準……? 俺たちを、奴隷としてではなく……対等に雇うと言うのか……?」 「対等ではありません。雇用主と従業員です。私の指示には絶対服従。サボれば減給。わかったらサインして」
ガロウは震える手でペンを握り、不器用な字で署名した。 そして、その場に膝をつき、頭を垂れた。
「……ありがてぇ……! 今までどこの国でも、化け物扱いされて追い払われてきた……。それを、人として扱ってくれるなんて……!」
後ろの亜人たちも次々と泣き崩れた。 いや、人として扱っているわけではない。「高性能な重機」として扱っているだけだ。 だが、訂正するのも面倒なので、私は彼らに作業着(ツナギ)を配った。
***
翌日から、ローゼンベルク領に革命が起きた。 亜人たちの働きぶりは、凄まじかった。
狼人族たちは、人間が嫌がる「夜間シフト」や「重量物の運搬」を一手に引き受けた。 彼らにとって夜勤は苦にならず、むしろ涼しくて快適らしい。 これにより、工場は二十四時間稼働が可能になり、生産性は倍増した。
ドワーフたちは、ガラス工房や鍛冶場に入り、その超絶技巧で製品の品質(クオリティ)を劇的に向上させた。 特に、私が考案した「水洗トイレの配管」の継ぎ目など、人間には難しい精密加工を、彼らは鼻歌交じりで仕上げてしまった。
最初は彼らを忌避していた領民たちも、彼らの働きを見て態度を変えた。
「おいガロウ! すげぇな、あの大岩を一人で動かしたのか!」 「へへっ、こんなの軽いもんさ。……こっちは終わったから、そっち手伝おうか?」 「助かるよ! 終わったら酒場に行こうぜ、一杯奢るよ!」
現場(ゲンバ)での共闘が、差別意識を溶かしていったのだ。 利益という共通目的の前では、耳の形など些末な問題に過ぎない。
私は執務室で、右肩上がりの生産性グラフを見て、満足げに頷いた。
「これが『ダイバーシティ経営』の力ね。適材適所。それぞれの特性(スペック)を活かせば、組織は最強になる」
その横で、ハンスが涙を拭っていた。
「お嬢様……またしても……。世界中が差別する彼らを、能力だけで評価し、居場所を与えるなんて……。リリエラ様こそ、真の『平等の聖女』です……!」
また聖女か。 最近、二つ名のインフレが激しい。 だが、この「亜人雇用」の噂は、私の予想を超えて世界中に波紋を広げることになった。
『ローゼンベルク領に行けば、亜人も正当に評価される』
その噂を聞きつけた世界中の「はぐれ者」たち――エルフの学者、ノームの技師、元冒険者のオークなどが、続々と私の領地に集まり始めたのだ。 結果として、我が領地は多種族が共存し、最先端技術が生み出される「異世界版シリコンバレー」へと進化していくことになる。
しかし、それは同時に、亜人を奴隷として扱う「奴隷商会」や、亜人排斥を掲げる「宗教国家」との対立を招くことでもあった。
――数日後。 私の元に、王都の大教会から「異端審問官」が派遣されるという知らせが届く。
「……『亜人を使役し、神の理(ことわり)を乱す魔女』の容疑、ですか」
私は召喚状を見て、冷たく笑った。
「面白い。私の経営方針に文句をつけるなら、論理(ロジック)で返り討ちにしてあげるわ」
次なる戦いの相手は、神の威光を借る宗教組織。 私は新たな戦場(ディベート)に向け、準備を開始した。
執務室にて、私は積み上がった受注伝票の山を前に、ペンをへし折った。
「何もかもが足りない。ガラス瓶の製造ライン、マヨネーズの充填係、レンガの運搬要員……。すべての部門で人員(ヘッドカウント)が不足している」
悲鳴のような状況だった。 領地改革は成功しすぎた。『天使のクリーム』はバカ売れし、赤煉瓦の街は拡大を続けている。 だが、肝心の働き手がいない。領内の生産年齢人口はフル稼働状態で、これ以上の増産は物理的に不可能なのだ。
「このままでは、納期遅延による違約金が発生するわ。最悪の場合、黒字倒産(ブラック・バン)もあり得る」
私は頭を抱えた。 金を稼ぐための仕事で、人が足りずに破綻するなど、経営者として最大の屈辱だ。
「ハンス、近隣の村からの出稼ぎ募集はどうなっているの?」 「そ、それが……お嬢様。募集はかけているんですが、来るのは『人間』だけじゃなくて……」 「人間だけじゃない?」
ハンスが言いにくそうに口ごもる。
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――亜人。 この世界において、彼らは被差別階級だ。「野蛮」「知能が低い」という偏見を持たれ、多くの国では奴隷か、あるいは害獣として扱われている。
だが、私の中のおっさんは、その報告を聞いた瞬間、バッと顔を上げた。
「……そいつら、手足はある?」 「へ? は、はい。獣人は剛腕ですし、ドワーフは頑丈ですが……」 「言葉は通じる?」 「片言ですが、共通語は話せるようです」
私は椅子を蹴って立ち上がった。 私の目には、彼らが「厄介な難民」ではなく、「未開拓の優良な人的資源(タレント)」に見えていた。
「行くわよ、ハンス。採用面接(インタビュー)の時間だ」
***
領地の境界にある検問所は、一触即発の空気に包まれていた。 槍を構えた衛兵たちと、ボロボロの衣服をまとった亜人たちが睨み合っている。 亜人の集団は五十名ほど。狼の耳を持つ狼人族(ウェアウルフ)や、背の低いドワーフたちだ。彼らは痩せ細り、疲弊していたが、その瞳には警戒心と、生きることへの渇望が宿っていた。
「帰れ! 汚らわしい亜人どもめ!」 「俺たちの村に入るな! 疫病がうつる!」
領民たちが石を投げようとしている。 その時、私の馬車が滑り込み、私は颯爽と降り立った。
「――石を投げるのを止めなさい。その石はレンガの原料です。無駄遣いは許しません」
私の声に、領民たちが動きを止める。 私はスタスタと亜人の集団の前に歩み寄った。 先頭にいた、ひと際大柄な狼男が、私を睨みつけながら低く唸った。
「……なんだ、人間のガキか。俺たちを笑いに来たのか?」
鋭い牙。殺気。普通の七歳児なら泣き出す場面だ。 しかし、私は冷静に彼の上腕二頭筋と、掌のマメを観察した。 (……素晴らしい筋肉密度。体脂肪率は一桁台か。それに、あのマメは長年鍬(くわ)や槌を握っていた証拠)
私は彼を見上げ、単刀直入に尋ねた。
「貴方の名前は?」 「……ガロウだ」 「ガロウ。貴方は、夜目は利く?」 「あぁ? 狼族だぞ。夜でも昼と同じように見えるわ」 「力仕事は? そこの荷車(積載量三百キロ)、一人で引ける?」 「愚問だな。その程度、片手で十分だ」
合格(パス)だ。 私は後ろにいたドワーフの老人にも声をかけた。
「貴方は? 鉄を打てる?」 「フン、儂(わし)はドワーフだぞ。人間の鍛冶屋なんぞより、よほどいい仕事をするわい」
特級合格(ハイスコア)だ。 私はハンスに合図し、羊皮紙の束を持ってこさせた。 そして、ガロウたちの前に突きつけた。
「全員、採用します。ここにサインを」
「「「はあぁぁぁ!??」」」
亜人たちだけでなく、衛兵や領民たちも絶叫した。
「お、お嬢様!? 正気ですか!? こいつらは亜人ですよ!? 獣ですよ!?」
衛兵長が慌てて駆け寄ってくる。 私は冷ややかな視線で彼を一瞥した。
「それが何か? 彼らは人間よりも筋力があり、夜間視力に優れ、手先が器用です。スペックで言えば、人間(あなたたち)の上位互換です」
私はガロウに向き直った。
「当家は実力主義(メリトクラシー)です。種族、性別、年齢は問いません。問うのは『成果(アウトプット)』のみ。……給与は人間と同じ水準を支払います。衣食住も保証しましょう。その代わり、死ぬ気で働きなさい」
ガロウが目を見開いた。 彼の手が震えている。
「……同じ、水準……? 俺たちを、奴隷としてではなく……対等に雇うと言うのか……?」 「対等ではありません。雇用主と従業員です。私の指示には絶対服従。サボれば減給。わかったらサインして」
ガロウは震える手でペンを握り、不器用な字で署名した。 そして、その場に膝をつき、頭を垂れた。
「……ありがてぇ……! 今までどこの国でも、化け物扱いされて追い払われてきた……。それを、人として扱ってくれるなんて……!」
後ろの亜人たちも次々と泣き崩れた。 いや、人として扱っているわけではない。「高性能な重機」として扱っているだけだ。 だが、訂正するのも面倒なので、私は彼らに作業着(ツナギ)を配った。
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翌日から、ローゼンベルク領に革命が起きた。 亜人たちの働きぶりは、凄まじかった。
狼人族たちは、人間が嫌がる「夜間シフト」や「重量物の運搬」を一手に引き受けた。 彼らにとって夜勤は苦にならず、むしろ涼しくて快適らしい。 これにより、工場は二十四時間稼働が可能になり、生産性は倍増した。
ドワーフたちは、ガラス工房や鍛冶場に入り、その超絶技巧で製品の品質(クオリティ)を劇的に向上させた。 特に、私が考案した「水洗トイレの配管」の継ぎ目など、人間には難しい精密加工を、彼らは鼻歌交じりで仕上げてしまった。
最初は彼らを忌避していた領民たちも、彼らの働きを見て態度を変えた。
「おいガロウ! すげぇな、あの大岩を一人で動かしたのか!」 「へへっ、こんなの軽いもんさ。……こっちは終わったから、そっち手伝おうか?」 「助かるよ! 終わったら酒場に行こうぜ、一杯奢るよ!」
現場(ゲンバ)での共闘が、差別意識を溶かしていったのだ。 利益という共通目的の前では、耳の形など些末な問題に過ぎない。
私は執務室で、右肩上がりの生産性グラフを見て、満足げに頷いた。
「これが『ダイバーシティ経営』の力ね。適材適所。それぞれの特性(スペック)を活かせば、組織は最強になる」
その横で、ハンスが涙を拭っていた。
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また聖女か。 最近、二つ名のインフレが激しい。 だが、この「亜人雇用」の噂は、私の予想を超えて世界中に波紋を広げることになった。
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その噂を聞きつけた世界中の「はぐれ者」たち――エルフの学者、ノームの技師、元冒険者のオークなどが、続々と私の領地に集まり始めたのだ。 結果として、我が領地は多種族が共存し、最先端技術が生み出される「異世界版シリコンバレー」へと進化していくことになる。
しかし、それは同時に、亜人を奴隷として扱う「奴隷商会」や、亜人排斥を掲げる「宗教国家」との対立を招くことでもあった。
――数日後。 私の元に、王都の大教会から「異端審問官」が派遣されるという知らせが届く。
「……『亜人を使役し、神の理(ことわり)を乱す魔女』の容疑、ですか」
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