1 / 3
第1話 定時退社とデコピン一発
しおりを挟む
結論から言う。 俺は死んだ。
死因、過労死。 職業、勇者。
世界を救い、魔王を倒し、邪神を封印し、ついでに隣国との戦争も止め、ワガママな王様のパシリを二十年続けた結果――俺の心臓はストライキを起こした。
享年三十八歳。独身。 最期の言葉は「来世は絶対になにもしねぇ……ナマケモノになりてぇ……」。
その切実な願いが、変な方向に叶ってしまったらしい。
◇
「……ふあ」
可愛らしいあくびが出た。 目を開けると、そこは見知らぬ森の中。 木漏れ日が眩しい。鳥の声がうるさい。
体を起こして、違和感を覚えた。 視点が低い。体が軽い。 四十肩の痛みがない。腰痛もない。
恐る恐る、自分の手を見る。 剣ダコだらけの無骨な男の手ではない。 白磁のように白く、紅葉のように小さな手。
「なんじゃこりゃあああああああ!?」
響いたのは、鈴を転がしたような美少女ボイス。
近くの小川を覗き込む。 水面に映ったのは、黒髪ロングの絶世の美少女。 お人形さんか? いや、俺だ。
状況を整理しよう。 記憶は勇者アレン(おっさん)。 体は美少女(十歳くらい)。
「……誰だこれ」
まあいい。細かいことはどうでもいい。 重要なのは一つだけだ。
「働かなくて、いいんだ……」
勇者という重圧からの解放! 呼び出しもない! 魔王もいない! 今の俺は、ただの無力な美少女だ!
ということは? 適当に愛想を振りまけば、誰かが優しくしてくれるのでは? 「キャッ、なにもわかりまちぇん」と言っていれば、飯が食えるのでは?
「勝った……!」
空に向かってガッツポーズ。 第二の人生、完全勝利だ。 定時退社どころか、出社拒否。 俺は一生、ニートとして生きてやる!
とりあえず街へ行こう。 親切そうな金持ち(スポンサー)を見つけるのだ。
立ち上がり、森を歩き出す。 念のため、ステータスを確認しておくか。勇者特権の「鑑定」スキルを発動。
▼
【氏名】アリシア・アレン 【年齢】10歳 【職業】隠居(元勇者) 【レベル】999 【スキル】 聖剣技:EX 全属性魔法:EX 身体強化:EX ……(以下略)
▲
「引き継いでんじゃねーよバカ野郎!!!」
ドォォォォォォォン!!
地面を踏みつけた瞬間、森が揺れた。 半径五十メートルの地面が陥没。 衝撃波で木々がなぎ倒され、更地ができる。
舞い上がる土煙の中、俺は蒼白になった。
「……あ」
やってしまった。 これだ。これがいけない。
レベル999。 指先一つでドラゴンを弾き飛ばす筋力。 こんなのがバレたら、また「勇者様」に逆戻りだ。
「隠さなきゃ……」
俺はか弱き美少女。 クレーターを作る幼女なんて存在しない。いいね?
俺は冷や汗を拭い、何事もなかったかのようにクレーターの縁をすり足で移動した。 目撃者がリスだけで本当によかった。
◇
三十分後。街道に出た。 スキップ交じりに進んでいると、前方から騒がしい音が聞こえてくる。
「ヒャッハー! 金目のもんを出しなァ!」 「殺せ殺せェ!!」
盗賊だ。 襲われている豪華な馬車と、応戦する冒険者たちが見える。 ……関わりたくない。 トラブルには背を向けるのが、ニートの鉄則。
回れ右。 しかし。
「おい、そこのガキ! 逃げるな!」
運悪く、見張りの盗賊三人に見つかった。 薄汚い男たちが、下卑た笑みを浮かべて囲んでくる。
「へっへっへ、上玉じゃねぇか」 「運がいいぜ。高く売れそうだ」
俺は深いため息をついた。 これだから治安の悪い世界は嫌なんだ。 俺は首を傾げ、精一杯の猫なで声を出す。
「おじさんたち、だあれ? アリシア、まいごになっちゃったの」
完璧な演技(ブリっ子)。 これで「可哀想に」となれば平和的解決だが――
「迷子かぁ? なら俺たちが『いいところ』に連れてってやるよォ!」
一番デカい男が、俺の腕を掴もうとしてきた。 爪の間が黒い。臭い。 生理的な嫌悪感が背筋を走る。
前世の戦闘本能が、勝手に体を動かした。
「さわんな」
ドガッ!!
「ぶべらっ!?」
男が消えた。 比喩ではなく、水平に吹き飛んで星になった。 数キロ先の山にでも激突しただろうか。
シン……と静まり返る森。 残された盗賊二人が、ぽかんと口を開けている。 俺も自分の右手(裏拳)を見つめる。
蚊を払うつもりだったんだが。
「……あ、あれ~? おじさん、どこいっちゃったのかな~?」
誤魔化してみた。 しかし、盗賊たちの顔は真っ青だ。
「ば、化け物だ……!」 「逃げろぉぉぉ!」
二人は悲鳴を上げて、馬車の方へ逃げ出した。 おい、そっちは人がいっぱいいるぞ。
「お頭ぁ! 化け物が! ガキの化け物が!!」
騒ぎが大きくなった。 馬車の護衛をしていた冒険者の一人が、こちらに気づいて歩いてくる。
デカい。 身長二メートルはある巨漢だ。 全身フルプレートアーマー。背中には身の丈ほどの大剣。 顔は傷だらけで、眼光は鋭い。 どう見てもカタギではない。
男は俺の前で立ち止まり、見下ろした。 威圧感がすごい。まるで巨塔だ。
「嬢ちゃん」
地響きのような低い声。
「今の、見たぞ」 「……なにをかな?」 「あのデカブツを、裏拳一発で吹き飛ばしたな。マナの動きが見えなかった。純粋な膂力(りょりょく)だけでやったのか?」
バレていた。 俺は首をブンブン振る。
「ち、ちがうもん。アリシア、なにもしてないもん。おじさんが勝手に飛んでったの」 「嘘をつけ」
男が大剣の柄に手をかけた。
「俺は『狂戦士のガルド』。Sランク冒険者だ。強者の匂いには敏感でね。……嬢ちゃん、お前からはとんでもねぇ匂いがするぜ。ドラゴンの巣穴みてぇな、ヤバい匂いだ」
ガルドと名乗った男が、獰猛に笑う。 戦闘狂だ。一番面倒くさいタイプだ。
「俺とやろうぜ。久しぶりに血が滾(たぎ)る」
ジャキィン!!
大剣が引き抜かれた。 その風圧だけで、俺の前髪が揺れる。 周囲の盗賊たちも、馬車の人々も、固唾を飲んで見守っている。
……どうしてこうなった。 俺はただ、平穏に暮らしたいだけなのに。 ここでこいつを倒せば、俺の強さは確定的にバレる。
だが、やらなければ斬られる。 この男、本気だ。十歳の少女相手に、殺気を隠そうともしない。
「……はぁ」
俺は深いため息をついた。 もういい。さっさと終わらせて、街へ逃げよう。
「来いよ、嬢ちゃん!!」
ガルドが地面を蹴った。 速い。 Sランクの神速。鉄塊が唸りを上げて振り下ろされる。 まともに食らえば、岩でも粉砕される一撃。
だが――俺には止まって見えた。
俺は半歩だけ右にずれる。 大剣が俺の横を通り過ぎ、地面に突き刺さる。 その隙だらけの顔面に向かって、俺は右手を伸ばした。
握り拳ではない。 中指と親指を合わせた、あの形。
「……せいッ」
デコピン。 ガルドの眉間に、俺の指が弾き放たれた。
パァァァン!!
乾いた破裂音が響き渡る。 次の瞬間、巨漢の体が「くの字」に折れ曲がった。
白目を剥き、よだれを撒き散らしながら、Sランク冒険者が吹っ飛ぶ。 ゴロゴロゴロゴロ……ドスン。 数十メートル転がって、ようやく止まった。 兜の額部分が、見事に凹んでいる。
静寂。 誰も言葉を発しない。
Sランク冒険者を。 十歳の少女が。 デコピン一発で。
「あ……」
俺は自分の指を見た。 また手加減をミスった。本気なら頭が消し飛んでいた。 恐る恐る周囲を見る。 全員の目が、恐怖と畏怖で見開かれている。
その時。 ピクリ、とガルドの手が動いた。 生きていたか。さすがSランク、頑丈だ。
ガルドはふらふらと立ち上がり、血走った目で俺を睨み……。 そして、ドサリと両膝をついた。
地面に頭を擦り付ける、完璧な土下座(ドゲザ)。
「師匠(マスター)!!!」
「……は?」
「一生ついていきます! 俺を弟子にしてくだせぇ!!」
「……はぁ!?」
ガルドの大声に、森の鳥たちが一斉に飛び立った。 俺の平穏な隠居生活計画に、早くも暗雲が立ち込めていた。
死因、過労死。 職業、勇者。
世界を救い、魔王を倒し、邪神を封印し、ついでに隣国との戦争も止め、ワガママな王様のパシリを二十年続けた結果――俺の心臓はストライキを起こした。
享年三十八歳。独身。 最期の言葉は「来世は絶対になにもしねぇ……ナマケモノになりてぇ……」。
その切実な願いが、変な方向に叶ってしまったらしい。
◇
「……ふあ」
可愛らしいあくびが出た。 目を開けると、そこは見知らぬ森の中。 木漏れ日が眩しい。鳥の声がうるさい。
体を起こして、違和感を覚えた。 視点が低い。体が軽い。 四十肩の痛みがない。腰痛もない。
恐る恐る、自分の手を見る。 剣ダコだらけの無骨な男の手ではない。 白磁のように白く、紅葉のように小さな手。
「なんじゃこりゃあああああああ!?」
響いたのは、鈴を転がしたような美少女ボイス。
近くの小川を覗き込む。 水面に映ったのは、黒髪ロングの絶世の美少女。 お人形さんか? いや、俺だ。
状況を整理しよう。 記憶は勇者アレン(おっさん)。 体は美少女(十歳くらい)。
「……誰だこれ」
まあいい。細かいことはどうでもいい。 重要なのは一つだけだ。
「働かなくて、いいんだ……」
勇者という重圧からの解放! 呼び出しもない! 魔王もいない! 今の俺は、ただの無力な美少女だ!
ということは? 適当に愛想を振りまけば、誰かが優しくしてくれるのでは? 「キャッ、なにもわかりまちぇん」と言っていれば、飯が食えるのでは?
「勝った……!」
空に向かってガッツポーズ。 第二の人生、完全勝利だ。 定時退社どころか、出社拒否。 俺は一生、ニートとして生きてやる!
とりあえず街へ行こう。 親切そうな金持ち(スポンサー)を見つけるのだ。
立ち上がり、森を歩き出す。 念のため、ステータスを確認しておくか。勇者特権の「鑑定」スキルを発動。
▼
【氏名】アリシア・アレン 【年齢】10歳 【職業】隠居(元勇者) 【レベル】999 【スキル】 聖剣技:EX 全属性魔法:EX 身体強化:EX ……(以下略)
▲
「引き継いでんじゃねーよバカ野郎!!!」
ドォォォォォォォン!!
地面を踏みつけた瞬間、森が揺れた。 半径五十メートルの地面が陥没。 衝撃波で木々がなぎ倒され、更地ができる。
舞い上がる土煙の中、俺は蒼白になった。
「……あ」
やってしまった。 これだ。これがいけない。
レベル999。 指先一つでドラゴンを弾き飛ばす筋力。 こんなのがバレたら、また「勇者様」に逆戻りだ。
「隠さなきゃ……」
俺はか弱き美少女。 クレーターを作る幼女なんて存在しない。いいね?
俺は冷や汗を拭い、何事もなかったかのようにクレーターの縁をすり足で移動した。 目撃者がリスだけで本当によかった。
◇
三十分後。街道に出た。 スキップ交じりに進んでいると、前方から騒がしい音が聞こえてくる。
「ヒャッハー! 金目のもんを出しなァ!」 「殺せ殺せェ!!」
盗賊だ。 襲われている豪華な馬車と、応戦する冒険者たちが見える。 ……関わりたくない。 トラブルには背を向けるのが、ニートの鉄則。
回れ右。 しかし。
「おい、そこのガキ! 逃げるな!」
運悪く、見張りの盗賊三人に見つかった。 薄汚い男たちが、下卑た笑みを浮かべて囲んでくる。
「へっへっへ、上玉じゃねぇか」 「運がいいぜ。高く売れそうだ」
俺は深いため息をついた。 これだから治安の悪い世界は嫌なんだ。 俺は首を傾げ、精一杯の猫なで声を出す。
「おじさんたち、だあれ? アリシア、まいごになっちゃったの」
完璧な演技(ブリっ子)。 これで「可哀想に」となれば平和的解決だが――
「迷子かぁ? なら俺たちが『いいところ』に連れてってやるよォ!」
一番デカい男が、俺の腕を掴もうとしてきた。 爪の間が黒い。臭い。 生理的な嫌悪感が背筋を走る。
前世の戦闘本能が、勝手に体を動かした。
「さわんな」
ドガッ!!
「ぶべらっ!?」
男が消えた。 比喩ではなく、水平に吹き飛んで星になった。 数キロ先の山にでも激突しただろうか。
シン……と静まり返る森。 残された盗賊二人が、ぽかんと口を開けている。 俺も自分の右手(裏拳)を見つめる。
蚊を払うつもりだったんだが。
「……あ、あれ~? おじさん、どこいっちゃったのかな~?」
誤魔化してみた。 しかし、盗賊たちの顔は真っ青だ。
「ば、化け物だ……!」 「逃げろぉぉぉ!」
二人は悲鳴を上げて、馬車の方へ逃げ出した。 おい、そっちは人がいっぱいいるぞ。
「お頭ぁ! 化け物が! ガキの化け物が!!」
騒ぎが大きくなった。 馬車の護衛をしていた冒険者の一人が、こちらに気づいて歩いてくる。
デカい。 身長二メートルはある巨漢だ。 全身フルプレートアーマー。背中には身の丈ほどの大剣。 顔は傷だらけで、眼光は鋭い。 どう見てもカタギではない。
男は俺の前で立ち止まり、見下ろした。 威圧感がすごい。まるで巨塔だ。
「嬢ちゃん」
地響きのような低い声。
「今の、見たぞ」 「……なにをかな?」 「あのデカブツを、裏拳一発で吹き飛ばしたな。マナの動きが見えなかった。純粋な膂力(りょりょく)だけでやったのか?」
バレていた。 俺は首をブンブン振る。
「ち、ちがうもん。アリシア、なにもしてないもん。おじさんが勝手に飛んでったの」 「嘘をつけ」
男が大剣の柄に手をかけた。
「俺は『狂戦士のガルド』。Sランク冒険者だ。強者の匂いには敏感でね。……嬢ちゃん、お前からはとんでもねぇ匂いがするぜ。ドラゴンの巣穴みてぇな、ヤバい匂いだ」
ガルドと名乗った男が、獰猛に笑う。 戦闘狂だ。一番面倒くさいタイプだ。
「俺とやろうぜ。久しぶりに血が滾(たぎ)る」
ジャキィン!!
大剣が引き抜かれた。 その風圧だけで、俺の前髪が揺れる。 周囲の盗賊たちも、馬車の人々も、固唾を飲んで見守っている。
……どうしてこうなった。 俺はただ、平穏に暮らしたいだけなのに。 ここでこいつを倒せば、俺の強さは確定的にバレる。
だが、やらなければ斬られる。 この男、本気だ。十歳の少女相手に、殺気を隠そうともしない。
「……はぁ」
俺は深いため息をついた。 もういい。さっさと終わらせて、街へ逃げよう。
「来いよ、嬢ちゃん!!」
ガルドが地面を蹴った。 速い。 Sランクの神速。鉄塊が唸りを上げて振り下ろされる。 まともに食らえば、岩でも粉砕される一撃。
だが――俺には止まって見えた。
俺は半歩だけ右にずれる。 大剣が俺の横を通り過ぎ、地面に突き刺さる。 その隙だらけの顔面に向かって、俺は右手を伸ばした。
握り拳ではない。 中指と親指を合わせた、あの形。
「……せいッ」
デコピン。 ガルドの眉間に、俺の指が弾き放たれた。
パァァァン!!
乾いた破裂音が響き渡る。 次の瞬間、巨漢の体が「くの字」に折れ曲がった。
白目を剥き、よだれを撒き散らしながら、Sランク冒険者が吹っ飛ぶ。 ゴロゴロゴロゴロ……ドスン。 数十メートル転がって、ようやく止まった。 兜の額部分が、見事に凹んでいる。
静寂。 誰も言葉を発しない。
Sランク冒険者を。 十歳の少女が。 デコピン一発で。
「あ……」
俺は自分の指を見た。 また手加減をミスった。本気なら頭が消し飛んでいた。 恐る恐る周囲を見る。 全員の目が、恐怖と畏怖で見開かれている。
その時。 ピクリ、とガルドの手が動いた。 生きていたか。さすがSランク、頑丈だ。
ガルドはふらふらと立ち上がり、血走った目で俺を睨み……。 そして、ドサリと両膝をついた。
地面に頭を擦り付ける、完璧な土下座(ドゲザ)。
「師匠(マスター)!!!」
「……は?」
「一生ついていきます! 俺を弟子にしてくだせぇ!!」
「……はぁ!?」
ガルドの大声に、森の鳥たちが一斉に飛び立った。 俺の平穏な隠居生活計画に、早くも暗雲が立ち込めていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうやらお前、死んだらしいぞ? ~変わり者令嬢は父親に報復する~
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
「ビクティー・シークランドは、どうやら死んでしまったらしいぞ?」
「はぁ? 殿下、アンタついに頭沸いた?」
私は思わずそう言った。
だって仕方がないじゃない、普通にビックリしたんだから。
***
私、ビクティー・シークランドは少し変わった令嬢だ。
お世辞にも淑女然としているとは言えず、男が好む政治事に興味を持ってる。
だから父からも煙たがられているのは自覚があった。
しかしある日、殺されそうになった事で彼女は決める。
「必ず仕返ししてやろう」って。
そんな令嬢の人望と理性に支えられた大勝負をご覧あれ。
婚約破棄されましたが、帝国皇女なので元婚約者は投獄します
けんゆう
ファンタジー
「お前のような下級貴族の養女など、もう不要だ!」
婚約者として五年間尽くしたフィリップに、冷たく告げられたソフィア。
他の貴族たちからも嘲笑と罵倒を浴び、社交界から追放されかける。
だが、彼らは知らなかった――。
ソフィアは、ただの下級貴族の養女ではない。
そんな彼女の元に届いたのは、隣国からお兄様が、貿易利権を手土産にやってくる知らせ。
「フィリップ様、あなたが何を捨てたのかーー思い知らせて差し上げますわ!」
逆襲を決意し、華麗に着飾ってパーティーに乗り込んだソフィア。
「妹を侮辱しただと? 極刑にすべきはお前たちだ!」
ブチギレるお兄様。
貴族たちは青ざめ、王国は崩壊寸前!?
「ざまぁ」どころか 国家存亡の危機 に!?
果たしてソフィアはお兄様の暴走を止め、自由な未来を手に入れられるか?
「私の未来は、私が決めます!」
皇女の誇りをかけた逆転劇、ここに開幕!
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
【1話完結】あなたの恋人は毎夜わたしのベッドで寝てますよ。
ariya
ファンタジー
ソフィア・ラテットは、婚約者アレックスから疎まれていた。
彼の傍らには、いつも愛らしい恋人リリアンヌ。
婚約者の立場として注意しても、アレックスは聞く耳を持たない。
そして迎えた学園卒業パーティー。
ソフィアは公衆の面前で婚約破棄を言い渡される。
ガッツポーズを決めるリリアンヌ。
そのままアレックスに飛び込むかと思いきや――
彼女が抱きついた先は、ソフィアだった。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【完結】ひとつだけ、ご褒美いただけますか?――没落令嬢、氷の王子にお願いしたら溺愛されました。
猫屋敷むぎ
恋愛
没落伯爵家の娘の私、ノエル・カスティーユにとっては少し眩しすぎる学院の舞踏会で――
私の願いは一瞬にして踏みにじられました。
母が苦労して買ってくれた唯一の白いドレスは赤ワインに染められ、
婚約者ジルベールは私を見下ろしてこう言ったのです。
「君は、僕に恥をかかせたいのかい?」
まさか――あの優しい彼が?
そんなはずはない。そう信じていた私に、現実は冷たく突きつけられました。
子爵令嬢カトリーヌの冷笑と取り巻きの嘲笑。
でも、私には、味方など誰もいませんでした。
ただ一人、“氷の王子”カスパル殿下だけが。
白いハンカチを差し出し――その瞬間、止まっていた時間が静かに動き出したのです。
「……ひとつだけ、ご褒美いただけますか?」
やがて、勇気を振り絞って願った、小さな言葉。
それは、水底に沈んでいた私の人生をすくい上げ、
冷たい王子の心をそっと溶かしていく――最初の奇跡でした。
没落令嬢ノエルと、孤独な氷の王子カスパル。
これは、そんなじれじれなふたりが“本当の幸せを掴むまで”のお話です。
※全10話+番外編・約2.5万字の短編。一気読みもどうぞ
※わんこが繋ぐ恋物語です
※因果応報ざまぁ。最後は甘く、後味スッキリ
「君は悪役令嬢だ」と離婚されたけど、追放先で伝説の力をゲット!最強の女王になって国を建てたら、後悔した元夫が求婚してきました
黒崎隼人
ファンタジー
「君は悪役令嬢だ」――冷酷な皇太子だった夫から一方的に離婚を告げられ、すべての地位と財産を奪われたアリシア。悪役の汚名を着せられ、魔物がはびこる辺境の地へ追放された彼女が見つけたのは、古代文明の遺跡と自らが「失われた王家の末裔」であるという衝撃の真実だった。
古代魔法の力に覚醒し、心優しき領民たちと共に荒れ地を切り拓くアリシア。
一方、彼女を陥れた偽りの聖女の陰謀に気づき始めた元夫は、後悔と焦燥に駆られていく。
追放された令嬢が運命に抗い、最強の女王へと成り上がる。
愛と裏切り、そして再生の痛快逆転ファンタジー、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる